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第3章 気になる存在
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途中止めになったトランプを片付け、智と適当に話をしながら時間を潰していると、亮は直ぐに調べが付くと宣言したとおりに30分もしないうちに帰ってきた。
「早。もう分かったのか?」
「お前が、調べろって言いそうやったから予め頼んどいたからな。柿原は友達が少ないから真意までは分からんけど、ゲイって噂があるんと、中学でストーカー被害にあってた奴がおった。色恋沙汰かもな。」
「そいつは亀城に惚れてるってこと?」
「裏は取れんけど、そのストーカー被害にあってた奴も男やから有り得なくはないわな。それに、亀城のバイト先を最近よくうろついてるらしい。既にストーカーしとってもおかしくないやろな。」
「は?それ大丈夫なのかよ?」
「分からんけど、そんな末端の色恋沙汰に首突っ込む必要はないやろ。」
先ほどから亮は何か含みがあるような物言いをしている。
まるで俺にそれ以上近づかせないような言い方だ。
「何が言いてぇの?」
「別に。トップの役目の範囲外なんやないかなって思うだけや。」
「学校を統括しろって決まりだろ。別に範囲内だと俺は思うけど。」
「それは喧嘩の秩序を保つためや。真面目同士の小競り合いはノーカンやろ。」
「真面目同士で収まるか分かんねぇだろ。実際田中の名前が上がってんだから。」
「あの喧嘩の仕方見たやろ。田中は必要以上に力を奮わん。真面目に手を上げるとは思えんで。」
「分からねぇだろ。それに、その柿原って奴も中学のときストーカーしてたんだろ?何かあってからじゃ遅ぇだろ。」
「仮にストーカーしとっても、それは喧嘩やない。取り締まらんでも対決のルールが乱れるわけやない。トップの仕事はあくまでトップ制度を秘密裏にしながら継続していくことに意味がある。そこでいざこざが起ころうが対決には関係ないやろ。」
「じゃあ何。中学であったみたいに強姦にあってもほっとけってことかよ。」
亮に見放せと言われているようで俺は何故か苛立ち、軽く睨みながら亮に視線を向ける。
ただ俺の傍に居る人間のため、この程度で怯むはずもない。
「お前が態々手を出す問題ではないやろ。アイツには田中も多田もついとる。その程度なら自分たちでどうにかするやろ。」
「アイツ等がこの事実に気づいてなかったらどうすんだよ。ストーカーするような頭のおかしい奴が行動するのとどっちが早いか分かんねぇだろ。」
「だとしても、お前が気にかける必要はない。ただの一年や。何をそんなに気にすることがあるんや?」
「別にそんなことどうだっていいだろ。巻き込まれることが目に見えてる奴を気にして何が悪ぃんだよ。」
「颯斗。何度も言うけど、ここでの人間関係は距離を置かないといけない。颯斗はここのトップだし、関係をつめて弱みがバレるようなことがあっちゃいけないんだよ。」
智が静かにしていると思ったらどうやら亮と同意見のようで、2人して俺を宥めるような目で見ている。
先程の亮の視線が居心地悪く感じたのは、俺がどういう反応を示すか観察していたからだろう。
俺の言い分次第では情報収集にすら行かなかったかもしれない。
ただ俺の中でどうしても苛立ちが収まらない。
危機に晒されているとわかっているあいつを何故放っておかないといけないのだろうか。
気にかけることさえも許されないのは何故なのだろうか。
納得が出来ない。
「早。もう分かったのか?」
「お前が、調べろって言いそうやったから予め頼んどいたからな。柿原は友達が少ないから真意までは分からんけど、ゲイって噂があるんと、中学でストーカー被害にあってた奴がおった。色恋沙汰かもな。」
「そいつは亀城に惚れてるってこと?」
「裏は取れんけど、そのストーカー被害にあってた奴も男やから有り得なくはないわな。それに、亀城のバイト先を最近よくうろついてるらしい。既にストーカーしとってもおかしくないやろな。」
「は?それ大丈夫なのかよ?」
「分からんけど、そんな末端の色恋沙汰に首突っ込む必要はないやろ。」
先ほどから亮は何か含みがあるような物言いをしている。
まるで俺にそれ以上近づかせないような言い方だ。
「何が言いてぇの?」
「別に。トップの役目の範囲外なんやないかなって思うだけや。」
「学校を統括しろって決まりだろ。別に範囲内だと俺は思うけど。」
「それは喧嘩の秩序を保つためや。真面目同士の小競り合いはノーカンやろ。」
「真面目同士で収まるか分かんねぇだろ。実際田中の名前が上がってんだから。」
「あの喧嘩の仕方見たやろ。田中は必要以上に力を奮わん。真面目に手を上げるとは思えんで。」
「分からねぇだろ。それに、その柿原って奴も中学のときストーカーしてたんだろ?何かあってからじゃ遅ぇだろ。」
「仮にストーカーしとっても、それは喧嘩やない。取り締まらんでも対決のルールが乱れるわけやない。トップの仕事はあくまでトップ制度を秘密裏にしながら継続していくことに意味がある。そこでいざこざが起ころうが対決には関係ないやろ。」
「じゃあ何。中学であったみたいに強姦にあってもほっとけってことかよ。」
亮に見放せと言われているようで俺は何故か苛立ち、軽く睨みながら亮に視線を向ける。
ただ俺の傍に居る人間のため、この程度で怯むはずもない。
「お前が態々手を出す問題ではないやろ。アイツには田中も多田もついとる。その程度なら自分たちでどうにかするやろ。」
「アイツ等がこの事実に気づいてなかったらどうすんだよ。ストーカーするような頭のおかしい奴が行動するのとどっちが早いか分かんねぇだろ。」
「だとしても、お前が気にかける必要はない。ただの一年や。何をそんなに気にすることがあるんや?」
「別にそんなことどうだっていいだろ。巻き込まれることが目に見えてる奴を気にして何が悪ぃんだよ。」
「颯斗。何度も言うけど、ここでの人間関係は距離を置かないといけない。颯斗はここのトップだし、関係をつめて弱みがバレるようなことがあっちゃいけないんだよ。」
智が静かにしていると思ったらどうやら亮と同意見のようで、2人して俺を宥めるような目で見ている。
先程の亮の視線が居心地悪く感じたのは、俺がどういう反応を示すか観察していたからだろう。
俺の言い分次第では情報収集にすら行かなかったかもしれない。
ただ俺の中でどうしても苛立ちが収まらない。
危機に晒されているとわかっているあいつを何故放っておかないといけないのだろうか。
気にかけることさえも許されないのは何故なのだろうか。
納得が出来ない。
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