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第3章 気になる存在
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「別に手助けしたからってバレるわけじゃねぇだろ。仲良くなろうとしてるわけでもねぇのに。」
「自分がなろうとしてなくても、助けてくれたっていう事実で向こうが勝手に懐いたらどうするの?勝手に踏み込んできたらどうするの?」
「俺がそこから発展させなきゃいんだろ。俺は危険にさらされてるそいつを危険から遠ざけるだけだ。それ以上のことをするつもりはない。それの何がいけねぇんだよ?」
「颯斗どうしたの?今までそんなに他人を気にしたことなかったじゃん。おまけに、別に喧嘩をしてる子でもない。その子がどうなろうと颯斗の楽しみが増えるわけでも減るわけでもない。それなのに何でそこまで気にかけるの?」
「トップとして全体を見るのは当然のことだろ。ストリートに居た時だってそうだっただろうが。側近から末端まで把握して、危険因子は早めに搾取するのが鉄則だろ。それと変わらねぇだろうが。」
「それは組織をまとめる身として当然だけど、俺たちはここで暇つぶしをしてるだけに過ぎないでしょ。トップにいるのも上に立ちたいとか組織を率いたいとかそういう理由じゃなくて、強い奴を求めてたらこうなったに過ぎない。トップとしての威厳とかは大事だけど、そこまでするほどこの組織が大事なわけじゃないでしょ?強い奴に会えたらそれでいいってそういうスタンスだったじゃん。」
「それは別に今だって変わってねぇよ。ただそんな胸糞悪いことを放っておくのが嫌なだけだ。気分が悪ぃわ。帰る。対決はこっちで勝手に終わらせるから来なくていい。」
「颯斗、単独行動はなるべく避けてよ。」
「うっるせぇな。いちいち制限かけんじゃねぇよ。ここではお前の言いつけに従ってるだろ。これ以上を俺に望むな。鬱陶しい。」
俺は苛立ち任せに言葉をぶつけて教室を出た。
こんなに苛立ってしまうのはこの鬱陶しい長雨のせいだろうか。
どいつもこいつもいい加減にして欲しい。
ただでさえ何の目的もない生活に嫌気がさしているのに、これ以上に制限をかけられては堪らない。
俺の過去が弱みになるからと関わりを避けることまでは理解して従っているが、気にかけることさえも許されない意味が分からない。
誰も仲良くなろうと思って手助けをしようとしているわけじゃない。
ただ、強姦未遂に遭った過去がある奴を、俺がトップを張っているこの組織で再度そのような目に遭わせるのは気の毒だと感じるだけだ。
男同士であれ、心に傷がないとは言えないだろう。
それだけの理由に過ぎないのに、何故あそこまで言われないといけないのだろうか。
「自分がなろうとしてなくても、助けてくれたっていう事実で向こうが勝手に懐いたらどうするの?勝手に踏み込んできたらどうするの?」
「俺がそこから発展させなきゃいんだろ。俺は危険にさらされてるそいつを危険から遠ざけるだけだ。それ以上のことをするつもりはない。それの何がいけねぇんだよ?」
「颯斗どうしたの?今までそんなに他人を気にしたことなかったじゃん。おまけに、別に喧嘩をしてる子でもない。その子がどうなろうと颯斗の楽しみが増えるわけでも減るわけでもない。それなのに何でそこまで気にかけるの?」
「トップとして全体を見るのは当然のことだろ。ストリートに居た時だってそうだっただろうが。側近から末端まで把握して、危険因子は早めに搾取するのが鉄則だろ。それと変わらねぇだろうが。」
「それは組織をまとめる身として当然だけど、俺たちはここで暇つぶしをしてるだけに過ぎないでしょ。トップにいるのも上に立ちたいとか組織を率いたいとかそういう理由じゃなくて、強い奴を求めてたらこうなったに過ぎない。トップとしての威厳とかは大事だけど、そこまでするほどこの組織が大事なわけじゃないでしょ?強い奴に会えたらそれでいいってそういうスタンスだったじゃん。」
「それは別に今だって変わってねぇよ。ただそんな胸糞悪いことを放っておくのが嫌なだけだ。気分が悪ぃわ。帰る。対決はこっちで勝手に終わらせるから来なくていい。」
「颯斗、単独行動はなるべく避けてよ。」
「うっるせぇな。いちいち制限かけんじゃねぇよ。ここではお前の言いつけに従ってるだろ。これ以上を俺に望むな。鬱陶しい。」
俺は苛立ち任せに言葉をぶつけて教室を出た。
こんなに苛立ってしまうのはこの鬱陶しい長雨のせいだろうか。
どいつもこいつもいい加減にして欲しい。
ただでさえ何の目的もない生活に嫌気がさしているのに、これ以上に制限をかけられては堪らない。
俺の過去が弱みになるからと関わりを避けることまでは理解して従っているが、気にかけることさえも許されない意味が分からない。
誰も仲良くなろうと思って手助けをしようとしているわけじゃない。
ただ、強姦未遂に遭った過去がある奴を、俺がトップを張っているこの組織で再度そのような目に遭わせるのは気の毒だと感じるだけだ。
男同士であれ、心に傷がないとは言えないだろう。
それだけの理由に過ぎないのに、何故あそこまで言われないといけないのだろうか。
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