坊主女子:髪フェチ男子短編集【短編集】

夏の断髪記

**プロローグ：絵理の髪と彼女の自由な魂**

絵理は、その街で一番個性的な髪型を持つ女の子だった。18歳、高校3年生。彼女は普段から、自分の髪型に様々な変化を加えるのが好きだった。絵理の髪型は、彼女の自由な心を映し出していた。

彼女はボブカットからマンバン刈り上げやおかっぱ、さらにドレッドまで、何でも試す勇気があった。絵理の髪型は学校の頭髪検査が終わるたびに変わり、それは彼女の友人たちにとっても話題の源だった。

「絵理、今日の髪型すごいね！」友人たちはいつも彼女の新しいスタイルに驚きを隠せなかった。

「ありがとう！今回はちょっと冒険してみたの。」絵理はいつもニコニコと応え、その自信に満ちた態度が彼女の魅力をより引き立てていた。

しかし、彼女のこの創造的な髪型の変遷には、もう一つ大切な理由があった。それは遠距離に住む彼氏、陽一との関係。陽一とは毎日電話で話していたが、会えるのは年に数回だけ。絵理は、陽一に会うたびに新しい自分を見せたいという思いがあった。

「陽一、次会う時はどんな髪型にしようかな？」絵理はいつも次の再会を楽しみにしていた。

そして、ある夏の日、陽一との再会が近づき、絵理は自分自身に新たな挑戦をする決意を固めた。彼女はこれまでにない髪型にチャレンジしようと考えていた。それは彼女の人生において、新しい章の始まりを告げるものだった。

**第1章：夏の再会と新たな始まり**

陽一は、長い遠距離恋愛の末、待ちに待った夏休みに彼女の絵理の家へ向かった。絵理と陽一にとってこの夏は特別なものだった。電話でのやりとりから、二人の間のわくわくした期待が伝わってきた。

「陽一、夏休みに来てくれる？」絵理の声は電話越しにもはつらつとしていた。

「もちろん、絵理。待ち遠しいよ。」陽一は心からの笑みを浮かべながら答えた。

到着した日、絵理は温かい笑顔で彼を迎え入れた。彼女は夏休み前に行われた頭髪検査に合わせたるために、肩につくようなボブまで伸ばしていたに。夕食を終えた後、彼らはホテルでゆっくりと時間を過ごしていた。

「陽一、実はお願いがあるの…」絵理は少し緊張しながら言い始めた。

「何でも言ってみて。」陽一は優しく彼女を励ました。

「私、この夏、新しい自分になりたいの。だから、髪を切ってほしいの。」絵理は頼りない声で言った。

陽一は少し驚いたが、彼女の目を見て決意を感じた。

「分かったよ、絵理。でも、俺、髪のカットは初めてだけど…」

「大丈夫、信じてるから」と絵理は微笑んだ。

彼女は早速、髪を切る準備を始めた。
絵理は陽一にハサミとバリカンを手渡した後、アイマスクを取り出し、目を覆い、全てを陽一に委ねたが、その声は自信に満ちていた。

陽一の手が震えている。絵理はそれを感じ取りながらも、静かに微笑んで彼を励まそうとした。「大丈夫、陽一。私、準備ができてるから。」

陽一はハサミを手に取り、絵理の長い髪を一束つかんだ。彼の手が止まると、絵理は優しく言った。「陽一、怖がらないで。これは私たちの新しい一歩なの。」

「絵理、本当にいいのか？」陽一の声は不安で震えていた。

「うん、大丈夫。私は陽一がいるから。」彼女の声には、強い決意と信頼が込められていた。

陽一は深呼吸をし、髪を切り始めた。切れる音が部屋に響き、一束ずつ絵理の過去が床に落ちていく。絵理は目を閉じ、心の中で新しい自分との出会いを待っていた。

「絵理、大丈夫？」陽一は心配そうに尋ねた。

「うん、大丈夫。新しい私を楽しみにしてるの」と絵理は応えた。

カットが終わり、アイマスクを外した絵理は鏡に映る自分を見て、驚きと共に嬉しい笑顔を浮かべた。

「わあ、全然違う！」彼女は自分の新しい姿に感激していた。

「絵理、すごく似合ってるよ。君の美しさが際立ってるよ」と陽一は彼女に褒め言葉を贈った。

「ありがとう、陽一。君が切ってくれたから、こんなに素敵になれたの」と絵理は彼に感謝のキスをした。

この瞬間、絵理は新しい自分との出会いを楽しみ、自己表現の新たな章を開いた。陽一は彼女の変化を温かく見守りながら、二人の間の信頼と絆を改めて感じたのだった。

**第2章：誤って切った一夜と新たな決断**

陽一と絵理は、夏の暑い午後を一緒に過ごしていた。絵理の新しいベリーショートヘアに満足している彼女は、陽一との時間を楽しんでいた。部屋には陽一がつけたテレビがBGMとして流れていた。

「絵理、もう少し短くしてみない？」陽一は冗談っぽく言った。

「えっ、どれくらい？」絵理は興味津々で尋ねた。

「こう、もっとショートに。」陽一は手で髪の長さを示した。

「いいね！やってみよう！」絵理は興奮して言った。

絵理は信頼を込めてうなずいた。今度は陽一が絵理にアイマスクを渡し、絵理を椅子に座らせた。
陽一は絵理の髪を慎重に整え始めた。しかし、彼の注意は徐々にテレビの方に奪われていった。テレビの面白いシーンに夢中になった陽一は、手元が狂い、思わず絵理の髪を短く切りすぎてしまった。

「あっ、しまった！」と陽一は心の中で叫んだ。彼は一瞬、何をすべきか迷ったが、絵理を坊主頭にする決意を固めた。

「ちょっと整えるからね」と陽一は冷静を装いながら、バリカンを手に取り、絵理の髪を坊主にしていくことにした。

絵理はバリカンの音に少し疑問を感じながらも、陽一を信頼して動じなかった。陽一は焦りながらも、慎重に絵理の髪を坊主に刈り上げていった。

バリカンの音が部屋に響き渡る中、絵理は何が起こっているのか理解し始めたが、不安な気持ちを抑えていた。

ついに作業が終わり、絵理は目隠しを外し、鏡で自分の新しい姿を確認した。
彼女は鏡に映る自分の坊主頭を見て大きく目を見開き、一瞬言葉を失った。

「えっ、坊主になってる！」絵理は驚きとともに笑い始めた。

「ごめん、絵理。テレビに気を取られて、間違えて切っちゃったんだ。でも、君は坊主でもかわいいよ」と陽一は謝罪とともにフォローしようとした。

「いいの、陽一。実はね、坊主になりたかったの。でも、陽一が嫌がるかと思って言い出せなかったの」と絵理は素直に打ち明けた。

「本当？？だったらよかった。絵理が望むスタイルにできて嬉しいよ」と陽一は安堵の笑顔を見せた。

その夜、二人は新しい絵理の姿を祝い、新たな決断を楽しく分かち合った。絵理は坊主頭になっても自分の美しさを失わないことに気づき、自分の自由な魂をさらに解放した。陽一は絵理の勇気と個性に感動し、彼女のことをもっと愛するようになった。

**第3章：新しい姿でのドライブデートと卒業**

陽一は坊主頭になった絵理を見て、彼女の新しい魅力に心を奪われた。その夜、二人は幸せな時間を過ごし、お互いの新たな一面を発見した。

「絵理、もっとスタイリッシュにしてみようか？」翌朝、陽一はカミソリを手にしながら提案した。

「えっ、どういうこと？」絵理は好奇心を持って尋ねた。

「こう、もっとスキンヘッドに。」陽一は手で頭の形を示した。

「えっ、スキンヘッド？それって、髪の毛が全然ないやつ？」絵理は驚いて言った。

「そう、髪の毛が全然ないやつ。でも、君なら似合うと思うよ。君の顔立ちが綺麗だから、スキンヘッドでも素敵に見えるよ」と陽一は彼女を説得しようとした。

「そうかな…でも、スキンヘッドって、ちょっと怖くない？」絵理は不安そうに言った。

「怖くないよ、絵理。むしろ、スキンヘッドはカッコイイよ。君は自分の髪型に自信を持ってるんだから、スキンヘッドにも挑戦できるよ」と陽一は彼女の背中を押した。

「うん、そうだね。じゃあ、やってみようかな。でも、陽一も一緒にスキンヘッドになってくれる？」絵理は彼に同じことを求めた。

「えっ、俺も？？」陽一は困惑した。

「うん、絵理も。だって、私たちは一緒に新しい自分になるんだから。スキンヘッドカップルになろうよ」と絵理は笑顔で言った。

「そうか…じゃあ、俺も一緒にスキンヘッドになるよ。君のためなら、何でもするよ」と陽一は彼女の気持ちに応えた。

二人は再びアイマスクをつけ、カミソリでお互いの髪を剃り始めた。カミソリの音が部屋に響き渡る中、二人はお互いの愛を確かめ合った。

絵理は浴室の鏡の前に座り、陽一がカミソリを手に取るのを見ていた。彼女の心は高鳴り、同時に穏やかな平穏が広がっていた。

「絵理、大丈夫？」陽一は彼女の目を見つめながら尋ねた。

「うん、全然大丈夫。実はちょっとドキドキしてるけど、それがいいの。」絵理の声にはわくわくした期待が込められていた。

陽一は慎重にカミソリを動かし始めた。絵理はその感触を感じながら、自分が新しい何かへと進んでいることを実感した。

「絵理、痛くない？」陽一の声は心配でいっぱいだった。

「大丈夫、全然痛くない。陽一がしてくれるから、安心してる。」絵理の返答には、深い信頼と愛が込められていた。

二人は鏡に映る自分のスキンヘッドを見て、感動とともに抱き合った。

「わあ、すごいね！スキンヘッドになった！」絵理は感激して言った。

「絵理、すごくカッコイイよ。君はスキンヘッドでも美しいよ」と陽一は彼女に褒め言葉を贈った。

「ありがとう、陽一。君もスキンヘッドになって、すごくイケメンになったよ」と絵理は彼に感謝のキスをした。

絵理は鏡に映る自分を見て驚き、「わあ、すごく変わった！新しい私、好きかも！」と感動した。

「本当に似合ってるよ。すごくキュートだ」と陽一は彼女に心からの賛辞を送った。

その日、二人はドライブデートに出かけた。新しいスタイルの絵理を横に座らせ、陽一はドライブを楽しんだ。彼らは自然の中を走り、夏の風を全身で感じた。

「陽一、ありがとう。こんなに楽しい時間は初めて。」絵理は嬉しそうに言った。

「絵理が幸せなら、僕も幸せだよ。」陽一は彼女の手を握りながら答えた。

**第4章：スキンヘッドでの卒業式と新たな旅立ち**

時間が流れ、卒業式の日、絵理は感慨深く式を終えた。彼女は卒業後、陽一と会う約束をしていた。彼には特別な頼みがあった。

「陽一、会えてうれしい。実は、お願いがあるの。」絵理は式が終わってから陽一に会うとすぐに言った。

「何でも言ってみて。」陽一は彼女の表情を見て、真剣な願いであることを察した。

「卒業を記念して、もう一度スキンヘッドにしてほしいの。」絵理はショートにまで伸びた髪を触りながら、照れくさそうに言った。

「もちろん、いいよ。」陽一は優しく微笑み、彼女の願いを受け入れた。

陽一はバリカンとカミソリを使い、慎重に絵理の髪を剃り始めた。彼は彼女の新たな門出を祝福するかのように、丁寧に作業を進めた。

「どう？」髪を剃り終え、陽一は絵理に鏡を手渡した。

「素敵！本当の自分がここにいるわ！」絵理は鏡に映る自分を見て、満足そうに笑った。

「卒業おめでとう、絵理。これからの君の新しいスタートを、僕はいつでも応援するよ。」陽一は彼女の手を握り、心からの祝福を伝えた。

その後、二人は高校を卒業して自由になった絵理を祝って、一緒に夜の街を歩いた。彼らは夏の夜風を感じながら、これからの未来について語り合った。

「陽一、これからも一緒に歩んでいける？」絵理は彼の目を見つめながら尋ねた。

「もちろんだよ、絵理。これからもずっと一緒だよ。」陽一は絵理の手を強く握り返し、二人は新たな人生のスタートを共に祝った。

「絵理、これからどうするの？」陽一は彼女に尋ねた。

「私、美容師になりたいの。だから、美容学校に行くの。自分の髪型に自信を持ってるから、他の人の髪型にも自信を持って触れると思うの」と絵理は明るく言った。

「そうなんだ。絵理なら、素晴らしい美容師になれるよ。君は自分の髪型に自由な魂を込めてるから、他の人の髪型にも自由な魂を込められるよ」と陽一は彼女を応援した。

「ありがとう、陽一。じゃあ、陽一はどうするの？」絵理は彼に尋ねた。

「俺は、写真家になりたいの。だから、写真学校に行くの。君の髪型に感動したから、他の人の髪型にも感動したいと思うの」と陽一は熱く言った。

「そうなんだ。陽一なら、素晴らしい写真家になれるよ。君は自分の髪型に愛を込めてるから、他の人の髪型にも愛を込められるよ」と絵理は彼を応援した。

「ありがとう、絵理。」陽一は彼女に感謝のキスをした。

二人は、それぞれの夢に向かって、新たな旅立ちを決めた。二人は遠距離恋愛を続けることにしたが、それは二人にとって苦ではなかった。二人はお互いの髪型に自信と愛と自由を込めていたから、どんなに離れていても、心はいつも一緒だった。