11 / 105
第一章 救世主と聖女
第11話 錬装
しおりを挟む
隠し通路の奥から現れたゴブリン達に俺達はあっという間に囲まれてしまった。
俺とポーラがゴブリン達に警戒しながら構えを取ると、囲んでいるゴブリン達の後ろから体が一回り大きく、身に着けている装備も他の者より上等な装備をしたゴブリンが不気味に笑いながら現れた。
「ゲッ、ゲッ、ゲッ。オンナ。ニンゲンノオンナ。オマエタチ、ソッチノオンナ、テダスナ。ソレ、オレノモノ」
気味が悪い。そして、どうもそっちの女というのは俺の事らしい。さっきから俺の方を見てニヤニヤしている。
これはアンファ村に初めて辿り着いた時のエストの気持ち悪い笑顔を思い出させる。あいつ、モンスターのくせに俺の事をいやらしい目つきで見てくる。すると、ポーラが俺に言ってきた。
「気を付けて。ゴブリンは人間の女性を犯して、子供を作るのよ。繁殖力が強いから犯されたら最後、ゴブリンの子を身籠ってしまうわよ」
「はぁっ?! 俺は男だぞ!」
「今は女でしょ! あいつらには関係ないわ。それにあの後ろにいるのは只のゴブリンじゃないわ。ゴブリンコマンダーよ。あいつのSTRは私より上のはずよ」
ポーラが険しい顔で警戒している。その様子から今の状況が非常にやばいのは間違いなさそうだ。
俺は緊張のあまり、ゴクリと唾を飲み込んだ時、ゴブリンコマンダーが部下のゴブリン達に命令を下した。
「オマエタチ、ソッチノミリョクカンジナイオンナ、オマエタチニヤル。オレノジャマ、サセルナ。ヤレ!」
命令を受けたゴブリン達が一斉にポーラに向かって手に持っている棒切れや石を振りかざし、襲い掛かって行った。
その中の何体かは、命令を無視して俺に向かって攻撃してきた。俺は振り下ろされた棒切れを躱すと、耳元でブン! と豪快な空振りの音が聞こえた。あんなので殴られたら、ひとたまりもないぞ。
俺はすかさずゴブリンの顔面を殴りつけた。見事にゴブリンの頬にクリーンヒットしたが、俺の非力なステータスでは、下っ端ゴブリンにダメージを与える事が出来なかった。
殴られたゴブリンは頬をポリポリと指先でかくとニヤァっと満面の笑みを浮かべ、俺の腕を掴もうと手を伸ばしてきた。
「しゃがんで!」
ポーラの掛け声を聞いた俺はすぐにその場にしゃがみ込むと、すぐさまポーラは周囲を囲んでいるゴブリン達にアーツを発動した。
「<サークルエッジ>!」
ポーラは剣を水平に構えると一回転する。そして、発動されたアーツはポーラの周囲に風の刃を作り出し、円状に広がると、周囲のゴブリンを切り裂いた。
「「「ギャァァァァッ」」」
腕や足が千切れ飛ぶ。ポーラは逆回転で再びサークルエッジを使う。
「まだぁっ! <サークルエッジ>!」
二回目のサークルエッジで俺達を囲んでいたゴブリン達が一掃され、光の粒子となって消えた。
凄い。ポーラが本気を出すとこんなに強いのか。俺が感心しているのを他所にポーラは残ったゴブリンコマンダーに向かって駆け出した。
「ムム。オンナ、ヤル。デモ、オレ、オマエノアイテシナイ。オマエ、コイツラト」
ゴブリンコマンダーが右手を上に掲げ、ビッとポーラに向かって指さすと、ポーラの周りに魔法陣が現れ、そこから再び武器を持ったゴブリン達が現れた。
「嘘!」
「まじかよ!」
ポーラが現れたゴブリン達と戦闘になるとゴブリンコマンダーが、俺の方に向かって駆け出してきた。
ゴブリンコマンダーは持っていた剣を鞘に納めると俺に向けて手を伸ばしてきた。
「オマエ、オレ、アイテ」
「気持ち悪いんだよ!」
俺は捕まらないようにゴブリンコマンダーの手を躱そうと体を捻るが、奴の動きの方が俺の倍以上。簡単に服を掴まれてしまった。
「やばいっ!」
捕まったら最後だ。俺はすぐに体を反対に捻ると、服が千切れ大きな右胸が姿を現す。
「ゲッゲッゲ……イイカラダ……オカシガイアル」
「誰がお前なんかに!」
ゴブリンコマンダーが舌なめずりしながら、再び手を伸ばしてきた。俺はすぐにしゃがみ込むと同時に前へと飛び込むと、ゴブリンコマンダーの背後へと抜けた。
そのままポーラの方へと走る。ポーラの方はだいぶゴブリンを退治し終わっていて、残り三体と戦っている。
ポーラの方へ走る俺をゴブリンコマンダーはすぐに追いかけて来て、あっという間に追いつくと、前へと回り込んで、俺の腹を蹴り飛ばした。
「ぐふぅっ」
蹴りをもろに喰らった俺は地面を転がりながら吹き飛ばされてしまった。
「ニゲテモムダ。オマエ、オレノコ、ウム」
今の一撃で俺の体が言うことをきかなくなった。動けない。奴がゆっくりと近付いて来る。なんとか逃げなきゃ犯される……。
必死に逃げようと手を伸ばすと、蹴られた時の拍子に俺のステータスプレートが地面に落ちていた。プレートを掴み、立ち上がろうとした時スキル欄へと続く矢印が赤く点滅していた。
何だ? 初めてもらった時は点滅なんてしていなかったぞ?
プレートをよく見れば、レベルが二に上がっている。どうやらケイブバットを退治した時に上がっていたのだろう。この点滅はレベルアップでスキルを取得したという事なのか!?
この状況を変えられるスキルが増えているのを祈りながら矢印を押して立ち上がる。丁度その時ポーラが最後の二体のゴブリンを倒し、こっちに駆け寄ろうとしていた。
「アスカ! 大丈夫!」
「オマエ、ジャマ」
ゴブリンコマンダーがポーラの方を向いたその隙を逃さず、プレートのスキル欄をチェックする。すると、スキルが二つ増えていた。それは、<錬装>、<アクセルブースト>の二つ。
<アクセルブースト>は名前から言って、素早さを上げる物だろう。もう一つの<錬装>、これは何だ?
俺が悩んでいると、ゴブリンコマンダーが俺の方に魔法陣を出現させ、五体のゴブリンが召喚された。
「オマエタチ、ソノニンゲンのオンナ、ニゲナイヨウニイタメツケロ。オレ、コイツコロシタラソッチイク。オカスノハキンシ。テダシタラ、オレガオマエタチコロス。ワカッタナ!」
「「「「「ギギッ!」」」」」
ゴブリン達は、リーダーの命令に頷くと俺を取り囲み、絶体絶命の状態になってしまった。俺は、ステータスプレートをポケットに仕舞い込むと手に触れるものがあった。
それを握って取り出すと、それはケイブバットの牙だった。そういえばポケットに全部仕舞い込んでいたっけ。
五体のゴブリン達が一斉に俺に向かってくる。俺はすぐに<アクセルブースト>を使ってみる。俺の体がほんのり赤く輝いたかと思うと、何だか軽くなった気がする。それにゴブリン達の動きが遅くなったような気がする。
俺は振り下ろされる棒切れを前に出て避ける。五体のゴブリンは全員空振りに終わり、俺の動きについてこられないみたいだ。予想通り、素早さを上昇させるスキルだった。
これならダメージを受ける事は無いぞ。俺は次いで<錬装>を使ってみる。どんな効果だろう。
するとケイブバットの牙を握っている右手が光りだした。そして、光が収まったかと思うと、右手にはケイブバットの牙と思われる鋭利な爪がついた手甲が装着されていた。
俺とポーラがゴブリン達に警戒しながら構えを取ると、囲んでいるゴブリン達の後ろから体が一回り大きく、身に着けている装備も他の者より上等な装備をしたゴブリンが不気味に笑いながら現れた。
「ゲッ、ゲッ、ゲッ。オンナ。ニンゲンノオンナ。オマエタチ、ソッチノオンナ、テダスナ。ソレ、オレノモノ」
気味が悪い。そして、どうもそっちの女というのは俺の事らしい。さっきから俺の方を見てニヤニヤしている。
これはアンファ村に初めて辿り着いた時のエストの気持ち悪い笑顔を思い出させる。あいつ、モンスターのくせに俺の事をいやらしい目つきで見てくる。すると、ポーラが俺に言ってきた。
「気を付けて。ゴブリンは人間の女性を犯して、子供を作るのよ。繁殖力が強いから犯されたら最後、ゴブリンの子を身籠ってしまうわよ」
「はぁっ?! 俺は男だぞ!」
「今は女でしょ! あいつらには関係ないわ。それにあの後ろにいるのは只のゴブリンじゃないわ。ゴブリンコマンダーよ。あいつのSTRは私より上のはずよ」
ポーラが険しい顔で警戒している。その様子から今の状況が非常にやばいのは間違いなさそうだ。
俺は緊張のあまり、ゴクリと唾を飲み込んだ時、ゴブリンコマンダーが部下のゴブリン達に命令を下した。
「オマエタチ、ソッチノミリョクカンジナイオンナ、オマエタチニヤル。オレノジャマ、サセルナ。ヤレ!」
命令を受けたゴブリン達が一斉にポーラに向かって手に持っている棒切れや石を振りかざし、襲い掛かって行った。
その中の何体かは、命令を無視して俺に向かって攻撃してきた。俺は振り下ろされた棒切れを躱すと、耳元でブン! と豪快な空振りの音が聞こえた。あんなので殴られたら、ひとたまりもないぞ。
俺はすかさずゴブリンの顔面を殴りつけた。見事にゴブリンの頬にクリーンヒットしたが、俺の非力なステータスでは、下っ端ゴブリンにダメージを与える事が出来なかった。
殴られたゴブリンは頬をポリポリと指先でかくとニヤァっと満面の笑みを浮かべ、俺の腕を掴もうと手を伸ばしてきた。
「しゃがんで!」
ポーラの掛け声を聞いた俺はすぐにその場にしゃがみ込むと、すぐさまポーラは周囲を囲んでいるゴブリン達にアーツを発動した。
「<サークルエッジ>!」
ポーラは剣を水平に構えると一回転する。そして、発動されたアーツはポーラの周囲に風の刃を作り出し、円状に広がると、周囲のゴブリンを切り裂いた。
「「「ギャァァァァッ」」」
腕や足が千切れ飛ぶ。ポーラは逆回転で再びサークルエッジを使う。
「まだぁっ! <サークルエッジ>!」
二回目のサークルエッジで俺達を囲んでいたゴブリン達が一掃され、光の粒子となって消えた。
凄い。ポーラが本気を出すとこんなに強いのか。俺が感心しているのを他所にポーラは残ったゴブリンコマンダーに向かって駆け出した。
「ムム。オンナ、ヤル。デモ、オレ、オマエノアイテシナイ。オマエ、コイツラト」
ゴブリンコマンダーが右手を上に掲げ、ビッとポーラに向かって指さすと、ポーラの周りに魔法陣が現れ、そこから再び武器を持ったゴブリン達が現れた。
「嘘!」
「まじかよ!」
ポーラが現れたゴブリン達と戦闘になるとゴブリンコマンダーが、俺の方に向かって駆け出してきた。
ゴブリンコマンダーは持っていた剣を鞘に納めると俺に向けて手を伸ばしてきた。
「オマエ、オレ、アイテ」
「気持ち悪いんだよ!」
俺は捕まらないようにゴブリンコマンダーの手を躱そうと体を捻るが、奴の動きの方が俺の倍以上。簡単に服を掴まれてしまった。
「やばいっ!」
捕まったら最後だ。俺はすぐに体を反対に捻ると、服が千切れ大きな右胸が姿を現す。
「ゲッゲッゲ……イイカラダ……オカシガイアル」
「誰がお前なんかに!」
ゴブリンコマンダーが舌なめずりしながら、再び手を伸ばしてきた。俺はすぐにしゃがみ込むと同時に前へと飛び込むと、ゴブリンコマンダーの背後へと抜けた。
そのままポーラの方へと走る。ポーラの方はだいぶゴブリンを退治し終わっていて、残り三体と戦っている。
ポーラの方へ走る俺をゴブリンコマンダーはすぐに追いかけて来て、あっという間に追いつくと、前へと回り込んで、俺の腹を蹴り飛ばした。
「ぐふぅっ」
蹴りをもろに喰らった俺は地面を転がりながら吹き飛ばされてしまった。
「ニゲテモムダ。オマエ、オレノコ、ウム」
今の一撃で俺の体が言うことをきかなくなった。動けない。奴がゆっくりと近付いて来る。なんとか逃げなきゃ犯される……。
必死に逃げようと手を伸ばすと、蹴られた時の拍子に俺のステータスプレートが地面に落ちていた。プレートを掴み、立ち上がろうとした時スキル欄へと続く矢印が赤く点滅していた。
何だ? 初めてもらった時は点滅なんてしていなかったぞ?
プレートをよく見れば、レベルが二に上がっている。どうやらケイブバットを退治した時に上がっていたのだろう。この点滅はレベルアップでスキルを取得したという事なのか!?
この状況を変えられるスキルが増えているのを祈りながら矢印を押して立ち上がる。丁度その時ポーラが最後の二体のゴブリンを倒し、こっちに駆け寄ろうとしていた。
「アスカ! 大丈夫!」
「オマエ、ジャマ」
ゴブリンコマンダーがポーラの方を向いたその隙を逃さず、プレートのスキル欄をチェックする。すると、スキルが二つ増えていた。それは、<錬装>、<アクセルブースト>の二つ。
<アクセルブースト>は名前から言って、素早さを上げる物だろう。もう一つの<錬装>、これは何だ?
俺が悩んでいると、ゴブリンコマンダーが俺の方に魔法陣を出現させ、五体のゴブリンが召喚された。
「オマエタチ、ソノニンゲンのオンナ、ニゲナイヨウニイタメツケロ。オレ、コイツコロシタラソッチイク。オカスノハキンシ。テダシタラ、オレガオマエタチコロス。ワカッタナ!」
「「「「「ギギッ!」」」」」
ゴブリン達は、リーダーの命令に頷くと俺を取り囲み、絶体絶命の状態になってしまった。俺は、ステータスプレートをポケットに仕舞い込むと手に触れるものがあった。
それを握って取り出すと、それはケイブバットの牙だった。そういえばポケットに全部仕舞い込んでいたっけ。
五体のゴブリン達が一斉に俺に向かってくる。俺はすぐに<アクセルブースト>を使ってみる。俺の体がほんのり赤く輝いたかと思うと、何だか軽くなった気がする。それにゴブリン達の動きが遅くなったような気がする。
俺は振り下ろされる棒切れを前に出て避ける。五体のゴブリンは全員空振りに終わり、俺の動きについてこられないみたいだ。予想通り、素早さを上昇させるスキルだった。
これならダメージを受ける事は無いぞ。俺は次いで<錬装>を使ってみる。どんな効果だろう。
するとケイブバットの牙を握っている右手が光りだした。そして、光が収まったかと思うと、右手にはケイブバットの牙と思われる鋭利な爪がついた手甲が装着されていた。
0
あなたにおすすめの小説
ゲームコインをザクザク現金化。還暦オジ、田舎で世界を攻略中
あ、まん。@田中子樹
ファンタジー
仕事一筋40年。
結婚もせずに会社に尽くしてきた二瓶豆丸。
定年を迎え、静かな余生を求めて山奥へ移住する。
だが、突如世界が“数値化”され、現実がゲームのように変貌。
唯一の趣味だった15年続けた積みゲー「モリモリ」が、 なぜか現実世界とリンクし始める。
化け物が徘徊する世界で出会ったひとりの少女、滝川歩茶。
彼女を守るため、豆丸は“積みゲー”スキルを駆使して立ち上がる。
現金化されるコイン、召喚されるゲームキャラたち、 そして迫りくる謎の敵――。
これは、還暦オジが挑む、〝人生最後の積みゲー〟であり〝世界最後の攻略戦〟である。
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる