【完結】異世界帰りの錬金術師が、わたしを救う。

シハ

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田丸亮二と錬金術師

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 速見さんが話を切りだしたのは、自警団の見廻りがおわって、その帰り道だった。
 いっしょに帰ろうと声をかけられ、道の途中で速見さんに話があるんだといわれた。

「田丸くん、これは自警団の連中にはいわないでほしい」

 バス停の前で足をとめた速見さんは、周囲を見まわして、人がいないのを確認する。
 初夏の日差しがぼくたちがいる歩道を射している。
 涼しい風が吹き、街路樹の葉を揺らしている。

「約束してほしい」

 見廻りのとき、日に日に他の自警団の連中は殺気だっていた。
 けれど、速見さんは散歩をしているようにいつも穏やかだった。
 その速見さんがシリアスな表情になっている。
 眉を寄せて、ふちなし眼鏡の奥の柔らかい細い目が、鋭くなっている。
 
「……はい、しゃべりません」

 ぼくは早見さんの態度の変化に緊張して返事をした。

(どうしたんだ? 速見さん……)

 速見さんはバス停の屋根の下にある木のベンチにすわるようにうながす。
 バス停の電光掲示板は消えている。
 バスがやってくることはない。
 つい数ヵ月前まではあたりまえにバスは走っていた。
 道路を走る車をみかけることもめったにない。
 町にいる人が少なくて、ガソリンが手にはいりにくいからだ。
 
 車の通りがない道は静かだった。
 この光景が一ヶ月はつづいているけど、慣れることはできなくて、薄気味悪くなる。
 歩き慣れた道なのに見知らぬ場所にいるような感覚になる。
 
「この町にいるより、助かる見込みができたかもしれない」

 砂をはらってからベンチに並んですわると速見さんはいった。

「アメリカが日本に軍艦を派遣している。日本にむかっている」

「……シロと戦うためですか?」

 シロは在日米軍の兵士たちも殺していた。
 信じられないことに沖縄以外の日本にある米軍の基地を占領していた。  
 急にアメリカの軍艦がやってくるといわれても、アメリカ軍の兵士がシロたちと戦って勝っているところをイメージできない。

(……あいつらを銃で倒せるのか? 爆弾で吹き飛ばせるのか?)

 ネットに流れている映像が頭に浮かぶ。
 どこかの町の商店街のファミリーマートの前、あいつらに殺された死体の山。
 シロは道路に新たな死体を次々と山に積んでいく。
 繁華街、ビックカメラの前で、シロが銃を持った自衛隊の隊員たちを殺していく。
 そいつは十歳位の女の子の姿をしていた。
 戦争映画で観るような機関銃を持った自衛隊員たちが、その女の子の姿をしたシロから逃げまどっていた。
 町にあふれかえっているシロたち。
 それまではぼくたちのものだった繁華街の道を歩いていた。

「軍艦がくるのは日本に残ってる人たちを退避させるためだ。アメリカだけじゃない。日本と同盟関係にある国が軍艦を派遣させる。その船に乗れるかもしれない。あと数日で日本に着く。何千人も乗れる船だ」

 速見さんがぼくを現実にもどすように声を張る。

「アメリカの軍もシロと戦うのは躊躇しているみたいだ。あいつらにはわからないことがおおすぎる」

「……どうして、速見さんがしってるんですか?」

「大学時代の友達が、イギリスでニュースサイトを運営している会社で働いているんだ」

 ネットにはフェイクニュースがあふれている。
 シロはどこかの国が日本を乗っ取るために送りこんだ生物兵器。
 病原菌を伝染させ、人間を凶暴化させた。
 神がシロをつかわせた。
 傲慢な人間に代わって世界を支配させるために。

「……おれはそいつの情報を信用する。というか信用するしかない。軍艦は横浜の港にくる」

 速見さんは断言するようにいった。

「おれはこれから横浜にいく。横浜にはまだシロがきていないみたいだしね」

「どうやって?」

「自転車でいく。ここでシロに殺されるのを待つよりいい」

 ぼくたちが住む町は東京のはずれにある。
 去年の夏休み、高校の同級生と横浜アリーナまでライブを観にいったことがあった。
 そのときは電車を乗り継ぎ、二時間以上かかった。
 今は首都圏の交通機関はストップしている。

(……横浜まで自転車でどれくらいかかるんだ)

「田丸くんも、自警団がシロに勝てると思ってないだろ」

 速見さんはズボンとベルトの間に柄をいれたトンカチに細い指でふれる。
 日曜大工でつかうようなありふれたトンカチだ。
 自警団はシロと戦う武器を自分で用意する。
 ウェブデザイナーをしていたという細身の速見さんとトンカチはミスマッチだった。

(……速見さんはトンカチをもっていても中学生に負けるかもしれない)

 それはぼくも同じだった。
 ぼくは殴りあいの喧嘩をしたことがない。
 口喧嘩すらできれば避けたい。

 ぼくのズボンのポケットには折りたたみのフィッシングナイフがある。
 父親が釣った魚をさばいていたナイフだった。
 
(このナイフじゃあ、どう考えてもシロから身を守れない……)

 自警団の見廻りで町を歩く度に思っていた。
 ぼくと速見さんは町をシロから守ろうとする自警団の活動に熱心ではなかった。
 自警団の格闘訓練、筋力トレーニングでは一緒にへばる。
 その度、自警団のリーダー格の男によく平手打ちを食らわさせられていた。
 そのことで、ぼくたちにはへんな連帯感があった。
 自警団には町の子供、老人以外の男たちは半ば強制的に入れられる。

「無駄死にすることはない。きみも退避することを考えたほうがいい。もちろん、無理強いはしない」

「ぼくも横浜にいきます。弟を連れて」

 自分でも驚きながら、迷わないで答えていた。

「弟は何歳?」

「小学五年生。学校にかよってれば」

 シロが初めて日本に現れた日から、学校どころの騒ぎではなくなっていた。
 ぼくも弟も学校に通っていない。

「それなら、自転車で横浜までいけるね」
 
(……ここでシロに殺されるのを待つよりはいい)

 速見さんのいうとおりだと思った。
 日本から脱出する。
 そのことにちいさな希望を感じる。

(生きのびられるかもしれない)

 希望的観測にすぎないかもしれないけれど、雲の隙間から光が射したように胸がすっとする。

「このことは他の自警団の人たちにはいわないでくれ」

「はい」

 自警団の連中が知ったら、敵から逃げるのかと非難されるだろう。
 罵られるだけですめばいい。
 リンチをされるかもしれない。


 ぼくはバス停で速見さんと別れてから早足で家にむかった。
 横浜の港にやってくるアメリカの軍艦のことをはやく弟に伝えたかった。

(もうシロは怖くないぞ)

 速見さんの話はほんとうかわからない。
 船がやってきてもぼくたちが乗船できるかわからない。
 未成年のぼくたちが外国で暮らしていけるのかもわからない。
 移民の強制送還、受け入れ拒否なんかの外国のニュースが頭に浮かぶ。

(……健斗、シロがいない外国にいくんだ。外国でまた釣りができるかもしれない。日本でとれない魚が釣れるぞ)

 それでも、弟に希望をもたせてやりたかった。
 父親が帰ってこなくなってから、弟は笑わなくなっていた。

 三ヶ月前から、家電メーカーに勤めていた父親が出張先の新潟から帰ってきていない。
 それは突然、シロが日本に現れたときと同じ時期だった。
 今、シロは新潟を占領している。

 シロが新潟で人間たちを殺しはじめたとき、父親から電話があった。
 町は混乱し、交通機関が停まっていた。
 自宅に戻ろうとしていた父親は足止めをされていた。

「お父さんにもしものことがあっても、亮二と健斗は必ず生きのびるんだ。亮二には荷が重いかもしれないけど、健斗のことを頼む」

 そのとき、ぼくは父親がシロに殺されることを考えたくもなかった。
 父親にはやく帰ってきてほしいといった。

「ああ。帰るよ。電車も車もつかえないなら、新潟から歩いて家までいく」

 父親は力強くそういって、電話を切った。
 それっきり、父親の電話は繋がらなくなっている。

(健斗、待ってろよ)

 家までの道のりがもどかしくて、途中から走った。
 といっても、体力がないぼくはすぐに息があがる。
 途中で何度か立ち止まりながら走った。
 家の近くまできたときには、汗が流れTシャツが身体に貼りついていた。
 曲がり角を折れて、家が見えたときに足がとまった。

「え……」

 飛び込んできた光景にぽかんと口がひらいた。
 二十メートルほど先の自宅の門の前に人の姿があった。
 それは少年だった。
 アスファルトの地面にうつぶせに倒れている。
 スニーカーを履いた足の裏をこちらにむけている。
 
(……うそだろ、おい)

 近づいて、倒れている男の子を目にしたとき、一気に肌が粟だった。
 たちまち汗が氷のように冷たくなる。
 鼓動で胸が刺すように痛みだす。
 一歩一歩、おそるおそる男の子にさらに近づいた。

(やめてくれ……)

 半ズボン。ポロシャツ。
 男の子が着ていたのは今朝、弟が着ていたものだった。
 くせ毛は弟の髪だった。
 ぼくはこわばった手でうつぶせに倒れている男の子の肩をつかんで、顔が見えるようにゆっくり仰むけにした。

(健斗……)
 
 健斗は穏やかに眠っているように目を閉じている。
 幸福な夢をみているようだった。

(生きてるかも……)

 ぼくは慌てて、健斗の胸に耳をあて、鼓動を確かめた。
 手首をとり、脈を確かめた。
 ドラマ、映画の救急隊員の人命救助のシーンを思い浮かべ、見よう見まねで胸元を手のひらで押し、心臓マッサージをした。
 けれど、健斗は地面に力なく手足を投げだしたままだった。

(……健斗が死んだ)

「……そのコ、シロにやられたのか?」

 地面に膝を突いたままでいると、前からやってきた中年の男に声をかけられた。
 ジャージ姿の男は地面の健斗を怯えた目で見る。

「……な、ここらにシロがいるのか?」

 白髪がまじった太い眉の男は、蒼白な顔で唇をふるわせている。

「ちくしょう!」

 ぼくが答えずにいると、中年の男はぼくたちを気にかける様子もなく、逃げるようにおおきな足音をたてて、去っていった。
 ぼくは全身から力が抜けて、しばらくその場にいた。
 そのうち、涙が頬をつたった。
 それから堰を切るように涙が流れた。

(くそ、くそ、くそ……)

 地面に膝と手をついて、路上でおおきな声で泣いた。

 父親が帰ってこない間、弟と約束をしていた。
 父さんが帰ってくるまでおれが健斗を守る。
 おれたちはシロに負けない。
 また釣りができる日がくる。
 そのときはマブチを釣ろう。

「……父さんはシロにやられたんだ。生きてれば、とっくに帰ってきてる」

 そのとき、健斗は目に涙を浮かべていった。

「父さんは帰ってくる」

 ぼくは怒ったように健斗にいった。

(……健斗を守るっていったのに……また釣りをしようっていったのに……)

 シロたちがとうとう町にやってきたのかもしれない。
 ネットの映像で観たシロに殺された人たちは、血を流してなくて眠っているような顔をしていた。
 健斗も似た表情をしている。

(……健斗はシロに殺されたのか? ならシロはこの近くにいるのか?)
 
 住んでいる町にシロがやってくることはなによりも怖れていたことだった。
 
「……亮二」

 どのくらいその場にいたかわからない。
 ふいに背後で女の子の声がした。

「亮二……」

(……ユカリ)

 むかいの家に住む彼女を見るのはひさしぶりだった。
 シロが現れてから、顔をあわせていなかった。
 家族でどこかに退避していると思っていた。
 彼女以外にも近所の顔見知りの人達をみかけることはなくなっている。 
 背後に立つユカリは地面に身動きせず倒れている健斗を見て、眉を寄せてショックを受けている。
 
「……健斗が死んだ。シロに殺されたんだと思う……」

 ぼくは立ちあがって、ロングTシャツにホットパンツを穿いた彼女に身体をむけ、泣いたまま鼻水をすすった。
 ユカリの前で泣くのは小学校低学年のとき以来だ。
 こんなときにばかばかしかったけれど、ぼくはユカリに涙をみられたくなくて、まぶたを強く閉じた。
 けれど、涙はひかなかった。
 
「あのね、健斗を生きかえらせることができるかも」

 ユカリが突拍子もないことをいって、ぼくは目をひらいた。

「は?」

(健斗を生きかえらせる? なにをいってるんだ?)

 おかしな世の中にいて、しばらく見ないうちに彼女の心もおかしくなってしまったのではと思った。

「なにいってんだと思うかもしれないけどね、健斗、生きかえらせることができるかもしれない」

 歩み寄ってきたゆかりのおおきな目は真剣だった。
 小さな両手でぼくの片方の手を包むように握る。
 ゆかりの手のあたたかみを感じる。

「ある人がいてね、その人、シロに殺された人間を生きかえらせることができるんだ」

「……どういうこと?」

 こうしてぼくは錬金術師になった風井陽一と再会することになった。
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