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ローラ編
前世がヒカルだったローラの記憶
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定時に仕事を終えたヒカルは、青山ブックセンターにちょっと立ち寄って頼んでおいた本を受け取ると、なにやら豊かな気持ちになって、久々に定時上がりということもあり、タリーズでアラビカ種のマンデリンでも飲んでいくことにした。
コーヒーを啜りながら紫煙をくゆらせ本を読む至福は、静謐な音楽のようなベールに包み込まれながら、その乳色に透過する繭のなかで夢を食むひとときに似ていたが、現実というものは影のように否も応もなくヒカルに付き纏い、容赦なく冷徹な光を放つ鋭利な刃物を突き付けてくる。
帰ろうと席を立とうとしたそのときだった。
ブルブルっと太腿あたりが震え、見ると、それは、エマージェンシーという件名の付いたエミからのメールで、本文はなく写真だけが添付されていたが、写真のロケーションは、どうやら代官山のオープンカフェらしく、そこでヒカルにとてもよく似た誰かさんは若くてきれいな女とKissをしていて、その映画のワンシーンのような美しいスナップをパチリと撮ったパパラッチは、報酬として現ナマよりも血の報復をご所望のようで、わざわざエミに送り付けたというわけらしい。
ヒカルは、さあーっと血の気が引いてゆく音が内耳から聞こえたような気がした。
この写真が、エミから送られてきたという事実に直面している俺がいまここに存在しているということは、即ちこの写真がエミから送られてきたものではなく、そもそもこの写真自体が合成である、といった並行世界も間違いなく存在するという事実を証しだてている、などとヒカルは自分に言い聞かせるのだが無論そんなことは、屁のつっかい棒にもならないのであって、いずれにせよ、この写真がエミに与えた衝撃は、すべてこの自分に跳ね返ってくるわけで、どうしたらいいものだろうかと気もそぞろ、タリーズを出て重い足取りで電車に乗り込むと、車窓にはいつもの煌びやかなイルミネーションが美しい残像を残して流れてゆき……だが、いまのヒカルには、グリフィスの古い古い映画みたいなモノクロの無声映画、そんなものが似合いそうで……やがてヒカルの頭の中で映写機がカタカタとゆるく回りはじめ、現実逃避の夢想がはじまるのだった。
◇
薔薇の芳香を身に纏った男が、その巨体に似合わない繊細な指をしていたのは、子供の頃ピアノをやらされていた、そのせいなのかもしれなかった。
乞われるまま何でも好きなものを彼に買い与える、両親共に医者という裕福な家庭に生まれたこの男はなにひとつ不自由なく育った。
男はむりやりやらされていたピアノが今でも憎く、その指を見つめるとあのときの辛かった思い出がピアノの調べと共に甦ってくるほどであり、ピアノなんかクソ喰らえだ! そう喚き散らしながら手斧でグランドピアノをめちゃくちゃに叩き壊すことをいつも夢見ていて、そんな風に鍵盤を叩き割り弦をぶった切ってやればどれだけ気持ちいいだろうと思っていたにもかかわらず、彼はいい子を演じつづけ、ずっと両親を偽り自分を偽ってきたのだ。
色味のないシャルムーズのシャツの袖に腕を通しながら彼が溜息をつくと、窓の外には雲が流れるように広がっていて、深夜に近いというのに真昼みたいに明るいその空は、ルネ・マグリットの絵画を思わせ、いや実際、映画と同じく書割りなのかもしれなかった。
ポケットのスマートフォンが震えだし、耳にあてがうと男の声が聞こえてくる。
ほら、サヴォイの裏手に愛宕山って山があるだろ、そこに上がってくる途中に野ざらしのゴムタイヤが積み上げられたひらけた場所があり、その手前で左に折れると下り坂になっていてやがて沼に着くから、その沼をぐるりと半周したところにある廃屋、そこにおまえの大切な人はいるよ。
鬱蒼と茂る松林の中を蛇行しながら男は走った、女の柔肌を連想させるしっとりと滑らかなアスファルトをシートの下に感じながら。
そして、不意に視界が開け真っ黒い沼の水面が見えてくると、対岸にうっすらと白い建物が見え、沼を迂回しながらさらにどノーマルのCBフォアを走らせると、まるで幽霊屋敷のような白い洋館がぼんやりと浮かび上がってき、そしてそこに灯りが洩れだしている窓がひとつだけあった。
映画のなかのリバー・フェニックスのように不意に眠気が襲ってきて眠くてしかたないのは、やはりナルコレプシーなのだろうかと思いながら男はエンジンを切り、タンクのキャップをあけて直接ガソリンの匂いを嗅ぐと、夢遊病者のように朽ち果てた白い洋館へと歩いてゆき、真鍮のドアノブに手を掛けたその刹那、心臓を穿つ氷柱のように遠い過去の忌まわしい想い出が去来したが、いったい何が待ち受けていようとも、もう後戻りはできないのだと指に纏わりついたガソリンの甘い香りをひと嗅ぎし、引き摺るように重い扉を引き開ける。
◇
ドアを開けるとほっとするように静かに滲んでゆく仄暗い闇が、やわらかく出迎えてくれた。
廊下の向こうリビングから明かりがこぼれていて、恐る恐るリビングを覗くと、エミの栗毛色した美しい髪が見え、後頭部のキューティクルが輝いていて、ありがたいことに彼女の感情は夕凪のように凪いでいるらしく、謝ってしまうのは今しかないと思ったヒカルは、ソファに深々と腰掛け、寛いでいるエミの前へと回り込むと、いきなり跪いてアラーの神に祈りを捧げるみたいに絨毯に頭を擦り付け、こう言った。
「ごめん。もう二度と浮気なんてしないから。ほんとうに申し訳ありませんでした」
エミは、読んでいたファッション雑誌から顔すらあげない。
「おれ、ほんとに今日から生まれ変わるから。エミ以外の女には、見向きもしない。おれが、愛してるのは、エミだけだから」
そういいながら、ヒカルは、目をうるうるさせ、やがて感極まったのか身体を小刻みに震わせながら、泣きはじめた。
「なに? 自分の言葉に感動して泣いてんの? ほんとバカみたい。あんたには、マジあきれるわ。なにが二度としませんよ? あんた何回その言葉を吐いた? そう言う舌の根が乾かない内にもう若い女のこのお尻を追いかけ回してるじゃない。もうね、あんたにはほとほと愛想が尽きたわ。あたし、きょう出てくから」
いつも通りの反応。
いつも通りの台詞。
ふたりは、ここ数年同じことを繰り返していて、最終的には彼女が離婚届に自分の名を書き印鑑を押して、さめざめと泣きながら離婚してくださいといい、ヒカルはもちろん、一も二もなくそれを突っぱねて、また涙を流しながら許しを乞うのであり、そして頃合いを見計らって泣きながらkissをして互いの塩辛い涙を舐めあい、泣き笑いしつつ、やがてなしくずし的に荒れ狂う暴風雨みたいなセックスへと移行していくといういつも通りのシナリオで、その最後のシーンには、互いの性器を舐め合い、性器で性器を刺激しあう、なんて素敵なことなんだろう、というト書きだけが書いてある。
百万遍言ったところで伝わらないものは伝わらないのだし、というか、言葉を用いてなにかを伝えようとしても、ほとんど伝わらないのが常であり、むしろ、その言葉によって関係性が失われてしまうことすらあるのだから、和解のきっかけとなるセックスは、最高のコミュニケーションツールだとヒカルは毎回、この厳粛な仲直りの儀式の最中に、腰をこねくりまわしながら思うのだったが、今回ばかりは義務的に作業を処理しているだけに過ぎず、夫婦喧嘩は犬も食わないというけれど、実は喧嘩できる内が華なのだ。
それにしてもと、ヒカルは思う。思い通りにいかない人生。この、ままならぬ人生をこれからいったいどうやって生きていけばいいのだろう。なにか、こう行き詰まりを打開する方法がないものだろうか。たぶん、なにか大きな変化が必要なのだ。
仕事を変えれば何かが変わるのではないかと思っていたこともあったが、いくら転職したところで、事態は何ひとつ変わることはなかった。
その転職を繰り返していることこそが、変わりたい、変化したいという心の現われだったのかもしれない。
そして、今もまた漠然としてではあるが、仕事を変わることになるのかなぁという、とりとめのない想いに囚われている。
前職では、前職といっても非正規雇用だが、リサイクル家電の解体を行っていた。家電リサイクル法の対象家電製品であるテレビ、エアコン、洗濯機、冷蔵庫の分解、選別処理を手作業で行うのだ。ヒカルは、エアコンのラインに配属され、ハンマーや鑿などを用い、エアコンの室内機と残留フロンガスを抜き取られた室外機を、手分解していた。
殊に厄介だったのは、やはり室外機で、雨ざらしになっていたものなどや、古いものは、筐体に留められてあるネジが、錆びついていてネジ山が消え、ドライバーではどうにもならないのだった。そういう場合には、ネジ自体を鏨(たがね)で切断してしまうしかない。
そして、コンプレッサーがまた手強かった。まず第一にやたら重い。無駄に重いわけではないのだが、コンプレッサーオイルというのを抜き取らなくてはならないので、鑿みたいなもので穴をあける。そして、逆さまにしてオイルを抜くのだ。大した量が入っているわけではないのだが、筒状のもので、安定性が悪い上に頗る重いので、手に余るのだった。
ヒカルは元来腕力がある方ではなく、また生産的なことは一切ない作業なので、楽しさをどこに見出していいのかがわからなかった。
コーヒーを啜りながら紫煙をくゆらせ本を読む至福は、静謐な音楽のようなベールに包み込まれながら、その乳色に透過する繭のなかで夢を食むひとときに似ていたが、現実というものは影のように否も応もなくヒカルに付き纏い、容赦なく冷徹な光を放つ鋭利な刃物を突き付けてくる。
帰ろうと席を立とうとしたそのときだった。
ブルブルっと太腿あたりが震え、見ると、それは、エマージェンシーという件名の付いたエミからのメールで、本文はなく写真だけが添付されていたが、写真のロケーションは、どうやら代官山のオープンカフェらしく、そこでヒカルにとてもよく似た誰かさんは若くてきれいな女とKissをしていて、その映画のワンシーンのような美しいスナップをパチリと撮ったパパラッチは、報酬として現ナマよりも血の報復をご所望のようで、わざわざエミに送り付けたというわけらしい。
ヒカルは、さあーっと血の気が引いてゆく音が内耳から聞こえたような気がした。
この写真が、エミから送られてきたという事実に直面している俺がいまここに存在しているということは、即ちこの写真がエミから送られてきたものではなく、そもそもこの写真自体が合成である、といった並行世界も間違いなく存在するという事実を証しだてている、などとヒカルは自分に言い聞かせるのだが無論そんなことは、屁のつっかい棒にもならないのであって、いずれにせよ、この写真がエミに与えた衝撃は、すべてこの自分に跳ね返ってくるわけで、どうしたらいいものだろうかと気もそぞろ、タリーズを出て重い足取りで電車に乗り込むと、車窓にはいつもの煌びやかなイルミネーションが美しい残像を残して流れてゆき……だが、いまのヒカルには、グリフィスの古い古い映画みたいなモノクロの無声映画、そんなものが似合いそうで……やがてヒカルの頭の中で映写機がカタカタとゆるく回りはじめ、現実逃避の夢想がはじまるのだった。
◇
薔薇の芳香を身に纏った男が、その巨体に似合わない繊細な指をしていたのは、子供の頃ピアノをやらされていた、そのせいなのかもしれなかった。
乞われるまま何でも好きなものを彼に買い与える、両親共に医者という裕福な家庭に生まれたこの男はなにひとつ不自由なく育った。
男はむりやりやらされていたピアノが今でも憎く、その指を見つめるとあのときの辛かった思い出がピアノの調べと共に甦ってくるほどであり、ピアノなんかクソ喰らえだ! そう喚き散らしながら手斧でグランドピアノをめちゃくちゃに叩き壊すことをいつも夢見ていて、そんな風に鍵盤を叩き割り弦をぶった切ってやればどれだけ気持ちいいだろうと思っていたにもかかわらず、彼はいい子を演じつづけ、ずっと両親を偽り自分を偽ってきたのだ。
色味のないシャルムーズのシャツの袖に腕を通しながら彼が溜息をつくと、窓の外には雲が流れるように広がっていて、深夜に近いというのに真昼みたいに明るいその空は、ルネ・マグリットの絵画を思わせ、いや実際、映画と同じく書割りなのかもしれなかった。
ポケットのスマートフォンが震えだし、耳にあてがうと男の声が聞こえてくる。
ほら、サヴォイの裏手に愛宕山って山があるだろ、そこに上がってくる途中に野ざらしのゴムタイヤが積み上げられたひらけた場所があり、その手前で左に折れると下り坂になっていてやがて沼に着くから、その沼をぐるりと半周したところにある廃屋、そこにおまえの大切な人はいるよ。
鬱蒼と茂る松林の中を蛇行しながら男は走った、女の柔肌を連想させるしっとりと滑らかなアスファルトをシートの下に感じながら。
そして、不意に視界が開け真っ黒い沼の水面が見えてくると、対岸にうっすらと白い建物が見え、沼を迂回しながらさらにどノーマルのCBフォアを走らせると、まるで幽霊屋敷のような白い洋館がぼんやりと浮かび上がってき、そしてそこに灯りが洩れだしている窓がひとつだけあった。
映画のなかのリバー・フェニックスのように不意に眠気が襲ってきて眠くてしかたないのは、やはりナルコレプシーなのだろうかと思いながら男はエンジンを切り、タンクのキャップをあけて直接ガソリンの匂いを嗅ぐと、夢遊病者のように朽ち果てた白い洋館へと歩いてゆき、真鍮のドアノブに手を掛けたその刹那、心臓を穿つ氷柱のように遠い過去の忌まわしい想い出が去来したが、いったい何が待ち受けていようとも、もう後戻りはできないのだと指に纏わりついたガソリンの甘い香りをひと嗅ぎし、引き摺るように重い扉を引き開ける。
◇
ドアを開けるとほっとするように静かに滲んでゆく仄暗い闇が、やわらかく出迎えてくれた。
廊下の向こうリビングから明かりがこぼれていて、恐る恐るリビングを覗くと、エミの栗毛色した美しい髪が見え、後頭部のキューティクルが輝いていて、ありがたいことに彼女の感情は夕凪のように凪いでいるらしく、謝ってしまうのは今しかないと思ったヒカルは、ソファに深々と腰掛け、寛いでいるエミの前へと回り込むと、いきなり跪いてアラーの神に祈りを捧げるみたいに絨毯に頭を擦り付け、こう言った。
「ごめん。もう二度と浮気なんてしないから。ほんとうに申し訳ありませんでした」
エミは、読んでいたファッション雑誌から顔すらあげない。
「おれ、ほんとに今日から生まれ変わるから。エミ以外の女には、見向きもしない。おれが、愛してるのは、エミだけだから」
そういいながら、ヒカルは、目をうるうるさせ、やがて感極まったのか身体を小刻みに震わせながら、泣きはじめた。
「なに? 自分の言葉に感動して泣いてんの? ほんとバカみたい。あんたには、マジあきれるわ。なにが二度としませんよ? あんた何回その言葉を吐いた? そう言う舌の根が乾かない内にもう若い女のこのお尻を追いかけ回してるじゃない。もうね、あんたにはほとほと愛想が尽きたわ。あたし、きょう出てくから」
いつも通りの反応。
いつも通りの台詞。
ふたりは、ここ数年同じことを繰り返していて、最終的には彼女が離婚届に自分の名を書き印鑑を押して、さめざめと泣きながら離婚してくださいといい、ヒカルはもちろん、一も二もなくそれを突っぱねて、また涙を流しながら許しを乞うのであり、そして頃合いを見計らって泣きながらkissをして互いの塩辛い涙を舐めあい、泣き笑いしつつ、やがてなしくずし的に荒れ狂う暴風雨みたいなセックスへと移行していくといういつも通りのシナリオで、その最後のシーンには、互いの性器を舐め合い、性器で性器を刺激しあう、なんて素敵なことなんだろう、というト書きだけが書いてある。
百万遍言ったところで伝わらないものは伝わらないのだし、というか、言葉を用いてなにかを伝えようとしても、ほとんど伝わらないのが常であり、むしろ、その言葉によって関係性が失われてしまうことすらあるのだから、和解のきっかけとなるセックスは、最高のコミュニケーションツールだとヒカルは毎回、この厳粛な仲直りの儀式の最中に、腰をこねくりまわしながら思うのだったが、今回ばかりは義務的に作業を処理しているだけに過ぎず、夫婦喧嘩は犬も食わないというけれど、実は喧嘩できる内が華なのだ。
それにしてもと、ヒカルは思う。思い通りにいかない人生。この、ままならぬ人生をこれからいったいどうやって生きていけばいいのだろう。なにか、こう行き詰まりを打開する方法がないものだろうか。たぶん、なにか大きな変化が必要なのだ。
仕事を変えれば何かが変わるのではないかと思っていたこともあったが、いくら転職したところで、事態は何ひとつ変わることはなかった。
その転職を繰り返していることこそが、変わりたい、変化したいという心の現われだったのかもしれない。
そして、今もまた漠然としてではあるが、仕事を変わることになるのかなぁという、とりとめのない想いに囚われている。
前職では、前職といっても非正規雇用だが、リサイクル家電の解体を行っていた。家電リサイクル法の対象家電製品であるテレビ、エアコン、洗濯機、冷蔵庫の分解、選別処理を手作業で行うのだ。ヒカルは、エアコンのラインに配属され、ハンマーや鑿などを用い、エアコンの室内機と残留フロンガスを抜き取られた室外機を、手分解していた。
殊に厄介だったのは、やはり室外機で、雨ざらしになっていたものなどや、古いものは、筐体に留められてあるネジが、錆びついていてネジ山が消え、ドライバーではどうにもならないのだった。そういう場合には、ネジ自体を鏨(たがね)で切断してしまうしかない。
そして、コンプレッサーがまた手強かった。まず第一にやたら重い。無駄に重いわけではないのだが、コンプレッサーオイルというのを抜き取らなくてはならないので、鑿みたいなもので穴をあける。そして、逆さまにしてオイルを抜くのだ。大した量が入っているわけではないのだが、筒状のもので、安定性が悪い上に頗る重いので、手に余るのだった。
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