シューベルト

竜海 昇空

文字の大きさ
5 / 9
二章

騎士団

しおりを挟む
俺は、何ヶ月か緑の言葉も通じない人間と過ごした。
風呂も入らず周りの腐った異臭と共におのれの体も臭いのだろう。
臭いがわからないほど臭い体臭の中
緑の人は変わらず俺に果物も渡す
俺はかぶりつく
悲鳴が聞こえる。
何も出来ない。
緑の人も学習したのか俺に肉塊はよこさない。
ある日、俺は動けなくなった。
体が動かないのだ。
緑の人は騒ぐ。
俺は動けなくなかった。

ある日、俺はよくわからない汁みたいなものを緑の人に飲まされた。
久しぶりの味だ。
うまい。
果実しか食べていなかった俺は無性に飢えていた体が潤う。
なんだろう

次の日、俺は目覚めた。
体が動く、俺は歩いた緑の人が俺の為に汁を作っている。
なんだろう。あー俺、人食っちまったんだ。
おそらく、タンパク質が足りなく細くなった俺の体は肉を欲していたのだろう。
人間ではなくなった日
人を食べた日
生きながらえた奇跡
何故、生きているのだろう
俺は声にならない絶望感と胸の痛みにさえままれた。
痛い痛い痛い痛い痛い

俺はいつもの部屋でとこに着いた。

夜中、騒がしい。
緑の人の悲鳴が聞こえる。
人間ではない。
なんだ。
俺は起きた。

ガチャガチャと足音がなる
俺は緑の人の所へ走った
中央の洞窟

白い布西洋甲冑を纏った人間が剣を持って構まえていた。
緑の人はワーワーと叫び飛びかかる
人間は、剣で緑の人を真っ二つに斬る
あたりは、緑の人の紫の血で染まる
俺は唖然と見ていた
次々に緑の人は討伐され殺される
緑の人も人を殺すけどまた人も緑の人を殺すのだ
弱肉強食
見た方を変えればどっちが悪のだろう
緑の人はただ生きれ為に人間を食べるために殺した
また人間も家畜を生きれ為に食べる為に殺すのだから
悪なのだろう
俺から見て人間を食べるこの生物は悪でしかないのだろう
だが、俺はしばらくこの緑の人と過ごした。
言葉は、通じないしぶっきらぼうで暴力的だ。
だが、食べ物をくれた。
無理に人間を食わせようとはしなかった。
俺を助けてくれていた
何故かは知らんが
複雑だ。人を食らう化け物
俺はその場に立ち尽くした
痩せ細った体は醜く棒切れのようにただ立ち尽くした
どっちが悪なのだろう

すると、後ろから甲冑の人が声をかけてくる。

甲冑の人 あなまさたなひたなしなやな

言葉はわからない

俺は、そのまま気絶した。

なんとも言えない。恐怖と緑の人への気持ちが入り混じる

でも、俺も人を食って生きながらえた
緑の人と一緒なのだ
俺も変わらない、化け物だ

俺は人を食べたんだ

生きる為に

それしか道がなかった
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

処理中です...