［1分読書］対女性のみ最高の支援師が最強冒険者パーティを追放され、奴隷ハーレムを作って成り代わる

５章 新事業

第133話 それぞれの道 勇者編（8）

「あー疲れた」
「お疲れ様。今回のモンスター大行進は、どうだった？」

「それなりに活躍したはずなんだが・・・。
　勇者はく奪になってしまった」
「なんで？
　活躍したんでしょう」

「そうなんだが、応援にカンスケの野郎が来ていて。
　一番の活躍しやがった。
　それで、俺がパーティを追放した事も影響して・・・」
「それなら、これから、どうするの？」

「お前が戦力にならねぇから困っているんだろう。
　なんだかが、貢献しろよ」
「そう言われても・・・」

「今回、武器が壊れた。
　良い武器が必要だ。
　お前の武器をくれ」
「えっ。
　そうしたら、私は・・・」

「お前が戦えねぇから、苦労していんだろう」
「そうだけど・・・。
　私の武器は、軽すぎるから、ウェールズは使いにくいと思う」

「俺は勇者だ。
　弘法、筆を選ばずだ。
　大丈夫だから、安心しろ」

リーゼロッテの剣は技巧派用だ。
相手の隙をついて手数を増やしてダメージを与える。
しかし、ウェールズは、技巧派ではない。
力でぶった切る感じだ。
剣の使い方が違い過ぎる。
絶対に折る気が・・・。

「わかった。
　でも折ったら替えがないんだよ。
　その時はどうするの？」
「また、買えば良いじゃないか」

「この剣、かなり高いよ」
「大丈夫だって・・・」

数日後、ウェールズは、剣を折ってしまった。