真実の裏

Zero

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第2章『Lゲーム』

#14

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女性は俺に包丁を振りかざす。
その時、電気がつき「何があった!」と声がした

女性は、振りかざした包丁を壁に刺した。

白鷺新一
 「あんたが、7号室の住人か?」
女性
 「えぇ、そうですよ。」
目黒理
 「…名前は?」
女性
 「瀬川望美…18歳…高校3年生」
目黒理
 「…高校生?」
瀬川望美
  「はい」
目黒理
 「2人を殺したのは?」
瀬川望美
 「…あなたじゃないんですか?」
目黒理
 「君も俺のこと疑ってんの?」
瀬川望美
 「だって、被害者に1番関わりある人が犯人だって言うから」
目黒理
 「あ、そう言うことね。」
白鷺新一
 「確かに浜松里奈は、目黒理の幼なじみですからね、」
目黒理
 「にしても、なんで最初姿を現さなかったの?」
瀬川望美
 「私、人と関わるのあんまり好きじゃないんですよね」
目黒理
 「まぁ。何か色々あるんだね。」
白鷺新一
 「じゃあベッドに置いてあった手紙は?」
瀬川望美
 「あれは…皆さんに目黒さんが犯人だと知らせるために」
目黒理
 「待って、その時点では里奈は死んでいない。」
瀬川望美
 「…だって部屋、真正面なんでしょ?」
目黒理
 「…とりあえず、君の見解は?」
瀬川望美
 「1人目の被害者、若槻修也。彼は見た目が不良なのに対し職業は真っ当な医者。こんな人が殺されたのには2つの理由が考えられる。」
白鷺新一
 「2つの理由?」
瀬川望美
 「1つは手術の失敗。大切な人が若槻の手術が成功しなかったせいで死んでしまったり、生活しづらい状態になった。」
白鷺新一
 「…2つ目の理由は?」
瀬川望美
 「もう1つは元ヤン。昔ヤンキーだった若槻に絡まれたことへの仕返し。」
白鷺新一
 「…あっ、そう。」
瀬川望美
 「殺害方法は、若槻の部屋を見れば分かる。」

そうして、俺たちは若槻の部屋に連れてこられた。
まだ玄関には若槻の遺体がある。

瀬川望美
 「この遺体を見れば、殺害方法が分かる。」
白鷺新一
 「君は一体何者なんだ?」

彼女は遺体の横に行きこう言った。

瀬川望美
 「針が刺さっている。これは、毒針の可能性が高い」
白鷺新一
 「それは、いつ仕込まれたものなんだ?」
瀬川望美
 「…玄関で死んだということは玄関にあるもの」
白鷺新一
 「玄関にあるもの?ここは別に靴とかないし、」
目黒理
 「あっ!ドアノブは?」
瀬川望美
 「その可能性が高い…ということですね。」
目黒理
 「じゃあ犯人は誰なんだ?」
瀬川望美
 「…フフ、まだ分かんないの?」
白鷺新一
 「皆、逃げるぞ!犯人は瀬川望美だ!」
瀬川望美
 「せいか~い!」
目黒理
 「え?」

白鷺が理の手を引き、それに続いて皆も逃げる。
瀬川望美は、俺たちを追いかける。片手にはあのときの包丁を持っている。

瀬川望美
 「待ってよ~!」

目黒理
 「ちょ、どう言うこと?」
白鷺新一
 「犯人は瀬川望美、」
目黒理
 「待ってよ、彼女はずっと部屋にいたんじゃ」
白鷺新一
 「俺たちがあの手紙を見つけたとき、姿はなかった」
目黒理
 「…確かに。」

俺たちは豪邸を出て必死で逃げた。周りは木で囲まれていて、ここがどこなのかも分からない。しばらく逃げて見つけたのは、大きな洞窟だった。

白鷺新一
 「…ここで休もう!」

俺たちはその洞窟に入っていった。

-洞窟-
白鷺新一
 「やはりあの子が犯人だった。」
目黒理
 「…本当にそうなのかな、」
白鷺新一
 「何言ってんだよ、あの子も自白しただろ?」
目黒理
 「…なんで2人きりの時俺を殺さなかったんだ?」
白鷺新一
 「俺らが来て、犯人ってバレたくなかったんじゃない?」
目黒理
 「確かにそうなんだけど…本当にそれだけの理由なのかな、」
鈴木夏海
 「ねぇ、こっちに来てない?」
目黒理
 「え?」

鈴木が指す方向を見ると瀬川望美がこちらに近づいてきた。

目黒理
 「どうする?」
白鷺新一
 「とりあえず奥の方に逃げよう!」

そうして俺たちは洞窟の奥へと進んでいった。
20分ぐらい歩いていると、光が見えた。

坂木忍
 「…おい!脱出できたんじゃないか?」
白鷺新一
 「やった!」

洞窟を出た先は普通の町並みだった。

目黒理
 「…てか、ここどこだ?」
白鷺新一
 「何にしろ、これで助かったんだ!」

すると、目の前に大きなカメラを持った男と30代の左手にマイクを持った男が現れた。

それは、豪邸に現れた司会者だった。

目黒理
 「なんで?」
司会者
 「第一ゲーム、Lゲームお疲れさまでした。生存者は7名、死亡者は3名、ですね。」
白鷺新一
 「間違いだ。死亡者は若槻修也と浜松里奈の2名だ。」
司会者
 「瀬川望美は、あなた達を追いかけてる時に死亡しました。」
白鷺新一
 「そんなわけないだろ!」
司会者
 「これが、証拠です。」

司会者はスマホを俺たちに見せた。それは、瀬川望美が洞窟の中で血を流し壁によしかかってる姿だった。

白鷺新一
 「死因は?」
司会者
 「殺されたんじゃないですか?この中の誰かに」

司会者の言葉に皆は自分以外全員を疑っただろう。
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