真実の裏

Zero

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第2章『Lゲーム』

#19

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-Sゲーム開始-

-某高校-
とある日の朝礼

~3年1組~
白井 将太
 「今日から卒業式の練習だから気を引き締めろよ~!」

白井将太…3年1組 担任

~3年2組~
黒井 政信
 「今日から卒業式練習です。連絡は以上です。」

黒井政信…3年2組 担任

この高校では3月9日の卒業式に向け2月下旬から卒業式練習を行い始める。


その日の昼休み
~3年1組~
赤橋悟
 「やっぱ俺、このクラスで良かったわ」
篠井奈津
 「メンバー的に?」

赤橋悟と篠井奈津は幼なじみで高校も同じ、クラスも同じ、席も隣同士だ。

赤橋悟
 「ん~。それもあるけど一番の理由は、」
篠井奈津
 「理由は~?」
赤橋悟
 「やっぱ先生でしょ!」
篠井奈津
 「確かに!それは大きいよね!」
日下晃
 「何話してるの?」

そこに来たのは悟の友達の日下晃だ。

赤橋悟
 「白井先生が担任で良かったって言う話だよ」
日下晃
 「確かにそうだな、それに比べて2組はなぁ、」

~3年2組~
日賀友久
 「受験どうだった?」
榊原郁美
 「多分、受かってると思うけど」

こちらは日賀友久と榊原郁美、付き合っていて、席は同じ列の前後だ。

日賀友久
 「にしても、白井先生の方が良かったなぁ」
榊原郁美
 「そうだね、あの人の授業楽しいからねぇ」
橘実来
 「何話してるの~?」

そこに来たのは郁美の友達の橘実来だ。
榊原郁美
 「白井先生が担任の方が良かったって言う話だよ」
橘実来
 「確かにそうだね、1組が羨ましいなぁ…」

~職員室~
白井将太
 「黒井先生!相談があります!」

俺はノリノリで話を切り出す

黒井政信
 「何でしょうか?」
白井将太
 「生徒たちにサプライズしたいんです!」
黒井政信
 「どうぞご勝手にしてください。」
白井将太
 「…そうじゃなくて!先生はしないんですか?」
黒井政信
 「教師の役目は、あくまでも教えることですから。」
白井将太
 「堅くないですか?」
黒井政信
 「普通だと思いますが、」
白井将太
 「もう良いで~す!僕が卒業生にサプライズします!」

なんて薄情な人なんだ。そう思ったのは今に始まったことじゃない。だが、卒業ぐらい盛大なものにしたいという気持ちを持つのは珍しいのだろうかと自分がおかしいのかと感じた。

黒井政信
 「…卒業式練習、足を引っ張らないようにしてくださいね」
白井将太
 「ハイハイ、」


-6時間目 卒業式練習-
卒業生である3年生と在校生代表今期生徒会長(嶋原圭)、そして3年の担任(俺と黒井先生)、その他教員が数人、体育館に集まっている。

白井将太
 「では、3年1組会長 号令!」

赤橋悟
 「起立!気をつけ!礼!」
全員
 「お願いします!」
赤橋悟
 「着席!」
黒井政信
 「今日から卒業式練習を行っていきます。3年2組担任の」
????
 「大変です!」
体育館の入り口から、急に声がした。そちらを見ると慌てた様子の校長(真木 実)がいた。
白井将太
 「…どうしたんですか?」
真木実
 「とりあえず、全教員は職員室に来てください」
黒井政信
 「分かりました。」
白井将太
 「じゃあ少し休憩!」

俺と黒井先生及び他の教員が職員室へ行くと多くの電話が鳴っていた。


白井将太
 「え?どういう状況?」
真木実
 「クレームが鳴り止まなくて、」
黒井政信
 「クレーム?分かりました。」
真木実
 「私は玄関で保護者の方とお話ししてきます。」
白井将太
 「分かりました!」

黒井先生は電話対応を始めた。俺含め他の先生もクレーム電話に対応した。内容は、この学校の教員は大丈夫なのか? と言うものだった。暫くして、電話は鳴り止んだ。

白井将太
 「にしても今さら教師について聴きますかね?」
黒井政信
 「来年の入学生の保護者からじゃないですか?」
白井将太
 「あ~なるほど。もしかして僕への不満ですか?」
黒井政信
 「この学校の教師に能天気な人がいるだろって仰ってましたけど」
白井将太
 「じゃあ俺じゃないですね。安心安心!」
黒井政信
 「正気ですか?今まで僕は、あなたのせいで!」
真木実
 「まぁまぁ、落ち着いてください黒井先生。」
白井将太
 「校長、大丈夫でした?」
真木実
 「えぇ、何の問題もありません」
黒井政信
 「…失礼しました。早く体育館に戻りましょう。」
白井将太
 「はい!」

体育館に急いで戻ると驚きの事態になっていた。生徒たちがロープで拘束されていたのだった。それもクラスごとに。

赤橋悟
 「先生!助けて!」

白井将太
 「えっと…どういう状況だ?」
黒井政信
 「誰の仕業ですか?名乗りでなさい!」

日賀友久
 「校長先生にやられたんです!」

黒井政信
 「校長先生が?」
白井将太
 「とりあえず助けましょう!」
黒井政信
 「そうですね。」

篠井奈津
 「先生!後ろ!」

白井将太
 「え?」
後ろを向くとスタンガンを持った校長の姿があった。

黒井政信
 「校長、これは何かの冗談ですよね?」
白井将太
 「どうなんですか?」

真木実
 「…白井先生、黒井先生、生徒の命はあなたら2人に懸かっています。」

白井将太
 「校長!ふざけないでくださいよ、」

真木実
 「これはGraduation GAMEです。」

白井将太
 「グラ、グラ、ゲーム?」
黒井政信
 「グラジュエーションゲーム、訳すと卒業ゲーム。」

真木実
 「では、面白い戦いを期待しています。」

いつの間にか俺は気を失ってしまった。目を覚ますと、俺と黒井先生は体育館のステージの舞台裏にいた。

白井将太
 「えっと…これは…」
黒井政信
 「おそらく何かのクイズ番組の真似でしょう」

ステージを覗くと校長がマイクを持って立ってるのが見えた

真木実
 「さて、始まって参りました!Gゲーム!司会を勤めます真木実です!」

白井将太
 「Gゲーム…あ、グラ…」
黒井政信
 「グラジュエーションゲームだ。」
白井将太
 「あーそれだ。」

真木実
 「本日のゲストは、高校教師3年の担任のお二人です!」

白井将太
 「…これ誰に言ってるの?」
黒井政信
 「さぁ?」

真木実
 「お二方どうぞ~!」

白井将太
 「これステージに行った方が良い系?」
黒井政信
 「多分ね、」

俺と黒井先生は、おそるおそるステージの中央に立つ。

真木実
 「それでは早速第1ゲームに参りましょう!」

白井将太
 「第1ゲーム?」

真木実
 「第1ゲームは!」

黒井政信
 「ちょっと待ってください!」

真木実
 「どうしましたか?」

黒井政信
 「どうしましたか?じゃないですよ、…なぜ僕たちは、この場所に立たされてるか教えてください。」

真木実
 「事前にお伝えしたはずです。生徒の命を助けるためですよ」 

白井将太
 「…そうだ!生徒たちはどこにいるんですか?」

真木実
 「…これを見ればゲームに参加してくれますか?」

校長はタブレットPCを俺たちに見せた。

真木実
 「まぁ、これをご覧ください。」
そして、動画が再生された。

動画の内容は、暗い檻の中で生徒たちが倒れてるというものだった。そしてその動画の最後に、灯油とマッチが一瞬見えた。

真木実
 「さぁ、やりますか?やりませんか?」

白井将太
 「決まってるよ、」
黒井政信
 「もちろん、」

白井・黒井
 「やります!」
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