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第五話「登校」
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火宮修、彼は体育会系で感情豊かな人物だ。
彼についてのエピソードを挙げるとしたら、高二の体育祭で優勝したとき彼だけ唯一泣き叫んでいた。あの時は、修につられ泣きそうになった。しかし、そんな彼は中学の頃、大分ヤンチャしていたらしい。
火宮 修
「まさか俺もイッチーもSクラスに来ると思わなかったよな」
月川 壱成
「それな!てか、どうやって決めてんだろ?」
火宮 修
「てか、担任の名前聞いたか?」
月川 壱成
「担任?あー確か、篠宮みたいな人じゃなかったっけ?」
火宮 修
「どうやら新しい人らしいよ」
月川 壱成
「え?この時期に?」
火宮 修
「しかもイケセンらしいよ」
月川 壱成
「イケセン?ってなに?」
火宮 修
「イケメン先生の略だよぉ!あっ、そろそろ皆来る頃じゃない?」
最近は何でも略す時代になり、たまに話に付いていけないことがある。年齢は変わらないのにどこか差を感じてしまう
8:12 土浦 昌樹 登校
教室に入ってきたのは欠伸をしている土浦 昌樹だった。
土浦 昌樹…不良グループ[エス]のトップ
月川 壱成
「土浦昌樹くん…だよね?」
土浦 昌樹
「…」
月川 壱成
「…あれ?聞こえてる?」
土浦 昌樹
「…あ?」
火宮 修
「そいつに話しかけない方が良いぞ、自分のことにしか興味ないから」
月川 壱成
「ふ~ん。」
8:15 沙耶&愛海 登校
次に教室に入ってきたのは楽しそうにおしゃべりしている水城沙耶と金沢愛海だった。
水城 沙耶…優しくおしとやかな人物。俺の幼なじみでもある。
金沢 愛海…可愛いもの好きなギャル代表
二人は対照的な性格でありながらも仲がとても良い。
二人で温泉旅行に行ったことがあるくらいだ。
水城 沙耶
「おはよイックン!」
月川 壱成
「お、おはよ!」
金沢 愛海
「オサムっちも おはよ!」
火宮 修
「おっす!」
月川 壱成
「皆とだったら、頑張れそうな気がするよ」
余談なのだが、俺は沙耶のことが好きである。しかし、付き合ったこともなければ、告白したこともない。
8:18 木島 快 登校
次に教室に入ってきたのは真顔で歩いてる木島快だった。
木島 快…何事も冷静に対処する頼れる人物。今年度の4月から9月いっぱいの生徒会長である。
月川 壱成
「快くん おはよ!」
木島 快
「おはよ」
彼と話すときいつも思うのだが、単調である。まぁ慣れたことなのだが彼は何を考えてるのかは気になるばかりだ。
そして、チャイムが鳴った
8:30 朝礼
Sクラスに近づいてくる足音は、緊張感を高めた。そして入ってきたのは20代ぐらいの男性教師だった。修が言ってた通り、イケメンだった。
『今日から君たち、Sクラスの担任になった篠宮レイと言います。』
その先生は、そう自己紹介し名前を黒板に書いた。普通は名前を書いてから自己紹介するものなのではないだろうか。
『篠宮 零』
レイという字は『玲衣』でも『怜』でもない漢数字の『零』だった。名前でこの漢字をあまり見たことがなかった。
その担任と僕たちは、あの事件をきっかけに人生を狂わされた。いや、厳密に言うと担任のせいで俺たちの人生が狂ったのだろう。
????
「すみません。遅れました。」
篠宮先生
「今度から気を付けてください。」
月川 壱成
「あー、あの人が日比野さん?」
水城 沙耶
「そうだよ、」
月川 壱成
「どっかで見たことあんだよなぁ」
この違和感に気づけば、あの事件は防げたのかもしれない。いや、きっと彼女の正体に気づいたとしても事件を防ぐことはできなかっただろう。
彼についてのエピソードを挙げるとしたら、高二の体育祭で優勝したとき彼だけ唯一泣き叫んでいた。あの時は、修につられ泣きそうになった。しかし、そんな彼は中学の頃、大分ヤンチャしていたらしい。
火宮 修
「まさか俺もイッチーもSクラスに来ると思わなかったよな」
月川 壱成
「それな!てか、どうやって決めてんだろ?」
火宮 修
「てか、担任の名前聞いたか?」
月川 壱成
「担任?あー確か、篠宮みたいな人じゃなかったっけ?」
火宮 修
「どうやら新しい人らしいよ」
月川 壱成
「え?この時期に?」
火宮 修
「しかもイケセンらしいよ」
月川 壱成
「イケセン?ってなに?」
火宮 修
「イケメン先生の略だよぉ!あっ、そろそろ皆来る頃じゃない?」
最近は何でも略す時代になり、たまに話に付いていけないことがある。年齢は変わらないのにどこか差を感じてしまう
8:12 土浦 昌樹 登校
教室に入ってきたのは欠伸をしている土浦 昌樹だった。
土浦 昌樹…不良グループ[エス]のトップ
月川 壱成
「土浦昌樹くん…だよね?」
土浦 昌樹
「…」
月川 壱成
「…あれ?聞こえてる?」
土浦 昌樹
「…あ?」
火宮 修
「そいつに話しかけない方が良いぞ、自分のことにしか興味ないから」
月川 壱成
「ふ~ん。」
8:15 沙耶&愛海 登校
次に教室に入ってきたのは楽しそうにおしゃべりしている水城沙耶と金沢愛海だった。
水城 沙耶…優しくおしとやかな人物。俺の幼なじみでもある。
金沢 愛海…可愛いもの好きなギャル代表
二人は対照的な性格でありながらも仲がとても良い。
二人で温泉旅行に行ったことがあるくらいだ。
水城 沙耶
「おはよイックン!」
月川 壱成
「お、おはよ!」
金沢 愛海
「オサムっちも おはよ!」
火宮 修
「おっす!」
月川 壱成
「皆とだったら、頑張れそうな気がするよ」
余談なのだが、俺は沙耶のことが好きである。しかし、付き合ったこともなければ、告白したこともない。
8:18 木島 快 登校
次に教室に入ってきたのは真顔で歩いてる木島快だった。
木島 快…何事も冷静に対処する頼れる人物。今年度の4月から9月いっぱいの生徒会長である。
月川 壱成
「快くん おはよ!」
木島 快
「おはよ」
彼と話すときいつも思うのだが、単調である。まぁ慣れたことなのだが彼は何を考えてるのかは気になるばかりだ。
そして、チャイムが鳴った
8:30 朝礼
Sクラスに近づいてくる足音は、緊張感を高めた。そして入ってきたのは20代ぐらいの男性教師だった。修が言ってた通り、イケメンだった。
『今日から君たち、Sクラスの担任になった篠宮レイと言います。』
その先生は、そう自己紹介し名前を黒板に書いた。普通は名前を書いてから自己紹介するものなのではないだろうか。
『篠宮 零』
レイという字は『玲衣』でも『怜』でもない漢数字の『零』だった。名前でこの漢字をあまり見たことがなかった。
その担任と僕たちは、あの事件をきっかけに人生を狂わされた。いや、厳密に言うと担任のせいで俺たちの人生が狂ったのだろう。
????
「すみません。遅れました。」
篠宮先生
「今度から気を付けてください。」
月川 壱成
「あー、あの人が日比野さん?」
水城 沙耶
「そうだよ、」
月川 壱成
「どっかで見たことあんだよなぁ」
この違和感に気づけば、あの事件は防げたのかもしれない。いや、きっと彼女の正体に気づいたとしても事件を防ぐことはできなかっただろう。
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