青春-4つの物語-

Zero

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第2の物語「真実の裏」

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目黒理
 「朗報?どうせ、ろくなものじゃないだろ」

神崎梨々愛
 「明日8時~その翌日の8時、自由時間を設けよう!」

目黒理
 「自由時間って言っても、どうせ校内だろ?」

神崎梨々愛
 「特別に、学校への外出を許可しよう!」

目黒理
 「学校の外?ホントに?」
西道彰
 「やっと家に帰れる~」

神崎梨々愛
 「ただし、守らなければならないことがある。」

そして、彼女はひとつの条件を示した
・この出来事を校外へと漏らさない

神崎梨々愛
 「学校の外だからって生きれると思わないでね。」

そして翌日、俺らは荷物をまとめ学校を出た。

しかし、校門には多くのカメラやマイクを持った人
おそらく、記者や取材班か何かだろう。

目黒理
 「なんで記者が?」
西道彰
 「もしかしたら、この出来事が知らされてるんじゃ」
目黒理
 「それってチャンスなんじゃ」
西道彰
 「彼女(梨々愛)が仕組んだ罠かもしれない」
目黒理
 「罠?」
浜松里奈
 「ねぇ、スマホのニュースで埋め尽くされてるよ」
目黒理
 「見せて、」

そこには大きな見出しで、
『生徒集団立て籠り事件』と書かれていた。

目黒理
 「生徒集団立て籠り事件?」
浜松里奈
 「…え?」
目黒理
 「どうした?」
浜松里奈
 「主犯格は…目黒理って書いてある」
目黒理
 「…は?俺が?」
西道彰
 「ご丁寧に顔写真までついてある」
目黒理
 「そんな、、、」
西道彰
 「しかもSNSで色んな考察が出てる」
目黒理
 「考察?」
西道彰
 「多重人格説とか警察とグル説、人体実験を楽しむサイコパス説とか」
目黒理
 「好き放題言いやがって、」
西道彰
 「こういうSNSは匿名だから、言いたい放題って考える人もたくさんいるのが現状だ。」
目黒理
 「社会も困ったもんだなぁ」
西道彰
 「どうする?」
目黒理
 「1つお願いがある。」
西道彰
 「なんだ?」
目黒理
 「俺を除く17人で、バケツいっぱいの水を人数分持ってこい」」
西道彰
 「…わかった。お前ら来い!」

記者
 「目黒理さんですよね~!」
1人の記者が校門の外から俺に向かい呼び掛ける。

記者
 「なぜ、このような事件を?」

しばらく俺は黙りこむ。
そして、
目黒理
 「…警察を試すためです」

記者
 「試すため?」

目黒理
 「これは…俺と警察の対決だ!」

記者
 「対決?それはどういう意味でしょうか?」

目黒理
 「俺を捕まえられるかどうかをね、」

記者
 「つまり、警察への挑戦状と言うことでしょうか?」

目黒理
 「挑戦状と言うよりかは…挑発状ですかね、」

記者
 「しかし、考察の中では警察とグル説が挙げられているのですが」

目黒理
 「残念ながらそれは違います!」

西道彰
 「理くん!持ってきたぞ!」
浜松里奈
 「これをどうするの?」
目黒理
 「記者たちにかけろ!」
浜松里奈
 「え?」
西道彰
 「君の考えはよく分からないが、やろう。」

俺たち18人は、校門へと歩みだす。

目黒理
 「記者さんたち、ゲーム開始です。」
記者
 「…ゲームと言うのは」
目黒理
 「今だ!」

俺の合図と同時に西道ら17人は記者たちに水をかけた

目黒理
 「今だ!散れ!」

そして、俺の合図と同時に何人かに分かれ、
その場から逃げ去り、遠くまで走った。


俺らはとある公園の木陰に逃げた。

目黒理
 「なんか、お前らの顔見るの久々だな、」
坂本凛斗
 「そうだな、」
浜松里奈
 「2人とも!凛斗に何もされなかった?」
志賀穂香
 「うん!大丈夫だよ!」
桜井日向
 「まだ!何もされてないから!」

女子ら3人は楽しげに話していた。

目黒理
 「あれ?知佳は?」
坂本凛斗
 「お前らの班じゃねぇの?」
目黒理
 「途中でチーム編成あったときに」
目黒理
 「他のチームにいるのかな」
志賀穂香
 「てか、その人って、」

穂香を指差したのは西道だ。

西道彰
 「西道彰です。よろしく。」
志賀穂香
 「西道彰…あ!学年トップの?」
西道彰
 「皆さんの名前も聞かせてもらっても」
坂本凛斗
 「…俺は、坂本凛斗。よろしく。」
志賀穂香
 「あ、私は志賀穂香です、」
桜井日向
 「桜井日向、知佳の友だちだよ、」
目黒理
 「…ん?なんでそこで知佳が?」
西道彰
 「実は、知佳と付き合っていまして、」
目黒理
 「…は?そんなの聞いてないぞ!」
西道彰
 「てっきりご存じかと思いまして、ほら第1ゲームの終了後、しばらく知佳の姿、見てなかったでしょ?」


-回想-
神童知佳
 「私、行かなきゃいけないところある。」
浜松里奈
 「分かった。」
目黒理
 「…」
浜松里奈
 「理、行こ!」



西道彰
 「そこで、知佳にお願いされたんです。理と一緒にいたくない。だから、チームを交代して欲しいってね、」
目黒理
 「だからお前が俺のチームに来たのか?」
西道彰
 「そう言うこと。」
目黒理
 「なるほどな、じゃあ知佳は?」
西道彰
 「それが俺もよくわからないんだ」

????
 「いたぞ!」

全員
 「!!!」
声がした方を見ると、警察官がいた。

目黒理
 「なんで、警察が、」

警察官
 「観念しろ!目黒理!」

目黒理
 「もう見つかるなんて…」
西道彰
 「でも、事情を話せば助かるかも」
目黒理
 「でも、口外禁止って言われただろ」

警察官
 「お前を 赤崎貴斗 殺害の容疑で逮捕する!」

目黒理
 「…え?貴斗が?」
西道彰
 「これは逃げた方がいいかもな、」
浜松里奈
 「あっちから逃げれる!」
目黒理
 「よし、行こう!」

俺らはその場から逃げ去った。全力で。

警察官の姿は見えなくなった。

そして俺らは、とある廃病院へと入っていった

目黒理
 「はぁはぁ、疲れた、」
西道彰
 「今日はよく走るなぁ!」
浜松里奈
 「運動会ぶりだよ、」

目黒理
 「…にしても、貴斗が殺されたのか」
西道彰
 「おそらく、梨々愛って奴だろ」
目黒理
 「なぜ殺された?」
西道彰
 「さぁ?にしても謎が多すぎる。」

志賀穂香
 「あれ?なんかメッセージ来てる、」
目黒理
 「メッセージ?」
志賀穂香
 「梨々愛からだ、」
目黒理
 「あ、俺にも来てたわ」
西道彰
 「多分、全員に来てるよ」

-メッセージ-


目黒理
 「人の体って…」
西道彰
 「きっと、赤崎貴斗さん、だろうね」
浜松里奈
 「ねぇ、この状況、詰んだんじゃない?」
西道彰
 「詰んだって?」
浜松里奈
 「窓の外、見て、」
西道彰
 「窓の外?」

西道と俺は窓の外を見る。
そこには、たくさんの記者がいた

目黒理
 「なんで?結構逃げたのに、」
浜松里奈
 「ずっと追いかけてきてる…」
西道彰
 「まるで、動きを監視してるみたいだ」
目黒理
 「監視?」
西道彰
 「お前、何かしたのか?」

西道は急に俺に疑いの目を向けた。

目黒理
 「は?俺が?」
西道彰
 「挑発とかしない限り、追ってこないと思うが…」
目黒理
 「挑発?」
西道彰
 「まぁ、そんなことはないと思うけど、」
目黒理
 「そ、そうだよ、…今日はもう寝よう!」

俺は校門での警察や記者への挑発を思いだし、
正直、内心焦った。てか動揺を隠しきれなかった

浜松里奈
 「そうだね、明日早いもんね。」
目黒理
 「…明日には記者も帰ってると思うし、ね?」

このときの俺は、バレないよう必死だったのだろう

西道彰
 「確かに、そうだね、」

そして、皆は同じ部屋で寝泊まりした。

-深夜-
皆が寝静まった頃、俺は窓の外を見た。
案の定、記者たちは諦め帰っていた。

目黒理
 「はぁ、」
????
 「安心してんじゃねぇよ、」
目黒理
 「わ!ビックリした!」
西道彰
 「馬鹿か、皆が起きてしまうだろ、」
目黒理
 「ごめん、」
西道彰
 「やっぱりお前が挑発したんだな?」
目黒理
 「なんで分かったんだよ。」
西道彰
 「鎌をかけたんだよ。挑発したのか?って」
目黒理
 「してないって言ったじゃんか」
西道彰
 「理由として記者たちに水をかけたから。って言えば信じたのになぁ」
目黒理
 「あ、その手があったか!」
西道彰
 「で、なんで挑発したの?」
目黒理
 「あのときは口外禁止って言われていろいろと必死だったんだと思う。」
西道彰
 「まぁ、お前らしいな、」
目黒理
 「どういう意味だよ。」
西道彰
 「仲間がピンチになったら自分を犠牲にするとこ」
目黒理
 「…それって」
西道彰
 「知ってるよ。お前がデマの情報を流したって、」

その通り、「目黒理が主犯格」とデマの情報を流したのは俺だ。

目黒理
 「…ありがと、」

なぜか、俺は彰に感謝した。
西道への好感度が少し上がった気がする
これが『真の友情』そう思えた気がした。

翌日、

テレビでは、望月晴人の父が逮捕されたことよりも、
昨日の校門での発言が各局のニュースで報道された。
そして、SNSでは「警察、はやく捕まえろ」や、
「警察のゴミ!」等と警察に対しての批判が多くあった

目黒理
 「矛先は警察か…」
西道彰
 「めちゃくちゃ炎上してるな、」
浜松里奈
 「ねぇ、これどういうこと?」
目黒理
 「皆を守りたかったから、」
桜井日向
 「その結果、皆に迷惑かけてんじゃん!」
目黒理
 「それは…ごめん。」
桜井日向
 「…はやく学校に戻ろ、」

そうして俺たちは、学校へと戻った。

目黒理
 「…」

体育館へ行くと、皆がこちらの方を見る。
その視線はとても冷ややかだった。

目黒理
 「…そりゃあ、こうなるよな。」
西道彰
 「皆にお前の気持ち聞かせてやれよ、」
目黒理
 「俺は、皆を守りたい!そして皆で生き残りたい!無理だと分かっていても、何か方法があると思う!せめて、この18人で!クリアしようよ!」
西道彰
 「僕は彼に賛同する、」
吉良千春
 「でもさ、梨々愛も言ってたけど次のゲームは1チームは脱落するって言ってたでしょ?」
西道彰
 「きっと何か良い方法が」
吉良千春
 「良い方法って何?言ってみてよ!」
西道彰
 「それを今から考えるんだよ!」
目黒理
 「メールになんて書いてあったっけ?」
浜松里奈
 「確か、宝探しで手や、足、頭、全部で5つ1チームにつき宝は1つ、暴力とか妨害、あとは破壊禁止…それを満たせば全員クリア…」
目黒理
 「…つまり!全員クリアになる方法があるんだ。」
浜松里奈
 「でも、どうするの?」
理・彰
 「…あ!」
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