青春-4つの物語-

Zero

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第4の物語(最終章)「サヨナラ青春」

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月川 壱成
 「てか…先生って何の教科担当ですか?」
土浦 昌樹
 「…このSクラスは特別だ。担任と副担任で全部の教科を担当する。」
月川 壱成
 「…そうなんだ。」

篠宮先生
 「まぁ、そういうことだから。よろしくな!」

月川 壱成
 「副担任って誰なんですか?」

篠宮先生
 「副担任は、東山充 先生だ。」

火宮 修
 「東山先生?やったー!」

東山充 先生…生徒から人気を集め、本学園の新聞部による人気先生ランキングでも2位と圧倒的な差をつけ1位に輝いた。


9:45 始業式
体育館に全生徒及び全職員が集い、始業式が始まった。

毎回感じるのだが、校長の長話をしっかり聞く生徒はいるのだろうか。

この学校の校長は、鬼瓦賢虎。いかにも強そうな名前だ。名前通り顔は厳つい。

鬼瓦先生は過去に この学校に来る前、とある事件に巻き込まれたことがあるらしい。その歴史は今もなお、ネット記事に残っている。

鬼瓦 校長
 「この夏休み、有効に使えた人は素晴らしい。勉強や部活に力を入れた皆さん、お疲れ様です。そして、3年生!間もなく推薦入試や一般入試が待ち受けています。」

その他にも色々話していた。そして、急に重いことを口にした。

鬼瓦 校長
 「実はたった今、学校に不審な電話がきました」

月川 壱成
 「電話?」
火宮 修
 「不審な電話…嫌な予感がするな」

鬼瓦 校長
 「でも、安心してください!私がこの学校を…」

すると校長の様子がおかしくなった。そして、胸を押さえ苦しそうに、

鬼瓦 校長
 「助け…て」

校長はそう口にした途端、ステージ上で倒れた。
皆はざわついた。そりゃ急に人が目の前で倒れたら平常心ではいられないだろう。

月川 壱成
 「おいおい、何かの演出かよ」
火宮 修
 「いや、これ、本当にヤバイかも」

そして、何人かの先生が倒れた校長の元へと駆け寄った。

「救急車呼べ!」「AED取ってきます!」

そんな会話が飛び交い、俺たち生徒はなにもすることができなかった。木島快、たった1人を除いて。

木島は、校長の方へと歩いていき跪いた状態で、校長の首を右手の人差し指と中指で触れた。
そして、立つと何やら体育館全体を眺めた。

すると彼は、

木島 快
 「全員動くな!…校長は誰かに殺された。」

すると、ざわついていた体育館は沈黙の空気に覆われた。

木島 快
 「先生は、警察を呼んでください。」

10:00 校長先生 死亡

木島がそう口にしてからの記憶がない。
目を覚ましたのはSクラスの教室だった。
Sクラス全員、窓側の壁に横たわっていた。
少し頭が痛い気がした。

月川 壱成
 「…何かあったんだっけ。」
火宮 修
 「ウッ、あれ?何で教室?」
月川 壱成
 「修!良かった起きた…。」
火宮 修
 「何で俺ら、ここにいるの?体育館に居なかったっけ?」
月川 壱成
 「俺も、記憶ないんだよな、」

そして、1分も経たない内に全員が目覚めた。
この時点では、悲劇の序盤に過ぎなかった。

時計は12時を回っていた。
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