【完結】cat typing ~猫と麦酒~第10回ドリーム小説大賞奨励賞

まみ夜

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番外編:写真

修学旅行の写真

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「樋口有介をナメんな!」
 回し蹴りで、最後の馬鹿を沈めた。
 たったの五人で、この俺をヤれるとでも思ったのか、馬鹿どもが。
「有作、終わりました?」
 眼鏡のレンズを吹きながら、有村豊作が声をかけてきた。
「ちったぁ、手伝えよ!」
「ぼーりょくはんたーい」
 棒読みで流し、眼鏡をかける。
「帰りましょう、お腹減りました」
 高校二年の秋だった。

 元々、頭は悪い方じゃない。
 元々、喧嘩も好きじゃない。
 ただ、中学でモテたのが原因でやらかして、高校受験失敗。
 二次募集をしていたクズ工業高校に滑り込んだ。
 都会では、複数受験とか私立とか、いろいろ救済処置があるようだが、クソ田舎では、受験は一校、合格率九十九パーセント。
 その一パーセントとして、人生初手から躓いたのが、俺だ。
 まあ、そのクズ高校の水が合って、染まってるのだから、俺もクズだったのだろう。
 そうして、黒髪は茶髪を経て金髪となり、立派なヤンチャ高校生ができあがりだ。

 豊作は、同じ電気科の同級生だ。
 どうしてこんな高校に来ているのかわからなかったくらい、頭がいい。
 長男で弟妹が多くて、進学を諦め、就職のために工業にきたのだ。
 クズではあるが、この高校の就職率は、ほぼ百パーセントだ。
 細身なのだが、坊主頭に眼鏡と名前、家族構成から、「土門」と呼ばれている。
 リーダーシップもあり、馬鹿には勉強を教えて貸をつくり、成績もよくて教師受けもいい。
 俺とは真逆の意味で、一目置かれている存在だ。
 俺は、親しみより、下に見るような含みのある感じのアダナが嫌いで、豊作と呼んでいた。
 まあ、アダナで呼ばない理由を尋ねられたのが、友達になるきっかけだったのだから、いいことなのだろう。
「有介は、制服いじりませんね」
「好きじゃない」
 短ラン、ボンタンがスタンダードな学校だったが、俺も豊作も標準の詰襟学ランだった。
 そういうので、個性を表現する気にはなれなかったし、かっこいいとも思わなかった、
 寧ろ、短ランボンタンというお仕着せが、没個性だ。
「でも、金髪ですよ」
「これは、仕方なくだ」
 うんざり、と俺は答えた。
 いろいろな奴が、俺の顔を見にくる。
 そして、黒髪標準服だと楽勝、と絡んでくるのだ。
 それで、髪だけでも、と染めたのだが、あまり効果はなかった。
 ただ、豊作と二人でいることが多いので、この髪色のおかげで、豊作が俺に間違われて殴られる、ということを防いでいたので、戻せなかった
 三人、着崩したブレザーが道を塞いだ。
「金髪。てめーが、樋口か?」
 豊作がため息をつく。
 ため息をつきたいのは、こっちだ。
 はやく、クソ高校を卒業して、こんなクソ田舎、出ていきたい。
 はやく、自由になりたい。

 修学旅行、という名目の隔離イベントに連行されていた。
 東北地方を北上する、というルートだ。
 何年もかけて確立された隔離ルートは、隙がない。
 リンゴ狩りでリンゴ食べ放題。
 牧場で牛乳とアイス食べ放題。
 昼は、わんこ蕎麦食べ放題、夜はきりたんぽ鍋食べ放題、と腹いっぱいにさせておけば、暴れない、という給餌。
 今夜の宿は、過去に陸上部と登山部の混合精鋭部隊が、自動販売機も見つけられずに戻ってきた、という伝説の山の中だ。
 そもそも、満腹でバスに揺られて爆睡のため、位置関係がわかっていない。

「有介、入らないんですか?」
「なんか、俺いいや」
 夕食前の入浴は、クラスごとに時間割されていて人数が制限されているのに、正に芋洗い、となっている湯舟を見て、俺はうんざり、と入浴を諦めた。
 絶対、風呂に入った方が、汚れる気がする。
「そうですか、では後程」
 弟妹が多くて毎日が芋洗いな豊作は、躊躇なく風呂場に入っていく。
 自分を洗えばいいだけ、いつもより楽なのかもしれない。
 豊作なりに、修学旅行を楽しんでいるみたいだ。
 一人になった俺は、居場所のない疎外感で、宿の中を歩き出した。
 貸し切りの宿は、ウチの学生でごった返し、どこも人の目がある。
 それを避けるうちに、玄関にたどり着いていた。
 外に出ても、何もないので、監視の目もない。
 木製のサンダルを履いて、外に出た。
 星が綺麗だ。
 田舎といえど、灯りがある街とは違い、満点の星。
 どこかに、どこにでもつながっている、見知らぬ空。
「ひ、ぐち、くーん、お散歩ですかあ?」
 頭の悪そうな声に、下卑た笑い声。
 七、八人はいるだろうか。
 こんなクソ世界から、とっとと逃げ出したい。
 とっとと自由になりたい。

 朝、謎の腹痛で、数名が病院へ運ばれたが、滞りなく、旅行は日程を消化していく。
 違う牧場での、見学という名目の教師の休憩時間。
 牛乳飲み放題は、白牛乳だけでなく、コーヒー牛乳、ホットもあったのがありがたかった。
「コーヒー牛乳で喜ぶなんて、洗脳されてるように感じますね」
 まったく、豊作の言う通りだ。
 牧場という名の草地を眺める。
 別のところにいるのか、これで全部なのか、牛も羊も疎らだ。
「自由ですね」
 飼われているのは、自由なのか。
「就職したら、今より自由ですよ」
 確かに、俺も卒業したら、自由になれる、と思ってはいる。
 でも本当に、そうなんだろうか。
 牧場を撮影している二人組がいた。
 こんな平日の昼間に、気楽なものだ。

 昼は、きりたんぽ鍋だった。
 昨夜のように、大鍋ではなく、固形燃料でやる一人鍋。
 白飯は食べ放題だそうだ。
 ただ、肉は一切れも入っていない鍋。
 コーヒー牛乳の糖分で腹が減っていなかった俺は、早々に席を立った。
 食べ終わったら、バスに集合という指示だったので、バスに戻って寝るつもりだ。
 豊作は、鍋を雑炊まで堪能した後、空になった鍋で握ったオニギリを焼いてお茶をかける、と白飯を消費するテクニックを披露して、称賛を集めていた。

 店から、駐車場まで、学ランに取り囲まれていた。
 近所の高校生だろう。
 お暇なことだ。
 ウチの高校教師以外に、その学校の教師らしいスーツ、警官までいた。
 ファンからアイドルを守る警備員のように、間に立ちはだかっている。
 もしかして、毎年の恒例行事なんじゃないのか。
 飯を食い終わった何人かが、玄関で立ち止まっていた。
 まあ、花道のように取り囲まれたバスまでを歩くのは、躊躇するだろう。
 俺は、肩をすくめて、歩き出した。
 ぞろぞろ、と他の連中も、俺の後を歩き出す。
「おおーっと、手がすべった」
 振り向く、と金髪が、拳を振り上げ、殴るふりをして、それで身を竦めた生徒を見て、嗤っていた。
「おおーっと、足がすべった」
 俺は、棒読み口調で言いながら、回し蹴りの右甲を、金髪の額三センチ手前にピタリ、と止めてやった。
「ミスミさん!」
「てめ、この!」
 俺に、つかみかかろうとした学ランたちを、教師がはがい締めにして止めている。
 俺は、前日のわんこ蕎麦の食いすぎが効いたのか、重い身体を支えてプルプルしだした左脚に気づかれないように右脚を戻し、バスに向かった。
「クソ金髪野郎!」
 お前も金髪だろうが。

 今夜の宿も、同じような芋洗いの浴場に、二日連続はマズイか、と夜空を眺めていたところ、拉致られた。
 ドラマならば、白い布を顔にあてられて気絶するのだろうが、二人の男にナイフで脅されて、車に乗った。
 勝てない相手ではなかったが、覚悟のある眼が怖かった。
 ヤクザだろうか。
 思い当たる節といえば、昼間の金髪くらいか。
 このまま、どこかに埋められるか。
 どうなるのだろう。
 麻痺しているのか、俺は大人しく後部座席に座っていた。
 俺の隣の男も、運転席の男も口をきかない。
 でかい門を潜ってしばらく、ヘッドライトに、人影が照らされ、急ブレーキで止まった。
 俺は、座ったまま、上体を倒して丸まった。
 間髪入れず、運転席と俺と反対側のドアが開き、突っ込まれた腕が、男二人の襟首を掴み、ぽいっと捨てた。
 入れ替わるように、男が二人乗り込み、発進した。
「足確保、らっきー」
「師匠、出口逆」
 急ハンドルが切られた。
 揺れる社内で、俺は、隣に座った男と目が合った。
「あの、師匠、」
「忙しい」
 運転席が返した途端に、リアガラスが割れた。
 追ってくる車、かんしゃく玉のような、爆竹のような、現実離れした音が聞こえてくる。
 バックミラーが吹き飛んだ。
 銃弾を躱すためか、蛇行する車。
「スモーク!」
「持ってるの師匠!」
「〇×▽△◇□!」
 どこの言葉かわからないが、確実に放送禁止っぽい言葉を叫び、運転席の男が、ハンドルから手を放して、腰のポーチを探った。
 蛇行が、激しくなり、塀が目前。
「ししょー!」
「危ない!」
 咄嗟に身を乗り出し、ハンドルを回す。
「邪魔だ」
 命の恩人の俺を押しのけ、スプレー缶のようなものを、後に抛る。
 後部座席の男は、お手玉して、割れたリアから外へ。
 後ろで爆発音、光、急ブレーキ音、急ハンドル音、衝突音。
「あー。間に合わんな」
 運転席のつぶやきに、前を見る、と生垣が目の前。
 まだ掴んでいたハンドルを回そう、とするのを押さえつけられ。
 加速して、突っ込んだ。

「高校生か、羨ましいねえ」
 生垣を抜けた後、すぐに止まってしまった車を捨て、夜闇の中を這いずるように逃げた。
 うまく包囲を抜けたのか、追ってきたらしい車が留守番なしに見つかったので、それを奪って逃げている最中だ。
 どうして、一緒に逃げているのだろう。
 そして、なぜか俺が運転している。
 もちろん、無免許運転だ。
「この車止める警官はいないさ」
 ミスミというヤクザの車だからだそうだ。
 あの金髪は、跡取りか何かか?
 どうしてヤクザの車に乗っていたか聞かれ、昼間の出来事を説明したら、
「若いねえ」
 と笑われた。
 というよりも、ヤクザに銃で撃たれて追われて車奪って逃げていて、笑えるのが、信じられない。
 よく見てみれば、一人は俺の祖父、もう一人は父親といってもおかしくない、いい年だが、その身体から漏れ出る精気が凄まじい。
 二人とも、決して大柄ではないのにだ。
 二人の事情を聴く、と口を濁しながら、牛を育てるのに肉を食わせているとか、その調査と言われても、よくわからなかった。
 そして、少しガッカリした。
 なんだか、二人に「自由」を感じていたからだ。
 ヤクザの屋敷に忍び込んで、車を奪って逃げて。
 かっこいい、と思ったのだ。
 世界を救うため、とは言わないが、牛の調査?
 ガッカリした感じだ。
 それで、思わず聞いた。
「なんで調べてんの?」
 二人は顔を見合わせて、同時に言った。
「「なんでだろ?」」
 若い方が噴出し、ジジイも笑い、俺も大爆笑した。
「やりたいから、だな」
 ジジイが、少し笑いが収まって言う。
「美味い肉が食えなくなるのは困るしな」
「自由だな!」
 俺は、ひいひい笑った。
 ジジイは、不思議そうに、
「お前も自由だろう?」
「どこがだよ!」
 俺は、反射的に叫んでいた。
 高校も、田舎も、世界もクソばっかりだ。
「何もしらねえくせに!」
 俺は、急ブレーキをかけて車を止め、振り向いて、わめき散らそう、と息を吸った。
「お前は、自由だ」
 ジジイが、ゆっくりと言った。
「高校に通っているのも、お前が通うのを選んだからだ。卒業なんか待たないで、いつでも飛び出していける」
 その言葉に、呼吸が止まる。
「なんなら、ついてくるか?」
 俺は、止まった息を、ため息のように吐き出した。
 俺は考え、答えた。
「今はまだ、やめとく」

 俺は自由だ。
 未来の可能性を盾にするわけではないが、なろうとする、やろうとする自由はある。
 やりたいことを見つける自由がある。
「俺も、師匠について飛び出してきたんだ」
 若い方が、俺の宿に向かう道すがら、ポツンと言った。
「オンボロトラック一台あるだけの村で、こんなクソみたいな村から逃げたくて。ある朝、現れた師匠を街に送るトラックに、隠れて潜り込んだんだ」
 薄明るくなってきた車内で見る、と若い方は、日本人じゃないかも、と思える彫りの深い顔立ちだった。
「その日から俺は、一番弟子の『壱』になったんだ」

 宿についたはいいが、どうやって忍び込もう、と思っていたら、豊作がいた。
 俺がいないのを教師に誤魔化し、窓の鍵を開けて、待っていてくれたのだ。
 俺が車からおりる、と豊作が走り寄ってきた。
「有介、説明してください」
 それでも小声なのが、さすがだ。
「全部、話す。時間はある」
 豊作は、きょとん、とした顔をして、
「有介、別人のようです」
 そうかもしれない、と笑うと照らされた。
 ジジイが、写真を撮ったらしい。
 宿をこっそり抜け出して、親友とのツーショット写真。
 まるで、修学旅行そのものみたいじゃないか。
 ちょっと前の非現実的な世界から、いきなりの日常だ。
 ぐー、と腹の鳴る音がした。
 そういえば、昼からろくに食べていなかった。
 よれよれな包装のチョコバーをポーチから出したジジイが、
「お前、腹減ってないか?」

「あれ? この写真って、オジサンが撮ったんですか?」
 アニキと親友が写っている、という修学旅行の写真を見て、アニキに聞いた。
「はい。あ、こっちの金髪の方です。お恥ずかしい」

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番外編の解説(作者の気まぐれ自己満足と忘備録的な)

いかにも番外編な、こいつ誰だよ、なお話、第弐弾。
「写真」は、登場人物の「過去・出会い」に焦点を当てた番外編で、今回は前回予告したように、アニキです。
(誰か後付け設定、とめてやれよ)

オジサンの形見分けに、イスを持ち帰るようなエキセントリックな信奉者であるアニキ。
切れ者である彼が、どうしてそこまで心酔するようになったのか。
今の彼からしたら、眉を顰めるような人物だったのではないか、ではなぜ?なお話です。

ちょい役と思われていた人物とのつながりも判明して、三角関係の予感。
(思われていた、じゃなくて、考えてなかった、でしょ?)
まあ、そもそも続くかどうかがわからないのが、番外編の醍醐味ですよね?

また、機会がありましたら、このお店にお付き合いくださいませ。
(お店のシーンなくても、決め台詞は変わらないんだ?)
(ほら、最後の写真見てる以下略)
(豊作がアニキだってミスディレクションしようとして失敗してるよね?)
(だって、二人で拉致られるの不自然だったんだもん!)
(だからオチで、どうしてわざわざ金髪っていうの?って感じだよね?)
(いやいや、ほらほら、念のためってやつ?)
(今回、ナニをパクってるかわからないかも?)
(意識してパクったのはないなあ、ってインスパイア!)

まみ夜
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