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番外編:秋
秋のデザート/定番
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「甘ーいモノが、食べたい、なー」
「食べたい、なー」
菊池さんが妙な節で歌い、九十九さんが調子を合わせた。
師匠が婚約して、このお店に顔を出すことが少なくなり、その代わりに菊池さんは、九十九さんと呑む機会が増えていた。
彼氏いないコンビの相方が代わった、とは口が裂けても、誰もその話題には触れない。
ところが、仕事では有能なのに、空気を読めない天然の気があるアニキが、「二人はこのお店のアイドルユニット」的なことを気が利いた台詞、とドヤ顔で言い、二人が渇いた笑いを漏らしたときは、場が凍り付いたものだ。
そんなアニキに同意した、百田さんもかなりの朴念仁だな、とは思う。
九十九さんが百田さんに告白して「仕事で今は無理」とフラれた件を漏れ聞いている常連さんは最近、彼が来る、と生暖かい目で見ている気がする。
二人が訴えているのは、デザートメニューの常設だ。
先日、栗を大量に貰ったので、それでほぼ栗のマロンクリームをつくり、盛り放題モンブランと称して、喫茶メニューだけではなく、夜も数日間、日替わりとして出たことに、味を占めたのだ。
まあ、デザートの定番化そのものは、身体と体重にいいかは別として、良いと思う。
ただ、零細なこのお店では、いろいろ条件があるのだ。
・材料もしくはデザートそのものが日持ちする
・なるべく手作りで「買ってきた方が美味しい」ではダメ
・提供に手間がかからない
・飽きがこない
正直、毎日が満員御礼なわけではないので、材料や作り置きしたデザートが出ずに、ダメになってしまうのは避けたい。
でも、せっかく出すなら、喫茶メニューのお菓子と同じで、当店で食べてくださる「どこかで買って食べたのと同じ」ではないメリットを出したい。
もちろん、僕一人なので、手間がかかる、例えばパフェのようなのは、やりたくない。
いや、固いマロンクリームの絞りすぎで懲りたわけではない。
定番メニューなので、飽きないように、週代わりとか月代わりくらいに、工夫をして変化を出せるといい。
オプションとか、トッピングで、毎回変化させることができたらベストだ。
僕では、クッキーかカリントウくらいしか、思いつかないのだ。
一時、ポップコーンマシーンの隣に、綿飴の機械を検討したのだけど、インスタ映えのお店で買ったら、食べ切るのがキツくて断念してから、甘いモノは、喫茶メニューのお菓子で精いっぱいなのだ。
それも、秋のお菓子は、栗を使い切ってしまったので、品切れ中の為体。
いやいや、固いマロンクリームを絞りすぎて懲りたのではなく、原価を考える、と盛り放題にはできないので、そのインパクトを失った挽回方法が思いつかないのだ。
誰だって、今まで小山のように盛っていたのがチョコン、とだけ出てきたら、残念に思うだろう。
自分で思っていたより、「お菓子」への煮詰まり加減にウップンが溜まっていたようで、そういった世知辛い台所事情を、ついつい二人に愚痴ってしまった。
そうしたら、思わぬ一言が聞こえてきた。
「パウンドケーキ」
脳髄に突き刺さるような、その言葉に僕はクワッ、と振り向いた。
そこに座っていたのは、百田さんが店長で、九十九さんもインストラクターをしているジムに通っている、という女性のお客様たちだった。
九十九さんが教えている、格闘技系のエクササイズの常連さんで、彼女の紹介で、ご来店いただけるようになった方々だ。
僕の喰いつきが強かったからか、ちょっと脅えた感じで、
「ブランデーをたっぷり染み込ませたパウンドケーキは?確か数日間、寝かせたほうが美味しいようですし」
確かに。
「でも、ブランデーとビールの組み合わせは、ちょっとアレでしょうか?」
いや、それは、コアントローとかアマレットに代えてもいい。
洋酒は、中に入れるドライフルーツ、ナッツとかに合わせて変えてもいい。
そうすれば、週代わりくらいにはできるし、トッピングには、アイスやジャム、ピーナッツクリームなどなど。
思い切って、スライスチーズを乗せてトースターで軽く焼くとか、アリかもしれない。
グルグル、と様々な構想が巡ってカチッ、と音を立ててハマったのがわかった。
「「それだ!」」
九十九さんと菊池さんが、提案してくれたお客様にサムズアップをしていた。
いや、それ、僕の台詞でしょ?
お礼に、ビールを奢らせていただいて、僕はオツマミ調理の隙を見て、パウンドケーキを調べた。
なんだか「混ぜて焼くだけ」のイメージがあったけど、失敗しにくいアレンジもあるようだ。
プレーンでつくるなら、材料はあるので、試作してみることにした。
型はないので、シュトーレンのときと同じに、牛乳パックを使う。
調べものの前に、冷蔵庫から出しておいた無塩バターをボールに移して、ゴムベラで捏ねた後、ハンドミキサーで泡立て、半量のグラニュー糖を加えて更に、しっかり泡立てる。
これも冷蔵庫から出しておいた卵黄を一個づつ加えて混ぜる。
卵白を別に泡立て、残りのグラニュー糖を三回に分けて加えて、しっかりしたメレンゲにする。
メレンゲの三分の一をバターと卵黄のボールに移し、よく混ぜる。
半量の薄力粉を振るい入れ、軽く混ぜたら、残り半量のメレンゲも混ぜた後、残りの粉、メレンゲも同様にする。
型に入れて、空気を抜き、余熱しておいたオーブンで百七十度四十分、焼く。
調べたり、途中でビールを注いだり、調理をしたり、で提案していただいてから焼き上がりまで、一時間以上、かかってしまった。
菊池さんたちは、まだ粘るようだが、提案のお客様は、料理も食べ終わり、ビールも残り少ない。
なんとか間に合ったか。
牛乳パックの型を切り開き、湯気を立てるパウンドケーキを切り分ける。
イメージしていたより、膨らみが足りないような気がする。
端っこを食べてみたが、初めてにしては、シットリして、焼き立て補正が逆にアリなのか、かなり美味しい。
せっかく熱々なのだから、とパンに塗るチョコクリームをトッピングしてみた。
熱で溶けジンワリ、とパウンドケーキに染みて、チョコ色に染めていく。
「置いた方が美味しいかもしれませんが焼き立てを、ご試食なさいませんか?」
幸い、好評だったので、定番デザートに決まった。
中に入れるドライフルーツや、染み込ませるリキュールの組み合わせ、更にはトッピングで、いろいろ楽しめそうだ。
パウンドケーキを食べたら、コーヒーが飲みたくなる、とのことなので、夜にもコーヒーが出るようになるかもしれない。
そもそも、喫茶タイムの喫「茶」自体が有名無実なのだけど。
そうか、喫茶タイムにも提供したらいいな、と思いついて、気がついてしまった。
秋のお菓子は、欠品のままだ。
--------------------------------------------------------------------
番外編の解説(作者の気まぐれ自己満足と忘備録的な)
「秋の」とあったら(以下略)
はい、秋です。
(開き直った)
食欲の秋です。
秋のお菓子に、盛り放題モンブランを出したのですが、貰った栗だからこそできる所業で、傷まないうちに売り切るために、夜にも出したら当然、夜もデザートほしくなるよね、という発想からのお話です。
(しかも売り切ったら、無料の栗の再補充がないから、欠品になるって書いてから気がついたよな?)
(慌てて、題名を「秋のお菓子/スペシャル」にしましたよ)
まずは感謝を。
パウンドケーキのアイディアは、Twitterで「さーしゃん様」にいただきました。
ありがとうございます。
最終的には、カステラ(買った方が美味しい!)が限界だったので、本当に感謝です。
(迷走して、甘ければホットケーキやフレンチトーストでいいんじゃないか、とか言い出していたな)
(お店で食べてもらうメリットが「出来立て」くらいしか思いつかなくなって)
(やっぱりお菓子は、プロがつくった方が美味しいものな)
(出来立てではない寝かした美味しさって、盲点でした)
というか、秋のお菓子が欠品したままなのを伏線にして大丈夫か、って気もしますが。
まあ、そもそも続くかどうかがわからないのが、番外編の醍醐味ですよね?
また、機会がありましたら、このお店にお付き合いくださいませ。
(お菓子ネタ、ハードル高いよねえ)
(「買ってきた方が美味しい」のが、ほとんどだものな)
(どうしても「出来立て」ネタになっちゃうよね)
(「秋の」どうする?)
(か、かぼちゃとか?)
(をいをい?)
まみ夜
「食べたい、なー」
菊池さんが妙な節で歌い、九十九さんが調子を合わせた。
師匠が婚約して、このお店に顔を出すことが少なくなり、その代わりに菊池さんは、九十九さんと呑む機会が増えていた。
彼氏いないコンビの相方が代わった、とは口が裂けても、誰もその話題には触れない。
ところが、仕事では有能なのに、空気を読めない天然の気があるアニキが、「二人はこのお店のアイドルユニット」的なことを気が利いた台詞、とドヤ顔で言い、二人が渇いた笑いを漏らしたときは、場が凍り付いたものだ。
そんなアニキに同意した、百田さんもかなりの朴念仁だな、とは思う。
九十九さんが百田さんに告白して「仕事で今は無理」とフラれた件を漏れ聞いている常連さんは最近、彼が来る、と生暖かい目で見ている気がする。
二人が訴えているのは、デザートメニューの常設だ。
先日、栗を大量に貰ったので、それでほぼ栗のマロンクリームをつくり、盛り放題モンブランと称して、喫茶メニューだけではなく、夜も数日間、日替わりとして出たことに、味を占めたのだ。
まあ、デザートの定番化そのものは、身体と体重にいいかは別として、良いと思う。
ただ、零細なこのお店では、いろいろ条件があるのだ。
・材料もしくはデザートそのものが日持ちする
・なるべく手作りで「買ってきた方が美味しい」ではダメ
・提供に手間がかからない
・飽きがこない
正直、毎日が満員御礼なわけではないので、材料や作り置きしたデザートが出ずに、ダメになってしまうのは避けたい。
でも、せっかく出すなら、喫茶メニューのお菓子と同じで、当店で食べてくださる「どこかで買って食べたのと同じ」ではないメリットを出したい。
もちろん、僕一人なので、手間がかかる、例えばパフェのようなのは、やりたくない。
いや、固いマロンクリームの絞りすぎで懲りたわけではない。
定番メニューなので、飽きないように、週代わりとか月代わりくらいに、工夫をして変化を出せるといい。
オプションとか、トッピングで、毎回変化させることができたらベストだ。
僕では、クッキーかカリントウくらいしか、思いつかないのだ。
一時、ポップコーンマシーンの隣に、綿飴の機械を検討したのだけど、インスタ映えのお店で買ったら、食べ切るのがキツくて断念してから、甘いモノは、喫茶メニューのお菓子で精いっぱいなのだ。
それも、秋のお菓子は、栗を使い切ってしまったので、品切れ中の為体。
いやいや、固いマロンクリームを絞りすぎて懲りたのではなく、原価を考える、と盛り放題にはできないので、そのインパクトを失った挽回方法が思いつかないのだ。
誰だって、今まで小山のように盛っていたのがチョコン、とだけ出てきたら、残念に思うだろう。
自分で思っていたより、「お菓子」への煮詰まり加減にウップンが溜まっていたようで、そういった世知辛い台所事情を、ついつい二人に愚痴ってしまった。
そうしたら、思わぬ一言が聞こえてきた。
「パウンドケーキ」
脳髄に突き刺さるような、その言葉に僕はクワッ、と振り向いた。
そこに座っていたのは、百田さんが店長で、九十九さんもインストラクターをしているジムに通っている、という女性のお客様たちだった。
九十九さんが教えている、格闘技系のエクササイズの常連さんで、彼女の紹介で、ご来店いただけるようになった方々だ。
僕の喰いつきが強かったからか、ちょっと脅えた感じで、
「ブランデーをたっぷり染み込ませたパウンドケーキは?確か数日間、寝かせたほうが美味しいようですし」
確かに。
「でも、ブランデーとビールの組み合わせは、ちょっとアレでしょうか?」
いや、それは、コアントローとかアマレットに代えてもいい。
洋酒は、中に入れるドライフルーツ、ナッツとかに合わせて変えてもいい。
そうすれば、週代わりくらいにはできるし、トッピングには、アイスやジャム、ピーナッツクリームなどなど。
思い切って、スライスチーズを乗せてトースターで軽く焼くとか、アリかもしれない。
グルグル、と様々な構想が巡ってカチッ、と音を立ててハマったのがわかった。
「「それだ!」」
九十九さんと菊池さんが、提案してくれたお客様にサムズアップをしていた。
いや、それ、僕の台詞でしょ?
お礼に、ビールを奢らせていただいて、僕はオツマミ調理の隙を見て、パウンドケーキを調べた。
なんだか「混ぜて焼くだけ」のイメージがあったけど、失敗しにくいアレンジもあるようだ。
プレーンでつくるなら、材料はあるので、試作してみることにした。
型はないので、シュトーレンのときと同じに、牛乳パックを使う。
調べものの前に、冷蔵庫から出しておいた無塩バターをボールに移して、ゴムベラで捏ねた後、ハンドミキサーで泡立て、半量のグラニュー糖を加えて更に、しっかり泡立てる。
これも冷蔵庫から出しておいた卵黄を一個づつ加えて混ぜる。
卵白を別に泡立て、残りのグラニュー糖を三回に分けて加えて、しっかりしたメレンゲにする。
メレンゲの三分の一をバターと卵黄のボールに移し、よく混ぜる。
半量の薄力粉を振るい入れ、軽く混ぜたら、残り半量のメレンゲも混ぜた後、残りの粉、メレンゲも同様にする。
型に入れて、空気を抜き、余熱しておいたオーブンで百七十度四十分、焼く。
調べたり、途中でビールを注いだり、調理をしたり、で提案していただいてから焼き上がりまで、一時間以上、かかってしまった。
菊池さんたちは、まだ粘るようだが、提案のお客様は、料理も食べ終わり、ビールも残り少ない。
なんとか間に合ったか。
牛乳パックの型を切り開き、湯気を立てるパウンドケーキを切り分ける。
イメージしていたより、膨らみが足りないような気がする。
端っこを食べてみたが、初めてにしては、シットリして、焼き立て補正が逆にアリなのか、かなり美味しい。
せっかく熱々なのだから、とパンに塗るチョコクリームをトッピングしてみた。
熱で溶けジンワリ、とパウンドケーキに染みて、チョコ色に染めていく。
「置いた方が美味しいかもしれませんが焼き立てを、ご試食なさいませんか?」
幸い、好評だったので、定番デザートに決まった。
中に入れるドライフルーツや、染み込ませるリキュールの組み合わせ、更にはトッピングで、いろいろ楽しめそうだ。
パウンドケーキを食べたら、コーヒーが飲みたくなる、とのことなので、夜にもコーヒーが出るようになるかもしれない。
そもそも、喫茶タイムの喫「茶」自体が有名無実なのだけど。
そうか、喫茶タイムにも提供したらいいな、と思いついて、気がついてしまった。
秋のお菓子は、欠品のままだ。
--------------------------------------------------------------------
番外編の解説(作者の気まぐれ自己満足と忘備録的な)
「秋の」とあったら(以下略)
はい、秋です。
(開き直った)
食欲の秋です。
秋のお菓子に、盛り放題モンブランを出したのですが、貰った栗だからこそできる所業で、傷まないうちに売り切るために、夜にも出したら当然、夜もデザートほしくなるよね、という発想からのお話です。
(しかも売り切ったら、無料の栗の再補充がないから、欠品になるって書いてから気がついたよな?)
(慌てて、題名を「秋のお菓子/スペシャル」にしましたよ)
まずは感謝を。
パウンドケーキのアイディアは、Twitterで「さーしゃん様」にいただきました。
ありがとうございます。
最終的には、カステラ(買った方が美味しい!)が限界だったので、本当に感謝です。
(迷走して、甘ければホットケーキやフレンチトーストでいいんじゃないか、とか言い出していたな)
(お店で食べてもらうメリットが「出来立て」くらいしか思いつかなくなって)
(やっぱりお菓子は、プロがつくった方が美味しいものな)
(出来立てではない寝かした美味しさって、盲点でした)
というか、秋のお菓子が欠品したままなのを伏線にして大丈夫か、って気もしますが。
まあ、そもそも続くかどうかがわからないのが、番外編の醍醐味ですよね?
また、機会がありましたら、このお店にお付き合いくださいませ。
(お菓子ネタ、ハードル高いよねえ)
(「買ってきた方が美味しい」のが、ほとんどだものな)
(どうしても「出来立て」ネタになっちゃうよね)
(「秋の」どうする?)
(か、かぼちゃとか?)
(をいをい?)
まみ夜
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