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ユノの修行
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ロイとエレノアが学園に戻ると、教本を片手にスタスタ歩くユノに遭遇した。
「ユノ!」
「あ、ロイにエレノア。送ってきたの? くんくん…………甘い匂いする。何か食べてきた」
「あんた犬? それより、何してたの?」
「ララベル先輩から魔法の基礎習った」
ユノが掌を上に向けると、魔力の小さな玉が現れた。
それを維持したまま、ユノはエレノアに言う。
「エレノア、修行に付き合って。能力覚醒は、エレノアにとっても修行になる」
「───それ、いいわね」
「あ」
エレノアにスイッチが入った。ロイが気付くがもう遅い。
「じゃ、ロイ。あたしはユノと修行するから。例の件もユノに話しておく」
「あ、ああ」
「例の件?」
「戦いながら話す。それと、その魔法の基礎、あたしにも教えて」
「いいよ」
そう言いながら、二人は歩き去った。
残されたロイ。とりあえず部屋に戻ろうと寮に続く道を歩いていると。
「あれ、ロイじゃないか」
「殿下……お疲れ様です」
サリオスだった。
あまり見ない私服姿で、何をしているのか手には大きな鋏を持っている。
汗を手拭いで拭き、ロイに近づいてきた。
「どこかに出掛けていたのかい?」
「ええ、町までちょっと……あの、殿下は?」
「オレは花壇の手入れを少し。ロセ会長に頼まれた仕事だからね」
「ああ……そういえば殿下、生徒会に入ったんでしたっけ」
サリオスは、生徒会に入った。
エレノア曰く『ロセ先輩の傍にいたいから』らしい。少なくとも、エレノアやユノに対するアピールは消え、日常会話や挨拶くらいしかしなくなったらしい。
ロイにライバル宣言したサリオスはどこへ行ったのか。すると、サリオスは苦笑する。
「あのさ、以前キミにライバル宣言したと思うんだけど……どうやら、オレではキミに勝てないようだ」
「え?」
「はは……その、エレノアのことは、戦友としか思えなくなった。エレノアはその、いい子だとは思うけど、オレ程度の男じゃ相手にもされないよ。向こうも、いい友人くらいには思ってくれてると思う。今は、この距離感が心地いいんだ」
「は、はあ」
「悪かった。きみを混乱させるようなことを言って」
「い、いえ。まぁ、エレノアよりロセ先輩の方がカッコいいですよね」
「ああ!! って───……きき、きみは何を言ってるんだ!?」
「あ、やべ」
ついつい本音が漏れてしまい、ロイは口を押さえた。
サリオスもわかりやすいくらい動揺し、顔を真っ赤にして鋏をブンブン振り回す。危なくなったロイは距離を取るが、サリオスの息は荒い。
「かかか、勘違いしないでくれ!! おお、オレはその、会長のことが好きとかじゃなくてだな!! その、戦う姿に憧れてているというか!!」
「わ、わかったんで鋏、ハサミを振り回さないで!!」
「あ、ああ!!」
ようやく落ち着いたサリオスだが、耳が真っ赤だった。
「え、ええと……こほん!! オレは花壇の手入れがまだあるんで!! っと……ところで、エレノアとユノは一緒じゃないのかい?」
「あいつらなら、聖剣の能力を覚醒させるとかで、訓練場に行きましたよ」
「何ぃ!? くっ……さ、先を越されるのは悔しいな。ええい、ロセ先輩のところへ行ってくる!!」
「あ」
サリオスは、鋏を持ったままダッシュで消えた。
『妙な男だな』
「それ言うなよ……俺さ、殿下のこと憎めない奴だと思えてきた。ああいうの嫌いじゃないかも」
ロイは、今度こそ部屋に戻ることにした。
◇◇◇◇◇◇
部屋に戻ってすぐ、ドアがノックされた。
「よ、ロイ」
「おう」
オルカが部屋に入ると、勉強机とセットになっている硬い椅子に座る。
「あのさ、さっきの件、ユイカに確認したぜ。一緒でいいってさ」
「お、マジか」
「ああ。でもさ……大丈夫なのか。ラグーンで何日か遊んだあとにユノちゃんの故郷行くとか」
「悪いな。秋季休暇はちゃんと付き合うからさ」
「おう」
「そういやユイカと二人きりか? 大丈夫なのか?」
「───……あ」
オルカは今思い出したように青ざめた。
だが、首をブンブン振る。
「いやお前、あいつはダチだし。お前だってそうだろうが」
「はっはっは」
「いや何笑ってんだ!?」
「いやあ……ユイカはいい子だと思うぞ? 話してて楽しいし。お前とお似合いかもな」
「う、うっせえ!! そういうお前はどうなんだよ? エレノアちゃんとユノちゃん、どっち選ぶんだ!?」
「は、はぁ!? なんだその二択!? いや、エレノアは幼馴染で」
「へっ、どうだかなぁ?」
「こ、この野郎……」
ロイとオルカが睨み合っていると、ドアがノックされた。
そして、返事する間もなくドアが空き、ユイカが入ってきた。
「よ、何ギャーギャー騒いでんのよ」
「いや、ロイが」
「お前だろうが」
「……そんなことより、夏季休暇のこと話に来たよ」
ユイカも、ロイの部屋に入る。
座るところがないので、ベッドに座るロイの隣へ。
「ね、ロイ。エレノアとユノが来るってマジなんだよね?」
「ああ。ユノの故郷に行くついでに寄る。悪いな、たぶん何日かしか遊べない」
「ま、氷聖剣の持ち主だしねー、忙しいのは仕方ないって!」
「俺もエレノアもユノと一緒に行くからさ、オルカと二人きりだけど楽しんでくれ」
「あはは、大丈夫大丈夫。遊ぶのは数日だけで、あとは宿のお手伝いだし。いやー、ありがとねオルカ。おじさん、男手欲しいって言ってたし」
「え」
初耳だったのか、オルカの表情が凍り付いていた。
◇◇◇◇◇
オルカとユイカが部屋に戻り、ロイとデスゲイズだけになった。
ロイはベッドに横になり、デスゲイズを傍に置く。
「はぁ~……」
『おい、遊ぶのも結構だが、トリステッツァのことを忘れるな』
「トリステッツァ……『嘆きの魔王』だよな。なぁ、またトラビア王国を襲うとか」
『それはない。奴らのルールの一つに、「他の魔王が襲った国は、次の自分の手番が来るまで襲わない」というのがある。パレットアイズがトラビア王国を襲った以上、次に狙われるのは別の国だ』
「可能性として高いのは、マリアさんが言ったレイピアーゼ王国か」
『そうだな。ちょうどいい……ロイ、今度はお前がトリステッツァを討て』
ロイは「簡単に言うなよ」と言い、体勢を変える。
「なあ、そのトリステッツァは、どんな力を使うんだ? パレットアイズが『お菓子』なら、トリステッツァは? どんな手を使うんだ?」
そう言うと、デスゲイズは少し黙った。
『気を付けろ。トリステッツァは───……「ロイ、いる?」
と、ここでドアが開いた。
エレノアだ。手には聖剣を持ち、息が荒い。
「あーもう疲れたわ。ね、あんたがサリオスを送り込んできたの?」
「い、いきなりだな。送り込んだというか、場所を聞かれたから教えただけで」
「サリオス、すっごいやる気になっちゃって大変なのよ。ユノもノリノリだし、あたしだけ付いていけないわ……だから逃げてきたの」
「そうなのか」
「だから、かくまって!! 追われてるのよ───ユノに」
「ユノって……「エレノア」
今度は、冷気を纏ったユノが現れた。
両手に第三形態であるチャクラムを持ち、冷たい目でエレノアを見ている。
「サリオス、凍っちゃった……溶かして」
「え」
「こ、凍ったって……い、生きてるのかしら?」
「うん。首から下だけ凍った。『死ぬ、死ぬ……』って呻いてる」
「わ、わかった。あの、それ終わったらあたし」
「エレノアの番。もう少しで何か掴めそうな気がするの」
「え、ええと」
「エレノア」
「と、と、とりあえず!! サリオス溶かすわっ!!」
エレノアはダッシュで部屋を出て行った。恐らく速攻でサリオスを溶かし逃げるつもりだろう。
すると、ユノはロイを見た。
「ロイ」
「あ、ああ」
「エレノアから観光都市のこと聞いた。思い出いっぱい作りたいから、ぜったい勝つね」
「お、おお!! が、頑張れよ」
「うん。ロイ、勝ったらご褒美ほしい」
「ご褒美? わかった、いいぞ」
「約束」
そう言い、ユノは冷気を纏ったまま部屋を出た。
気のせいではなく、部屋の気温が大幅に下がっており、ロイは椅子にひっかけてある上着を取る。
『ご褒美……さてさて、何を要求されるのやら』
「ユノだし、山盛りお菓子とかだろ。前日までに用意しておくよ」
『ククク、どうなることやら』
結局、トリステッツァの事は聞かなかった。ロイも、デスゲイズも忘れてしまった。
聞けばよかったと後悔することも知らずに。
「ユノ!」
「あ、ロイにエレノア。送ってきたの? くんくん…………甘い匂いする。何か食べてきた」
「あんた犬? それより、何してたの?」
「ララベル先輩から魔法の基礎習った」
ユノが掌を上に向けると、魔力の小さな玉が現れた。
それを維持したまま、ユノはエレノアに言う。
「エレノア、修行に付き合って。能力覚醒は、エレノアにとっても修行になる」
「───それ、いいわね」
「あ」
エレノアにスイッチが入った。ロイが気付くがもう遅い。
「じゃ、ロイ。あたしはユノと修行するから。例の件もユノに話しておく」
「あ、ああ」
「例の件?」
「戦いながら話す。それと、その魔法の基礎、あたしにも教えて」
「いいよ」
そう言いながら、二人は歩き去った。
残されたロイ。とりあえず部屋に戻ろうと寮に続く道を歩いていると。
「あれ、ロイじゃないか」
「殿下……お疲れ様です」
サリオスだった。
あまり見ない私服姿で、何をしているのか手には大きな鋏を持っている。
汗を手拭いで拭き、ロイに近づいてきた。
「どこかに出掛けていたのかい?」
「ええ、町までちょっと……あの、殿下は?」
「オレは花壇の手入れを少し。ロセ会長に頼まれた仕事だからね」
「ああ……そういえば殿下、生徒会に入ったんでしたっけ」
サリオスは、生徒会に入った。
エレノア曰く『ロセ先輩の傍にいたいから』らしい。少なくとも、エレノアやユノに対するアピールは消え、日常会話や挨拶くらいしかしなくなったらしい。
ロイにライバル宣言したサリオスはどこへ行ったのか。すると、サリオスは苦笑する。
「あのさ、以前キミにライバル宣言したと思うんだけど……どうやら、オレではキミに勝てないようだ」
「え?」
「はは……その、エレノアのことは、戦友としか思えなくなった。エレノアはその、いい子だとは思うけど、オレ程度の男じゃ相手にもされないよ。向こうも、いい友人くらいには思ってくれてると思う。今は、この距離感が心地いいんだ」
「は、はあ」
「悪かった。きみを混乱させるようなことを言って」
「い、いえ。まぁ、エレノアよりロセ先輩の方がカッコいいですよね」
「ああ!! って───……きき、きみは何を言ってるんだ!?」
「あ、やべ」
ついつい本音が漏れてしまい、ロイは口を押さえた。
サリオスもわかりやすいくらい動揺し、顔を真っ赤にして鋏をブンブン振り回す。危なくなったロイは距離を取るが、サリオスの息は荒い。
「かかか、勘違いしないでくれ!! おお、オレはその、会長のことが好きとかじゃなくてだな!! その、戦う姿に憧れてているというか!!」
「わ、わかったんで鋏、ハサミを振り回さないで!!」
「あ、ああ!!」
ようやく落ち着いたサリオスだが、耳が真っ赤だった。
「え、ええと……こほん!! オレは花壇の手入れがまだあるんで!! っと……ところで、エレノアとユノは一緒じゃないのかい?」
「あいつらなら、聖剣の能力を覚醒させるとかで、訓練場に行きましたよ」
「何ぃ!? くっ……さ、先を越されるのは悔しいな。ええい、ロセ先輩のところへ行ってくる!!」
「あ」
サリオスは、鋏を持ったままダッシュで消えた。
『妙な男だな』
「それ言うなよ……俺さ、殿下のこと憎めない奴だと思えてきた。ああいうの嫌いじゃないかも」
ロイは、今度こそ部屋に戻ることにした。
◇◇◇◇◇◇
部屋に戻ってすぐ、ドアがノックされた。
「よ、ロイ」
「おう」
オルカが部屋に入ると、勉強机とセットになっている硬い椅子に座る。
「あのさ、さっきの件、ユイカに確認したぜ。一緒でいいってさ」
「お、マジか」
「ああ。でもさ……大丈夫なのか。ラグーンで何日か遊んだあとにユノちゃんの故郷行くとか」
「悪いな。秋季休暇はちゃんと付き合うからさ」
「おう」
「そういやユイカと二人きりか? 大丈夫なのか?」
「───……あ」
オルカは今思い出したように青ざめた。
だが、首をブンブン振る。
「いやお前、あいつはダチだし。お前だってそうだろうが」
「はっはっは」
「いや何笑ってんだ!?」
「いやあ……ユイカはいい子だと思うぞ? 話してて楽しいし。お前とお似合いかもな」
「う、うっせえ!! そういうお前はどうなんだよ? エレノアちゃんとユノちゃん、どっち選ぶんだ!?」
「は、はぁ!? なんだその二択!? いや、エレノアは幼馴染で」
「へっ、どうだかなぁ?」
「こ、この野郎……」
ロイとオルカが睨み合っていると、ドアがノックされた。
そして、返事する間もなくドアが空き、ユイカが入ってきた。
「よ、何ギャーギャー騒いでんのよ」
「いや、ロイが」
「お前だろうが」
「……そんなことより、夏季休暇のこと話に来たよ」
ユイカも、ロイの部屋に入る。
座るところがないので、ベッドに座るロイの隣へ。
「ね、ロイ。エレノアとユノが来るってマジなんだよね?」
「ああ。ユノの故郷に行くついでに寄る。悪いな、たぶん何日かしか遊べない」
「ま、氷聖剣の持ち主だしねー、忙しいのは仕方ないって!」
「俺もエレノアもユノと一緒に行くからさ、オルカと二人きりだけど楽しんでくれ」
「あはは、大丈夫大丈夫。遊ぶのは数日だけで、あとは宿のお手伝いだし。いやー、ありがとねオルカ。おじさん、男手欲しいって言ってたし」
「え」
初耳だったのか、オルカの表情が凍り付いていた。
◇◇◇◇◇
オルカとユイカが部屋に戻り、ロイとデスゲイズだけになった。
ロイはベッドに横になり、デスゲイズを傍に置く。
「はぁ~……」
『おい、遊ぶのも結構だが、トリステッツァのことを忘れるな』
「トリステッツァ……『嘆きの魔王』だよな。なぁ、またトラビア王国を襲うとか」
『それはない。奴らのルールの一つに、「他の魔王が襲った国は、次の自分の手番が来るまで襲わない」というのがある。パレットアイズがトラビア王国を襲った以上、次に狙われるのは別の国だ』
「可能性として高いのは、マリアさんが言ったレイピアーゼ王国か」
『そうだな。ちょうどいい……ロイ、今度はお前がトリステッツァを討て』
ロイは「簡単に言うなよ」と言い、体勢を変える。
「なあ、そのトリステッツァは、どんな力を使うんだ? パレットアイズが『お菓子』なら、トリステッツァは? どんな手を使うんだ?」
そう言うと、デスゲイズは少し黙った。
『気を付けろ。トリステッツァは───……「ロイ、いる?」
と、ここでドアが開いた。
エレノアだ。手には聖剣を持ち、息が荒い。
「あーもう疲れたわ。ね、あんたがサリオスを送り込んできたの?」
「い、いきなりだな。送り込んだというか、場所を聞かれたから教えただけで」
「サリオス、すっごいやる気になっちゃって大変なのよ。ユノもノリノリだし、あたしだけ付いていけないわ……だから逃げてきたの」
「そうなのか」
「だから、かくまって!! 追われてるのよ───ユノに」
「ユノって……「エレノア」
今度は、冷気を纏ったユノが現れた。
両手に第三形態であるチャクラムを持ち、冷たい目でエレノアを見ている。
「サリオス、凍っちゃった……溶かして」
「え」
「こ、凍ったって……い、生きてるのかしら?」
「うん。首から下だけ凍った。『死ぬ、死ぬ……』って呻いてる」
「わ、わかった。あの、それ終わったらあたし」
「エレノアの番。もう少しで何か掴めそうな気がするの」
「え、ええと」
「エレノア」
「と、と、とりあえず!! サリオス溶かすわっ!!」
エレノアはダッシュで部屋を出て行った。恐らく速攻でサリオスを溶かし逃げるつもりだろう。
すると、ユノはロイを見た。
「ロイ」
「あ、ああ」
「エレノアから観光都市のこと聞いた。思い出いっぱい作りたいから、ぜったい勝つね」
「お、おお!! が、頑張れよ」
「うん。ロイ、勝ったらご褒美ほしい」
「ご褒美? わかった、いいぞ」
「約束」
そう言い、ユノは冷気を纏ったまま部屋を出た。
気のせいではなく、部屋の気温が大幅に下がっており、ロイは椅子にひっかけてある上着を取る。
『ご褒美……さてさて、何を要求されるのやら』
「ユノだし、山盛りお菓子とかだろ。前日までに用意しておくよ」
『ククク、どうなることやら』
結局、トリステッツァの事は聞かなかった。ロイも、デスゲイズも忘れてしまった。
聞けばよかったと後悔することも知らずに。
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