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夏季休暇の始まり
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「それでは、一学期最後のホームルームを終わります。皆さん、お疲れ様でした」
アンネがそう言うと、教室内は歓声に包まれた。
一学期の終わり。そして、三十日の夏季休暇が始まる。
アンネが教室を出ると、さっそく教室を飛び出す者や、夏季休暇の予定に付いて確認する者、荷物をウキウキしながらまとめる者と多い。
ロイの元にも、オルカとユイカ、そしてユノが来た。
「終わったな!!」
「ああ。お前、テンション高いぞ」
「うっせ。それよりロイ、準備できてるよな?」
「できてるけど……ほんとに今日行くのか?」
「おう。夏季休暇は三十日しかないんだからな、一日も無駄にできねぇよ!!」
前々から、オルカに「いいか、夏季休暇の用意絶対にしとけよ!!」と何度も言われていた。言われた通り、観光都市ラグーンへ出かける用意はしてあるのだが……まさか、夏季休暇前最後の授業が終わったあと、すぐに出発することになるとは思わなかった。
「魔法高速艇のチケット、今日の夕方に予約してあるんだよ。今日はトラビア王国最北の街アデルアで一泊して、明日の午前には観光都市ラグーンに入るぜ!」
「ちなみに~、高速魔法艇のチケット、あたしが予約したんだから! ふふん、激戦を勝ち抜いてゲットしました~!」
「おおー」
ユノがパチパチ手を叩くと、ユイカはご満悦だ。
すると、教室にエレノアが入って来た。
「やっほ。今日出発でしょ?」
「あ、エレノアちゃん。そうそう、これから高速魔法艇乗り場まで行くぜ。よし、みんな揃ったし、着替えて学園正門前に集合な!」
オルカがそう言い、ロイたちは揃って教室を出た。
◇◇◇◇◇◇
サリオスは、生徒会室でロセと一緒に書類整理をしていた。
「サリオスくん。夏季休暇のご予定は?」
「えーと……一応オレ、この国の王子なんで……王族としての公務がいくつか。あと、聖剣騎士団に稽古を付けてもらって、できたらですけど……この夏季休暇の間に、能力を覚醒させたいです」
「そう。ふふ、サリオスくんならきっとできるよ」
「は、はい」
ロセはニッコリ笑った。
すると、生徒会室のドアが乱暴に開き、大きな荷物を持っているララベルが入って来た。
「やっほ!! ロセ、アタシ先に帰るわ。あ、サリオスもいたの? とりあえず、夏季休暇楽しんでね~!! ばいばーい!!」
ドアが再び閉じた。
何かを言う暇もなく現れては消えたララベルに、ロセは頭を押さえサリオスはポカンと口を開ける。
「び、びっくりしました」
「あの子は、もう……」
「あの……ロセ先輩とララベル先輩って、同期なんですよね」
「ええ。私が最初に『地聖剣ギャラハッド』に選ばれて、その翌日にあの子が『風聖剣士エアキャヴァルリィ』に選ばれたの。知ってると思うけど……エルフとドワーフって、あまり仲良くないの。しかも私はハーフだしね……」
「…………」
「ララベルもハーフって聞いて、私と同じなのかなーって思ったけど、そんなことなかった。あの子……聖剣に選ばれて何したと思う? 自分をハーフだって馬鹿にした同期の子に、聖剣を自慢して回ったのよ? 風聖剣を見せつけて、逆に馬鹿にして……『今まで馬鹿にしてた連中を馬鹿にするの面白かったわ~! みんな顔真っ赤にして小鹿みたいに震えるんだもん!』って、初めて会った私に大笑いしながら説明して……ああ、私と同じハーフでも、こんなに違うんだなぁ、って」
「……先輩は」
「ん……私は、いろいろあったからねぇ」
ロセは懐かしむように苦笑した。どうやら……今のサリオスでは、踏み込むことすらできないようだ。
書類整理を終え、帰り支度を済ませると、ロセは言う。
「お手伝い、ありがとうね」
「いえ、オレも生徒会員なので」
「ふふ。ね、サリオスくん。お姉さんと夕飯でも食べない? いいお店知ってるの。お礼にご馳走させてくれないかな?」
「え!?」
「んー……王子様だし、忙しいよねぇ?」
「そそそ、そんなことないですっ!! いただきまっす!!」
「ふふ、じゃあ行こっか」
ロセとサリオスは生徒会室を出て、並んで歩きだした。
◇◇◇◇◇◇
ロイは、荷物を持って学園正門前に来た。
どうやら一番だったらしい。まだ誰も来ていない。
のんびり待っていると、真っ黒な髪を逆立て、耳に大量のピアスを付け、顔に十字傷のある派手な男が、舌打ちを繰り返しながら入ろうとしていた。
かなりの迫力、殺気、闘気だった。思わず見ていると、男がロイをジロっと見る。
「何見てんだガキ。殺すぞ」
「え、あ……すみません」
「ケッ……夏季休暇か。浮かれやがって……ッぺ」
男は唾を吐き、校内へ。
校内に入ったということは上級生だろうか。あんな怖い上級生いるんだなー……と、ロイは特に気にせず待っている。
すると、ユノとエレノアとユイカ、少し遅れてオルカが来た。
ユノ、エレノアは手ぶらで、ユイカとオルカが大きなカバンを持っている。
「お前たち、手ぶら?」
「収納に入れてんのよ。ほら」
エレノアが指を鳴らすと、異空間からカバンがチラッと見えた。
「いいなぁ。それ、あたしも覚えたいかも!」
「簡単だし、教えるよ? オルカもどう?」
「ぜひっ!! 手ぶらで旅行とか最高じゃん!!」
エレノアの元へユイカ、オルカが。
すると、ロイの元にユノが。
「ロイも教える」
「いいのか? 便利そうだ」
『まあ、この程度ならお前でも覚えられるだろう』
デスゲイズのお墨付きだ。
五人そろったので、さっそく魔法高速艇乗り場へ。
学園から出てすぐの場所に、巨大な鉄の乗り物がいくつも置かれている広場があった。
細長い金属の箱に、大きな翼と魔力噴射口が付いている。
ユイカはチケットを見せ、ロイたちは案内された箱の中へ。
「魔法高速艇、俺初めてだ」
「あたしも。ティラユール家にもなかったよね」
「ああ。まぁ、あの家は貧乏騎士爵だし」
魔法高速艇。
箱型の乗り物で、『風』と『火』の魔力を込めた『魔石』を燃料とする乗り物だ。魔法の力で箱を上空へ浮かべ(飛行士という風魔法に特化した聖剣士の仕事)、火と風の魔石を起動すると、噴射口から高熱の風が吹き出す。その力で箱を飛ばし、目的地まで運ぶというものだ。
今日は、トラビア王国最北の町まで飛ぶ。
「さぁ、夏季休暇の始まりだぜ!!」
別に、オルカの合図というわけはなかったが……オルカが気合の叫びを言うと同時に、魔法飛行艇は飛び出した。
◇◇◇◇◇◇
生徒会室前。
ロセ、サリオスの前に、黒髪に傷のある男が立っていた。
「よぉ、久しぶりじゃねぇか。ロスヴァイセ」
「あなた……スヴァルト」
「え……」
スヴァルト。
その名前は、聞いたことがある。
サリオスがポツリと呟いた。
「まさか……闇聖剣の」
「正解」
スヴァルトは、ニヤリと笑って言った。
「わりーが、夏季休暇は待ってくれや。ロスヴァイセ……少し、話がある」
スヴァルトの言葉に、ロセは大きなため息を吐いた。
アンネがそう言うと、教室内は歓声に包まれた。
一学期の終わり。そして、三十日の夏季休暇が始まる。
アンネが教室を出ると、さっそく教室を飛び出す者や、夏季休暇の予定に付いて確認する者、荷物をウキウキしながらまとめる者と多い。
ロイの元にも、オルカとユイカ、そしてユノが来た。
「終わったな!!」
「ああ。お前、テンション高いぞ」
「うっせ。それよりロイ、準備できてるよな?」
「できてるけど……ほんとに今日行くのか?」
「おう。夏季休暇は三十日しかないんだからな、一日も無駄にできねぇよ!!」
前々から、オルカに「いいか、夏季休暇の用意絶対にしとけよ!!」と何度も言われていた。言われた通り、観光都市ラグーンへ出かける用意はしてあるのだが……まさか、夏季休暇前最後の授業が終わったあと、すぐに出発することになるとは思わなかった。
「魔法高速艇のチケット、今日の夕方に予約してあるんだよ。今日はトラビア王国最北の街アデルアで一泊して、明日の午前には観光都市ラグーンに入るぜ!」
「ちなみに~、高速魔法艇のチケット、あたしが予約したんだから! ふふん、激戦を勝ち抜いてゲットしました~!」
「おおー」
ユノがパチパチ手を叩くと、ユイカはご満悦だ。
すると、教室にエレノアが入って来た。
「やっほ。今日出発でしょ?」
「あ、エレノアちゃん。そうそう、これから高速魔法艇乗り場まで行くぜ。よし、みんな揃ったし、着替えて学園正門前に集合な!」
オルカがそう言い、ロイたちは揃って教室を出た。
◇◇◇◇◇◇
サリオスは、生徒会室でロセと一緒に書類整理をしていた。
「サリオスくん。夏季休暇のご予定は?」
「えーと……一応オレ、この国の王子なんで……王族としての公務がいくつか。あと、聖剣騎士団に稽古を付けてもらって、できたらですけど……この夏季休暇の間に、能力を覚醒させたいです」
「そう。ふふ、サリオスくんならきっとできるよ」
「は、はい」
ロセはニッコリ笑った。
すると、生徒会室のドアが乱暴に開き、大きな荷物を持っているララベルが入って来た。
「やっほ!! ロセ、アタシ先に帰るわ。あ、サリオスもいたの? とりあえず、夏季休暇楽しんでね~!! ばいばーい!!」
ドアが再び閉じた。
何かを言う暇もなく現れては消えたララベルに、ロセは頭を押さえサリオスはポカンと口を開ける。
「び、びっくりしました」
「あの子は、もう……」
「あの……ロセ先輩とララベル先輩って、同期なんですよね」
「ええ。私が最初に『地聖剣ギャラハッド』に選ばれて、その翌日にあの子が『風聖剣士エアキャヴァルリィ』に選ばれたの。知ってると思うけど……エルフとドワーフって、あまり仲良くないの。しかも私はハーフだしね……」
「…………」
「ララベルもハーフって聞いて、私と同じなのかなーって思ったけど、そんなことなかった。あの子……聖剣に選ばれて何したと思う? 自分をハーフだって馬鹿にした同期の子に、聖剣を自慢して回ったのよ? 風聖剣を見せつけて、逆に馬鹿にして……『今まで馬鹿にしてた連中を馬鹿にするの面白かったわ~! みんな顔真っ赤にして小鹿みたいに震えるんだもん!』って、初めて会った私に大笑いしながら説明して……ああ、私と同じハーフでも、こんなに違うんだなぁ、って」
「……先輩は」
「ん……私は、いろいろあったからねぇ」
ロセは懐かしむように苦笑した。どうやら……今のサリオスでは、踏み込むことすらできないようだ。
書類整理を終え、帰り支度を済ませると、ロセは言う。
「お手伝い、ありがとうね」
「いえ、オレも生徒会員なので」
「ふふ。ね、サリオスくん。お姉さんと夕飯でも食べない? いいお店知ってるの。お礼にご馳走させてくれないかな?」
「え!?」
「んー……王子様だし、忙しいよねぇ?」
「そそそ、そんなことないですっ!! いただきまっす!!」
「ふふ、じゃあ行こっか」
ロセとサリオスは生徒会室を出て、並んで歩きだした。
◇◇◇◇◇◇
ロイは、荷物を持って学園正門前に来た。
どうやら一番だったらしい。まだ誰も来ていない。
のんびり待っていると、真っ黒な髪を逆立て、耳に大量のピアスを付け、顔に十字傷のある派手な男が、舌打ちを繰り返しながら入ろうとしていた。
かなりの迫力、殺気、闘気だった。思わず見ていると、男がロイをジロっと見る。
「何見てんだガキ。殺すぞ」
「え、あ……すみません」
「ケッ……夏季休暇か。浮かれやがって……ッぺ」
男は唾を吐き、校内へ。
校内に入ったということは上級生だろうか。あんな怖い上級生いるんだなー……と、ロイは特に気にせず待っている。
すると、ユノとエレノアとユイカ、少し遅れてオルカが来た。
ユノ、エレノアは手ぶらで、ユイカとオルカが大きなカバンを持っている。
「お前たち、手ぶら?」
「収納に入れてんのよ。ほら」
エレノアが指を鳴らすと、異空間からカバンがチラッと見えた。
「いいなぁ。それ、あたしも覚えたいかも!」
「簡単だし、教えるよ? オルカもどう?」
「ぜひっ!! 手ぶらで旅行とか最高じゃん!!」
エレノアの元へユイカ、オルカが。
すると、ロイの元にユノが。
「ロイも教える」
「いいのか? 便利そうだ」
『まあ、この程度ならお前でも覚えられるだろう』
デスゲイズのお墨付きだ。
五人そろったので、さっそく魔法高速艇乗り場へ。
学園から出てすぐの場所に、巨大な鉄の乗り物がいくつも置かれている広場があった。
細長い金属の箱に、大きな翼と魔力噴射口が付いている。
ユイカはチケットを見せ、ロイたちは案内された箱の中へ。
「魔法高速艇、俺初めてだ」
「あたしも。ティラユール家にもなかったよね」
「ああ。まぁ、あの家は貧乏騎士爵だし」
魔法高速艇。
箱型の乗り物で、『風』と『火』の魔力を込めた『魔石』を燃料とする乗り物だ。魔法の力で箱を上空へ浮かべ(飛行士という風魔法に特化した聖剣士の仕事)、火と風の魔石を起動すると、噴射口から高熱の風が吹き出す。その力で箱を飛ばし、目的地まで運ぶというものだ。
今日は、トラビア王国最北の町まで飛ぶ。
「さぁ、夏季休暇の始まりだぜ!!」
別に、オルカの合図というわけはなかったが……オルカが気合の叫びを言うと同時に、魔法飛行艇は飛び出した。
◇◇◇◇◇◇
生徒会室前。
ロセ、サリオスの前に、黒髪に傷のある男が立っていた。
「よぉ、久しぶりじゃねぇか。ロスヴァイセ」
「あなた……スヴァルト」
「え……」
スヴァルト。
その名前は、聞いたことがある。
サリオスがポツリと呟いた。
「まさか……闇聖剣の」
「正解」
スヴァルトは、ニヤリと笑って言った。
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