1 / 6
俺は道具屋に転生する
しおりを挟む
「ご臨終です……」
医者が、感情のない声でそんなことを言った。
真っ白な防護服を着て、顔は見えない。悲しんでるようにも見えるし、「やっと終わった」と解放されたようにも見える。
なぜ、そんな風に見えるのかというと……俺は、幽霊になっていたからだ。
素っ裸で、身体が透き通っている。
こんなの、幽霊以外にない。
「はぁ~……苦しかったぁ」
なぜか、俺は安堵していた。
そう、生前はメチャクチャ苦しかった。
世界的に流行している『ウイルス』に感染、頭痛いし咳出るなーと思って病院行ったら、「未知のウイルスです。隔離! 入院! 検査!」なんて言われて……いつの間にか呼吸がしにくくなり、頭は痛いし高熱は出るし、気付けばぽっくり死んでしまった。
ちなみに、このウイルスは世界で猛威を振るっている。運がいいのか悪いのか……俺は感染第一号にして、死者第一号でもある。医者がそんなことを言っていた。
「それにしても、死んだのか……あああ!! PCとかスマホ、どうなんのかな!? やばいやばい。俺の書いたクソみたいな落書きイラストや、『小説家になれば?』に投稿してる執筆中の小説とか……」
どうしよう。死んだし、頼み事もできない。
会社の同僚……は無理か。両親……も、無理。というかPCはパスワードで鍵かけてるから絶対に開けられない。まぁそういうの開ける業者もあるだろうけど、やめてほしい。
ってかさ、ああいうのマジ迷惑だと思う。「故人の思い出があるかもしれないので……」なんて綺麗ごというけど、PCなんで自室以上に究極のプライベート空間だぞ。
「というか、俺……なんで幽霊なんだろう。死後の世界とかあるのか? 天国とか……ま、まさか!!」
『そう、大正解!!』
「うおおぉぉぉぉ!?」
いきなり、肩を叩かれた。
幽霊の肩を叩くとかマジ? ってか、誰?
俺の肩を叩いたのは、鳥の翼を生やした恰幅のいい男だった。腹やばいな。肉食いすぎだろ。
『失礼な。まぁいいや。さっそくだけど、きみには異世界転生してもらおうと思う』
「いきなりすぎ!! ってか、やっぱりそうか!! 毎度おなじみ異世界転生!!」
そうそう、異世界転生!!
死んでから、別の世界で無双する異世界転生!!
まさか俺が!! はっはっは!! やったぜ!!
「でも……なんで? 異世界転生って、死んだらみんなするのか?」
『いやいや。きみ、ウイルスで死んだでしょ? 実はこのウイルス、地球上には存在しないウイルスなんだ。「ラ・レド=ヲーリアス」では風邪みたいな症状のウイルスで、一日あれば完治するんだけど……耐性のない地球人では恐怖の殺人ウイルスでね。間違えてこっちの世界にウイルスを落っことしちゃってさ……ごめん』
「え、ウイルス落としたのあんたなの!? あんた、神様じゃないの!?」
『神だって万能じゃないさ。ああ、キミの遺体から抗体が見つかってね、そのおかげでウイルスの特効薬が作られる。キミの名前は歴史に残るよ』
「はぁ……」
『あ、PCとスマホのデータは消しておいたから。あと、キミの書いた小説が書籍化するように根回しもしておいたよ』
「ありがとうございます!!!!!!」
俺は本気で神に感謝した。
あぁ、書籍化……誰が作品を引き継ぐのか知らんが、ありがとう。
印税はお礼にくれてやる。
『それで、お詫びにボクの管理する異世界に転生させてあげる。もちろん、チート能力も付与してね』
「おおお……」
『で、どんな能力が欲しい?』
そりゃもちろん、勇者。かっこいい剣。変身能力。即死スキル。
と……普通のやつならそう願う。でも、俺は違う。
「3~4時間くらいの働きで、かなり給料がもらえて、異世界っぽい仕事ができるスキルをくれ!!」
『……具体的だね』
「そりゃ、勇者とかバトルスキルなんてもらったら戦いに駆り出されるだろ。そういうのは見たり聞いたり読んだりするから面白いんだよ。実際にやるとなると、間違いなく地獄だと思うぞ」
そういうのは、漫画や小説だから面白い。
自分が勇者? そんなのまっぴらごめんだ。
『そうだな……じゃあ、道具屋なんてどう? きみが道具屋になれば、好きな時にお店を開けて、好きな時に店を閉めれる』
「いいね。異世界の道具屋か!」
『あと、レベル制にするか選べるけど』
「レベル制? ああ、レベルが上がると種類が増えるとか?」
『うん。ま、長い人生になるし、ちょっとくらい苦労するのもありかもね』
「ん~……まぁ、適度な刺激も欲しいし、別にいいか」
『じゃ、レベル制を採用するね。能力は『道具屋』……よし、設定完了』
神様は、指をパチッと鳴らす。
すると、俺の身体が発光した。
「おおお……」
『ああ、ボクの管理する世界は地球と同じくらい広くて大きいよ。きっと楽しいと思うから、頑張ってね!』
「ああ、ありがとう神様!! ありがとう!!」
『あはは。ボクのせいで死んだのに、ありがとうってのはねぇ…………あれ? あ、やばっ、ちょっとミスったかも……あ、あはは。まぁ、なんとかなるよね』
「え?」
俺の身体が光輝き───温かく包まれるような感覚が。
神様がなぜか苦笑しているのを最後に見て、俺の意識落ちていった。
◇◇◇◇◇◇
「う…………」
目が覚めると、目の前は緑だった。
木? 藪? なんだこの木……幹が真っ黒だ。
「あ、あれ……首が動かん」
首が回らない。
でも、首を回そうとしたら、視界が回った。
なんかおかしい。
「…………え、なにこれ」
身体がない。
意識を下に向けてみたのは、ボロボロの小屋だった。
山小屋みたいだ。ぼろい引き戸の、ぼろい山小屋。
どうなってんだ?
「あ、看板……何も書いてない」
な、なんか嫌な予感しかしない。
俺、道具屋になったんだよな? 道具屋……道具屋?
待てよ、あの神様……『あ、やばっ、ちょっとミスったかも……』なんて言ってなかったか?
猛烈に、嫌な予感がした。
俺は、伝説のセリフを叫んでみる。
「ステータスオープン!!」
そして、目の前にステータス画面が表示された。
◇◇◇◇◇◇
道具屋 レベル1
従業員 0
商品 ──
◇◇◇◇◇◇
「……………………」
まさか、まさか……まさかのまさか。
「まさか俺、『道具屋に転生』したんじゃなくて……『道具屋(建物)に転生』したの?」
俺の身体は、ぼろっちい掘っ立て小屋になっていた。
「噓だろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
俺の叫びは、どこかもわからない森に吸い込まれていった。
医者が、感情のない声でそんなことを言った。
真っ白な防護服を着て、顔は見えない。悲しんでるようにも見えるし、「やっと終わった」と解放されたようにも見える。
なぜ、そんな風に見えるのかというと……俺は、幽霊になっていたからだ。
素っ裸で、身体が透き通っている。
こんなの、幽霊以外にない。
「はぁ~……苦しかったぁ」
なぜか、俺は安堵していた。
そう、生前はメチャクチャ苦しかった。
世界的に流行している『ウイルス』に感染、頭痛いし咳出るなーと思って病院行ったら、「未知のウイルスです。隔離! 入院! 検査!」なんて言われて……いつの間にか呼吸がしにくくなり、頭は痛いし高熱は出るし、気付けばぽっくり死んでしまった。
ちなみに、このウイルスは世界で猛威を振るっている。運がいいのか悪いのか……俺は感染第一号にして、死者第一号でもある。医者がそんなことを言っていた。
「それにしても、死んだのか……あああ!! PCとかスマホ、どうなんのかな!? やばいやばい。俺の書いたクソみたいな落書きイラストや、『小説家になれば?』に投稿してる執筆中の小説とか……」
どうしよう。死んだし、頼み事もできない。
会社の同僚……は無理か。両親……も、無理。というかPCはパスワードで鍵かけてるから絶対に開けられない。まぁそういうの開ける業者もあるだろうけど、やめてほしい。
ってかさ、ああいうのマジ迷惑だと思う。「故人の思い出があるかもしれないので……」なんて綺麗ごというけど、PCなんで自室以上に究極のプライベート空間だぞ。
「というか、俺……なんで幽霊なんだろう。死後の世界とかあるのか? 天国とか……ま、まさか!!」
『そう、大正解!!』
「うおおぉぉぉぉ!?」
いきなり、肩を叩かれた。
幽霊の肩を叩くとかマジ? ってか、誰?
俺の肩を叩いたのは、鳥の翼を生やした恰幅のいい男だった。腹やばいな。肉食いすぎだろ。
『失礼な。まぁいいや。さっそくだけど、きみには異世界転生してもらおうと思う』
「いきなりすぎ!! ってか、やっぱりそうか!! 毎度おなじみ異世界転生!!」
そうそう、異世界転生!!
死んでから、別の世界で無双する異世界転生!!
まさか俺が!! はっはっは!! やったぜ!!
「でも……なんで? 異世界転生って、死んだらみんなするのか?」
『いやいや。きみ、ウイルスで死んだでしょ? 実はこのウイルス、地球上には存在しないウイルスなんだ。「ラ・レド=ヲーリアス」では風邪みたいな症状のウイルスで、一日あれば完治するんだけど……耐性のない地球人では恐怖の殺人ウイルスでね。間違えてこっちの世界にウイルスを落っことしちゃってさ……ごめん』
「え、ウイルス落としたのあんたなの!? あんた、神様じゃないの!?」
『神だって万能じゃないさ。ああ、キミの遺体から抗体が見つかってね、そのおかげでウイルスの特効薬が作られる。キミの名前は歴史に残るよ』
「はぁ……」
『あ、PCとスマホのデータは消しておいたから。あと、キミの書いた小説が書籍化するように根回しもしておいたよ』
「ありがとうございます!!!!!!」
俺は本気で神に感謝した。
あぁ、書籍化……誰が作品を引き継ぐのか知らんが、ありがとう。
印税はお礼にくれてやる。
『それで、お詫びにボクの管理する異世界に転生させてあげる。もちろん、チート能力も付与してね』
「おおお……」
『で、どんな能力が欲しい?』
そりゃもちろん、勇者。かっこいい剣。変身能力。即死スキル。
と……普通のやつならそう願う。でも、俺は違う。
「3~4時間くらいの働きで、かなり給料がもらえて、異世界っぽい仕事ができるスキルをくれ!!」
『……具体的だね』
「そりゃ、勇者とかバトルスキルなんてもらったら戦いに駆り出されるだろ。そういうのは見たり聞いたり読んだりするから面白いんだよ。実際にやるとなると、間違いなく地獄だと思うぞ」
そういうのは、漫画や小説だから面白い。
自分が勇者? そんなのまっぴらごめんだ。
『そうだな……じゃあ、道具屋なんてどう? きみが道具屋になれば、好きな時にお店を開けて、好きな時に店を閉めれる』
「いいね。異世界の道具屋か!」
『あと、レベル制にするか選べるけど』
「レベル制? ああ、レベルが上がると種類が増えるとか?」
『うん。ま、長い人生になるし、ちょっとくらい苦労するのもありかもね』
「ん~……まぁ、適度な刺激も欲しいし、別にいいか」
『じゃ、レベル制を採用するね。能力は『道具屋』……よし、設定完了』
神様は、指をパチッと鳴らす。
すると、俺の身体が発光した。
「おおお……」
『ああ、ボクの管理する世界は地球と同じくらい広くて大きいよ。きっと楽しいと思うから、頑張ってね!』
「ああ、ありがとう神様!! ありがとう!!」
『あはは。ボクのせいで死んだのに、ありがとうってのはねぇ…………あれ? あ、やばっ、ちょっとミスったかも……あ、あはは。まぁ、なんとかなるよね』
「え?」
俺の身体が光輝き───温かく包まれるような感覚が。
神様がなぜか苦笑しているのを最後に見て、俺の意識落ちていった。
◇◇◇◇◇◇
「う…………」
目が覚めると、目の前は緑だった。
木? 藪? なんだこの木……幹が真っ黒だ。
「あ、あれ……首が動かん」
首が回らない。
でも、首を回そうとしたら、視界が回った。
なんかおかしい。
「…………え、なにこれ」
身体がない。
意識を下に向けてみたのは、ボロボロの小屋だった。
山小屋みたいだ。ぼろい引き戸の、ぼろい山小屋。
どうなってんだ?
「あ、看板……何も書いてない」
な、なんか嫌な予感しかしない。
俺、道具屋になったんだよな? 道具屋……道具屋?
待てよ、あの神様……『あ、やばっ、ちょっとミスったかも……』なんて言ってなかったか?
猛烈に、嫌な予感がした。
俺は、伝説のセリフを叫んでみる。
「ステータスオープン!!」
そして、目の前にステータス画面が表示された。
◇◇◇◇◇◇
道具屋 レベル1
従業員 0
商品 ──
◇◇◇◇◇◇
「……………………」
まさか、まさか……まさかのまさか。
「まさか俺、『道具屋に転生』したんじゃなくて……『道具屋(建物)に転生』したの?」
俺の身体は、ぼろっちい掘っ立て小屋になっていた。
「噓だろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
俺の叫びは、どこかもわからない森に吸い込まれていった。
2
あなたにおすすめの小説
異世界転生したおっさんが普通に生きる
カジキカジキ
ファンタジー
第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位
応援頂きありがとうございました!
異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界
主人公のゴウは異世界転生した元冒険者
引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。
知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?
異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました
黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。
彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。
戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。
現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと!
「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」
ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。
絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。
伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進!
迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る!
これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー!
美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。
人生、逆転できないことなんて何もない!
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
【土壌改良】で死の荒野がSランク農園に!食べただけでレベルアップする野菜で、世界最強ギルド設立
黒崎隼人
ファンタジー
「え? これ、ただのトマトですよ?」
「いいえ、それは食べただけで魔力が全回復する『神の果実』です!」
ブラック企業で働き詰めだった青年は、異世界の名門貴族の三男・ノアとして転生する。
しかし、授かったスキルは【土壌改良】という地味なもの。
「攻撃魔法も使えない役立たず」と罵られ、魔物すら寄り付かない死の荒野へ追放されてしまう。
だが、彼らは知らなかった。
ノアのスキルは、現代の農業知識と合わせることで、荒れ果てた土地を「Sランク食材」が溢れる楽園に変えるチート能力だったことを!
伝説の魔獣(もふもふ)をキュウリ一本で手懐け、行き倒れた天才エルフを極上スープで救い出し、気づけば荒野には巨大な「農業ギルド」が誕生していた。
これは、本人がただ美味しい野菜を作ってのんびり暮らしたいだけなのに、周囲からは「世界を救う大賢者」と崇められてしまう、無自覚・最強の農業ファンタジー!
過労死コンサル、貧乏貴族に転生す~現代農業知識と魔法で荒地を開拓していたら、いつの間にか世界を救う食糧大国になっていました~
黒崎隼人
ファンタジー
農業コンサルタントとして過労死した杉本健一は、異世界の貧乏貴族ローレンツ家の当主として目覚めた。
待っていたのは、荒れた土地、飢える領民、そして莫大な借金!
チートスキルも戦闘能力もない彼に残された武器は、前世で培った「農業知識」だけだった。
「貴族が土を耕すだと?」と笑われても構わない!
輪作、堆肥、品種改良! 現代知識と異世界の魔法を組み合わせた独自農法で、俺は自らクワを握る「耕作貴族」となる!
元Sランク冒険者のクールなメイドや、義理堅い元騎士を仲間に迎え、荒れ果てた領地を最強の農業大国へと変えていく、異色の領地経営ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる