4 / 6
道具屋、そして用心棒
しおりを挟む
「貴様、何者だ。なぜこの森にいる。このボロ小屋は貴様が建てたのか?」
老騎士は、俺に向かって剣を抜いた。
ボロボロなのにすげぇ覇気。めっちゃ怖い!!
俺は慌てて釈明する。
「ちち、違います!! あの、ここは道具屋でして、俺は道具屋で」
「馬鹿を言うな。ここ『死者の森』に道具屋を開く者などいるわけがない」
死者の森……あのクソ神、なんつー場所に転移させやがる。
すると、老騎士はゲホゲホとむせる。
「ガウェイン卿!! しっかりして!!」
「も、申し訳ございません。姫様……げっほげっほ、おい貴様……この際何でもいい、水をくれないか」
「あ、は、はい!! えっと、栄養ドリンクなら」
俺は備蓄しておいた栄養ドリンクの瓶を一本ずつ渡す。
女の子に一本、老騎士に一本。
だが、二人は「?」マークを浮かべていた。
「なんだこれは」
「え、瓶……あ、そっか! 異世界あるあるだ! 瓶の蓋とかないのか!」
ペットボトルのキャップとか、プルタブとかない世界なんだ。
俺は瓶を見せ、上部の蓋を掴んできゅっとひねる。瓶の蓋がパキパキ音を出し、そのまま蓋が外れた。
「こうして、こうやって飲むんです」
「…………密閉してあるのか? こんな道具、見たこと」
「ガウェイン卿、今は水を」
「は、はい」
二人は俺の真似をして蓋を開ける。そして、喉が乾いていたのか一気飲みした。
「「ぶっほっ!?」」
そして、吐きだした。
「げっほげっほ!? なな、なんだこれは!? ド……毒!? 姫様!!」
「うぇぇ……」
「き、貴様ァァァァァァーーーーーーッ!!」
「えええええええええ!? え、栄養ドリンクです……ああ!? 異世界人に栄養ドリンクは早すぎたか!!」
けっこう独特な味だしな。
って、そんな場合じゃない!! 老騎士が剣を抜いちゃったよ!?
やばい。死ぬ。
というか、水とかない。どうする、どうする……!!
「あ、そうだ!! あの、水はないけど果物なら!! 水分多いのあるんで!!」
「…………」
「えっと、み、見舞いの果物!! これこれ、リンゴとかどうです? さぁさぁ!!」
「…………貴様が食え」
「は、はい!!」
俺は見舞いの果物のバスケットから、リンゴを取り出す。
老騎士は嫌そうな顔をした。
「それは、アプルか? そんな真っ赤なアプル、見たことがない」
「リンゴですリンゴ!! 甘酸っぱくて美味しいですよ?」
「食え」
「は、はい!!」
というか……見ず知らずの老騎士になんでこんな命令されなきゃいけないんだ。
俺は果物ナイフを取ろうとしたが、老騎士が見てるのでやめた。
そのまま、リンゴを丸かじり……うめぇ。みずみずしいリンゴだ。汁気が多く、酸味より甘みのが強い。ばあちゃん、ありがとう。
「美味い!! さぁどうです?」
「……」
老騎士は、俺の食いかけを奪い、食べる。
「───!! これは、アプルなのか!? こんなみずみずしく、甘酸っぱい……」
「噓じゃないでしょ?」
「…………いいだろう。貴様、これをもっとよこせ」
「は、はぁ」
と、ここで俺の目の前にステータス画面が。
◇◇◇WARNING◇◇◇
※強盗発生
スキル《用心棒》が使用可能。
戦闘形態 徒手空拳 レベル1
◇◇◇WARNING◇◇◇
ま、マジかよ。
そういや、用心棒スキルあった。
確かに、ここは道具屋で、この老騎士の行為は強盗そのもの。
けっこう強そうな老騎士相手に、徒手空拳レベル1で戦えるのか?
というか……倒していいのかな。
俺はお姫様っぽい女の子を見る。
「ガウェイン卿!! 剣を納めなさい」
「しかし、姫様……」
「あなたの行為は、強盗行為に他なりません。救いを請う場合の態度というものがあるのでは? あなたは、それでも騎士なのですか!!」
「うっ……も、申し訳ございません」
おお、お姫様の一括で老騎士がシュンとなった。
そして、俺に向かって頭を下げる。
「申し訳なかった。少し気が立っていたようだ」
「い、いえ」
お、用心棒スキルが消えた。
どうやら、強盗行為を感知したときだけ使えるようだ。
俺はリンゴを差し出す。ついでに、恐る恐る果物ナイフも。
「あの、切ったほうが食べやすいと思います……」
「……感謝する」
老騎士は、果物ナイフでリンゴをカットし、お姫様に渡した。
お姫様は、みずみずしいリンゴに目を輝かせ、パクっと食べる。
「お、美味しい~……っ!! こんなアプルがあったなんて!!」
「水分も多く含まれておりますな。私が知るアプルは、酸味だけが強く、こんなに水分は含まれていない」
「すごいです……あの、おかわりを」
「はっ」
俺を無視し、リンゴに夢中な二人。
リンゴを完食すると、老騎士とお姫様が俺に向き直る。
「無礼な態度を謝罪する。貴殿のおかげで助かった」
「本当に、ありがとうございます。あなたは命の恩人です」
「いやいや。助かってよかったです。あの……もしよかったら、何があったか教えてもらっていいですか? あと、この辺のことや、外の世界のことも教えていただけると」
「……貴殿、ここがどこかわからぬのか?」
「え、ええ。まぁ」
異世界あるある。
俺が地球人で、異世界転生したって話ていいのかな。
こういうの、もっと信頼できる人とかじゃないとダメな気がする。でも……最初に出会う人たちが一番信頼できるパターンも多いし。
とりあえず、様子見だな。
「まず、自己紹介を。ワシはユークリッド王国騎士団長ガウェインだ」
「私は、ユークリッド王国第二王女、ルキアと申します」
「俺は丸山誠一です。えっと、道具屋です」
「マル、やま……セイいいいち?」
「マルま、セイいち」
ガウェインさんとルキアは、言いにくそうだった。
「言いにくい名だな」
「申し訳ないですね。まぁ、好きに呼んでください」
「マル、ゃま、セイ、ぃち……では、略してマルセイ、マルセイとお呼びしても?」
「……どうぞ」
ルキアは手をパンと叩いてにっこり。マルセイ……まるやませいいちだから、マルセイか。
ま、いいや。
「ではマルセイ。我々の事情を説明しよう。我々は、ユークリッド王国を捨て、隣国のロード帝国へ亡命している最中なのだ。そこで、危険と知りつつも、この《死者の森》を超えようとしたところで、魔獣に襲われたというわけだ」
「へ、ヘビーっすね……亡命とか」
「うむ。ユークリッド王国第一王子、ガルシア殿下の策略での……国王陛下に毒を盛り、その責任全てをルキア姫様に被せたのじゃ。当然、姫様は無実。そこで牢を破り、敵国のロード帝国へ亡命の途中というわけじゃ」
めっちゃヘビーな話でした。
ルキアは俯き、今にも泣きそうだ。
「お父様、お母様……」
「大丈夫。盛られた毒は軽いモノ。死に至るモノではございません」
「でも……」
「姫様。今は姫様の安全だけを頼りに。それに、この亡命は陛下の意思なのですぞ」
「わかってる……この書状をロード王国皇帝に届ければいいのね」
「はい。友好平和条約の書状。これの存在はガルシア殿下ですら知らない。ガルシア殿下が毒を盛った証拠もこちらにはあります。これを届ければ、ガルシア殿下は終わりです」
「……お兄様」
なるほど。
ユークリッド王国とロード帝国は敵対関係だった。でも、友好平和条約を結ぼうとしている。その書状をルキアが届け、さらに毒を盛った証拠も出せば、ロード王国は友好国の王を狙った不届き者を許さない。ガルシア殿下は終わりだな。
「さて、マルセイよ。貴殿のことも話してもらおう。このような危険な場所で、何をしていたのだ?」
「えー……実は、俺もよくわからなくて」
あ、やべ。
魔力が尽きそうだ。
「すみません。ちょっと……」
「「!?」」
俺の身体が消え、意識が小屋に戻った。
『すみません。俺、道具屋なんですけど……道具屋(建物)なんです』
俺の声が小屋に響く。どうやら、二人にはちゃんと聞こえているようだった。
老騎士は、俺に向かって剣を抜いた。
ボロボロなのにすげぇ覇気。めっちゃ怖い!!
俺は慌てて釈明する。
「ちち、違います!! あの、ここは道具屋でして、俺は道具屋で」
「馬鹿を言うな。ここ『死者の森』に道具屋を開く者などいるわけがない」
死者の森……あのクソ神、なんつー場所に転移させやがる。
すると、老騎士はゲホゲホとむせる。
「ガウェイン卿!! しっかりして!!」
「も、申し訳ございません。姫様……げっほげっほ、おい貴様……この際何でもいい、水をくれないか」
「あ、は、はい!! えっと、栄養ドリンクなら」
俺は備蓄しておいた栄養ドリンクの瓶を一本ずつ渡す。
女の子に一本、老騎士に一本。
だが、二人は「?」マークを浮かべていた。
「なんだこれは」
「え、瓶……あ、そっか! 異世界あるあるだ! 瓶の蓋とかないのか!」
ペットボトルのキャップとか、プルタブとかない世界なんだ。
俺は瓶を見せ、上部の蓋を掴んできゅっとひねる。瓶の蓋がパキパキ音を出し、そのまま蓋が外れた。
「こうして、こうやって飲むんです」
「…………密閉してあるのか? こんな道具、見たこと」
「ガウェイン卿、今は水を」
「は、はい」
二人は俺の真似をして蓋を開ける。そして、喉が乾いていたのか一気飲みした。
「「ぶっほっ!?」」
そして、吐きだした。
「げっほげっほ!? なな、なんだこれは!? ド……毒!? 姫様!!」
「うぇぇ……」
「き、貴様ァァァァァァーーーーーーッ!!」
「えええええええええ!? え、栄養ドリンクです……ああ!? 異世界人に栄養ドリンクは早すぎたか!!」
けっこう独特な味だしな。
って、そんな場合じゃない!! 老騎士が剣を抜いちゃったよ!?
やばい。死ぬ。
というか、水とかない。どうする、どうする……!!
「あ、そうだ!! あの、水はないけど果物なら!! 水分多いのあるんで!!」
「…………」
「えっと、み、見舞いの果物!! これこれ、リンゴとかどうです? さぁさぁ!!」
「…………貴様が食え」
「は、はい!!」
俺は見舞いの果物のバスケットから、リンゴを取り出す。
老騎士は嫌そうな顔をした。
「それは、アプルか? そんな真っ赤なアプル、見たことがない」
「リンゴですリンゴ!! 甘酸っぱくて美味しいですよ?」
「食え」
「は、はい!!」
というか……見ず知らずの老騎士になんでこんな命令されなきゃいけないんだ。
俺は果物ナイフを取ろうとしたが、老騎士が見てるのでやめた。
そのまま、リンゴを丸かじり……うめぇ。みずみずしいリンゴだ。汁気が多く、酸味より甘みのが強い。ばあちゃん、ありがとう。
「美味い!! さぁどうです?」
「……」
老騎士は、俺の食いかけを奪い、食べる。
「───!! これは、アプルなのか!? こんなみずみずしく、甘酸っぱい……」
「噓じゃないでしょ?」
「…………いいだろう。貴様、これをもっとよこせ」
「は、はぁ」
と、ここで俺の目の前にステータス画面が。
◇◇◇WARNING◇◇◇
※強盗発生
スキル《用心棒》が使用可能。
戦闘形態 徒手空拳 レベル1
◇◇◇WARNING◇◇◇
ま、マジかよ。
そういや、用心棒スキルあった。
確かに、ここは道具屋で、この老騎士の行為は強盗そのもの。
けっこう強そうな老騎士相手に、徒手空拳レベル1で戦えるのか?
というか……倒していいのかな。
俺はお姫様っぽい女の子を見る。
「ガウェイン卿!! 剣を納めなさい」
「しかし、姫様……」
「あなたの行為は、強盗行為に他なりません。救いを請う場合の態度というものがあるのでは? あなたは、それでも騎士なのですか!!」
「うっ……も、申し訳ございません」
おお、お姫様の一括で老騎士がシュンとなった。
そして、俺に向かって頭を下げる。
「申し訳なかった。少し気が立っていたようだ」
「い、いえ」
お、用心棒スキルが消えた。
どうやら、強盗行為を感知したときだけ使えるようだ。
俺はリンゴを差し出す。ついでに、恐る恐る果物ナイフも。
「あの、切ったほうが食べやすいと思います……」
「……感謝する」
老騎士は、果物ナイフでリンゴをカットし、お姫様に渡した。
お姫様は、みずみずしいリンゴに目を輝かせ、パクっと食べる。
「お、美味しい~……っ!! こんなアプルがあったなんて!!」
「水分も多く含まれておりますな。私が知るアプルは、酸味だけが強く、こんなに水分は含まれていない」
「すごいです……あの、おかわりを」
「はっ」
俺を無視し、リンゴに夢中な二人。
リンゴを完食すると、老騎士とお姫様が俺に向き直る。
「無礼な態度を謝罪する。貴殿のおかげで助かった」
「本当に、ありがとうございます。あなたは命の恩人です」
「いやいや。助かってよかったです。あの……もしよかったら、何があったか教えてもらっていいですか? あと、この辺のことや、外の世界のことも教えていただけると」
「……貴殿、ここがどこかわからぬのか?」
「え、ええ。まぁ」
異世界あるある。
俺が地球人で、異世界転生したって話ていいのかな。
こういうの、もっと信頼できる人とかじゃないとダメな気がする。でも……最初に出会う人たちが一番信頼できるパターンも多いし。
とりあえず、様子見だな。
「まず、自己紹介を。ワシはユークリッド王国騎士団長ガウェインだ」
「私は、ユークリッド王国第二王女、ルキアと申します」
「俺は丸山誠一です。えっと、道具屋です」
「マル、やま……セイいいいち?」
「マルま、セイいち」
ガウェインさんとルキアは、言いにくそうだった。
「言いにくい名だな」
「申し訳ないですね。まぁ、好きに呼んでください」
「マル、ゃま、セイ、ぃち……では、略してマルセイ、マルセイとお呼びしても?」
「……どうぞ」
ルキアは手をパンと叩いてにっこり。マルセイ……まるやませいいちだから、マルセイか。
ま、いいや。
「ではマルセイ。我々の事情を説明しよう。我々は、ユークリッド王国を捨て、隣国のロード帝国へ亡命している最中なのだ。そこで、危険と知りつつも、この《死者の森》を超えようとしたところで、魔獣に襲われたというわけだ」
「へ、ヘビーっすね……亡命とか」
「うむ。ユークリッド王国第一王子、ガルシア殿下の策略での……国王陛下に毒を盛り、その責任全てをルキア姫様に被せたのじゃ。当然、姫様は無実。そこで牢を破り、敵国のロード帝国へ亡命の途中というわけじゃ」
めっちゃヘビーな話でした。
ルキアは俯き、今にも泣きそうだ。
「お父様、お母様……」
「大丈夫。盛られた毒は軽いモノ。死に至るモノではございません」
「でも……」
「姫様。今は姫様の安全だけを頼りに。それに、この亡命は陛下の意思なのですぞ」
「わかってる……この書状をロード王国皇帝に届ければいいのね」
「はい。友好平和条約の書状。これの存在はガルシア殿下ですら知らない。ガルシア殿下が毒を盛った証拠もこちらにはあります。これを届ければ、ガルシア殿下は終わりです」
「……お兄様」
なるほど。
ユークリッド王国とロード帝国は敵対関係だった。でも、友好平和条約を結ぼうとしている。その書状をルキアが届け、さらに毒を盛った証拠も出せば、ロード王国は友好国の王を狙った不届き者を許さない。ガルシア殿下は終わりだな。
「さて、マルセイよ。貴殿のことも話してもらおう。このような危険な場所で、何をしていたのだ?」
「えー……実は、俺もよくわからなくて」
あ、やべ。
魔力が尽きそうだ。
「すみません。ちょっと……」
「「!?」」
俺の身体が消え、意識が小屋に戻った。
『すみません。俺、道具屋なんですけど……道具屋(建物)なんです』
俺の声が小屋に響く。どうやら、二人にはちゃんと聞こえているようだった。
1
あなたにおすすめの小説
異世界転生したおっさんが普通に生きる
カジキカジキ
ファンタジー
第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位
応援頂きありがとうございました!
異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界
主人公のゴウは異世界転生した元冒険者
引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。
知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?
異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました
黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。
彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。
戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。
現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと!
「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」
ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。
絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。
伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進!
迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る!
これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー!
美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。
人生、逆転できないことなんて何もない!
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
【土壌改良】で死の荒野がSランク農園に!食べただけでレベルアップする野菜で、世界最強ギルド設立
黒崎隼人
ファンタジー
「え? これ、ただのトマトですよ?」
「いいえ、それは食べただけで魔力が全回復する『神の果実』です!」
ブラック企業で働き詰めだった青年は、異世界の名門貴族の三男・ノアとして転生する。
しかし、授かったスキルは【土壌改良】という地味なもの。
「攻撃魔法も使えない役立たず」と罵られ、魔物すら寄り付かない死の荒野へ追放されてしまう。
だが、彼らは知らなかった。
ノアのスキルは、現代の農業知識と合わせることで、荒れ果てた土地を「Sランク食材」が溢れる楽園に変えるチート能力だったことを!
伝説の魔獣(もふもふ)をキュウリ一本で手懐け、行き倒れた天才エルフを極上スープで救い出し、気づけば荒野には巨大な「農業ギルド」が誕生していた。
これは、本人がただ美味しい野菜を作ってのんびり暮らしたいだけなのに、周囲からは「世界を救う大賢者」と崇められてしまう、無自覚・最強の農業ファンタジー!
ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者
哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。
何も成し遂げることなく35年……
ついに前世の年齢を超えた。
※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。
※この小説は他サイトにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる