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第六章
エルフとは?
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この日は、鉱山から出て近くの川で野営。
野営するのは、俺たち五人と、エルフの少女が二人。八人いたエルフは、鉱山外で待機していた馬車に乗り、安全な近くの町まで運んでもらう。
ムーン公爵家の御者さんにお願いして、町で宿を取ってもらい休んでもらうことにした。その後は、ムーン公爵家にお願いして故郷まで送ってもらおう。
レイは、嬉しそうに言う。
「まさか、大罪魔獣の一匹を討伐しちゃうなんてね。素材は回収したし、これを公爵家に持っていったら大変なことになるんじゃない? ふふふ、もちろんいい意味で!!」
「お前な……まずは、エルフさんたちを何とかしないと」
「エルフさんではありません。アキューレと呼んでください」
「私のことはルルカとお呼びいただけたら」
アピアとレイの着替えを借り、エルフの少女アキューレとルルカがぺこっとお辞儀した。
アキューレは長い髪をポニーテールにして、ルルカはショートカットだ。外見はどっちも怖いくらいの美少女である。
七人で焚火を囲み、二人から話を聞いていた。
「わたしとルルカを公爵様の元へ連れて行く、ですよね」
「ええ。あなたたちの口から事情を説明してもらいたいの。帰りの馬車を手配してもらうわ」
「わかりました。ありがとうございます」
「じゃ、改めてこれからのこと、話すわね」
まず、俺たちはこのままクロスガルドへアキューレたちを連れて戻る。そしてムーン公爵家に鉱山に住み着いてた魔獣と盗賊を退治したことを伝え依頼達成。その後、アキューレたちの帰りを手配してもらうようお願いする。ってわけか。
オリハルコンは採れなかったけど、ミドガルズオルムの素材はある。
それに……くっくっく。スキルイーターのレベルが3になった。素材を回収したミドガルズオルムの残骸を右手で食ったら、レベルが上がったんだよな。
でも、ミドガルズオルムのスキル、『潜航』とか微妙……土に潜れるスキルとかいらんし。
「あの、リュウキさま」
「リュウキでいいよ。えっと、アキューレさん」
「アキューレでいいです。リュウキ、あなたには感謝を。囚われのわたしたちを解放してくれました」
「いいって。気にしない気にしない」
「リュウキ、お礼がしたいので、エルフの聖地に来てください」
「いやー……学園あるし。あー、長期休暇になったらな」
「そうですか……」
ちょっと俯くアキューレ。うーん、罪悪感。
すると、ルルカさんが。
「リュウキ様。お礼は必ず……我らが森の神に誓います」
「あ、はい」
まぁ、あまり拒否しまくるのも悪い。お礼はお礼で受け取っておくか。
話は終わり、交代で見張りをすることになった。
まずは、俺とレノで見張りをする。女子たちは川で水浴びをしに行った。
「はぁ~……またおいしいところ、リュウキに持っていかれたぜ」
「おいしいか? 俺としては、あんなバケモノと戦いたくなんてないけどな」
「レベル、上がったんだろ?」
「まぁ」
「いいなぁ……オレ、まだレベル2だぜ?」
「俺だって3だ。1しか違わないだろ」
「ま、そうだな。ったく……なんでこう、めんどくさいことになるかね。簡単な魔獣退治が、盗賊退治になって、東方に住むエルフの世話して……マジ、わけわからん」
「…………」
俺は何も言わず、焚火に薪をくべた。
◇◇◇◇◇
見張りを交代。サリオ、アピアに任せて俺はテントへ。
レノは「ちょっと水浴びしてくる」と行ってしまった。一人でテントに入り、毛布をかぶると。
「リュウキ」
「ん……アキューレ? なんだ?」
「一緒に寝ていいですか?」
「…………は?」
と、アキューレがテントに入ってきた。
そして、当たり前のように俺の毛布に潜り込んで……って、何してんだこいつ!?
「お、おい、おま」
「静かに……お礼、しにきました」
「お、おれい?」
「はい。あの、わたしたち……みんな、汚れてません。服を脱がされはしましたけど、『商品』だとか言って、誰も触れていません」
「そ、そうですか。よかったですね」
「リュウキさえよければ……します「何してんのかしら」
と、テントに怒り心頭のレイが入ってきた。
何やら後ろにはレノ、そしてルルカさんがいる。
「レノ、ルルカと水浴びしようとしてたのよ」
「ちっげーし!! オレが水浴びしてたら、ルルカさんが来たんだっての!!」
「で、嫌な予感がしてみたら……なに? エルフって男ならなんでもいいの? エルフに男っていないの?」
「……それは侮辱? わたしはリュウキに助けられた。あなたも脱がされて檻に入れられただけ。あなたに敬意を払う必要、ない」
「……へぇ」
アキューレから魔力が、レイからは怒気があふれ出す。
俺は立ち上がり、二人の間に割って入る。
「やめろって。あーもう……アキューレ、今回はお前が悪い。それとレイはただ捕まったんじゃない。抵抗することもできたけど、それをしたら仲間が傷付く可能性があったからやらなかったんだ」
「む」
「リュウキ……」
アキューレはムッとし、レイは驚いたように俺を見る。
「アキューレ。俺がお前たちを助けたのはお礼が欲しいからじゃない。お前が言うようなお礼を期待してたわけでもないし、何か狙いがあったわけでもない。お前たちが無事に故郷へ戻って、家族や仲間に無事な姿を見せることが何よりの礼だ」
「…………」
「わかったら、テントに戻って今日は休め。な?」
「……わかった」
アキューレは立ち上がり、テントへ戻った。
レイも俺を見て少しだけ微笑み、レノは「うぅ……オレ、なんか悪いことしたっけ」と言いながら俺の隣で寝転びグースカ寝始めた。
俺も毛布をかぶり、少しだけ思う。
「エルフ。東方の森に住む種族、か……」
野営するのは、俺たち五人と、エルフの少女が二人。八人いたエルフは、鉱山外で待機していた馬車に乗り、安全な近くの町まで運んでもらう。
ムーン公爵家の御者さんにお願いして、町で宿を取ってもらい休んでもらうことにした。その後は、ムーン公爵家にお願いして故郷まで送ってもらおう。
レイは、嬉しそうに言う。
「まさか、大罪魔獣の一匹を討伐しちゃうなんてね。素材は回収したし、これを公爵家に持っていったら大変なことになるんじゃない? ふふふ、もちろんいい意味で!!」
「お前な……まずは、エルフさんたちを何とかしないと」
「エルフさんではありません。アキューレと呼んでください」
「私のことはルルカとお呼びいただけたら」
アピアとレイの着替えを借り、エルフの少女アキューレとルルカがぺこっとお辞儀した。
アキューレは長い髪をポニーテールにして、ルルカはショートカットだ。外見はどっちも怖いくらいの美少女である。
七人で焚火を囲み、二人から話を聞いていた。
「わたしとルルカを公爵様の元へ連れて行く、ですよね」
「ええ。あなたたちの口から事情を説明してもらいたいの。帰りの馬車を手配してもらうわ」
「わかりました。ありがとうございます」
「じゃ、改めてこれからのこと、話すわね」
まず、俺たちはこのままクロスガルドへアキューレたちを連れて戻る。そしてムーン公爵家に鉱山に住み着いてた魔獣と盗賊を退治したことを伝え依頼達成。その後、アキューレたちの帰りを手配してもらうようお願いする。ってわけか。
オリハルコンは採れなかったけど、ミドガルズオルムの素材はある。
それに……くっくっく。スキルイーターのレベルが3になった。素材を回収したミドガルズオルムの残骸を右手で食ったら、レベルが上がったんだよな。
でも、ミドガルズオルムのスキル、『潜航』とか微妙……土に潜れるスキルとかいらんし。
「あの、リュウキさま」
「リュウキでいいよ。えっと、アキューレさん」
「アキューレでいいです。リュウキ、あなたには感謝を。囚われのわたしたちを解放してくれました」
「いいって。気にしない気にしない」
「リュウキ、お礼がしたいので、エルフの聖地に来てください」
「いやー……学園あるし。あー、長期休暇になったらな」
「そうですか……」
ちょっと俯くアキューレ。うーん、罪悪感。
すると、ルルカさんが。
「リュウキ様。お礼は必ず……我らが森の神に誓います」
「あ、はい」
まぁ、あまり拒否しまくるのも悪い。お礼はお礼で受け取っておくか。
話は終わり、交代で見張りをすることになった。
まずは、俺とレノで見張りをする。女子たちは川で水浴びをしに行った。
「はぁ~……またおいしいところ、リュウキに持っていかれたぜ」
「おいしいか? 俺としては、あんなバケモノと戦いたくなんてないけどな」
「レベル、上がったんだろ?」
「まぁ」
「いいなぁ……オレ、まだレベル2だぜ?」
「俺だって3だ。1しか違わないだろ」
「ま、そうだな。ったく……なんでこう、めんどくさいことになるかね。簡単な魔獣退治が、盗賊退治になって、東方に住むエルフの世話して……マジ、わけわからん」
「…………」
俺は何も言わず、焚火に薪をくべた。
◇◇◇◇◇
見張りを交代。サリオ、アピアに任せて俺はテントへ。
レノは「ちょっと水浴びしてくる」と行ってしまった。一人でテントに入り、毛布をかぶると。
「リュウキ」
「ん……アキューレ? なんだ?」
「一緒に寝ていいですか?」
「…………は?」
と、アキューレがテントに入ってきた。
そして、当たり前のように俺の毛布に潜り込んで……って、何してんだこいつ!?
「お、おい、おま」
「静かに……お礼、しにきました」
「お、おれい?」
「はい。あの、わたしたち……みんな、汚れてません。服を脱がされはしましたけど、『商品』だとか言って、誰も触れていません」
「そ、そうですか。よかったですね」
「リュウキさえよければ……します「何してんのかしら」
と、テントに怒り心頭のレイが入ってきた。
何やら後ろにはレノ、そしてルルカさんがいる。
「レノ、ルルカと水浴びしようとしてたのよ」
「ちっげーし!! オレが水浴びしてたら、ルルカさんが来たんだっての!!」
「で、嫌な予感がしてみたら……なに? エルフって男ならなんでもいいの? エルフに男っていないの?」
「……それは侮辱? わたしはリュウキに助けられた。あなたも脱がされて檻に入れられただけ。あなたに敬意を払う必要、ない」
「……へぇ」
アキューレから魔力が、レイからは怒気があふれ出す。
俺は立ち上がり、二人の間に割って入る。
「やめろって。あーもう……アキューレ、今回はお前が悪い。それとレイはただ捕まったんじゃない。抵抗することもできたけど、それをしたら仲間が傷付く可能性があったからやらなかったんだ」
「む」
「リュウキ……」
アキューレはムッとし、レイは驚いたように俺を見る。
「アキューレ。俺がお前たちを助けたのはお礼が欲しいからじゃない。お前が言うようなお礼を期待してたわけでもないし、何か狙いがあったわけでもない。お前たちが無事に故郷へ戻って、家族や仲間に無事な姿を見せることが何よりの礼だ」
「…………」
「わかったら、テントに戻って今日は休め。な?」
「……わかった」
アキューレは立ち上がり、テントへ戻った。
レイも俺を見て少しだけ微笑み、レノは「うぅ……オレ、なんか悪いことしたっけ」と言いながら俺の隣で寝転びグースカ寝始めた。
俺も毛布をかぶり、少しだけ思う。
「エルフ。東方の森に住む種族、か……」
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