1 / 12
第三次試験
しおりを挟む
………………は?
全く気が付かなかった。突然後ろに気配が表れた。俺の気配察知はそれなりのもののはずだ。
毎日森にいるんだからな。自らを魔王軍幹部だと名乗ったあの男は……まぁ置いといて。
その声の主はあの生気を失った小学生。
気配を消し去って近づき、俺の背中を指で軽く突いていた。
個人的な意見としては絶対入れたくない。なんたって得体が知れなさすぎる。
改めて見たその少女は割と可愛らしい服装をまとっていた。
ロリータファッションと言うのか分からないがフードの付いたグレーのマント、中にはボタンが縦に並んだ白いブラウスを着ている。
下半身は白のスカート、その前方以外をマントが隠していた。
「……どうする?」
と、声を潜めた青年。
「………………」
俺は一つとして余計なことをしたくない。コイツの火種なんか作りたくないんだ。
拒否も肯定もしたくない。断って逆上、肯定して近くに置きリスクを増やすのも嫌だ。
…………無理だ、どうしようもない。
どう足掻いても危険だ。ならば青年の意見に賛成するか? ……そうだな、それが一番リスクが低い。
「お前に委ねる」
ただの責任転嫁だ。悪いが俺は自分優先なんでな。死んだら葬式には出てやる。
「小学生を入れてもな……足手まといになるだけだろう」
「いや、実力はある」
………………俺はなんてことを。つい口に出してしまったぞ。これはダメな展開だ。
あぁあ、もうなるようになれ。
「そうか?」
「……………………」
俺の無言をどう受け取ったのか頷いた。お願いだ、拒否してくれ。下手したら蛇に飲まれるカエルが羨ましくなるような酷い怯えを抱くかもしれないんだぜ。
ってこんな風に思ってるとフラグが立つなんてのは定番で、どんどんと状況は悪くなるような気がする。
「…………分かった。入れてあげるよ」
………………はぁ。明日の俺、生きてっかな。
青年の口調はただの子供だと思っているのだろう。子供に向けてなら正解なんだろうがコイツはただのロリではない、気がする。
よくコイツは笑顔を浮かべてられるよ。圧を感じられなくてもこの無表情を見たら笑うのもバカらしくなるだろうに。
「時間だ。今三人組を組めてるやつは来てくれ」
それなりに危なかった。自己紹介すらもする時間はなく、互いの顔しか知らないような状態でダンジョンに潜ることになる。
「自己紹介といこう。俺は真白冬弥だ」
さすがに名前も知らんようではロクな連携も取れんだろう。うん、ナイス俺。
「オレはモストピア・ルーだ。魔物のことなら任せてくれ」
「ネスナ・ロリイタ」
つい立ち止まってしまった。
笑うところだったぜ。ロリの名前がロリイタか。なんだそら、偽名かよ。
……いや、それは良くないな。
ロリのせいで青年の名前忘れた。
「もっかい言ってくれ」
「モストピア・ルーだ」
あぁモストピアね。覚えた。……多分。
ロリは歩みを止めていない。疲れも会話も関係ないらしい。呼吸をしているのかすら怪しい。
くすんだ白い髪が軽く揺れるだけで動きはブレない。
……やはりおかしいのは俺の気配察知能力じゃなくてこのロリだ。
魔物の気配がある。
「ストップ」
青年、じゃなくてモストピアは気付いていないらしく不思議そうな顔を見せる。
「魔物だ」
魔物好きなんだろ、今から出てくる魔物を当ててみろよ。俺は感じたことのない気配だぞ。
一応ロリも止まった。正直今すぐ逃げ出して一人で攻略したほうが怯える必要はないがそんなことをしては失格にされるかもしれん。
「……こいつは、『デッドウルフ』だな。心臓部にある核を破壊すれば――――」
説明を終える前に、というか聞く気もなしに、いや、聞いてないな。ロリが目にも止まらぬ速度でどこかしらからナイフを取り出し核を破壊した。
「…………な……」
やっぱりこいつはただのロリではない。敵に回してはならん。かなり人知を超えた速度に火力だ。
「核ってのはそんな柔らかくない……そこらの岩よりも硬いはずだ」
モストピアが正しいのかイマイチ分からない身振り手振りでその恐怖を露わにしている。
圧だけで俺は超ビビってるんだがな。実際実力はケタ違いだ。
俺と大きすぎる差はないくらいの基礎体力だろうがあまりにも躊躇がなさすぎる。その上小学生のクセして俺より技術が高い。
少しは魔物に恐れを抱かないものか。
……抱かないんだろうな。俺だってコイツと戦うくらいなら魔物の群れに突っ込むさ。
ナイフを何処かにしまうとこちらに向いて戻ってきた。
落ちた魔核には興味を示していない。
「魔核は要らないのか」
声を挟むというのは少し度胸が必要だったが。声をかけないというのも少し不自然かと思い、仕方なく労わずにそう言った。
「要らない」
首を振った。テンションが低くどことなくこちらの生気すらも失われていくような声を小さく発する。
いい声なんだがどうにも恐れのほうが多い。圧をどうにかしてくれよな。ロリにかわいいなんて言ってロリコン疑惑とかでもめんどくさいから言わないが。
「金になるぞ」
あまり多く喋ってもリスクが増える。なるべく簡潔に短く。
「要らない」
金が要らないやつなんて居るのか。別にいいんだがな。
「じゃあオレが貰っていい?」
コイツはよくさっきの瞬殺を見てこの口調を続けれるよ。ただの子供じゃないことなんて見りゃ分かるだろ。
「構わない」
俺は気をつけて短くしているというのに素で端的な言葉ばかりのやつは本当に短いなおい。
「ありがとう」
そう言いながらショルダーバックのようなものに詰める。魔物好きってのは伊達じゃないのか。
まぁいい。先に進むだけだ。
全く気が付かなかった。突然後ろに気配が表れた。俺の気配察知はそれなりのもののはずだ。
毎日森にいるんだからな。自らを魔王軍幹部だと名乗ったあの男は……まぁ置いといて。
その声の主はあの生気を失った小学生。
気配を消し去って近づき、俺の背中を指で軽く突いていた。
個人的な意見としては絶対入れたくない。なんたって得体が知れなさすぎる。
改めて見たその少女は割と可愛らしい服装をまとっていた。
ロリータファッションと言うのか分からないがフードの付いたグレーのマント、中にはボタンが縦に並んだ白いブラウスを着ている。
下半身は白のスカート、その前方以外をマントが隠していた。
「……どうする?」
と、声を潜めた青年。
「………………」
俺は一つとして余計なことをしたくない。コイツの火種なんか作りたくないんだ。
拒否も肯定もしたくない。断って逆上、肯定して近くに置きリスクを増やすのも嫌だ。
…………無理だ、どうしようもない。
どう足掻いても危険だ。ならば青年の意見に賛成するか? ……そうだな、それが一番リスクが低い。
「お前に委ねる」
ただの責任転嫁だ。悪いが俺は自分優先なんでな。死んだら葬式には出てやる。
「小学生を入れてもな……足手まといになるだけだろう」
「いや、実力はある」
………………俺はなんてことを。つい口に出してしまったぞ。これはダメな展開だ。
あぁあ、もうなるようになれ。
「そうか?」
「……………………」
俺の無言をどう受け取ったのか頷いた。お願いだ、拒否してくれ。下手したら蛇に飲まれるカエルが羨ましくなるような酷い怯えを抱くかもしれないんだぜ。
ってこんな風に思ってるとフラグが立つなんてのは定番で、どんどんと状況は悪くなるような気がする。
「…………分かった。入れてあげるよ」
………………はぁ。明日の俺、生きてっかな。
青年の口調はただの子供だと思っているのだろう。子供に向けてなら正解なんだろうがコイツはただのロリではない、気がする。
よくコイツは笑顔を浮かべてられるよ。圧を感じられなくてもこの無表情を見たら笑うのもバカらしくなるだろうに。
「時間だ。今三人組を組めてるやつは来てくれ」
それなりに危なかった。自己紹介すらもする時間はなく、互いの顔しか知らないような状態でダンジョンに潜ることになる。
「自己紹介といこう。俺は真白冬弥だ」
さすがに名前も知らんようではロクな連携も取れんだろう。うん、ナイス俺。
「オレはモストピア・ルーだ。魔物のことなら任せてくれ」
「ネスナ・ロリイタ」
つい立ち止まってしまった。
笑うところだったぜ。ロリの名前がロリイタか。なんだそら、偽名かよ。
……いや、それは良くないな。
ロリのせいで青年の名前忘れた。
「もっかい言ってくれ」
「モストピア・ルーだ」
あぁモストピアね。覚えた。……多分。
ロリは歩みを止めていない。疲れも会話も関係ないらしい。呼吸をしているのかすら怪しい。
くすんだ白い髪が軽く揺れるだけで動きはブレない。
……やはりおかしいのは俺の気配察知能力じゃなくてこのロリだ。
魔物の気配がある。
「ストップ」
青年、じゃなくてモストピアは気付いていないらしく不思議そうな顔を見せる。
「魔物だ」
魔物好きなんだろ、今から出てくる魔物を当ててみろよ。俺は感じたことのない気配だぞ。
一応ロリも止まった。正直今すぐ逃げ出して一人で攻略したほうが怯える必要はないがそんなことをしては失格にされるかもしれん。
「……こいつは、『デッドウルフ』だな。心臓部にある核を破壊すれば――――」
説明を終える前に、というか聞く気もなしに、いや、聞いてないな。ロリが目にも止まらぬ速度でどこかしらからナイフを取り出し核を破壊した。
「…………な……」
やっぱりこいつはただのロリではない。敵に回してはならん。かなり人知を超えた速度に火力だ。
「核ってのはそんな柔らかくない……そこらの岩よりも硬いはずだ」
モストピアが正しいのかイマイチ分からない身振り手振りでその恐怖を露わにしている。
圧だけで俺は超ビビってるんだがな。実際実力はケタ違いだ。
俺と大きすぎる差はないくらいの基礎体力だろうがあまりにも躊躇がなさすぎる。その上小学生のクセして俺より技術が高い。
少しは魔物に恐れを抱かないものか。
……抱かないんだろうな。俺だってコイツと戦うくらいなら魔物の群れに突っ込むさ。
ナイフを何処かにしまうとこちらに向いて戻ってきた。
落ちた魔核には興味を示していない。
「魔核は要らないのか」
声を挟むというのは少し度胸が必要だったが。声をかけないというのも少し不自然かと思い、仕方なく労わずにそう言った。
「要らない」
首を振った。テンションが低くどことなくこちらの生気すらも失われていくような声を小さく発する。
いい声なんだがどうにも恐れのほうが多い。圧をどうにかしてくれよな。ロリにかわいいなんて言ってロリコン疑惑とかでもめんどくさいから言わないが。
「金になるぞ」
あまり多く喋ってもリスクが増える。なるべく簡潔に短く。
「要らない」
金が要らないやつなんて居るのか。別にいいんだがな。
「じゃあオレが貰っていい?」
コイツはよくさっきの瞬殺を見てこの口調を続けれるよ。ただの子供じゃないことなんて見りゃ分かるだろ。
「構わない」
俺は気をつけて短くしているというのに素で端的な言葉ばかりのやつは本当に短いなおい。
「ありがとう」
そう言いながらショルダーバックのようなものに詰める。魔物好きってのは伊達じゃないのか。
まぁいい。先に進むだけだ。
0
あなたにおすすめの小説
リヴァイヴ・ヒーロー ~異世界転生に侵略された世界に、英雄は再び現れる~
灰色キャット
ファンタジー
「君に今の時代に生まれ変わって欲しいんだ」
魔物の王を討伐した古き英雄グレリア・ファルトは死後、突然白い世界に呼び出され、神にそう言われてしまった。
彼は生まれ変わるという言葉に孫の言葉を思い出し、新しい人生を生きることを決意した。
遥か昔に生きていた世界がどう変わっているか、発展しているか期待をしながら700年後の時代に転生した彼を待ち受けていたのは……『英雄召喚』と呼ばれる魔法でやってきた異世界人の手によって破壊され発展した――変貌した世界だった。
歴史すら捻じ曲げられた世界で、グレリアは何を求め、知り……世界を生きるのだろうか?
己の心のままに生き、今を知るために、彼は再び歴史を紡ぐ。
そして……主人公はもう一人――『勇者』、『英雄』の定義すら薄くなった世界でそれらに憧れ、近づきたいと願う少年、セイル・シルドニアは学園での入学試験で一人の男と出会う。
そのことをきっかけにしてセイルは本当の意味で『勇者』というものを考え、『英雄』と呼ばれる存在になるためにもがき、苦しむことになるだろう。
例えどんな困難な道であっても、光が照らす道へと……己の力で進むと誓った、その限りを尽くして。
過去の英雄と現代の英雄(の卵)が交差し、歴史を作る!
異世界転生型アンチ異世界転生ファンタジー、ここに開幕!
――なろう・カクヨムでも連載中――
借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる
しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。
いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに……
しかしそこに現れたのは幼馴染で……?
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
【完結】奪われたものを取り戻せ!〜転生王子の奪還〜
伽羅
ファンタジー
事故で死んだはずの僕は、気がついたら異世界に転生していた。
しかも王子だって!?
けれど5歳になる頃、宰相の謀反にあい、両親は殺され、僕自身も傷を負い、命からがら逃げ出した。
助けてくれた騎士団長達と共に生き延びて奪還の機会をうかがうが…。
以前、投稿していた作品を加筆修正しています。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
没落貴族は最果ての港で夢を見る〜政敵の公爵令嬢と手を組み、忘れられた航路を拓いて帝国の海を制覇する〜
namisan
ファンタジー
日本の海運会社に勤めていた男は、事故死し、異世界の没落貴族の三男ミナト・アークライトとして転生した。
かつては王国の海運業を牛耳ったアークライト家も、今や政争に敗れた見る影もない存在。ミナト自身も、厄介払い同然に、寂れた港町「アルトマール」へ名ばかりの代官として追いやられていた。
無気力な日々を過ごしていたある日、前世の海運知識と経験が完全に覚醒する。ミナトは気づいた。魔物が蔓延り、誰もが見捨てたこの港こそ、アークライト家再興の礎となる「宝の山」であると。
前世の知識と、この世界で得た風を読む魔法「風詠み」を武器に、家の再興を決意したミナト。しかし、その矢先、彼の前に最大の障害が現れる。
アークライト家を没落させた政敵、ルクスブルク公爵家の令嬢セラフィーナ。彼女は王命を受け、価値の失われた港を閉鎖するため、監察官としてアルトマールに乗り込んできたのだ。
「このような非効率な施設は、速やかに閉鎖すべきですわ」
家の再興を賭けて港を再生させたい没落貴族と、王国の未来のために港を閉鎖したいエリート令嬢。
立場も思想も水と油の二人が、互いの野望のために手を組むとき、帝国の経済、そして世界の物流は、歴史的な転換点を迎えることになる。
これは、一人の男が知識と魔法で巨大な船団を組織し、帝国の海を制覇するまでの物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる