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とある生贄の話
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宮野奈々(20)はある日、好きな乙女ゲームの最新作を買いに外に出かけたら事故った車に轢かれた。
転生した名前はナナ・サクリファイス
アレ?この名前って気のせいかな?聞き覚えがある様な…
転生した先では金髪碧目の美しくスタイルも抜群な男爵令嬢で優しくて美しい家族と友人に囲まれて幸せ!こんな日々がずっと続けばいいのにとこの時の私は思っていた。
ある日、お母様が大切な話があるからとリビングに呼んできた。
大切な話って何かな?
もしかして私に婚約者ができちゃったり!?そんなムフフな事を考えつつ私はリビングへと向かった。
「ナナ来ましたね…」
リビングにはお母様とお父様いて何故かとても悲しそうな、泣き出しそうな顔をして私を見ていた。
「お母様、お父様泣き出しそうな顔をしてどうしたの?」
と私が2人に尋ねると2人は泣き出して、話し始めた。
「この国には、100年に一度邪神カオスに貴族の令嬢の中から指名された生贄を差し出し花嫁としなければならない契約があり、コレを敗ればこの世界は災害に見舞われ滅びてしまうのです」
そうお母様は泣きながら話し出し、私は唐突に前世大好きだった乙女ゲームを思い出した。
そうだ、ナナ・サクリファイスって乙女ゲームの序盤で邪神カオスを化け物と罵り発狂して殺されたモブの名前じゃん!
呆然と話を聞いた私を見て家族は私がショックを受け過ぎたと思ったのか激しく泣いて謝り出した。
「ごめんね…ナナこんな家に産んでしまって」
「こんな私達を許さないで、」
「お母様、お父様そんなに謝らないで!私は優しいお母様とお父様の元に生まれて幸せよ!それに生贄に出されたからって不幸せになるなんてわからないじゃない!もしかしたら優しくてカッコいい邪神かもよ!」
私はお母様とお父様に抱きついてそう言った。
乙女ゲームではおそらく邪神カオスはナナに罵られて、怒り殺した。
つまり、逆をすれば生き残れるんじゃない?必死に媚びを売れば生き残れるかも!
乙女ゲームでは確かナナを殺すつもりではなかったらしいし…
そんなこんなを考えつつ私はお母様やお父様と生贄に出されるまでたっぷりと最後の時を楽しんだ。
そして生贄に出される日がやってきて私は美しいウェディングドレスに着替えて、王宮からきた迎えの場所に乗り邪神の待つ神殿へ向かって行った。
「ここで降りてください」
そう王宮の騎士に言われ降りてたところは薄暗い森の中で奥に黒くて禍々しい柱が連なる神殿が見え、私は王宮の騎士達に見張られながら神殿へと歩き出した。
神殿に着き中に入ると、中には松明が点々とあって明るく奥に進むと黒く大きい扉が目に入り、ノックをしてから入った。
黒く大きな扉を開けると広く美しい空間が広がっていて奥には大きな角が頭から生え、背中から黒い翼が生えた黒髪ロングの顔の隠れた背の高い男性がいた。
私は男性にこう声を掛けた
「あの、貴方が邪神カオス様ですか?」
すると男性はこちらを振り返り、コクンと頷きました。
「えぇ、私が邪神カオスですが貴方が今回の生贄のナナ・サクリファイスですね」
私は頷きつつとりあえずカオスに近づき目の前まで行くとカオスは明らかに動揺を見せた。
「どうして貴方は私に近づいてくるんです?他の生贄は私が近づくと怯えた様な目で私を見て震えていたのですが…」
そうカオスはいい私が近づいて来たことに、私がカオスに怯えないことに驚いた様子だった。
「どうしてカオス様を見て怯えるんです?こんなに黒くて艶々の美しい翼に綺麗な長い黒髪に力強い角、しかも背の高さも完璧でこれ以上ないくらい素敵な旦那様だと思うんですが…」
そういうとカオスは益々驚いた様で、話しつつギュッと抱きしめてみれば手がアワアワと動かして混乱している様子だった。
「もしや私の生贄になることが嫌過ぎて発狂して現実逃避しているのですか?そうとしか考えられない」
そうぶつぶつとカオスは呟き始めた。
そんなカオスに私はウルウルと目を潤ませてカオスを見つめた。
「もしかして、積極的な花嫁は嫌いですか…?」
するとカオスは真っ赤になり手をバタバタさせつつこう言った
「いえ!大歓迎です!こんな美しい女性が私を嫌わずにいてくれ、尚且つ可愛く迫ってくれるなんてとても嬉しいです!」
そういってカオスは優しく私の背中に腕を回して抱きしめた。
もしかしてカオスって陰キャ童貞?そんな失礼な事を考え始めた私を何も知らずに真っ赤っかになって抱きしめてたカオスであった。
「あのカオス様…今までの花嫁ってこういうふうに抱きしめあってたりキスをしたりってされましたか?」
ふと今までの花嫁がどうなったのか気になって聞いてみると
「した事ありませんよ、ここに来る花嫁は大抵家族や友達に裏切られ絶望し、発狂してからここに来て私を罵り自害するか私が可哀想になり殺すかの2択なので」
「急にこんな事を聞いてどうしたんですか?」
そうカオスは不思議そうに首を傾げた。
つまりゲームのナナ・サクリファイスはカオスを罵って、怒り殺されたのではなくて発狂して頭がおかしくなったところをカオスに憐れまれて殺されたのか…
「いえ、カオス様が他の女性にもこんなことしてたら嫉妬してしまうなと思って…」
そうチラッとカオスの顔を恥ずかしそうに上目遣いでみるとカオスは再び真っ赤になって私をギュッと抱きしめた。
「ところでどうしてカオス様は花嫁を指名するんですか?結局死んじゃうならあまり意味がない様な…」
そう聞くとカオスはこう答えた。
「私は花嫁候補と過ごすことで得る事ができる魔力を使いこの世界の災害を防ぐ事が仕事なのです。また花嫁候補は死んでいても得られる魔力は少ないなりにもなんとかなりますが、いない場合はこの世界に災害が訪れ滅びます」
という事はカオスに生贄を捧げないと世界に災害を見舞わし滅ぼすのではなく、災害を防ぐために存在し、生贄といる事で発生する魔力によって災害が無くなるという事は王国に流れている話と因果関係が逆転して伝えられてるって事なのか…
アレ?乙女ゲームの世界ってヒロインと攻略対象がラスボスであるカオスのこと倒してたよね?つまり乙女ゲームの世界ってあの後…滅んでる?
「あのカオス様王国ではカオス様が生贄を捧げないと災害を起こしこの世が滅ぶとなっているのですが…」
そうカオスに言うと、カオスはため息をしつつこう言った。
「人間はあまりに短命過ぎて話が後世へと受け継がれる時に話が捻れる事がよくあるんですよね…通りで花嫁は見つからず、花嫁候補には怖がられるはずです。何かおかしいと思ってました」
「花嫁候補?今までの花嫁は花嫁ではなかったんですか?」
そう疑問に思い、聞いてみるとカオスは頷きこう言った。
「えぇ、本来の花嫁は邪神と同じ寿命を共にし死ぬ時は一緒の為、ずっと1人から魔力を得る事が可能ですよ」
「王国に流れる話の因果関係が私の代になって逆になっていた様で花嫁候補が全員私を怖がり発狂するせいで見つからなかったんですよ」
「私の代ですか?邪神ってカオス様だけではないのですか?」
「えぇ、邪神の役目は親子で引き継いであって先代は私の父でもうすでに亡くなっています」
ということは父親の代で話が拗れてからカオスに邪神の役目が受け継がれてからずっと怖がられてきたってこと?
そう思うと一気にカオスが可哀想に思えてきて私はギュッと力強くカオスを抱きしめた。
カオスはなんだか嬉しそうな顔をして顔を赤らめていた。
「私はカオス様を怖いとは少しも感じません!結婚して幸せな家庭を作りましょう!」
私は気づけばカオスにプロポーズをしていた。
こんな不憫でウブな男は私が幸せにするっきゃない!
そう思いカオスをしゃがませキスをするとカオスは湯気を出して崩れ落ちた。
「ひゃい」
そう頷いたカオスを私は絶対に幸せにすると邪神に誓った。
「カオス様!私のお母様とお父様や友人達にカオス様の事を紹介したいです!それに王国に流れている話を正さなくては!」
そう私はフンっと意気込むとカオスは頷き、私達は神殿を出て私の実家へと向かった。
「お母様~!お父様~!ただいま帰りました!」
そう玄関で叫ぶとパリンっと何かが割れる音とドタバタという廊下を走る音が聞こえた後、お母様とお父様がやってきて私を抱きしめた。
「ナナ!おかえりなさいぃ」
2人はそう泣きながらとても嬉しそうに笑った。
その後カオスの紹介をしてお母様とお父様が気絶しそうになったりしたが、私たちが幸せそうなのを見て2人は祝福してくれた。
その後色々あって王国での邪神に関して訂正したり正式な花嫁が誕生し、次世代になるまで生贄が無くなったり、乙女ゲームのヒロインが転生者で全然話が違う!?って混乱して神殿に乗り込んできたりしたけど今日も私はカオスとラブラブで幸せです!
転生した名前はナナ・サクリファイス
アレ?この名前って気のせいかな?聞き覚えがある様な…
転生した先では金髪碧目の美しくスタイルも抜群な男爵令嬢で優しくて美しい家族と友人に囲まれて幸せ!こんな日々がずっと続けばいいのにとこの時の私は思っていた。
ある日、お母様が大切な話があるからとリビングに呼んできた。
大切な話って何かな?
もしかして私に婚約者ができちゃったり!?そんなムフフな事を考えつつ私はリビングへと向かった。
「ナナ来ましたね…」
リビングにはお母様とお父様いて何故かとても悲しそうな、泣き出しそうな顔をして私を見ていた。
「お母様、お父様泣き出しそうな顔をしてどうしたの?」
と私が2人に尋ねると2人は泣き出して、話し始めた。
「この国には、100年に一度邪神カオスに貴族の令嬢の中から指名された生贄を差し出し花嫁としなければならない契約があり、コレを敗ればこの世界は災害に見舞われ滅びてしまうのです」
そうお母様は泣きながら話し出し、私は唐突に前世大好きだった乙女ゲームを思い出した。
そうだ、ナナ・サクリファイスって乙女ゲームの序盤で邪神カオスを化け物と罵り発狂して殺されたモブの名前じゃん!
呆然と話を聞いた私を見て家族は私がショックを受け過ぎたと思ったのか激しく泣いて謝り出した。
「ごめんね…ナナこんな家に産んでしまって」
「こんな私達を許さないで、」
「お母様、お父様そんなに謝らないで!私は優しいお母様とお父様の元に生まれて幸せよ!それに生贄に出されたからって不幸せになるなんてわからないじゃない!もしかしたら優しくてカッコいい邪神かもよ!」
私はお母様とお父様に抱きついてそう言った。
乙女ゲームではおそらく邪神カオスはナナに罵られて、怒り殺した。
つまり、逆をすれば生き残れるんじゃない?必死に媚びを売れば生き残れるかも!
乙女ゲームでは確かナナを殺すつもりではなかったらしいし…
そんなこんなを考えつつ私はお母様やお父様と生贄に出されるまでたっぷりと最後の時を楽しんだ。
そして生贄に出される日がやってきて私は美しいウェディングドレスに着替えて、王宮からきた迎えの場所に乗り邪神の待つ神殿へ向かって行った。
「ここで降りてください」
そう王宮の騎士に言われ降りてたところは薄暗い森の中で奥に黒くて禍々しい柱が連なる神殿が見え、私は王宮の騎士達に見張られながら神殿へと歩き出した。
神殿に着き中に入ると、中には松明が点々とあって明るく奥に進むと黒く大きい扉が目に入り、ノックをしてから入った。
黒く大きな扉を開けると広く美しい空間が広がっていて奥には大きな角が頭から生え、背中から黒い翼が生えた黒髪ロングの顔の隠れた背の高い男性がいた。
私は男性にこう声を掛けた
「あの、貴方が邪神カオス様ですか?」
すると男性はこちらを振り返り、コクンと頷きました。
「えぇ、私が邪神カオスですが貴方が今回の生贄のナナ・サクリファイスですね」
私は頷きつつとりあえずカオスに近づき目の前まで行くとカオスは明らかに動揺を見せた。
「どうして貴方は私に近づいてくるんです?他の生贄は私が近づくと怯えた様な目で私を見て震えていたのですが…」
そうカオスはいい私が近づいて来たことに、私がカオスに怯えないことに驚いた様子だった。
「どうしてカオス様を見て怯えるんです?こんなに黒くて艶々の美しい翼に綺麗な長い黒髪に力強い角、しかも背の高さも完璧でこれ以上ないくらい素敵な旦那様だと思うんですが…」
そういうとカオスは益々驚いた様で、話しつつギュッと抱きしめてみれば手がアワアワと動かして混乱している様子だった。
「もしや私の生贄になることが嫌過ぎて発狂して現実逃避しているのですか?そうとしか考えられない」
そうぶつぶつとカオスは呟き始めた。
そんなカオスに私はウルウルと目を潤ませてカオスを見つめた。
「もしかして、積極的な花嫁は嫌いですか…?」
するとカオスは真っ赤になり手をバタバタさせつつこう言った
「いえ!大歓迎です!こんな美しい女性が私を嫌わずにいてくれ、尚且つ可愛く迫ってくれるなんてとても嬉しいです!」
そういってカオスは優しく私の背中に腕を回して抱きしめた。
もしかしてカオスって陰キャ童貞?そんな失礼な事を考え始めた私を何も知らずに真っ赤っかになって抱きしめてたカオスであった。
「あのカオス様…今までの花嫁ってこういうふうに抱きしめあってたりキスをしたりってされましたか?」
ふと今までの花嫁がどうなったのか気になって聞いてみると
「した事ありませんよ、ここに来る花嫁は大抵家族や友達に裏切られ絶望し、発狂してからここに来て私を罵り自害するか私が可哀想になり殺すかの2択なので」
「急にこんな事を聞いてどうしたんですか?」
そうカオスは不思議そうに首を傾げた。
つまりゲームのナナ・サクリファイスはカオスを罵って、怒り殺されたのではなくて発狂して頭がおかしくなったところをカオスに憐れまれて殺されたのか…
「いえ、カオス様が他の女性にもこんなことしてたら嫉妬してしまうなと思って…」
そうチラッとカオスの顔を恥ずかしそうに上目遣いでみるとカオスは再び真っ赤になって私をギュッと抱きしめた。
「ところでどうしてカオス様は花嫁を指名するんですか?結局死んじゃうならあまり意味がない様な…」
そう聞くとカオスはこう答えた。
「私は花嫁候補と過ごすことで得る事ができる魔力を使いこの世界の災害を防ぐ事が仕事なのです。また花嫁候補は死んでいても得られる魔力は少ないなりにもなんとかなりますが、いない場合はこの世界に災害が訪れ滅びます」
という事はカオスに生贄を捧げないと世界に災害を見舞わし滅ぼすのではなく、災害を防ぐために存在し、生贄といる事で発生する魔力によって災害が無くなるという事は王国に流れている話と因果関係が逆転して伝えられてるって事なのか…
アレ?乙女ゲームの世界ってヒロインと攻略対象がラスボスであるカオスのこと倒してたよね?つまり乙女ゲームの世界ってあの後…滅んでる?
「あのカオス様王国ではカオス様が生贄を捧げないと災害を起こしこの世が滅ぶとなっているのですが…」
そうカオスに言うと、カオスはため息をしつつこう言った。
「人間はあまりに短命過ぎて話が後世へと受け継がれる時に話が捻れる事がよくあるんですよね…通りで花嫁は見つからず、花嫁候補には怖がられるはずです。何かおかしいと思ってました」
「花嫁候補?今までの花嫁は花嫁ではなかったんですか?」
そう疑問に思い、聞いてみるとカオスは頷きこう言った。
「えぇ、本来の花嫁は邪神と同じ寿命を共にし死ぬ時は一緒の為、ずっと1人から魔力を得る事が可能ですよ」
「王国に流れる話の因果関係が私の代になって逆になっていた様で花嫁候補が全員私を怖がり発狂するせいで見つからなかったんですよ」
「私の代ですか?邪神ってカオス様だけではないのですか?」
「えぇ、邪神の役目は親子で引き継いであって先代は私の父でもうすでに亡くなっています」
ということは父親の代で話が拗れてからカオスに邪神の役目が受け継がれてからずっと怖がられてきたってこと?
そう思うと一気にカオスが可哀想に思えてきて私はギュッと力強くカオスを抱きしめた。
カオスはなんだか嬉しそうな顔をして顔を赤らめていた。
「私はカオス様を怖いとは少しも感じません!結婚して幸せな家庭を作りましょう!」
私は気づけばカオスにプロポーズをしていた。
こんな不憫でウブな男は私が幸せにするっきゃない!
そう思いカオスをしゃがませキスをするとカオスは湯気を出して崩れ落ちた。
「ひゃい」
そう頷いたカオスを私は絶対に幸せにすると邪神に誓った。
「カオス様!私のお母様とお父様や友人達にカオス様の事を紹介したいです!それに王国に流れている話を正さなくては!」
そう私はフンっと意気込むとカオスは頷き、私達は神殿を出て私の実家へと向かった。
「お母様~!お父様~!ただいま帰りました!」
そう玄関で叫ぶとパリンっと何かが割れる音とドタバタという廊下を走る音が聞こえた後、お母様とお父様がやってきて私を抱きしめた。
「ナナ!おかえりなさいぃ」
2人はそう泣きながらとても嬉しそうに笑った。
その後カオスの紹介をしてお母様とお父様が気絶しそうになったりしたが、私たちが幸せそうなのを見て2人は祝福してくれた。
その後色々あって王国での邪神に関して訂正したり正式な花嫁が誕生し、次世代になるまで生贄が無くなったり、乙女ゲームのヒロインが転生者で全然話が違う!?って混乱して神殿に乗り込んできたりしたけど今日も私はカオスとラブラブで幸せです!
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