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降り注ぐ魔王の呪い
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3ヶ月ぶりに再開した2人は、しばらく互いを見つめ合っていた。
ネロは自然な状態を意識したまま笑い、サラは驚いた表情のまま。
そんな2人を見たエレナは、
(はは~ん、さてはこう思っているな~)
と、笑顔を浮かべる。
まず、自然な笑顔を浮かべたままのネロ。
(あれ?もっと口端を上げたほうが……
いや、なんかこれ以上口角を上げると不自然な笑顔になってしまうような。
と言うか不味い。頬が吊りそう……)
頬がピクピクし始めたネロ。
次に驚いた表情のサラ。
(え、え?! なんでなんで! なんでネロがここにいるの? 確か公務が忙しくて外国から帰って来れないって……
はっ、そんなことより! 私がいま着てる服って、ネロが苦手だって話してた白と黒のラインが入った服じゃない!
……隙を見つけて着替えないと)
目線が動揺により若干震えるサラ。
今のは全て2人の様子を見たエレナが2人の心境を妄想しただけの物なのだが、2人の心境を見事に見抜いていた。
「自然に笑えているから安心しなイケメン王子。
でも、少し見過ぎ。
それから今着てる服は、イケメン王子がどうしても嫌いだって言ってた黄緑とは違うから安心しな、サラ。
でも、動揺しすぎ」
エレナは目にかかる横髪を耳にかけソファから起き上がる。
「み、見過ぎ……」
「ど、動揺……」
エレナの言葉に赤面する2人。
お互いに視線を外し、チラチラと相手の様子を伺う。
(ここまで仲が良いならお互いの気持ちに気がついてもいいと思うんだけどねー
まあ、見てて面白いからいいかー)
2人の甘酸っぱい空気が充満する聖女執務室。
しかし、それを壊す者が現れる。
「ネロー! 影武者が王妃にバレたー!
それから俺も知らなかった驚きのニュースだ!
俺たちが知らない間にお前の婚や」
その人物はネロ専属執事のヴェイル。
ネロが同年代であるサラ、エレナ以外で唯一心を許す同性の親友。
昔からネロの執事となるべく厳しく育てられた。
常に比べられる相手は歴代の国王専属執事達。
しかし、一点だけネロと違う点があるとすれば、彼はとんでもなく能天気なこと。
"ふーん。まあ、なんとかなるっしょ"
これが彼の心情である。
なんでも重く受け止めすぎてしまうネロにとって、ヴェイルの存在は大きな支えの一つだった。
彼が最後に気になる情報を伝えようとした時、部屋に毒蛇が出現する前に目にした黒い雲が出現した。
「死ね!」
発した言葉は一言だけだが、それでも背筋がゾッとする声。
それと共に執務室の入り口に剣を構えた全身鎧の集団が現れる。
白銀の鈍い光を放つ全身フルプレート、両手には同じく白銀のソードが握られている。
「な、なんだ今の声……それにーー!」
白銀の集団は、ガシャガシャと音を奏で、入り口近くにいたヴェイルへと剣を振るう。
太刀筋から言って素人であることは明白だが、その手にしている剣はミスリルとあって切れ味が通常の鉄製の剣よりも鋭い。
それに白銀の集団は味方に当たろうとお構いなく剣を振り続ける。
さらにーー
「普通なら肘が骨折しているような角度からも剣を振って来やがる……聖結界に守られているこの王都ではあり得ない話だが、もしかしてリビングアーマーか?」
ヴェイルは、軽やかに白銀の集団による攻撃を交わしながら分析していく。
聖結界によって守られている王都の街中では、魔物が侵入することはできず、仮に侵入したとしても魔を浄化する聖属性魔力によって浄化されてしまう。
ヴェイルに阻まれ、なかなか聖女に襲い掛かれないリビングアーマーを見て業を煮やした魔王は再び姿を現わす。
すると、リビングアーマー達の身を黒いもやが覆い、攻撃の鋭さが格段に向上。
「く、そ!
ごめん、そっちに行った!」
三体のリビングアーマーを通したことを悔しがるヴェイル。
普段は王子と親友同然の関係を築きつつも、危機的状況下では、真っ先に王子の身を守る行動を取るヴェイルは、悔しそうに謝る。
「大丈夫、こんなのあの騎士長を相手にするよりまだマシだから」
サッと、サラとエレナを自身の背後へ移動させ、剣を構えるネロ。
そんなネロに、3本の剣がほぼ同時に振るわれる。
それらをネロは慌てる事なく、最小限の動きで捌き切り、リビングアーマーが次の攻撃を放とうと剣を振りかぶる間に一閃。
鉄よりも硬いミスリル製の全身鎧が、スパン!と腰の辺りで両断された。
両断した剣に一切の刃こぼれなし。
「『一閃 スラッシュ』しか使えないのに、ここまで強くなるなんて……勇者に匹敵するんじゃ」
驚愕のエレナ。
「……」
無言で目を見開くサラ。
その戦いぶりに思わず見惚れてしまう。
初めてネロの模擬戦を目にしたのは10歳の時だった。
その当時、「落ちこぼれ」「王国の恥晒し」と影で噂される程にネロの騎士としての実力は王国でも最底辺。
8歳の少年と試合をした時なんて、相手に全ての攻撃を交わされ、透かされ、最後は体力切れにより倒れたネロの完敗。
「ふふふ、泥まみれの姿がよくお似合いですよ」
8歳の少年はネロを見下し、周りはその言葉に大笑い。
それに怒ることはせず静かに、しかし悔しそうに拳を握りしめていたネロの姿を覚えている。
それから公務で忙しくネロの模擬戦を見ることはなかったが、2年前から噂で「王国でも指折り」「天才騎士」と言うのを耳にした。
本人に聞いても、「全然、まだまだだよ」と謙遜して終わってしまっていたので、ここまで強くなっているとは思わなかったサラは驚愕と共にその勇姿に魅入っていた。
ちなみに、リビングアーマーはD級冒険者が十人でやっと相手にできると言う強さの魔物。
さらに魔王により強化されており、C級でも上位に位置する強さと言っても良い。
それらが放つ同時攻撃を一度に捌き切り、一刀の下に沈めた強さは、通常の聖騎士を遥かに凌ぐ実力である。
「ぐ、くそ!」
その光景に驚愕する魔王。だが、容易周到な魔王の攻撃は終わらない。
ネロは自然な状態を意識したまま笑い、サラは驚いた表情のまま。
そんな2人を見たエレナは、
(はは~ん、さてはこう思っているな~)
と、笑顔を浮かべる。
まず、自然な笑顔を浮かべたままのネロ。
(あれ?もっと口端を上げたほうが……
いや、なんかこれ以上口角を上げると不自然な笑顔になってしまうような。
と言うか不味い。頬が吊りそう……)
頬がピクピクし始めたネロ。
次に驚いた表情のサラ。
(え、え?! なんでなんで! なんでネロがここにいるの? 確か公務が忙しくて外国から帰って来れないって……
はっ、そんなことより! 私がいま着てる服って、ネロが苦手だって話してた白と黒のラインが入った服じゃない!
……隙を見つけて着替えないと)
目線が動揺により若干震えるサラ。
今のは全て2人の様子を見たエレナが2人の心境を妄想しただけの物なのだが、2人の心境を見事に見抜いていた。
「自然に笑えているから安心しなイケメン王子。
でも、少し見過ぎ。
それから今着てる服は、イケメン王子がどうしても嫌いだって言ってた黄緑とは違うから安心しな、サラ。
でも、動揺しすぎ」
エレナは目にかかる横髪を耳にかけソファから起き上がる。
「み、見過ぎ……」
「ど、動揺……」
エレナの言葉に赤面する2人。
お互いに視線を外し、チラチラと相手の様子を伺う。
(ここまで仲が良いならお互いの気持ちに気がついてもいいと思うんだけどねー
まあ、見てて面白いからいいかー)
2人の甘酸っぱい空気が充満する聖女執務室。
しかし、それを壊す者が現れる。
「ネロー! 影武者が王妃にバレたー!
それから俺も知らなかった驚きのニュースだ!
俺たちが知らない間にお前の婚や」
その人物はネロ専属執事のヴェイル。
ネロが同年代であるサラ、エレナ以外で唯一心を許す同性の親友。
昔からネロの執事となるべく厳しく育てられた。
常に比べられる相手は歴代の国王専属執事達。
しかし、一点だけネロと違う点があるとすれば、彼はとんでもなく能天気なこと。
"ふーん。まあ、なんとかなるっしょ"
これが彼の心情である。
なんでも重く受け止めすぎてしまうネロにとって、ヴェイルの存在は大きな支えの一つだった。
彼が最後に気になる情報を伝えようとした時、部屋に毒蛇が出現する前に目にした黒い雲が出現した。
「死ね!」
発した言葉は一言だけだが、それでも背筋がゾッとする声。
それと共に執務室の入り口に剣を構えた全身鎧の集団が現れる。
白銀の鈍い光を放つ全身フルプレート、両手には同じく白銀のソードが握られている。
「な、なんだ今の声……それにーー!」
白銀の集団は、ガシャガシャと音を奏で、入り口近くにいたヴェイルへと剣を振るう。
太刀筋から言って素人であることは明白だが、その手にしている剣はミスリルとあって切れ味が通常の鉄製の剣よりも鋭い。
それに白銀の集団は味方に当たろうとお構いなく剣を振り続ける。
さらにーー
「普通なら肘が骨折しているような角度からも剣を振って来やがる……聖結界に守られているこの王都ではあり得ない話だが、もしかしてリビングアーマーか?」
ヴェイルは、軽やかに白銀の集団による攻撃を交わしながら分析していく。
聖結界によって守られている王都の街中では、魔物が侵入することはできず、仮に侵入したとしても魔を浄化する聖属性魔力によって浄化されてしまう。
ヴェイルに阻まれ、なかなか聖女に襲い掛かれないリビングアーマーを見て業を煮やした魔王は再び姿を現わす。
すると、リビングアーマー達の身を黒いもやが覆い、攻撃の鋭さが格段に向上。
「く、そ!
ごめん、そっちに行った!」
三体のリビングアーマーを通したことを悔しがるヴェイル。
普段は王子と親友同然の関係を築きつつも、危機的状況下では、真っ先に王子の身を守る行動を取るヴェイルは、悔しそうに謝る。
「大丈夫、こんなのあの騎士長を相手にするよりまだマシだから」
サッと、サラとエレナを自身の背後へ移動させ、剣を構えるネロ。
そんなネロに、3本の剣がほぼ同時に振るわれる。
それらをネロは慌てる事なく、最小限の動きで捌き切り、リビングアーマーが次の攻撃を放とうと剣を振りかぶる間に一閃。
鉄よりも硬いミスリル製の全身鎧が、スパン!と腰の辺りで両断された。
両断した剣に一切の刃こぼれなし。
「『一閃 スラッシュ』しか使えないのに、ここまで強くなるなんて……勇者に匹敵するんじゃ」
驚愕のエレナ。
「……」
無言で目を見開くサラ。
その戦いぶりに思わず見惚れてしまう。
初めてネロの模擬戦を目にしたのは10歳の時だった。
その当時、「落ちこぼれ」「王国の恥晒し」と影で噂される程にネロの騎士としての実力は王国でも最底辺。
8歳の少年と試合をした時なんて、相手に全ての攻撃を交わされ、透かされ、最後は体力切れにより倒れたネロの完敗。
「ふふふ、泥まみれの姿がよくお似合いですよ」
8歳の少年はネロを見下し、周りはその言葉に大笑い。
それに怒ることはせず静かに、しかし悔しそうに拳を握りしめていたネロの姿を覚えている。
それから公務で忙しくネロの模擬戦を見ることはなかったが、2年前から噂で「王国でも指折り」「天才騎士」と言うのを耳にした。
本人に聞いても、「全然、まだまだだよ」と謙遜して終わってしまっていたので、ここまで強くなっているとは思わなかったサラは驚愕と共にその勇姿に魅入っていた。
ちなみに、リビングアーマーはD級冒険者が十人でやっと相手にできると言う強さの魔物。
さらに魔王により強化されており、C級でも上位に位置する強さと言っても良い。
それらが放つ同時攻撃を一度に捌き切り、一刀の下に沈めた強さは、通常の聖騎士を遥かに凌ぐ実力である。
「ぐ、くそ!」
その光景に驚愕する魔王。だが、容易周到な魔王の攻撃は終わらない。
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