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神龍のメシ
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「うーん……うまい!」
円卓の机、柔らかい印象を与える白い壁と木目調のフローリングと天井、さらに照明は暗すぎず明るすぎない火のランプが天井の真ん中から垂れ下がり、癒し空間へと拍車をかける。
それに加えて8畳のダイニングの窓のすぐ外は、無数の点滅する星の輝きたちが、部屋の中を照らす。
100万ドルの夜景に包まれるスイートルームと呼ぶには、少し贅沢さが足りない部屋だが、薄緑のウールの柔らかすぎない絨毯、椅子や机もフローリングと同じ木目調にするなど、とにかく目に優しい。
そして、不思議なことに建築されてから相当経っているはずの部屋からは、新築の時の木材の癒される香りが漂う。
「うますぎる!パイロンの意外な特技….」
円卓の机の上で湯気を立ち上らせる大量の料理たち……
にんじん、セロリ、玉ねぎをオリーブと塩のみの味付けでゆっくりと30分ほど煮て出汁をとった「野菜ブイヨン」をベースに作った。
トマトクリームパスタ、ポトフ、白パン、ローストビーフ……
たくさんの洋風料理が並ぶ。
どれも戦闘LOVE!「パイロン」お手製
1に戦闘、2に戦闘、3に戦闘……
戦闘のしすぎで、気がついたら神龍になっていて、相手がいない。
そんな彼女は、長い独身生活の末に、食材との格闘技である「料理」へと到達した。
日夜、食材達と対話を重ね、今では食材の声がなんとなく聞こえて、適切な処理をすると喜んでくれる彼ら彼女らの為に腕を磨く。
「おお!食材達が喜んでいる!ありがとう!弟子!」
エプロン姿のパイロンは満足気な笑顔を浮かべて、私の背中をバシバシ叩いてくる。
ズガン!ズガン!と鈍い音がダイニングに響く。……つーか、私の体から響いてる!
叩かれる度に私の全身に伝わる、彼女本来の重みなのか?
単調だったリズムはサビに差し掛かったようで激しさを増していくぅぅぅ……
「…いってぇよ!私は太鼓じゃねえぞ!ズガン!ズガン!……って、耳がおかしくなるわ!頭…は、生まれた時から手遅れでした!神の力で、なんとかなりませんか!」
背後に立つパイロンにキレてからのお願い……最近、こんなことばっかりだけど、13歳にして更年期か?ふむ……あんなツンデレジジイのようにはなりたくねぇな
「うーん……ショック療法しかできないけど?……ステゴロの」
困った笑顔を浮かべたまま、首を傾げて右拳をゆっくりと私の顔の前に出してくるパイロン。
一見すると、
「ぐふふふ!素晴らしいエプロン姿だ!」
と「ダイヤよりも輝いて眩しいぜぇ!」
な笑顔で、普段なら紳士の眼差しで、
「一年くらい眺めさせてください!」
と、頭を地面に減り込ませるくらい下げるのだが、パイロンの殺気を纏った右拳は、私でも耐えられそうねぇな。
「……すいませんでした!やっぱりギャンブルで一発逆転を目指します!」
「ええ!……本気の一発を打ち込もうと思ったのにぃ……むぅ~」
不満顔で頬を膨らませるパイロン。
……か、かわこえええ!!!
可愛い顔で殺気全開……
「ゆ、許してくだせぇ!私の美貌に免じて……うっふん♡」
ウインクからの投げキッスという。
最近どっかの飲み屋でオネエさま方から受けた必殺技!
なぜか、男達ではなくオネエ様達から、
「嫁にもらって!」
と、「夜街」で群がられる。
そんなモテ期到来の私!からの投げキッスだ!オネエ様たちがこぞって嬉し顔で気絶していく威力!
「どうだ!」
つい、声に出てしまう私。
「……ううう!なんかゾワゾワするぅ……ゴブさんを見た時みたい……ゴブリンを一体、発見したら他にも30はいると思いなさい!ってお母さんに言われたの思い出した……なんか、ありがとう!」
お礼を言われてしまった……複雑ぅぅ!
「あ、あは、あははは!……はぁ、もう
セクシーな女性を目指すのは止めよう……
こうなったら!ひたすら……食えええ!」
パイロンの作った料理を口へ運ぶ。
バキューム私!
「……あ!もっしぃ~そ、ぱだ!ひ!」
→(あ!もしもし!……そうだよ!パイロンだよ!久しぶり!)
私の横では、ダイニングの窓から星たちを眺め、宇宙語で誰かと念話を始めるパイロンの姿。
あれか、神の世界の公用語なのか?
それとも念話を傍受されないためとかの意図があるのか?
「わからん……謎めいた神の世界……ま、良いや…バキューム私!行きまーす!」
考えてもわからんことは0.5秒で思考放棄! 脊髄反射で生きる女!
「そう!それが、バキューム私!」
パイロンの料理を吸い込んでいく。
「ヒュオオオオ!!」
「おk!じゃ……ふぅ、神の公用語、マジだりぃわぁ……」
料理を吸い込む私の隣に座るパイロン。
ギャル精王もそうだったけど、念話が終わってから「マジだりぃわぁ……」までが、一連の流れらしい……
ふむふむ。上に立つ者はこういう所でストレス退散!をしているのかぁ
料理を吸い込みながらも心のメモに書き留める。
向上心と天才と怠けが同居した私……
「やはり!才能の塊!」
料理を吸い込みながら流暢に喋る私。
やはり天才!
「あ!……そうそう!魔物たちを管理する魔神からの話がまだだったわ……手違いで魔王が生まれてしまった。かなり強いから気をつけてだって……それじゃ、おやすみ」
それだけ言い残すとパイロンはダイニングから消えていく。
「……ええ!雑!」
パイロンの一言にバキューム私!が解除してしまった。
「…ま、いっか。なんとかなるっしょ……最悪滅んだら滅んだで」
最低な私。これでも元!聖女です。
正式にやめたからあんま関係ねぇだろ……
「いや、こうしてパイロンに鍛えられたってことは、職業「気分!」の私にどうにかしろってこと……みんなの勇者ぁぁ……って、あいつは聖剣を盗まれても、特に気にしない馬鹿だった……というか、私が聖剣に選ばれてしまったんだった」
私の亜空間にいる聖剣「エクスカリバー」からも
「あいつ、バカなの……」
という感情が流れ込んでくる。
「うおおお!めんどくせぇ!」
次から次へと……私はいつになったらそういう世界を救う系から解放されんだよ!
「いっそのこと今から滅ぼしに行くか?……まあ、いいや。どうせ寝たら忘れてるし」
亜空間の聖剣「エクスカリバー」から
「また所有者、間違えたぁぁ!!」
と悲しみの感情が流れ込んでくる。
「ご愁傷さま~それでは、バキューム私!いっきまーす!」
気にせず料理を吸い込んでいく。
円卓の机、柔らかい印象を与える白い壁と木目調のフローリングと天井、さらに照明は暗すぎず明るすぎない火のランプが天井の真ん中から垂れ下がり、癒し空間へと拍車をかける。
それに加えて8畳のダイニングの窓のすぐ外は、無数の点滅する星の輝きたちが、部屋の中を照らす。
100万ドルの夜景に包まれるスイートルームと呼ぶには、少し贅沢さが足りない部屋だが、薄緑のウールの柔らかすぎない絨毯、椅子や机もフローリングと同じ木目調にするなど、とにかく目に優しい。
そして、不思議なことに建築されてから相当経っているはずの部屋からは、新築の時の木材の癒される香りが漂う。
「うますぎる!パイロンの意外な特技….」
円卓の机の上で湯気を立ち上らせる大量の料理たち……
にんじん、セロリ、玉ねぎをオリーブと塩のみの味付けでゆっくりと30分ほど煮て出汁をとった「野菜ブイヨン」をベースに作った。
トマトクリームパスタ、ポトフ、白パン、ローストビーフ……
たくさんの洋風料理が並ぶ。
どれも戦闘LOVE!「パイロン」お手製
1に戦闘、2に戦闘、3に戦闘……
戦闘のしすぎで、気がついたら神龍になっていて、相手がいない。
そんな彼女は、長い独身生活の末に、食材との格闘技である「料理」へと到達した。
日夜、食材達と対話を重ね、今では食材の声がなんとなく聞こえて、適切な処理をすると喜んでくれる彼ら彼女らの為に腕を磨く。
「おお!食材達が喜んでいる!ありがとう!弟子!」
エプロン姿のパイロンは満足気な笑顔を浮かべて、私の背中をバシバシ叩いてくる。
ズガン!ズガン!と鈍い音がダイニングに響く。……つーか、私の体から響いてる!
叩かれる度に私の全身に伝わる、彼女本来の重みなのか?
単調だったリズムはサビに差し掛かったようで激しさを増していくぅぅぅ……
「…いってぇよ!私は太鼓じゃねえぞ!ズガン!ズガン!……って、耳がおかしくなるわ!頭…は、生まれた時から手遅れでした!神の力で、なんとかなりませんか!」
背後に立つパイロンにキレてからのお願い……最近、こんなことばっかりだけど、13歳にして更年期か?ふむ……あんなツンデレジジイのようにはなりたくねぇな
「うーん……ショック療法しかできないけど?……ステゴロの」
困った笑顔を浮かべたまま、首を傾げて右拳をゆっくりと私の顔の前に出してくるパイロン。
一見すると、
「ぐふふふ!素晴らしいエプロン姿だ!」
と「ダイヤよりも輝いて眩しいぜぇ!」
な笑顔で、普段なら紳士の眼差しで、
「一年くらい眺めさせてください!」
と、頭を地面に減り込ませるくらい下げるのだが、パイロンの殺気を纏った右拳は、私でも耐えられそうねぇな。
「……すいませんでした!やっぱりギャンブルで一発逆転を目指します!」
「ええ!……本気の一発を打ち込もうと思ったのにぃ……むぅ~」
不満顔で頬を膨らませるパイロン。
……か、かわこえええ!!!
可愛い顔で殺気全開……
「ゆ、許してくだせぇ!私の美貌に免じて……うっふん♡」
ウインクからの投げキッスという。
最近どっかの飲み屋でオネエさま方から受けた必殺技!
なぜか、男達ではなくオネエ様達から、
「嫁にもらって!」
と、「夜街」で群がられる。
そんなモテ期到来の私!からの投げキッスだ!オネエ様たちがこぞって嬉し顔で気絶していく威力!
「どうだ!」
つい、声に出てしまう私。
「……ううう!なんかゾワゾワするぅ……ゴブさんを見た時みたい……ゴブリンを一体、発見したら他にも30はいると思いなさい!ってお母さんに言われたの思い出した……なんか、ありがとう!」
お礼を言われてしまった……複雑ぅぅ!
「あ、あは、あははは!……はぁ、もう
セクシーな女性を目指すのは止めよう……
こうなったら!ひたすら……食えええ!」
パイロンの作った料理を口へ運ぶ。
バキューム私!
「……あ!もっしぃ~そ、ぱだ!ひ!」
→(あ!もしもし!……そうだよ!パイロンだよ!久しぶり!)
私の横では、ダイニングの窓から星たちを眺め、宇宙語で誰かと念話を始めるパイロンの姿。
あれか、神の世界の公用語なのか?
それとも念話を傍受されないためとかの意図があるのか?
「わからん……謎めいた神の世界……ま、良いや…バキューム私!行きまーす!」
考えてもわからんことは0.5秒で思考放棄! 脊髄反射で生きる女!
「そう!それが、バキューム私!」
パイロンの料理を吸い込んでいく。
「ヒュオオオオ!!」
「おk!じゃ……ふぅ、神の公用語、マジだりぃわぁ……」
料理を吸い込む私の隣に座るパイロン。
ギャル精王もそうだったけど、念話が終わってから「マジだりぃわぁ……」までが、一連の流れらしい……
ふむふむ。上に立つ者はこういう所でストレス退散!をしているのかぁ
料理を吸い込みながらも心のメモに書き留める。
向上心と天才と怠けが同居した私……
「やはり!才能の塊!」
料理を吸い込みながら流暢に喋る私。
やはり天才!
「あ!……そうそう!魔物たちを管理する魔神からの話がまだだったわ……手違いで魔王が生まれてしまった。かなり強いから気をつけてだって……それじゃ、おやすみ」
それだけ言い残すとパイロンはダイニングから消えていく。
「……ええ!雑!」
パイロンの一言にバキューム私!が解除してしまった。
「…ま、いっか。なんとかなるっしょ……最悪滅んだら滅んだで」
最低な私。これでも元!聖女です。
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私の亜空間にいる聖剣「エクスカリバー」からも
「あいつ、バカなの……」
という感情が流れ込んでくる。
「うおおお!めんどくせぇ!」
次から次へと……私はいつになったらそういう世界を救う系から解放されんだよ!
「いっそのこと今から滅ぼしに行くか?……まあ、いいや。どうせ寝たら忘れてるし」
亜空間の聖剣「エクスカリバー」から
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と悲しみの感情が流れ込んでくる。
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