48 / 57
エマユリ人類最強化計画!① とにかく走るベシ!
しおりを挟む
「ドラゴンヘル」で金貨30枚と思ったよりも稼げたクミたちはホクホク顔で「元気の家」に帰った。
「おお!さすがは「金の亡者」だね!」
「うわぁぁい!さすがはしゅせんどー!」
初めての探索でここまでの稼ぎをしてのけたことにサキさん、ローナさん、ハンナ達は喜んでくれた。
「よし!今度の休日は一緒に探索に行こうじゃないか!」
ドラゴンダンジョンに入っても実入りが少なくてやる気の下がっていたサキさんは、やる気満々。
「おお!なら、みんなで稼ぎまくろう!」
という運びになった。
まあ、その前に、休み前の小テストをなんとしても乗り切らねば!
「おーおー大変だねー」
ふらっと、どこかに消えていたシルフィが帰ってきた。
うちの精霊は猫である。
*****
そして、次の日……
「ホラァァ!シャキッとしろ!お前ら!」
午前4時から鍛錬は始まる。
「ふぁぁ……なんでこんな時間から?」
「早すぎない?新聞配達のおじさんもまだ配達中だよ?」
チャリンチャリンと鈴を鳴らし、
「おお!朝早いねぇ!おはよう!」
と、新聞配達のおじさんが誰も歩いていない坂道を颯爽と下っていく。。
「ひゃっほぅぅ!俺は今、風になっているぅぅ!」
めっちゃ楽しそう……
「いつもいつも、うるさいよ!新聞配達!」
住人たちが家の窓から顔を出す。
「ほぉら!今日の新聞だよ!」
坂を下りながら、顔を出した家の人に新聞を投げ渡していく。
「おお!達人だ!……よし!私達も負けてられないよ!街壁沿いに街を3周するよ!……朝食までに!」
私は、庭の柵を開け放つ。
「ほら!早くいくよ!」
いつまでも動き出さず、私を信じられない目で見つめてくる2人に発破をかける。
「マジかよ……100kmはあるんじゃねぇか?」
「だよね……朝食まで3時間……死ぬ」
発破をかけても動かない2人に、
「うっわぁ!ひよってるよ!だっせぇ!」
多分、相当むかつく顔をしていると思う。
「……やったらぁ!」
「誰もひよってないわ!舐めないで!」
さすが私と似ている部分のある2人。
ちょろいです。おバカです。単純です。
「その意気や良し……」
「おらぁぁ!」
「先に行くわよ!」
私のいい終わりを待たず、脇を通り抜けて先に道へ出て走り出すエマとユリ……
「……私を1人にするなぁぁ!」
逃げる2人を必死に追いかける私。
「ほらほら!着いてこいよ!」
「置いてくわよ」
「待ってよぉぉ!」
なぜか私が2人を追いかける形となってしまった。
2人をからかいながら走りたかったのに!
「おら!遅れてるぞ!早く着いて来いって!」
エマに煽られる。
「うおおお!」
意外と足の速い2人に私は必死で食らいついていく。
3時間後……
「結構大したことなかったな」
「ええ。まだまだ走れる感じ」
息を乱しながらも平然としている2人。
「こ、これでい、一周……目」
すっげぇ周回遅れの私……倒れる。南無
「この街に来てからの野獣のような生活が原因だな」
「そうね。鍛え直した方がいいと思う」
2人は乙女の横腹を突いてくる。
「おお!出会った頃はほっそりしていたのに見る影もないな」
「これが成人太りってやつね……気をつけよ」
2人は立ち上がると私を放って家路に着く。
「く、くそぅぅ!このままで終われるかぁ!」
見せたらぁぁ!私の本気!金が絡まなくても……たぶん本気!になれるってところを見せてやる!
「いよっし!やってやるぜ!たぶん!」
逃げ道を作ってから、即行動……
「……ち!今日は足が動かねぇから、この辺にしておいてやるぜ!命拾いしたぜ!……待ってよー」
2人の後を追いかける。
「おお!さすがは「金の亡者」だね!」
「うわぁぁい!さすがはしゅせんどー!」
初めての探索でここまでの稼ぎをしてのけたことにサキさん、ローナさん、ハンナ達は喜んでくれた。
「よし!今度の休日は一緒に探索に行こうじゃないか!」
ドラゴンダンジョンに入っても実入りが少なくてやる気の下がっていたサキさんは、やる気満々。
「おお!なら、みんなで稼ぎまくろう!」
という運びになった。
まあ、その前に、休み前の小テストをなんとしても乗り切らねば!
「おーおー大変だねー」
ふらっと、どこかに消えていたシルフィが帰ってきた。
うちの精霊は猫である。
*****
そして、次の日……
「ホラァァ!シャキッとしろ!お前ら!」
午前4時から鍛錬は始まる。
「ふぁぁ……なんでこんな時間から?」
「早すぎない?新聞配達のおじさんもまだ配達中だよ?」
チャリンチャリンと鈴を鳴らし、
「おお!朝早いねぇ!おはよう!」
と、新聞配達のおじさんが誰も歩いていない坂道を颯爽と下っていく。。
「ひゃっほぅぅ!俺は今、風になっているぅぅ!」
めっちゃ楽しそう……
「いつもいつも、うるさいよ!新聞配達!」
住人たちが家の窓から顔を出す。
「ほぉら!今日の新聞だよ!」
坂を下りながら、顔を出した家の人に新聞を投げ渡していく。
「おお!達人だ!……よし!私達も負けてられないよ!街壁沿いに街を3周するよ!……朝食までに!」
私は、庭の柵を開け放つ。
「ほら!早くいくよ!」
いつまでも動き出さず、私を信じられない目で見つめてくる2人に発破をかける。
「マジかよ……100kmはあるんじゃねぇか?」
「だよね……朝食まで3時間……死ぬ」
発破をかけても動かない2人に、
「うっわぁ!ひよってるよ!だっせぇ!」
多分、相当むかつく顔をしていると思う。
「……やったらぁ!」
「誰もひよってないわ!舐めないで!」
さすが私と似ている部分のある2人。
ちょろいです。おバカです。単純です。
「その意気や良し……」
「おらぁぁ!」
「先に行くわよ!」
私のいい終わりを待たず、脇を通り抜けて先に道へ出て走り出すエマとユリ……
「……私を1人にするなぁぁ!」
逃げる2人を必死に追いかける私。
「ほらほら!着いてこいよ!」
「置いてくわよ」
「待ってよぉぉ!」
なぜか私が2人を追いかける形となってしまった。
2人をからかいながら走りたかったのに!
「おら!遅れてるぞ!早く着いて来いって!」
エマに煽られる。
「うおおお!」
意外と足の速い2人に私は必死で食らいついていく。
3時間後……
「結構大したことなかったな」
「ええ。まだまだ走れる感じ」
息を乱しながらも平然としている2人。
「こ、これでい、一周……目」
すっげぇ周回遅れの私……倒れる。南無
「この街に来てからの野獣のような生活が原因だな」
「そうね。鍛え直した方がいいと思う」
2人は乙女の横腹を突いてくる。
「おお!出会った頃はほっそりしていたのに見る影もないな」
「これが成人太りってやつね……気をつけよ」
2人は立ち上がると私を放って家路に着く。
「く、くそぅぅ!このままで終われるかぁ!」
見せたらぁぁ!私の本気!金が絡まなくても……たぶん本気!になれるってところを見せてやる!
「いよっし!やってやるぜ!たぶん!」
逃げ道を作ってから、即行動……
「……ち!今日は足が動かねぇから、この辺にしておいてやるぜ!命拾いしたぜ!……待ってよー」
2人の後を追いかける。
10
あなたにおすすめの小説
うり坊、浄化で少女になった
秋の叶
ファンタジー
山の中、餌を求めて歩いていた猪親子が罠にはまる。
唯一助かったうり坊が走った先で浄化の魔道具に触れ、人間の少女になった。
衣服が無いピンチ状態から少女の日常が始まる。
「召喚されたけれど、夫を捜しに出奔します」の20年後の話になりますが、前作を読んでいなくても問題ありません。
読んでくださる方に感謝を。
【完結】婚約者と仕事を失いましたが、すべて隣国でバージョンアップするようです。
鋼雅 暁
ファンタジー
聖女として働いていたアリサ。ある日突然、王子から婚約破棄を告げられる。
さらに、偽聖女と決めつけられる始末。
しかし、これ幸いと王都を出たアリサは辺境の地でのんびり暮らすことに。しかしアリサは自覚のない「魔力の塊」であったらしく、それに気付かずアリサを放り出した王国は傾き、アリサの魔力に気付いた隣国は皇太子を派遣し……捨てる国あれば拾う国あり!?
他サイトにも重複掲載中です。
【完結】追放された転生聖女は、無手ですべてを粉砕する
ゆきむらちひろ
ファンタジー
「祈るより、殴る方が早いので」
ひとりの脳筋聖女が、本人にまったくその気がないまま、緻密に練られたシリアスな陰謀を片っ端から台無しにしていく痛快無比なアクションコメディ。
■あらすじ
聖女セレスティアは、その類稀なる聖なる力(物理)ゆえに王都から追放された。
実は彼女には前世の記憶があって、平和な日本で暮らしていたしがないOLだった。
そして今世にて、神に祈りを捧げる乙女として王国に奉仕する聖女に転生。
だがなぜかその身に宿ったのは治癒の奇跡ではなく、岩をも砕く超人的な筋力だった。
儀式はすっぽかす。祈りの言葉は覚えられない。挙句の果てには、神殿に押し入った魔物を祈祷ではなくラリアットで撃退する始末。
そんな彼女に愛想を尽かした王国は、新たに現れた完璧な治癒能力を持つ聖女リリアナを迎え入れ、セレスティアを「偽りの聖女」として追放する。
「まあ、田舎でスローライフも悪くないか」
追放された本人はいたって能天気。行く先も分からぬまま彼女は新天地を求めて旅に出る。
しかし、彼女の行く手には、王国転覆を狙う宰相が仕組んだシリアスな陰謀の影が渦巻いていた。
「お嬢さん、命が惜しければこの密書を……」
「話が長い! 要点は!? ……もういい、面倒だから全員まとめてかかってこい!」
刺客の脅しも、古代遺跡の難解な謎も、国家を揺るがす秘密の会合も、セレスティアはすべてを「考えるのが面倒くさい」の一言で片付け、その剛腕で粉砕していく。
果たしてセレスティアはスローライフを手にすることができるのか……。
※「小説家になろう」、「カクヨム」、「アルファポリス」に同内容のものを投稿しています。
※この作品以外にもいろいろと小説を投稿しています。よろしければそちらもご覧ください。
最強お嬢様、王族転生!面倒事は即回避!自由気ままに爆走しますけど何か?
幸之丞
ファンタジー
結衣は来年大学進学を決めた高校生。
父親が幼いころに行方不明になり、母を助けるために幼いころから、祖父が営む古武道の道場のお手伝いをしていました。道場でお手伝いが出来たのは、幼い頃より、流鏑馬や剣術を祖父と父親が結衣に教えていたことが起因である。
結衣の腕前は、弓道で全国大会を制覇するほどである。
そんな、結衣は卒業旅行に仲の良い陽菜と卒業旅行に行くために、もう一つの飲食店でのアルバイトをしていた。
その帰り道、事故に合い転生してしまう。
転生先では、女王太子の長女、エリーゼとして生まれます。
女性が元首を継ぐことが多いこの国は、国を守るために防御結界があり、それは、精霊や妖精達が結界を張っています。
精霊や妖精が結界を張る条件として、聖女と呼ばれる女性たちが、聖なる湖という聖域でお祈りをして、祈りの力を精霊や妖精に捧げるのです。
その為、エリーゼは、聖女をまとめる筆頭、巫女の代表の斎王になり、女王になることを期待されるのです。
しかし、結衣は自分が国を治める能力はないと考え、どうにか女王にならないようにいろいろと考え行動に移すのですが…
このお話しは、異世界転生・王族・聖女・精霊・恋愛・領地改革などの要素が絡み合う、女性主人公による成長と自立の物語です。
【完結】人々に魔女と呼ばれていた私が実は聖女でした。聖女様治療して下さい?誰がんな事すっかバーカ!
隣のカキ
ファンタジー
私は魔法が使える。そのせいで故郷の村では魔女と迫害され、悲しい思いをたくさんした。でも、村を出てからは聖女となり活躍しています。私の唯一の味方であったお母さん。またすぐに会いに行きますからね。あと村人、テメぇらはブッ叩く。
※三章からバトル多めです。
追放された引きこもり聖女は女神様の加護で快適な旅を満喫中
四馬㋟
ファンタジー
幸福をもたらす聖女として民に崇められ、何不自由のない暮らしを送るアネーシャ。19歳になった年、本物の聖女が現れたという理由で神殿を追い出されてしまう。しかし月の女神の姿を見、声を聞くことができるアネーシャは、正真正銘本物の聖女で――孤児院育ちゆえに頼るあてもなく、途方に暮れるアネーシャに、女神は告げる。『大丈夫大丈夫、あたしがついてるから』「……軽っ」かくして、女二人のぶらり旅……もとい巡礼の旅が始まる。
聖女の孫だけど冒険者になるよ!
春野こもも
ファンタジー
森の奥で元聖女の祖母と暮らすセシルは幼い頃から剣と魔法を教え込まれる。それに加えて彼女は精霊の力を使いこなすことができた。
12才にった彼女は生き別れた祖父を探すために旅立つ。そして冒険者となりその能力を生かしてギルドの依頼を難なくこなしていく。
ある依頼でセシルの前に現れた黒髪の青年は非常に高い戦闘力を持っていた。なんと彼は勇者とともに召喚された異世界人だった。そして2人はチームを組むことになる。
基本冒険ファンタジーですが終盤恋愛要素が入ってきます。
失われた力を身に宿す元聖女は、それでも気楽に過ごしたい~いえ、Sランク冒険者とかは結構です!~
紅月シン
ファンタジー
聖女として異世界に召喚された狭霧聖菜は、聖女としての勤めを果たし終え、満ち足りた中でその生涯を終えようとしていた。
いや嘘だ。
本当は不満でいっぱいだった。
食事と入浴と睡眠を除いた全ての時間で人を癒し続けなくちゃならないとかどんなブラックだと思っていた。
だがそんな不満を漏らすことなく死に至り、そのことを神が不憫にでも思ったのか、聖菜は辺境伯家の末娘セーナとして二度目の人生を送ることになった。
しかし次こそは気楽に生きたいと願ったはずなのに、ある日セーナは前世の記憶と共にその身には聖女としての癒しの力が流れていることを知ってしまう。
そしてその時点で、セーナの人生は決定付けられた。
二度とあんな目はご免だと、気楽に生きるため、家を出て冒険者になることを決意したのだ。
だが彼女は知らなかった。
三百年の時が過ぎた現代では、既に癒しの力というものは失われてしまっていたということを。
知らぬままに力をばら撒く少女は、その願いとは裏腹に、様々な騒動を引き起こし、解決していくことになるのであった。
※完結しました。
※小説家になろう様にも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる