かがやきエース

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十二話 決め球炸裂!

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5回裏 ワンアウト 二、三塁

「よっ。」
コン…
「スクイズ!」
「ボール一つ!」
「隙あり。」
「なっ!」
ファーストにボールを投げるタイミングで島風ちゃんがホームに突っ込む。
「セーフ!ホームイン!」
「よし!これで8点差。」
「続くわよ。」
「頼むよ。お姉ちゃん。」

打線が繋がりだした私たちは得点を重ね、じりじりと点差を縮めていった。

9回表 ワンアウト ランナー無し
「ストライク!バッターアウト!」
「あと一人!」
「タイム!代打だ!」
ここまで4と1/3イニングを投げ、奪三振9個。ランナーを1人も出さずに投げてきている。
「お相手さんも、あとが無くなってきたようね。」
ザッ…ザッ……
「「…でかくね?」」
いや…マジででかい。
190㎝くらいだろうか。
横にもでかく秘密兵器って所かしら。
歩かせてもいいけど…
「あと一人!ラストの攻撃につなげるよ!」
…絶対抑えるつもりね…
まずはインローに高速ストレート。
スッ…
「はあっ!」
ゴォォー…カーン…
「ファール!」
すごいスイングスピード…
「ちっ…前に飛ばなかったか。打席からだともっと速く見えるな。」
こいつ…やるわね…
次はアウトロー、ボールからストライクになるツーシーム。
ゴォォー…シュッ…
「ストライク!」
これで追い込んだ…
ノーボール、ツーストライク。
セオリーなら一球外すが…
そのセオリーを逆手にとる!

追い込んだ。
お姉ちゃんからのサインはあのボール。
一応、お兄ちゃんに目でサインを送る。
…いいだろう。決めてこい…
帰ってきたサインはこう言っていた。
「よし。」
スッ…
「はあっ!」
ゴォォー……
「一球外したか…」
と、思うよね…
大きく高めに外れたボールは…
…ギュン!
「…えっ!?」
急激に角度を変え…
ストライクゾーンを通って…
落ちる!
「ス、ストライク!バッターアウト!
チェンジ!」
「やったあ!」
「ナイスボール!」
これが私の決め球…
シャインドライブだ!
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