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あいつはまるで太陽みたいなやつだった。太陽みたいだけど月みたいな一面を隠してる。僕達と同じ腐男子で病んでた。確か、ちょうどあの事故の日は部活の顧問に呼ばれて一緒にいなかった………と思う。そこの辺記憶が曖昧だけど。あいつは見た目はまるで小動物、水泳部だったから塩素でいたんで茶髪でリスみたいな奴なんだけど。スキンシップが多い&近い。よくももに引き離して貰ってた気がする。なんか弟みたいだなって思ってた。関西弁で結構面白いやつだったし、でも三人の中だと自殺未遂した回数がいちばん多い。なんかよくももと喧嘩してたな。低身長って言われるのが地雷でよく言われて怒ってたな。………………もう一度会えたらなんて思ってたんだけど
「怜?ホンマに怜なん?」
「うん」
こうなったのは休み時間に入ったばかりの時だった
「ねぇ」
「?はい」
僕は2年の攻略者ルクス先輩に話しかけられた
「君が1年でむっちゃすごい魔力量持っとるセーラ?」
「……………………そうですけど」
「そんな警戒せんどいて、俺は仲良くしたいだけやねん」
「そうですか」
「セーラ何し、だれ!?」
「あれだよ。2年の」
「あぁ攻略者か」
ピクッ
「こう、りゃくしゃ?」
「え?どうしました?先輩」
ガッ
「この小説のこと知っとるん!?」
「え?あ、うん。ていうか前世でこの話書いてた作者だし」
「!ほな、君、怜なん!?」
「え、なんで僕の前世の名前知って」
「俺、桜田   日向や!覚えてへん?」
「え?」
「「日向!?」」
ってことで今に至る
「今世でも怜に会えるやなんて幸せや~」
ギュッ
「俺もいるからな!」
ベリッ
日向(ルクス)はローズに僕から引き剥がされた
「ってか日向まで死んだの!?」
「そりゃあ怜がいなくなった世界とかつまらへんし、怜が居なきゃ楽しみにしてた怜の小説も読めへんやろ?そんなん生きてる意味あらへんから、死にました。また会えるなんて思ってへんかったからむっちゃ嬉しい」
「僕も嬉しいけど…………」
(いや、主人公と攻略者が前世の友達ってなんか微妙。他の人とくっつけるよりこの二人くっつけちゃおうかな?)
「セーラまたろくでもないこと考えてるでしょ?」
「俺はこんなやつとくっつく気は絶対ないでな?」
「チッ、よまれたか」ボソッ
「怜そんな可愛い顔でそんなこと言わんでや~」
「別に、可愛くないし////あ、それから僕はもうセーラだから」
「そうやったなほな、俺のこともルクスって呼んでや」
「てか日向いや、ルクスって先輩じゃん」
「あ、そっか。先輩って呼ばないとかルクス先輩これからよろしくお願いします」
「なんかむっちゃ違和感あるなー」
「僕も呼び慣れてないから結構言いにくい」
「だねーあ、そろそろ授業始まる。行こ、セーラ」
「あぁうん。またね」
「またなーあ、えーとネオン」
「…………なに?」
「______________」コソッ
「チッ」
「?」
ルクス先輩はローズになにか耳打ちすると帰って行った
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