嫌われ者の長男

りんか

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琴side
僕には兄が5人いるそのうちの1番上で5歳離れた岬にぃはあまり得意じゃない。顔を隠してて見えないし、必要以外はほとんど話さないでも何故か最近煌にぃと真にぃが岬にぃのことを気にしてる。あんな人ほっとけばいいのに。そういえば岬にぃの声最後に聞いたのいつだっけ?1週間ぐらい前に声を荒らげてるのを聞いたかな?なんだったんだろうあれ。真にぃと話してるみたいだったけど
「ま、なんでもいいか」
「ねぇ」
「え?」
「君、天野くんだよね?」
「は、はい。あのどなたですか?」
「俺、高等部三年の生徒だよ」
「はぁ」
い1「お前、顔がいいから調子乗ってるらしいな」
「え?なんのことですか?」
い2「いいからツラ貸せって」
い3「早くしてよあいつが来ちゃうじゃない」
い4「早く来なって」
グイッ
「え、ちょ」
僕はそのまま高等部の校舎の屋上に連れてこられた
「あの、調子になんてのって」
ドカッ
「うっ、」
い1「うるせぇ黙って殴られとけよ」
「な、で」
い2「うるせぇな」
ドカッ
その後も僕は殴られ続けた
い3「そろそろ仕上げにかかろ」
い4「いいよ」
「え、やめ、」
その人達が取り出したのは金属バットだった
「だ、誰か!助けて!」
いじめっ子2「うるさい黙っとけ!」
ブンッ
?「琴!!」
(?誰?にぃ?)
ゴツっ
(あれ?)
「いた、くない?」
音がしたのに僕の体に痛みはなかった。その代わり暖かい温もりが僕を包み込んでいた
?「うっ、っあ」
「み、さきにぃ?」
僕を包んだの温もりの正体は岬にぃだ
「こ、と。巻き込んでごめん。痛い、よね?」
僕の顔を覗き込んだ岬にぃは頭から血が出ていた
「にぃ、血が」
岬「・・・・・・」
岬は無言で琴の頭を撫でるとあの人達の方に向いた
「なんで琴にまで手を出した!俺が抵抗しなかったら弟達には手を出さないんじゃなかったのか!?」
い1「馬鹿だなそんなこと一言を言ってねぇし。まぁ脅しには使ったがお前が抵抗しなかったら手を出さないなんて言ってない」
「お前!」
い2「あ、何もしない方がいいぜ?こいつがどうなっても知らないよ」
一人の先輩が僕の首にカッターを当てた。怖いよ。助けて岬にぃ
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