嫌われ者の長男

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岬side
いつもと同じように過ごしていると扉が空いて誰かが入ってきた。何か言ってるけど分からない。突然目を隠されて何か言われたあと目を隠していたものが外されゆっくりと僕は目を開いた。そこには知らない青年が三人いた。いや、どこかで見た気はしたけど分からなかった。その後手と足についてたジャラジャラしてたものを外されて。青年の一人に持ち上げられた。暖かくて優しくて安心するような感じがして僕は眠ってしまった。
パチッ
（ここは？）
目を開けると知らないところだった。
（知らない？本当に？）
何故そう思ったのかわからなかったが知らない場所ではない気がしたそれに、同じような光景を過去に見た気がした。外から音が聞こえて僕は気になって外に出てみた。そこにはさっき見た三人とまだ幼さを残す顔立ちをした僕より年下っぽい二人がいた
「！～～～～」
一人がちかづいてきて何を言ったか理解できなくて首を傾げると悲しそうな表情をした。それが見てられなくて頭を撫でると
ギュッ
抱きしめられた。少し苦しかったけど嬉しくて僕は口元をゆるませた 
その後病院？って所に行って人の声というものがわかるようになって話せるようにもなった
「煌くん何か手伝う？」
煌「大丈夫だよ岬くん」
煌くんは洗濯物とかやってて働きもの料理は出来ないけど。優しくていい人。でも煌くんって呼ぶと少し悲しそうな顔をするんだ
「そっか。なんか手伝うことがあったら教えてね」
煌「うん。ありがとう」
少し僕とみんなの間には壁がある気がした。なにか遠慮してる。何かを隠してるような感じ。普通に接してるつもりだろうけど僕にはなんとなく分かっていた。多分記憶が無いことに原因があるんだと思う
「思い出したいな」
ねぇ早く戻ってよ僕の記憶