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第11話
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「ナイトレイ伯爵様久しぶりでございます」
「おおっプロメテウス卿か、息災そうだな」
「ご息女ルシア様の恩恵を受けまして怪我ひとつありません」
「そうであったか」
「今日は視察でございますか」
お父様に挨拶に来た立派な騎士様はプロメテウス卿ってお父様が言ってたわね。それに鎧の紋章・・・第二騎士団ね。
「ルシア様、第二騎士団副団長のプロメテウスでございます。お見知りおきを」
「プロメテウス卿ご機嫌麗しゅう」
私にまで挨拶するなんて立派な騎士ね。さすが副団長様礼儀正しいわ。カーテシーで挨拶を返したってちょっと! なに? なんで跪くのよ。それも後に控える騎士の方々まで。
「ちょっと止めてください。頭をあげてください。もうなんなんですか」
「いえ、あなた様は我ら騎士団を始め、多くの負傷者の傷を癒されました。敬意を表すのは当たり前です」
「ううう・・・・」
恥ずかしい。今までこんな経験したことないから超恥ずかしい。
「ルシア、諦めなさい。あなたもこれから大変ね」
「ちょっとアリス様、笑わないでくださいよぉ~!」
人ごとだと思って笑うなんて酷いですぅ。
◇
「してプロメテウス卿、事件についてだが何か分かったかね」
「はっ! もっか調査中ですが、分かった点が幾つかございます」
「かの魔獣、ランドガリアンですが・・・目撃者の証言によると、ここ王立魔法学園の生徒のひとり、ペヨンなる男子生徒が急に苦しみだし、体が膨らみ始め、それが弾けたと・・・その遺体の中から現れたのがランドガリアンだそうです」
「なんと・・・やはり禁忌に触れる魔法が使用されたのか。そのペヨンなる生徒について何か分かったのか?」
「いえ、素行はあまり良くなかったみたいですが、至って普通の生徒らしいですよ。今は実家のイナン騎士爵家に操作の手が伸びています」
「そうか、他には何か分かったことはあるかね?」
「いえ、幾分禁忌魔法については知るものが限られておりまして、果たして生徒ひとりの生贄であのような魔獣が呼び出せるのか、それとも他に術式が施されていたのか分からなくて捜査が難航しています」
「そうか・・・引き続きよろしく頼む」
私はお父様と副団長の話を真剣に聞いていた。
禁忌魔法・・・恐ろしい魔法だわ。
普通に考えて、魔法を使った術者が近くにいたはず。
あの時は授業中だった。そして生贄になったのは男子生徒。
つまりは校庭で行われていた授業中に起きた事件なのよね。
問題は術者がどこにいたのか、近くにいたのか、それとも遠隔発動が可能なのか、それとも時限式なのか・・・ダメだわ全然分からない。
殿下を暗殺しようとした男が術者なのかしら? その男も現行犯として捕らえられたが尋問する前に自害したと聞いたし、真相は分からずじまい。
でもこれは念入りに計画された殺害計画のはず。きっと複数犯、共犯者がいる可能性が高いわね。
そして計画が失敗に終わったのだから、次の犯行を企てるだろう。今どこにいて何をしているかは分からないが、腹立たしいわね。
「ところで、このお花畑はどうするつもりなのかしら?」
私が考え事をしていると、アリス様が疑問に思ったことを問いかけてきた。
そうよね、こんな学園の広場とはいえ校舎前に咲き乱れる草花、綺麗だけどどうするのかしら?
綺麗なのは良いのだけど、足の踏み場もないほどの草花。無秩序に咲いたを可哀想だが踏み歩いているのだから、どうにかしないと。
「正式にお決まりした訳ではありませんが、奇跡の現場として整備、保全されるそうです」
「何それ! やめてよおぉぉぉぉ!」
副団長の言葉に私は絶叫したのだった。
「おおっプロメテウス卿か、息災そうだな」
「ご息女ルシア様の恩恵を受けまして怪我ひとつありません」
「そうであったか」
「今日は視察でございますか」
お父様に挨拶に来た立派な騎士様はプロメテウス卿ってお父様が言ってたわね。それに鎧の紋章・・・第二騎士団ね。
「ルシア様、第二騎士団副団長のプロメテウスでございます。お見知りおきを」
「プロメテウス卿ご機嫌麗しゅう」
私にまで挨拶するなんて立派な騎士ね。さすが副団長様礼儀正しいわ。カーテシーで挨拶を返したってちょっと! なに? なんで跪くのよ。それも後に控える騎士の方々まで。
「ちょっと止めてください。頭をあげてください。もうなんなんですか」
「いえ、あなた様は我ら騎士団を始め、多くの負傷者の傷を癒されました。敬意を表すのは当たり前です」
「ううう・・・・」
恥ずかしい。今までこんな経験したことないから超恥ずかしい。
「ルシア、諦めなさい。あなたもこれから大変ね」
「ちょっとアリス様、笑わないでくださいよぉ~!」
人ごとだと思って笑うなんて酷いですぅ。
◇
「してプロメテウス卿、事件についてだが何か分かったかね」
「はっ! もっか調査中ですが、分かった点が幾つかございます」
「かの魔獣、ランドガリアンですが・・・目撃者の証言によると、ここ王立魔法学園の生徒のひとり、ペヨンなる男子生徒が急に苦しみだし、体が膨らみ始め、それが弾けたと・・・その遺体の中から現れたのがランドガリアンだそうです」
「なんと・・・やはり禁忌に触れる魔法が使用されたのか。そのペヨンなる生徒について何か分かったのか?」
「いえ、素行はあまり良くなかったみたいですが、至って普通の生徒らしいですよ。今は実家のイナン騎士爵家に操作の手が伸びています」
「そうか、他には何か分かったことはあるかね?」
「いえ、幾分禁忌魔法については知るものが限られておりまして、果たして生徒ひとりの生贄であのような魔獣が呼び出せるのか、それとも他に術式が施されていたのか分からなくて捜査が難航しています」
「そうか・・・引き続きよろしく頼む」
私はお父様と副団長の話を真剣に聞いていた。
禁忌魔法・・・恐ろしい魔法だわ。
普通に考えて、魔法を使った術者が近くにいたはず。
あの時は授業中だった。そして生贄になったのは男子生徒。
つまりは校庭で行われていた授業中に起きた事件なのよね。
問題は術者がどこにいたのか、近くにいたのか、それとも遠隔発動が可能なのか、それとも時限式なのか・・・ダメだわ全然分からない。
殿下を暗殺しようとした男が術者なのかしら? その男も現行犯として捕らえられたが尋問する前に自害したと聞いたし、真相は分からずじまい。
でもこれは念入りに計画された殺害計画のはず。きっと複数犯、共犯者がいる可能性が高いわね。
そして計画が失敗に終わったのだから、次の犯行を企てるだろう。今どこにいて何をしているかは分からないが、腹立たしいわね。
「ところで、このお花畑はどうするつもりなのかしら?」
私が考え事をしていると、アリス様が疑問に思ったことを問いかけてきた。
そうよね、こんな学園の広場とはいえ校舎前に咲き乱れる草花、綺麗だけどどうするのかしら?
綺麗なのは良いのだけど、足の踏み場もないほどの草花。無秩序に咲いたを可哀想だが踏み歩いているのだから、どうにかしないと。
「正式にお決まりした訳ではありませんが、奇跡の現場として整備、保全されるそうです」
「何それ! やめてよおぉぉぉぉ!」
副団長の言葉に私は絶叫したのだった。
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