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第1章 迷宮創生編
第39話 論功行賞
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「ああん、もう疲れたよぉ・・・どんだけいるのよ~ この雀! キリがないよぉ・・」
ロザリーがボヤいている。
今は戦闘後の後始末の最中だった。ダンジョン内と違って魔物を倒してもその死体は消えることはない。素材を剥ぎ取るには便利だが、いかんせん数が多い。
「んっ? 知りたいのかロザリー、倒された雀は全部で246匹だ。砲撃で跡形もなくなった個体も含まれるが、逃げた雀も含めると300は超えるだろうな、ハハハッ・・・頑張ろうぜ!」
「うぅぅ・・・聞きたくなかった・・・」
俺は空間収納にしまい、それ以外の人たちはトラック型の魔動機の荷台に雀の死骸を積んでいる。
そのトラックも何台目だろうか? 回収された雀は倉庫にはこばれ、魔石や鶏肉などに解体されるが、それ以外は冷凍保存される予定である。さすがにこの数を解体するには時間がかかり過ぎる。
「があぁぁ・・・この雀野郎が!」
リュネールさんも怒り心頭だった。
「焼き鳥が〇匹・・・焼き鳥が〇匹・・・」
ステラさんは悟りを開いたのかブツブツ呟いている。
「こいつで最後だ!」
リュネールさんがトラックの荷台に雀を放り投げる。
「お疲れ様です」
「ああ、しかしこの雀ども・・・自然に餌を求めてやってきた、という訳じゃないんだろ? やはりあのサキュバスどもの仕業かい?」
「と思うのが妥当だろうな。街の破壊目的じゃなく嫌がらせに近いがな・・・」
「嫌がらせ・・・陰険なサキュバスらしいな!」
実際にはどうなのだろうか、街の破壊目的・住民の虐殺が目的だったかも知れない、その前に本能的に餌に集った & 予想外に俺たちが強かったため街に被害が無かっただけかも知れない。
それにしても侵攻が早すぎる。リュネールさんたちを救出してから、まだ二日と経ってないぞ。
今後も同様な襲撃があると思って間違いない。防衛力強化が必須だな。
周囲を見渡すと、魔法を使った攻撃の痕跡があちこちに見られ、畑もボコボコになっており、収穫前の野菜も無残な姿をさらしている。
シルエラが見たら悲しむだろうな、そんなことを思いつつも、今回は悪いことばかりでなく、俺たちのレベルアップとDPの大量入手と、良い面もあった襲撃事件だった。
後は冒険者への論功行賞も行わないといけない。
街に凱旋すると、歓声に包まれる。
既に街はお祭りムードで皆、楽しそうである。
商人たちに手を振り、歓声に答える俺にシルエラが駆け寄ってくる。
「ヤマト様! お怪我をされたとお聞きしましたが? 大丈夫なのですか?」
「ああ、肩を負傷したが、傷はすぐ再生・完治したよ。 服は穴が開いてボロボロになっちゃったけどね」
「ヤマト様さえ無事なら、服なんてボロボロになっても良いのです」
「シルエラ、心配してくれてありがとう」
抱き付いてくるシルエラの背中に腕を回す。
たわわに実った大きな果実、ほのかに良い香りのする長い薄桃色の髪、愛おしい彼女の美しい顔、抱き合っているだけで幸せになれる。そんな彼女と街を守れて良かったと心底思う。
周りではそんな俺たちを茶化して盛り上がっている。
「ハイハイ、お二人さん、こんなところでイチャつくんじゃないよ! 羨ましい!」
「まったくだわ!」
羨ましがるリュネールさんと、ステラさん。
「ヒューヒュー! モテるね、あんちゃん」
赤面するシルエラも、もはや堂々としている。
領主館に戻り、着替えと風呂に入り戦闘の疲れを取った俺は、執務室にきている。
冒険者に今回の報酬を分配するためだった。各ゴーレムの戦闘データを基に、冒険者の戦績に応じて報奨金と魔石の配布を行い。装備が破壊・損傷した者には代替え品の提供、それ以外では格安での販売をすることにした。
装備品はレアイナ・ミレイナ姉妹の試作品であり、これといって損はない。戦績とは別に戦闘員・バックアップ含め全員に謝礼として金一封もわすれない。冒険者ギルドを通せば魔物の素材や討伐報酬など、資金面は問題ない。
後は食事会で論功行賞は終りそうである。
「アタイたちはヤマト殿と一緒にいることが褒美だからな♡ 夜が楽しみだなぁ♡」
「ですね♡」
「ホレホレ! 別に今でも良いんだぞ♡」
爆乳の谷間を見せつけてくるリュネールさん、思わず誘惑に負けそうになる。
「ヤマト様、仕事中ですよ、エッチなことは控えてください!」
はっ! 誘惑に負けそうになるどころか、すでに揉みしだいでいた・・・条件反射でおっぱいに手を伸ばしていたらしい、注意したミレイナちゃんの悲しそうな表情が、俺の心を痛める。
「ごめんなさい」
レアイナ・ミレイナ姉妹は何か相談していて、他の肉食女子軍団は相変わらずだった。
さあ、後は楽しい宴会だ! 焼き鳥はたっぷりあるぞ! 牛肉はどうなったのだろうか?
草原エリアに行くと、そこではうしちちが気持ちよさそうに寝息を立てていた。
こいつとアルデリアちゃんのコンビは、ある意味ヤバいかもしれんな。
ぽかぽか陽気の大草原、木陰で寝ているうしちちのおっぱいを揉みしだき、滲み出るミルクで喉を潤す。
まったくなんだこの乳は、けしからん。特大の乳首からじわじわ滲み出る甘いミルク・・・うまあぁぁぁぁい! そのままでも美味いが、加工してヨーグルトやソフトクリーム作ったら濃厚で絶対美味しいのできる。
もう搾乳機でも付けておこうかな? そうしている間に、うしちちが目を覚ます。
「モゥ♡ おはようございますモ♡ 寝起きを襲うなんてマスタァモ好きですねモゥ」
「うしちちのおっぱいは、格別だなってそうじゃなくて、肉だよ! 牛肉! お前らの肉は美味しいんだろ?」
「ホントに私モ食べないんですモ?」
「しつこいなお前も、正直に答えないと食べちゃうぞ!」
「ひいぃ、言います! 言いますからモ食べないでモ、私たちの種族は、このミルクと、この身体がモ、美味しいと噂モ、良くハンターに狙われるモ」
うしちちは、そう言って体をくねらせてその身体をアピールしてくる。
「きゃあぁぁ、また襲われるモォォ」
「うしちちの分際で、ご主人様を誘惑するとは、けしからん!」
「そんなぁ・・・モゥ♡」
♡ ♡ ♡
「はぁはぁ、うしちち気持ちよかったぞ、これからもよろしくな」
うしちちは返事がなくヒクヒクしている・・・。
お肉のためもう1体召喚しよう。これは注意しないと、召喚、セックスのエンドレスになりそうだから、従魔術は細心の注意が必要になりそうだ!
心を鬼にして、乳牛をもう1体召喚する。
一度召喚すれば後はいつでも呼び出せて、迷宮外で屠殺すれば素材として皮製品や食肉として利用できるだろう。俺のなけなしの良心は痛むが家畜とはそんなもんだと割り切ろう。
人型でも牛でも住める小屋を建ててやるから、許してくれ。
ヤリ部屋もとい搾乳小屋を作り草原エリアを後にした。
「ヤマト様遅い~どこ行ってたの?」
「ああ、ちょっと肉に調達にな!」
「肉の調達? なら仕方がないか! ヤマト様のことだから女の子とエッチなことしてるかと思っちゃいましたよ」
ギクッ!
「んっ? どうしました? もう宴会始まってますよ。ヤマト様も早く~」
ステラさん鋭い、いや俺の日頃の行いのせいか?
宴会の会場に提供したのは、昨日の焼肉店だった。費用は俺持ちで皆それぞれ楽しそうに、肉とお酒を堪能しているようだった。
鶏肉は優に及ばずローストチキンや焼き鳥など、様々な鶏料理が並んでいる。なかでも唐揚げは大人気であり、料理人による唐揚げを揚げるパフォーマンスさえできている始末である。
リュネールさんとロザリーは、顔見知りの冒険者連中と倒した雀の話で盛り上がっていた。
飲み干したであろう空のジョッキと大皿が山のように積まれていた・・・・楽しそうでなによりだな。
俺のテーブルには、昨日食べなかった部位が料理され並んでいる。カルビ肉としてあばら骨の周辺のバラ肉は食べたので、今日は背中部分のステーキと肩肉のビーフシチューだ。
日本では、ステーキは鉄板の上で温められて提供されるイメージがあるが、今回はお皿の上だ、そのうち準備しよう。分厚いステーキ肉は、適度に焼かれミディアム状態で、ソースの香りと共に凄く食欲をそそられる。
「いただきます」
一口サイズにカットされたお肉は、柔らかく口の中で旨味が広がってくる。サーロイン、ヒレ肉と順番に切り分けて食べていく。
「ハイ、ヤマト様♡」
隣のシルエラが、嬉しそうにフォークに刺したお肉を、俺の口に運んでくる。
あ~ん、うん美味しい!
「シルエラにもはい、あ~ん」
「あっ!ズルいことしてる! 私にも!」
対面のミスティが、俺たちの甘い空間に割り込んでくる。
「仕方がない、ミスティにもはい!」
「わ~い、あ~ん♡・・・ってこれブロッコリーじゃない! お肉ちょうだいよ! お肉!」
「バレたか、はいお肉!」
今度は普通にお肉を口に運ぶと、嬉しそうに食べてくれる。
「いざ実際にやってみると恥ずかしいわね。よくシルエラは平気ね」
恥ずかしがるミスティをよそに、堂々とイチャつくシルエラ。シルエラのお爺ちゃんは、もはや慣れているのか何も言ってこない。孫娘よりホルモン焼きに夢中になっている。
お酒も美味しいし、ビーフシチューもトロトロに煮込まれており、ほろほろ感がたまらない。
「おっ! ヤマト君美味しそうなシチューたべてるね。私にも一口ちょうだい」
お酒を飲んでいたラッセリアが普通に甘えてくる。お酒の入ったグラスを片手に、俺の手からスプーンを奪い取るとシチューを口にしていく。お酒が入り我慢することを辞めたようだ。シラフに戻るとどうなるか知らんけど。
ほんのり赤くなった顔、いつもより甘え口調になったラッセリアは可愛いな。
「先生ったらヤマトさんの前だとデレちゃって、かわいいですね」
「あの先生がこうまで変わるなんて・・・」
双子の姉妹はラッセリアの変化に戸惑いつつも、それ以上に何かを企んでいそうな顔を俺に向けてくる。
「ヤマト様・・・昨日は先生の相手ありがとうございます。これで愚痴をこぼすのも無くなるでしょう」
「次は~私たちの番ですよ~」「姉妹丼とかお好みですか?」
とんでもないことを言い出した姉妹。
「大人を揶揄うもんではありません。それよりもシチュー美味しいよ」
「ブー話そらした」
不満そうな顔をする姉妹、シルエラの前で俺を誘惑するとは度胸があるな・・・いや、既に話がついているのか・・・そう考えるのが妥当だろうな。
「おふう、お肉が柔らかく赤ワインのソースの味もしみ込んでいるねえ、美味いよこれ」
「ホントですねえ、ご飯と一緒にたべるとさらに美味しいですわよ」
「ゴロゴロお肉、美味しいでしょ。昨日から煮込んでたんですよ、美味しくて当たり前です。まさに私のような素晴らしいシチューです」
アルデリアちゃんも会話に加わり料理の自慢をしてくる。ちゃっかり自分の素晴らしさもアピールしているのが抜け目がない。だがそれほど美味いのも確かである。料理もそうだがアルデリアちゃん自身、むっちりボディと可愛いしっぽは、料理に負けず劣らず素晴らしいのは間違いない。
美味しい料理とお酒、そして可愛い彼女たち、幸せのひと時が過ぎていった。
ロザリーがボヤいている。
今は戦闘後の後始末の最中だった。ダンジョン内と違って魔物を倒してもその死体は消えることはない。素材を剥ぎ取るには便利だが、いかんせん数が多い。
「んっ? 知りたいのかロザリー、倒された雀は全部で246匹だ。砲撃で跡形もなくなった個体も含まれるが、逃げた雀も含めると300は超えるだろうな、ハハハッ・・・頑張ろうぜ!」
「うぅぅ・・・聞きたくなかった・・・」
俺は空間収納にしまい、それ以外の人たちはトラック型の魔動機の荷台に雀の死骸を積んでいる。
そのトラックも何台目だろうか? 回収された雀は倉庫にはこばれ、魔石や鶏肉などに解体されるが、それ以外は冷凍保存される予定である。さすがにこの数を解体するには時間がかかり過ぎる。
「があぁぁ・・・この雀野郎が!」
リュネールさんも怒り心頭だった。
「焼き鳥が〇匹・・・焼き鳥が〇匹・・・」
ステラさんは悟りを開いたのかブツブツ呟いている。
「こいつで最後だ!」
リュネールさんがトラックの荷台に雀を放り投げる。
「お疲れ様です」
「ああ、しかしこの雀ども・・・自然に餌を求めてやってきた、という訳じゃないんだろ? やはりあのサキュバスどもの仕業かい?」
「と思うのが妥当だろうな。街の破壊目的じゃなく嫌がらせに近いがな・・・」
「嫌がらせ・・・陰険なサキュバスらしいな!」
実際にはどうなのだろうか、街の破壊目的・住民の虐殺が目的だったかも知れない、その前に本能的に餌に集った & 予想外に俺たちが強かったため街に被害が無かっただけかも知れない。
それにしても侵攻が早すぎる。リュネールさんたちを救出してから、まだ二日と経ってないぞ。
今後も同様な襲撃があると思って間違いない。防衛力強化が必須だな。
周囲を見渡すと、魔法を使った攻撃の痕跡があちこちに見られ、畑もボコボコになっており、収穫前の野菜も無残な姿をさらしている。
シルエラが見たら悲しむだろうな、そんなことを思いつつも、今回は悪いことばかりでなく、俺たちのレベルアップとDPの大量入手と、良い面もあった襲撃事件だった。
後は冒険者への論功行賞も行わないといけない。
街に凱旋すると、歓声に包まれる。
既に街はお祭りムードで皆、楽しそうである。
商人たちに手を振り、歓声に答える俺にシルエラが駆け寄ってくる。
「ヤマト様! お怪我をされたとお聞きしましたが? 大丈夫なのですか?」
「ああ、肩を負傷したが、傷はすぐ再生・完治したよ。 服は穴が開いてボロボロになっちゃったけどね」
「ヤマト様さえ無事なら、服なんてボロボロになっても良いのです」
「シルエラ、心配してくれてありがとう」
抱き付いてくるシルエラの背中に腕を回す。
たわわに実った大きな果実、ほのかに良い香りのする長い薄桃色の髪、愛おしい彼女の美しい顔、抱き合っているだけで幸せになれる。そんな彼女と街を守れて良かったと心底思う。
周りではそんな俺たちを茶化して盛り上がっている。
「ハイハイ、お二人さん、こんなところでイチャつくんじゃないよ! 羨ましい!」
「まったくだわ!」
羨ましがるリュネールさんと、ステラさん。
「ヒューヒュー! モテるね、あんちゃん」
赤面するシルエラも、もはや堂々としている。
領主館に戻り、着替えと風呂に入り戦闘の疲れを取った俺は、執務室にきている。
冒険者に今回の報酬を分配するためだった。各ゴーレムの戦闘データを基に、冒険者の戦績に応じて報奨金と魔石の配布を行い。装備が破壊・損傷した者には代替え品の提供、それ以外では格安での販売をすることにした。
装備品はレアイナ・ミレイナ姉妹の試作品であり、これといって損はない。戦績とは別に戦闘員・バックアップ含め全員に謝礼として金一封もわすれない。冒険者ギルドを通せば魔物の素材や討伐報酬など、資金面は問題ない。
後は食事会で論功行賞は終りそうである。
「アタイたちはヤマト殿と一緒にいることが褒美だからな♡ 夜が楽しみだなぁ♡」
「ですね♡」
「ホレホレ! 別に今でも良いんだぞ♡」
爆乳の谷間を見せつけてくるリュネールさん、思わず誘惑に負けそうになる。
「ヤマト様、仕事中ですよ、エッチなことは控えてください!」
はっ! 誘惑に負けそうになるどころか、すでに揉みしだいでいた・・・条件反射でおっぱいに手を伸ばしていたらしい、注意したミレイナちゃんの悲しそうな表情が、俺の心を痛める。
「ごめんなさい」
レアイナ・ミレイナ姉妹は何か相談していて、他の肉食女子軍団は相変わらずだった。
さあ、後は楽しい宴会だ! 焼き鳥はたっぷりあるぞ! 牛肉はどうなったのだろうか?
草原エリアに行くと、そこではうしちちが気持ちよさそうに寝息を立てていた。
こいつとアルデリアちゃんのコンビは、ある意味ヤバいかもしれんな。
ぽかぽか陽気の大草原、木陰で寝ているうしちちのおっぱいを揉みしだき、滲み出るミルクで喉を潤す。
まったくなんだこの乳は、けしからん。特大の乳首からじわじわ滲み出る甘いミルク・・・うまあぁぁぁぁい! そのままでも美味いが、加工してヨーグルトやソフトクリーム作ったら濃厚で絶対美味しいのできる。
もう搾乳機でも付けておこうかな? そうしている間に、うしちちが目を覚ます。
「モゥ♡ おはようございますモ♡ 寝起きを襲うなんてマスタァモ好きですねモゥ」
「うしちちのおっぱいは、格別だなってそうじゃなくて、肉だよ! 牛肉! お前らの肉は美味しいんだろ?」
「ホントに私モ食べないんですモ?」
「しつこいなお前も、正直に答えないと食べちゃうぞ!」
「ひいぃ、言います! 言いますからモ食べないでモ、私たちの種族は、このミルクと、この身体がモ、美味しいと噂モ、良くハンターに狙われるモ」
うしちちは、そう言って体をくねらせてその身体をアピールしてくる。
「きゃあぁぁ、また襲われるモォォ」
「うしちちの分際で、ご主人様を誘惑するとは、けしからん!」
「そんなぁ・・・モゥ♡」
♡ ♡ ♡
「はぁはぁ、うしちち気持ちよかったぞ、これからもよろしくな」
うしちちは返事がなくヒクヒクしている・・・。
お肉のためもう1体召喚しよう。これは注意しないと、召喚、セックスのエンドレスになりそうだから、従魔術は細心の注意が必要になりそうだ!
心を鬼にして、乳牛をもう1体召喚する。
一度召喚すれば後はいつでも呼び出せて、迷宮外で屠殺すれば素材として皮製品や食肉として利用できるだろう。俺のなけなしの良心は痛むが家畜とはそんなもんだと割り切ろう。
人型でも牛でも住める小屋を建ててやるから、許してくれ。
ヤリ部屋もとい搾乳小屋を作り草原エリアを後にした。
「ヤマト様遅い~どこ行ってたの?」
「ああ、ちょっと肉に調達にな!」
「肉の調達? なら仕方がないか! ヤマト様のことだから女の子とエッチなことしてるかと思っちゃいましたよ」
ギクッ!
「んっ? どうしました? もう宴会始まってますよ。ヤマト様も早く~」
ステラさん鋭い、いや俺の日頃の行いのせいか?
宴会の会場に提供したのは、昨日の焼肉店だった。費用は俺持ちで皆それぞれ楽しそうに、肉とお酒を堪能しているようだった。
鶏肉は優に及ばずローストチキンや焼き鳥など、様々な鶏料理が並んでいる。なかでも唐揚げは大人気であり、料理人による唐揚げを揚げるパフォーマンスさえできている始末である。
リュネールさんとロザリーは、顔見知りの冒険者連中と倒した雀の話で盛り上がっていた。
飲み干したであろう空のジョッキと大皿が山のように積まれていた・・・・楽しそうでなによりだな。
俺のテーブルには、昨日食べなかった部位が料理され並んでいる。カルビ肉としてあばら骨の周辺のバラ肉は食べたので、今日は背中部分のステーキと肩肉のビーフシチューだ。
日本では、ステーキは鉄板の上で温められて提供されるイメージがあるが、今回はお皿の上だ、そのうち準備しよう。分厚いステーキ肉は、適度に焼かれミディアム状態で、ソースの香りと共に凄く食欲をそそられる。
「いただきます」
一口サイズにカットされたお肉は、柔らかく口の中で旨味が広がってくる。サーロイン、ヒレ肉と順番に切り分けて食べていく。
「ハイ、ヤマト様♡」
隣のシルエラが、嬉しそうにフォークに刺したお肉を、俺の口に運んでくる。
あ~ん、うん美味しい!
「シルエラにもはい、あ~ん」
「あっ!ズルいことしてる! 私にも!」
対面のミスティが、俺たちの甘い空間に割り込んでくる。
「仕方がない、ミスティにもはい!」
「わ~い、あ~ん♡・・・ってこれブロッコリーじゃない! お肉ちょうだいよ! お肉!」
「バレたか、はいお肉!」
今度は普通にお肉を口に運ぶと、嬉しそうに食べてくれる。
「いざ実際にやってみると恥ずかしいわね。よくシルエラは平気ね」
恥ずかしがるミスティをよそに、堂々とイチャつくシルエラ。シルエラのお爺ちゃんは、もはや慣れているのか何も言ってこない。孫娘よりホルモン焼きに夢中になっている。
お酒も美味しいし、ビーフシチューもトロトロに煮込まれており、ほろほろ感がたまらない。
「おっ! ヤマト君美味しそうなシチューたべてるね。私にも一口ちょうだい」
お酒を飲んでいたラッセリアが普通に甘えてくる。お酒の入ったグラスを片手に、俺の手からスプーンを奪い取るとシチューを口にしていく。お酒が入り我慢することを辞めたようだ。シラフに戻るとどうなるか知らんけど。
ほんのり赤くなった顔、いつもより甘え口調になったラッセリアは可愛いな。
「先生ったらヤマトさんの前だとデレちゃって、かわいいですね」
「あの先生がこうまで変わるなんて・・・」
双子の姉妹はラッセリアの変化に戸惑いつつも、それ以上に何かを企んでいそうな顔を俺に向けてくる。
「ヤマト様・・・昨日は先生の相手ありがとうございます。これで愚痴をこぼすのも無くなるでしょう」
「次は~私たちの番ですよ~」「姉妹丼とかお好みですか?」
とんでもないことを言い出した姉妹。
「大人を揶揄うもんではありません。それよりもシチュー美味しいよ」
「ブー話そらした」
不満そうな顔をする姉妹、シルエラの前で俺を誘惑するとは度胸があるな・・・いや、既に話がついているのか・・・そう考えるのが妥当だろうな。
「おふう、お肉が柔らかく赤ワインのソースの味もしみ込んでいるねえ、美味いよこれ」
「ホントですねえ、ご飯と一緒にたべるとさらに美味しいですわよ」
「ゴロゴロお肉、美味しいでしょ。昨日から煮込んでたんですよ、美味しくて当たり前です。まさに私のような素晴らしいシチューです」
アルデリアちゃんも会話に加わり料理の自慢をしてくる。ちゃっかり自分の素晴らしさもアピールしているのが抜け目がない。だがそれほど美味いのも確かである。料理もそうだがアルデリアちゃん自身、むっちりボディと可愛いしっぽは、料理に負けず劣らず素晴らしいのは間違いない。
美味しい料理とお酒、そして可愛い彼女たち、幸せのひと時が過ぎていった。
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