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第1章 迷宮創生編

第63話 嬢王ディアドラ②

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 膠着状態になった戦闘。
 ディアドラ、こいつは強い。だが最初ほどの脅威は感じられない。極限状態で俺の力が底上げされているのか、なんとか五分五分の戦いに持ち込めていた。油断さえしなければ何とかなると思っていた。
 
 それが突然の衝撃。
 意味が分からない・・・俺は油断していない。奴の動きは目で捉えていたはずだ。それが瞬間移動でもしたかのように俺の眼前にいて・・・奴の爪、いや貫手が俺の腹部を貫いていた。

「ぐはあぁぁっ!!」
 腹部を貫かれた俺は、血を吐き倒れ込んでしまう。
 大きな風穴が開いた腹部が燃えるように熱い。
 ヤバい、傷口からは内蔵がはみ出し、痛みで動くことができない、出血もやばい。確実な致命傷だ・・・今すぐ死ぬということはなく、時間がたてば腹部も再生するだろう。だが動けるようになるまで、奴が待っていてくれる訳がない。

「よくもこの私に傷をつけてくれたわね」
「ぐあっ!」
 ディアドラが俺を足蹴にしてくる。
「そうね、まだ息があるようだし、そこでこの子たちが死にゆく姿を眺めているといいわ」
「や、やめろぉぉ!」
 ディアドラが倒れているシルエラに、その長い爪を突き刺そうとした時だった。

 シルエラの身体が突如、眩しいくらいに光り輝きだした。
 光りに包まれたシルエラは、ディアドラを吹き飛ばし、宙に浮かび上がると俺に近づいてくる。
 何だ? あれはシルエラなのか?
 神々しい暖かい光を放つシルエラは女神かと思うほど美しかった。彼女の大聖母の巫女というレアクラスに何か関係があるのか? 

 その彼女が俺の腹部に触ると、俺の傷を瞬く間に治してしまう。
 風穴が塞がり痛みが嘘のように消えていく。

「部屋の隅にある五つの像を壊しなさい」
 シルエラではない男? いや子供のような声が聞こえると、眩しい輝きは徐々に弱まり、輝きの中心部である腹部以外は、うっすらとした光に全身が包まれた状態になった。
 良くわからない現象だが助かったのは事実だ。
 五つの像? 謎の声はそう語っていた。不思議と信じることができる。
 八角形の部屋で不自然な位置に置かれている悪魔像、あれか? あの像を壊せばいいんだな。

 謎の声に従い、悪魔像目がけて石弾丸を飛ばした。
 石弾丸が命中した悪魔像は簡単に粉々に砕け散った。すると部屋の重苦しい雰囲気が、少しだが和らいだ感じがする。
 残りの四つの悪魔像も壊すと、部屋の雰囲気? いや魔力の流れが、がらりと変わってしまった。

 なるほど、ディアドラの圧倒的な強さの秘密は、悪魔像を基点とした五芒星にあり、魔法陣・魔力か能力の増幅装置だったのだろう。
 悪魔像をすべて壊した今、ディアドラの強化は解けているはず。
 シルエラを包む輝きが更に弱くなり、微笑みを浮かべた彼女の輝きが消えると同時に、シルエラが俺の腕の中へと倒れ込んでくる。

「シルエラ!?」
 彼女を優しく受け止めると、そのまま抱きしめる。
 どうやら気を失っているようだ。いやそもそも最初からシルエラの意識があったのかすら怪しい。

「おのれぇ! 私を吹き飛ばし、動きを封じられた上で、部屋の秘密まで看破するとは、いったいその小娘は何者なのよ? 人間ごときにできる芸当ではないわ!」
 そう言われても俺にもわからない。
 だがしかしチャンスだ!

 シルエラを安全な壁際へと寝かしつけると、ディアドラの元へと歩いて行く。
 動きを封じられたディアドラは、驚愕の表情を浮かべ俺を睨みつけてくる。
 今なら従魔術を楽に使える。スキルを発動させるが、おかしい? ディアドラには効き目がないようだ。
「ふんっ! 貴方ごときに、この私を従えることなどできるもんですか! 直にこの戒めも解けるでしょう。その時はこの屈辱を倍にして返してあげるわ」

 従魔術が効かないとするとどうする?
「体内へと直接スキルを打ち込むのです」
 まただ。いや今度は俺の脳内へと直接謎の声が響いてくる。今度はさっきとは違う女の子の声?
 体内へと直接? スキルを打ち込む? そうか! そういうことか! それなら大得意だ!

「ふん、どうした? 呆けた顔して、諦めたのか?」
「今からディアドラ、お前を犯す! そうすればお前は俺のモノだ!」
「何を戯言を抜かすのだ? お前がいくら私を犯そうと、私がお前のモノになることなどない!」
「強がりも今のうちだ!」

 抵抗することもできないディアドラの紐のようなエロ衣装をずらし、その秘部を確認する。
 小さなクリトリスに綺麗なピンク色のひだ。まだ濡れていないが、そんなのは関係ない! 膣口に肉棒を宛がうと一気に挿入した。

「うぐっ! くううぅぅぅぅ・・・う」
 まだ濡れてもいない膣内を無理やり、かき分けるように侵入する。何だ? このザラザラとした感触は?
 濡れてないからじゃない。亀頭にまとわり絡みつくようなヒダの感触は凄いの一言だ。しかも凄い締め付け具合だ!
 感触を楽しむように抽送を繰り返すと、次第に奥の方から愛液が滲み出始める。
 濡れ始めた極上マンコは、うねうねとうごめく感触が増し、凄い気持ちよい。

「んくっ・・んんっ・・・あっ・・」
 ディアドラも感じ始めて喘ぎ声を出し始めているが、この名器の前には長くは持ちそうにない。
「んっ・・なかなか太くてイイモノ持ってるじゃないか・・あんっ♡・・でもいつまでもつかしら?」
 悔しいが実際のところ、膣内が気持ち良すぎて直ぐにでも出そうだ。

 ならば、今こそ従魔術スキルの出番だ!
「あっ♡・・こんなのっ・・ああああああっ!!」
 スキルを使いすぐさま俺の欲望を吐き出した。ドクンドクンドクン。いつもと違う射精感とともにディアドラのヘソの下、下腹部にハートマークに子宮を思わせるような紋様が浮かび上がった。
 すべてを出し切った俺は、膣口から溢れ出る精液と紋様を眺めながら、従魔術の成功を確信する。

「ディアドラ気分はどうだ?」
「はぁはぁ・・最悪な気分よ・・まさかサキュバスクイーンたるこの私が、セックスで敗れるとはね・・・いいわ、私の負けよ」
「でもただでは負けてあげないわ! 私をもっと満足させなさい。1回じゃ足りないわ♡  ねぇ♡ まだできるでしょう? その太いチンポ♡ で私をもっと犯して欲しいの♡」
「ふっ、言われなくとも続きをしてやるさ」

「おっとその前に、シルエラたちだ」
 ディアドラの脅威がなくなった今、倒れている彼女たちの治療を先に行わないといけない。
 配下のサキュバスを呼び出すと、シルエラやリュネールさんたちを別室に運んで治療に当たらせることにした。
 幸いなことに皆、大きな怪我もなく気絶しているだけだった。ポーションを飲ませ傷も治ったことだし、じきに目を覚ますことだろう。

「待たせたな。お望みとおりに犯してやるさ」
 ディアドラを四つん這いにさせ、その美尻を擦りながら肉棒を彼女の膣内へと沈めていく。
「んんっ・・太い♡・・あっ・・ああんっ♡」
 おふっ、この亀頭に纏わりつくような感触、気持ち良すぎる。こんな極上マンコは初めてだ。

「あんっ♡・・どう? 私のおマンコ? 気持ちいいでしょ? 私のおマンコ、ミミズ千匹って言うらしわよ。男は皆、私のおマンコに挿れるとすぐに果てちゃうの、だからいつも私は不完全燃焼なの・・・」
「ほう、これが噂のミミズ千匹か」
「だから頑張って私をイかせてね♡」
「ああ、任せておけ! イキ狂わせてやるよ」

 本能の赴くまま獣のように抽送を繰り返す。時にお尻を叩き、時に揺れるおっぱいを乱暴に揉みながらディアドラを蹂躙する。
「あんっ♡・・いいわ♡・・もっと・・・私を熱く・・もっと淫らに・・荒ぶらせるのよ」
 性感帯である黒い尻尾の先端を舌で舐めると、途端に甘い嬌声を上げ、体中を悶えさせる。その姿はなんともエロいことこの上ない。

「はあん♡・・気持ちいいわ♡・・あっ♡・・」
「ぐおぉぉ、なんて気持ちが良いんだ!」
「まだイっちゃダメよ、もう少し・・あんっ♡・・我慢して・・・ああっ♡」
「気を抜くとイキそうだよ」
「凄くいいわ♡・・ああんっ♡・・感じちゃう・・・
 尻肌と腰のぶつかり合う音と、ディアドラの喘ぎ声が部屋中に木霊する。

「はひっ!・・あんっ♡・・すごっ!・・あああぁっああうっ・・イクわ♡・・くうぅぅ・・あぁぁぁ」
 そろそろ頃合いか、俺も最後のスパートを掛けるべく腰を激しく振るう。
「ああっ激しい・・もうダメっ!・・イクっ♡・・イっちゃうぅ・・ああああああぁぁぁっ!!」
 俺は身震いするディアドラの膣内の奥へと、たっぷりの精液をぶちまけた。

「はぁ・・はぁ・・凄く気持ちよかったわ♡・・ダーリン♡ まだしたいな♡ いいでしょ♡」
「おう、俺もディアドラのマンコもっと味わいたい、その巨乳をもっと触りたい」
「うふふっ♡・・きてダーリン♡」
 手を開くディアドラのおっぱいに、吸い込まれるように飛びついてしまう。
 柔らかく形の良い素晴らしいディアドラおっぱい、乳首もきれいな色をしており、程よい大きさの乳輪、正に最高のおっぱいだな。
 その後、結局3回もやってしまった。




「こっちよ。この水晶がプレジールの塔のダンジョンコアよ。触ってみて」
 ディアドラに案内され、部屋に入ると目の前にピンク色の大きな水晶があった。
 本来なら迷宮主を倒さないと入れないコアルーム。だが俺はディアドラの許可のもとコアルームに足を踏み入れたのだ。
 ピンク色の大水晶に触れると、大水晶と俺の体がまばゆく光り輝きだし、知識が頭の中に流れ込んでくる。

「これでこの塔もダーリンの物よ♡」
 ダンジョンの支配権が俺に譲渡され、もの凄いDPと俺の知らない知識が入ってきた。普通、迷宮主を失ったダンジョンコアはその機能を停止する。
 停止したダンジョン、異次元にある部分は徐々に消滅していくはずだ。だがこのダンジョンの迷宮主であるディアドラは生存しており、消滅することはない。ただ単にこのダンジョン、プレジールの塔の支配権が俺に移っただけである。
 これで俺もブルスト、プレジールふたつのダンジョンを手にしたことになり、DPも大量に入手できた。

「ではディアドラに命ずる。今後もこの塔を管理し俺に従え! 魔属領との連絡、転移陣を破棄。俺のダンジョンと準備ができ次第、転移陣を構築するぞ!」
「わかったわ♡ ダンジョンは現状のままで良いのかしら? 変更することも可能だけど?」
「そうだな・・・最初は、連絡の途絶えた魔属領から、偵察部隊やら何かしらが来るだろうから、防衛機構と内容を少し弄るぞ!」
「りょーかい、ダーリンの仰せのままに♡」

 よし、じゃあそろそろシルエラたちが起きる頃だろうから、会いにいくかな。
 彼女たちを寝かせた部屋に入ると、既に起きていた皆が俺の顔をみるなり一斉に抱きついてくる。
 ムニュっとした柔らかいおっぱいが体中に当たり、気持ちがいいぞ! うへへ♡

「ヤマト様無事だったのですね」
「ああ、皆に心配をかけたみたいだね」
「ところで・・・」
 ステラさんが俺の後ろにいるディアドラの顔を見るなり、引き攣った表情を浮かべている。

「どうしてその女が一緒にいるのよ! 敵じゃなかったの? 説明してもらえるかしら?」
 ごもっとなご意見、疑問に答えるべく考える。
 さてどこから説明すればいいのやら・・・

「俺たちはディアドラと対峙して、なす術もなく一方的にやられた。ここまでは良いか?」
「ええ、そこまでは覚えているわ」
「アタイたちの記憶はここまでだ。その後何がおきたのだ? ヤマト殿もやられていたはず」
「その後は、ミスティがディアドラの魅了で俺に襲いかかってきたんだ」
「ミスティが?」
「うん。私は操られていたのだけど、ヤマト様に助けてもらって正気を取り戻したの・・えへへ♡」
「なぜそこで嬉しそうにする? まあいい、その後は?」

「ディアドラが次に狙ったのはシルエラだった。その時、不思議な力でディアドラと互角に戦うことができたと思っていたのだが」
「本気を出した私にやられちゃったのよねぇ」
「そう、ディアドラに腹部を貫かれて敗北した俺を足蹴にして、見せしめにシルエラを殺そうとしたんだ」
「いつも一緒にいてくれる存在、何にも代え難い存在、そのシルエラを失う恐怖に襲われた時だった。シルエラが突然、光輝いて子供のような声、最初は男の子の声で『像を壊しなさい』って聞こえてきて、その声に従って部屋の装置を壊した後、今度は女の子の声で『体内へ直接スキルを打ち込め』って聞こえてきて」
「もう読めたわ。それでディアドラとセックスしてこの現状になったという訳ね」
「ま、まあそうなるな」

「光輝くシルエラと男の子と女の子の声か。シルエラさん覚えていないの?」
「それなんだけどね、倒れた時に私にも子供の声が聞こえて、パパとママのピンチだから力を使わせて欲しい、私の身体を貸して欲しいって・・・」
「パ、パパとママ!? それホントなの?」
「う、うん、なんか神のお告げみたいな感じだった」
「てことは、シルエラ妊娠してるのか?」
 シルエラの告白に驚愕する。マジか?

「ちょっと待って、ヤマト様、避妊魔法使ってるのよね? どうしてシルエラさんに子供? どうして妊娠してるの?」
「う~ん避妊魔法をステラさんに教えてもらう前、その時に妊娠したんだと思う。やりまくってたし」
「シーちゃん、生理は? 生理はどうなってるの?」
「1か月以上前に来て以来、生理は来ていないわ。ホントだったらそろそろ来るはずなんだけど」
「こりゃあ確定かな? おめでとうシルエラさん」
「おめでとうシルエラさん」
「おめでとうシルエラさん、ヤマト様」
「俺とシルエラの子供・・・」

 皆が俺とシルエラを祝福してくれる。
 ちょっと、いや、かなり気恥ずかしい・・・俺が父親? マジか・・・まだ実感がないが感無量だ。
「うううぅ~ シーちゃんだけズルいぃぃぃ!! 私もヤマト様の子供欲しい! 絶対欲しい!」
 ミスティこいつだけは、親友の祝福より自分も子供が欲しいと言い出しやがった。まあミスティだしな。
「まあ、そのうちにな」
「やったぁ♡ ヤマト様だ~い好き♡」
 これは本心だ。ミスティを含む彼女たちが望むなら、避妊せずセックスするのも良いだろう。


 よし、今夜はここに泊まって、明日街に帰ろう。
 シルエラも妊娠した可能性があっても、まだ悪阻も来ていないからセックスしても大丈夫だろう。昨日もしたし今更だしな。
 もう夜も遅いし、今夜も楽しもうじゃないか♡
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