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第二章
404
レノアはそう言って笑ったものの、しばらくして首を傾げた。
「でもアリアス王女殿下はどうだろうか?殿下もカズマとは幼馴染というわけではないが、僕よりは付き合いが長いが」
「とはいっても、まだ数か月で一年にも満たない。そのうち慣れてくれるんじゃないかな」
「でも最初は驚かれそうだね」
「それはまあ、そうだろうね。レノアも驚いたくらいだし」
「説明が面倒になると思うけど、僕らに語ったようにすべてを話してもいいんだよね?」
「ああ、構わない。アリアスやギャレットたちは俺が転移者だと知っている。そういった事情を知った者たちには言ってくれて構わない。ただ……」
「ただ?」
「どういう反応をするかなと思ってね」
「心配かい?」
「そりゃあね。出来ればあまり知られたくない事柄ではあるんだ。内容が内容だけにね」
「そうだな。でも説明しだいだと思うよ。僕やゼロスも付いているし、上手いことやるさ」
「そうしてくれるとありがたい」
俺がそう言って頭を下げると、レノアが軽く肩をすくめた。
「よしてくれ。友達じゃないか」
俺は頭を上げ、微笑んだ。
「そうだな。さて、それじゃあそろそろ出発するか」
「そうしよう。ゼロスもいいかい?」
ゼロスは草むらから立ち上がった。
「無論だ」
そうして僕らは再び歩き始めた。
「やっぱり変だ。ほとんどモンスターがいない。いるのは小型のものだけだ」
レノアが立ち止まり、辺りを見回しながら言った。
そこで俺は思い当たることを言ってみた。
「もしかして、グラドゥスが飛び去ったのって、この方向じゃなかったか?」
レノアがゼロスと顔を見合わせた。
「そうだったかも……なら、もしかして飛行するグラドゥスにびびって大型のモンスターが散ったとか?」
「たぶん、そんなところじゃないかな」
「そうか。ならば方向を変えるか。それとも……」
レノアが途中でゼロスを気にした。
ゼロスはその視線を感じ、レノアに向き直った。
「方向を変えよう。今のカズマではグラドゥスに歯が立たないのだろう?ならば今見つけても意味はない。それどころか、出くわしたら大変まずいことになるぞ」
「エニグマがグラドゥスに対してこの森から出て行くように言ったらしいから、出くわすことはないだろうけど、確かにこの方向では大型には出会えないと思う」
レノアはうなずいた。
「よし、決まりだ。方向を変えよう」
俺もゼロスもうなずいた。
「わかった。だが、どちらの方向に向かう?」
レノアが左右を見る。
「さあ、どちらがいいかなんてわからないよ。君が決めてくれ」
「なら、左に進もう」
「わかった。でも、何で左に?」
「別に。ただ何となく、左の方が森が深そうな気がしただけだ」
「なるほど。深いほどレアモンスターがいそうな気もするし、いいんじゃないか」
「なら、早速行くとしよう」
俺たちはそうして方向を変え、さらに森の奥へと分け入った。
「でもアリアス王女殿下はどうだろうか?殿下もカズマとは幼馴染というわけではないが、僕よりは付き合いが長いが」
「とはいっても、まだ数か月で一年にも満たない。そのうち慣れてくれるんじゃないかな」
「でも最初は驚かれそうだね」
「それはまあ、そうだろうね。レノアも驚いたくらいだし」
「説明が面倒になると思うけど、僕らに語ったようにすべてを話してもいいんだよね?」
「ああ、構わない。アリアスやギャレットたちは俺が転移者だと知っている。そういった事情を知った者たちには言ってくれて構わない。ただ……」
「ただ?」
「どういう反応をするかなと思ってね」
「心配かい?」
「そりゃあね。出来ればあまり知られたくない事柄ではあるんだ。内容が内容だけにね」
「そうだな。でも説明しだいだと思うよ。僕やゼロスも付いているし、上手いことやるさ」
「そうしてくれるとありがたい」
俺がそう言って頭を下げると、レノアが軽く肩をすくめた。
「よしてくれ。友達じゃないか」
俺は頭を上げ、微笑んだ。
「そうだな。さて、それじゃあそろそろ出発するか」
「そうしよう。ゼロスもいいかい?」
ゼロスは草むらから立ち上がった。
「無論だ」
そうして僕らは再び歩き始めた。
「やっぱり変だ。ほとんどモンスターがいない。いるのは小型のものだけだ」
レノアが立ち止まり、辺りを見回しながら言った。
そこで俺は思い当たることを言ってみた。
「もしかして、グラドゥスが飛び去ったのって、この方向じゃなかったか?」
レノアがゼロスと顔を見合わせた。
「そうだったかも……なら、もしかして飛行するグラドゥスにびびって大型のモンスターが散ったとか?」
「たぶん、そんなところじゃないかな」
「そうか。ならば方向を変えるか。それとも……」
レノアが途中でゼロスを気にした。
ゼロスはその視線を感じ、レノアに向き直った。
「方向を変えよう。今のカズマではグラドゥスに歯が立たないのだろう?ならば今見つけても意味はない。それどころか、出くわしたら大変まずいことになるぞ」
「エニグマがグラドゥスに対してこの森から出て行くように言ったらしいから、出くわすことはないだろうけど、確かにこの方向では大型には出会えないと思う」
レノアはうなずいた。
「よし、決まりだ。方向を変えよう」
俺もゼロスもうなずいた。
「わかった。だが、どちらの方向に向かう?」
レノアが左右を見る。
「さあ、どちらがいいかなんてわからないよ。君が決めてくれ」
「なら、左に進もう」
「わかった。でも、何で左に?」
「別に。ただ何となく、左の方が森が深そうな気がしただけだ」
「なるほど。深いほどレアモンスターがいそうな気もするし、いいんじゃないか」
「なら、早速行くとしよう」
俺たちはそうして方向を変え、さらに森の奥へと分け入った。
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