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第二章
407
「風刃燕翔波!」
俺はすかさず叫び、蒼龍槍を横殴りに払った。
すると蒼龍槍の三叉の先端から、大きな白刃が三つ、弧を描いて飛び出した。
それは、滑空して迫りくる蛇たちを無残にも吹き飛ばした。
だが、蛇は無数にいる。
到底今の攻撃で、その全てを蹴散らせるというわけではない。
だが、道は出来た。
俺は両脚に力を漲らせ、前方に向かって飛んだ。
そして、巨大な白刃によって作られた空間を、素早くすり抜ける。
途中、一匹の蛇が大口を開けた牙によって、俺の肩をかすめたが気にしない。毒持ちの可能性はあるが、俺に毒は通じないからだ。
後方でバタバタと蛇たちが地面に落ちる音がする。
次いで俺も着地する。
無数の蛇はなんとか躱すことが出来た。だが問題は、大蛇の方だ。
振り向くと、凄まじい勢いで草むらをなぎ倒し、すでに俺の目の前まで迫っていた。
くそっ!なんて速さだ!
大蛇が大口を開けて牙をのぞかせている。
逃げ場はない。ならば――
俺は蒼龍槍を横にして、両手で間を開けて握り、地面に水平に構えた。
そして勢いよく大蛇の口に突っ込んだ。
大蛇が構わず口を閉じて俺に牙を立てようと試みる。
だが、口の端で蒼龍槍が引っかかっているため閉まらない。
よし、成功だ。だが――
予想通り、大蛇は牙がダメならとばかりに尻尾を振り上げた。
そして俺目がけて鋭い尻尾を振り下ろす。
だが先ほどのように八本の刃を立てることは出来ないはずだ。
何故なら、それをすれば自らの首を傷つけてしまうからだ。
これまた予想通り、大蛇は刃を開かず、尖った先端でもって俺を突き刺そうとする。
だがこれを、俺は右手を蒼龍層から離して、身体を開いた。
右肩の先を尻尾が通過し、地面に突き刺さる。
なんとか回避できた。
俺はすかさず左手に握った蒼龍槍を大蛇の口から引っこ抜いた。
だがそのとき、またも無数の蛇が空中を飛び、俺目がけて大口を開けて迫っていた。
俺は咄嗟に横っ飛びする。
蛇たちは放射状に俺を目がけて飛んでいるため、素早く横っ飛びすればなんとか躱せる。
だが最大の敵は、大蛇だ。
小さな蛇たちをかわしたからといって、喜んでいる場合じゃない。
俺はすぐさま立ち上がると、距離を取るため全力で走った。
幸い、今回は尻尾が地面に突き刺さって取れずらかったためか、大蛇の動きは鈍く、なんとかある程度の距離を取ることに成功した。
だが油断はできない。俺の腹はしこたまに斬られている。噴き出す血の量がとんでもないのだ。
俺は夥しい血を地面に吹き付けながら、それでもまだ駆け続けた。
俺はすかさず叫び、蒼龍槍を横殴りに払った。
すると蒼龍槍の三叉の先端から、大きな白刃が三つ、弧を描いて飛び出した。
それは、滑空して迫りくる蛇たちを無残にも吹き飛ばした。
だが、蛇は無数にいる。
到底今の攻撃で、その全てを蹴散らせるというわけではない。
だが、道は出来た。
俺は両脚に力を漲らせ、前方に向かって飛んだ。
そして、巨大な白刃によって作られた空間を、素早くすり抜ける。
途中、一匹の蛇が大口を開けた牙によって、俺の肩をかすめたが気にしない。毒持ちの可能性はあるが、俺に毒は通じないからだ。
後方でバタバタと蛇たちが地面に落ちる音がする。
次いで俺も着地する。
無数の蛇はなんとか躱すことが出来た。だが問題は、大蛇の方だ。
振り向くと、凄まじい勢いで草むらをなぎ倒し、すでに俺の目の前まで迫っていた。
くそっ!なんて速さだ!
大蛇が大口を開けて牙をのぞかせている。
逃げ場はない。ならば――
俺は蒼龍槍を横にして、両手で間を開けて握り、地面に水平に構えた。
そして勢いよく大蛇の口に突っ込んだ。
大蛇が構わず口を閉じて俺に牙を立てようと試みる。
だが、口の端で蒼龍槍が引っかかっているため閉まらない。
よし、成功だ。だが――
予想通り、大蛇は牙がダメならとばかりに尻尾を振り上げた。
そして俺目がけて鋭い尻尾を振り下ろす。
だが先ほどのように八本の刃を立てることは出来ないはずだ。
何故なら、それをすれば自らの首を傷つけてしまうからだ。
これまた予想通り、大蛇は刃を開かず、尖った先端でもって俺を突き刺そうとする。
だがこれを、俺は右手を蒼龍層から離して、身体を開いた。
右肩の先を尻尾が通過し、地面に突き刺さる。
なんとか回避できた。
俺はすかさず左手に握った蒼龍槍を大蛇の口から引っこ抜いた。
だがそのとき、またも無数の蛇が空中を飛び、俺目がけて大口を開けて迫っていた。
俺は咄嗟に横っ飛びする。
蛇たちは放射状に俺を目がけて飛んでいるため、素早く横っ飛びすればなんとか躱せる。
だが最大の敵は、大蛇だ。
小さな蛇たちをかわしたからといって、喜んでいる場合じゃない。
俺はすぐさま立ち上がると、距離を取るため全力で走った。
幸い、今回は尻尾が地面に突き刺さって取れずらかったためか、大蛇の動きは鈍く、なんとかある程度の距離を取ることに成功した。
だが油断はできない。俺の腹はしこたまに斬られている。噴き出す血の量がとんでもないのだ。
俺は夥しい血を地面に吹き付けながら、それでもまだ駆け続けた。
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