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第二章
562
すると、ようやく力が戻った。
俺は腕に力を込めて回転を止めると、上半身を持ち上げて立ち上がろうとした。
だが半ば持ち上げたところで、またも後頭部を激しく蹴られてしまった。
「ぐっ!」
後頭部を蹴られたことで、顔面を床にしこたま打ち付けてしまった。鮮血が鼻からほとばしる。
くそ、この野郎!やってくれたな!だがそれより、また脳震盪を起こしたらまずいぞ!
だが今度は大丈夫だった。これもレベルアップか?
俺は一瞬そう思うも、そんなことはどうでもいいとすぐさま思いなおし、とにかく立ち上がろうとする。
だがそのとき、今度は目の前にどちらかの足が迫ってきた。
俺は一旦力を弱めて上半身を下ろした。
頭の上をするどい蹴りが通り過ぎる。
よしっ!ここだ!
俺は再びすぐさま力を入れて上半身を起こす。
と同時に両足をかがめて膝をつく。
そして勢いよく身体を起こして立ち上がろうとした。
そこへ再び蹴りが迫る。
俺は両腕をクロスし、胸元に迫る蹴りをブロックした。
だが相手はふたりだ。
俺は動物的な勘で、膝をかがめてダッキングする。
すると、俺の後頭部を狙っていたであろう蹴りが頭の上を通りすぎた。
よし!とりあえず距離を取ろう。
俺は後ろ向きに強く跳んだ。
別の蹴りが、俺の顔面を追ってくる。
だがすんでのところでなんとか躱し、俺はとりあえず窮地を脱した。
「ぷふうぅ~」
俺は唇を震わせ、息を吐き出した。
今のはやばかった。こいつら、強い。
「小僧、意外としぶといじゃないか」
モー・キンムーが言った。
「うるっせーな。俺のセリフを真似してんじゃねえよ!」
「ふん、真似しちゃいけない法律はないだろう?」
「うるせーって。黙れよ」
「ずいぶん鼻息が荒いようだが、その鼻から赤いものが垂れているぞ」
モー・キンムーの言うとおり、俺の鼻からはとめどなく血が流れ続けていた。
「鼻血くらいどうってことねえよ」
俺が強がりを言うと、キンムー兄弟が顔を上げて笑った。
「小僧、無理はしない方がいいぞ?」
ラー・キンムーが嫌味たっぷりに言った。
「無理なんかするかよ。こんなの大したことねえぜ」
「鼻血小僧にいきがられてもなあ」
「誰が鼻血小僧だ!」
「お前に決まっているだろう」
ラー・キンムーはそう言うと、隣に立つ弟と顔を見合わせて、またも高笑いした。
俺の怒りは頂点に達した。
と、どうやら鼻血が止まったらしい。
俺は右手で鼻をぬぐうと、大きく息を吐き出した。
そして腰を落として構え、キンムー兄弟を睨みつけた。
「こっからが本気だ。てめえら、ぐっちゃぐっちゃにぶちのめしてやるから、覚悟しろよ!」
俺は腕に力を込めて回転を止めると、上半身を持ち上げて立ち上がろうとした。
だが半ば持ち上げたところで、またも後頭部を激しく蹴られてしまった。
「ぐっ!」
後頭部を蹴られたことで、顔面を床にしこたま打ち付けてしまった。鮮血が鼻からほとばしる。
くそ、この野郎!やってくれたな!だがそれより、また脳震盪を起こしたらまずいぞ!
だが今度は大丈夫だった。これもレベルアップか?
俺は一瞬そう思うも、そんなことはどうでもいいとすぐさま思いなおし、とにかく立ち上がろうとする。
だがそのとき、今度は目の前にどちらかの足が迫ってきた。
俺は一旦力を弱めて上半身を下ろした。
頭の上をするどい蹴りが通り過ぎる。
よしっ!ここだ!
俺は再びすぐさま力を入れて上半身を起こす。
と同時に両足をかがめて膝をつく。
そして勢いよく身体を起こして立ち上がろうとした。
そこへ再び蹴りが迫る。
俺は両腕をクロスし、胸元に迫る蹴りをブロックした。
だが相手はふたりだ。
俺は動物的な勘で、膝をかがめてダッキングする。
すると、俺の後頭部を狙っていたであろう蹴りが頭の上を通りすぎた。
よし!とりあえず距離を取ろう。
俺は後ろ向きに強く跳んだ。
別の蹴りが、俺の顔面を追ってくる。
だがすんでのところでなんとか躱し、俺はとりあえず窮地を脱した。
「ぷふうぅ~」
俺は唇を震わせ、息を吐き出した。
今のはやばかった。こいつら、強い。
「小僧、意外としぶといじゃないか」
モー・キンムーが言った。
「うるっせーな。俺のセリフを真似してんじゃねえよ!」
「ふん、真似しちゃいけない法律はないだろう?」
「うるせーって。黙れよ」
「ずいぶん鼻息が荒いようだが、その鼻から赤いものが垂れているぞ」
モー・キンムーの言うとおり、俺の鼻からはとめどなく血が流れ続けていた。
「鼻血くらいどうってことねえよ」
俺が強がりを言うと、キンムー兄弟が顔を上げて笑った。
「小僧、無理はしない方がいいぞ?」
ラー・キンムーが嫌味たっぷりに言った。
「無理なんかするかよ。こんなの大したことねえぜ」
「鼻血小僧にいきがられてもなあ」
「誰が鼻血小僧だ!」
「お前に決まっているだろう」
ラー・キンムーはそう言うと、隣に立つ弟と顔を見合わせて、またも高笑いした。
俺の怒りは頂点に達した。
と、どうやら鼻血が止まったらしい。
俺は右手で鼻をぬぐうと、大きく息を吐き出した。
そして腰を落として構え、キンムー兄弟を睨みつけた。
「こっからが本気だ。てめえら、ぐっちゃぐっちゃにぶちのめしてやるから、覚悟しろよ!」
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