1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!

マツヤマユタカ

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第二章

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 ローガンはじっと俺を睨みつけている。

 俺も負けじとローガンを睨みつけた。

 どうだ?勝ったか?

 と、突然ローガンが顔を上げて大笑いした。

 ローガンはひとしきり笑い終えると、笑みを湛えながら再び俺を見下ろした。

「嘘を吐け。お前には魔法は見えないはずだぞ」

 バレてやがる。くそっ!だったら最初の段階でそう言えよ。なぶりやがって。

 だがローガンは続いて言った。

「だが中々面白い見世物であった。それに免じて教えてやろう」

 おっ!マジか。

「お前が今言ったことは、すべて正解だ」

「やっぱりか!お前が黒幕だったんだな?」

 ローガンは笑いを押し殺しながら答えた。

「そうだ。わたしがゼークルに魔法をかけた張本人だ」

「この野郎、色々と暗躍しやがって。一体何が目的なんだ?」

 ローガンはいかにも楽しくて仕方ないといった様子で言った。

「嫌がらせよ」

 俺は、ローガンの予想外の答えに、しばし開いた口が塞がらなかった。

「おま……お前、嫌がらせ目的で色々やってんのか?それって全部、俺に対してってことか!?」

 ローガンは、さらに楽しそうにいやみたっぷりに笑った。

「そうだ。すべてはお前への嫌がらせだ」

 俺は全身の力が抜けそうになった。

「俺、そんなにお前に恨まれるようなことしたか~?」

 ローガンは口の端を異様にくいっと上げた。

「している。たった今もしたばかりではないか」

「たった今って……あいつか。あいつと話したことか?」

「そうだ。わたしは奴と会いたい。そして話をしたくてたまらないのだ。聞きたいことが山とあるのだ。だが奴はわたしには見向きもしない。それどころか、お前のような小僧にばかり興味を示しているではないか」

「だからって俺が悪いわけじゃないだろう。そういうの、逆恨みって言うんだぜ」

 だがローガンは俺の話など聞いてはくれない。

「しかも、奴め。よもやこのわたしの眼前で、お前なんぞと話をしたというではないか。何故だ。何故お前なのだ?お前の何が、他の転移者と違うというのか」

 俺はローガンの最後の言葉に引っかかった。

「他の転移者を知っているのか?それ、バーン翁以外か?」

 ローガンは鼻で俺をせせら笑った。

「知っているさ。他にも何人もな」

「教えてくれ。何処にいる?」

 するとローガンが、顔を上げて大笑いした。

 ローガンは顔を手の平で覆い隠すように抑え、笑いをようやく収めると、言った。

「そこまでお前に教えてやる義理はない。わたしは、お前に嫌がらせをするのが趣味なくらいなんだからな」
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