1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!

マツヤマユタカ

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第二章

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 そうこうするうちに俺たちはホテルへと到着した。

 それぞれチェックインを済ませ、部屋へと向かった。

「う~ん、やっぱり相性抜群だ。僕らの部屋とB・Bの部屋は隣同士だよ」

 レノアの言うとおり、B・Bの部屋番号は128。俺たちの部屋番号は129から続いていた。

「これはもう運命だね。僕らは一蓮托生と行こうじゃないか」

 するとようやく久しぶりにB・Bが口を開いた。

「そうはいかん。わたしはあくまでグレイザー公爵閣下の家臣だ。お前たちとは共同戦線は張るつもりだが、一蓮托生とまではいくつもりはないぞ」

 するとレノアが肩をすくめた。

「たしかにね。B・Bが命を懸けるのは、あくまでグレイザー公爵に対してってことだよね」

「当然だ。むろん、アルデバラン王家も大事ではあるが、まずは公爵閣下だ」

 俺はそこでふと思いついたことを口にした。

「じゃあアルデバラン王家とグレイザー公爵が対立したらどうなんだ?」

 瞬間、その場の空気が凍り付いた。

 どうやらまずいことを言ったらしい。

 レノアが咎めるような口調で俺にくぎを刺した。

「そういうことは思っていても口に出さないことだよ。それに、さっきB・Bが言ったことから察してよ」

 ……つまり、あくまで忠誠を誓うのはグレイザー公爵に対してってわけか。

 俺にはよくわからないが、まあそういうものかもしれないな。

「ところでB・Bは、そもそもこのリクーブの町には何しに来たの?」

 B・Bは少し間を開け、言った。

「野暮用だ」

「それはどんな野暮用?」

 レノアが食らいつく。こうなったらレノアはしつこい。答えを導き出すまで徹底的にやる。

 B・Bはそれを察したか、あっさり降参した。

「買い付けだ」

「買い付け?何を?」

「石だ。この町の西方に広がる砂漠地帯で採れる珍しい石があるんだ。それを閣下がご所望でな。この町はこの辺で一番大きな町だからな。この町の石売りの元へ買い付けに来たというわけだ」

「じゃあその石を持って帰らないとまずいんじゃないの?」

「いや、問題ない。すでに送る手筈は整えた」

「そうなの?じゃあ明日一緒に僕らと出発しても問題ない?」

「ああ。むろん後で公爵閣下に手紙を書くつもりだが、お前たちに同行することは公爵閣下もきっと同意されるだろうから問題ない」

「よかった。ああ、どうやらこの部屋らしいね」

 レノアが指さした部屋には番号札がかけられており、その番号は128と書いてあった。

「そのようだ。ではまた、明朝に」

 B・Bがそう言ってドアノブに手をかけると、レノアが声をかけた。

「うん。おやすみ」

「ああ、おやすみ」

 B・Bはそう言うと、扉の向こうに消えていった。
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