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第二章
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「ふうむ……まあ、いいだろう」
あまり嘘はつきたくはないが、隠せることは隠しておきたい。それ故B・Bの追及が終わったことに、俺はほっと胸をなでおろした。
「ところで、エルブリーズは本当に味方してくれると思うか?」
B・Bはソファーの背にもたれかかりながら、俺に問いかけた。
俺はレノアから受けた講義を、そのままB・Bに対して垂れた。
B・Bはうなずいた。
「それは無論わかっている。エルブリーズとしても、これ以上ベルガンが大きくなるのは、本意ではないだろう。だがエルブリーズは、我らがアルデバランにベルガンが侵攻した際、動かなかったのだぞ?そのことを忘れてはいまい?」
それはそうだ。一番の懸念点はそこだ。
「何故エルブリーズは動かなかったと思う?」
俺の問いに、B・Bは嫌そうに顔を背けた。
「怖気づいたのではないか?ベルガンと直接やり合うことを、消極派が畏れたんだろう」
「消極派?」
「そうだ。エルブリーズは保守派や穏健派といえば聞こえがいいが、実質的には消極派といえる勢力の発言権が強いのだ」
「そうなのか?それでよく広大な領地を支配することが出来たな?」
「エルブリーズが大国となったのは、かなり昔のことで近年ではない。この数十年というところは、ずっと大国のままに国境が変わっていない。つまり、狭くなりもしない代わりに広くもなっていないのだ。そこがベルガンとの大きな違いだ。ベルガンは元々は、我がアルデバランとそう大して変わらぬ領土しか持ってはいなかった。だが、この数十年の積極政策によって他国を次々に落とし、現在の広大な領地を得たのだ。だがその代償として、エルブリーズとの長い国境線まで手に入れてしまったがな」
「それは、ちょっとまずいな」
「いや、ちょっとどころか、かなりまずい。無論、今回のベルガンによるアルデバラン侵略を、消極派も良くは思っていないだろう。だが、だからといって動くかといえば……」
「わからないか」
B・Bはこくりと首肯した。
確かにこれは、大きな問題だ。だが……
「この計画はレノアが立てたものだ。俺はレノアを信じるよ」
短い間柄だが、俺はレノアを心底から信じている。その参謀としての能力は疑いようがない。そのレノアがいけると踏んだんだ。きっといけるはずだ。
「ふん、お前が信じるのは勝手だ。だが、このことはアルデバランの命運がかかっている。わたしはおいそれと信じ切ることは出来ない」
俺は大きなため息を吐いた。
「じゃあなんでついてきたんだよ」
あまり嘘はつきたくはないが、隠せることは隠しておきたい。それ故B・Bの追及が終わったことに、俺はほっと胸をなでおろした。
「ところで、エルブリーズは本当に味方してくれると思うか?」
B・Bはソファーの背にもたれかかりながら、俺に問いかけた。
俺はレノアから受けた講義を、そのままB・Bに対して垂れた。
B・Bはうなずいた。
「それは無論わかっている。エルブリーズとしても、これ以上ベルガンが大きくなるのは、本意ではないだろう。だがエルブリーズは、我らがアルデバランにベルガンが侵攻した際、動かなかったのだぞ?そのことを忘れてはいまい?」
それはそうだ。一番の懸念点はそこだ。
「何故エルブリーズは動かなかったと思う?」
俺の問いに、B・Bは嫌そうに顔を背けた。
「怖気づいたのではないか?ベルガンと直接やり合うことを、消極派が畏れたんだろう」
「消極派?」
「そうだ。エルブリーズは保守派や穏健派といえば聞こえがいいが、実質的には消極派といえる勢力の発言権が強いのだ」
「そうなのか?それでよく広大な領地を支配することが出来たな?」
「エルブリーズが大国となったのは、かなり昔のことで近年ではない。この数十年というところは、ずっと大国のままに国境が変わっていない。つまり、狭くなりもしない代わりに広くもなっていないのだ。そこがベルガンとの大きな違いだ。ベルガンは元々は、我がアルデバランとそう大して変わらぬ領土しか持ってはいなかった。だが、この数十年の積極政策によって他国を次々に落とし、現在の広大な領地を得たのだ。だがその代償として、エルブリーズとの長い国境線まで手に入れてしまったがな」
「それは、ちょっとまずいな」
「いや、ちょっとどころか、かなりまずい。無論、今回のベルガンによるアルデバラン侵略を、消極派も良くは思っていないだろう。だが、だからといって動くかといえば……」
「わからないか」
B・Bはこくりと首肯した。
確かにこれは、大きな問題だ。だが……
「この計画はレノアが立てたものだ。俺はレノアを信じるよ」
短い間柄だが、俺はレノアを心底から信じている。その参謀としての能力は疑いようがない。そのレノアがいけると踏んだんだ。きっといけるはずだ。
「ふん、お前が信じるのは勝手だ。だが、このことはアルデバランの命運がかかっている。わたしはおいそれと信じ切ることは出来ない」
俺は大きなため息を吐いた。
「じゃあなんでついてきたんだよ」
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