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コーヒー3杯目
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『結婚の約束したけど??』
『えっーーーー!!!!!』
一体、何をいってるの!?
私、こんな人知らないし!!
「おい!お前は、ついに知らない女子高校生を
ナンパするな。店の評判が悪くなるだろ・・・」
「いや、だから!知り合いだって!」
「そうなのか?」
黒髪の男の人が、じっとみてきた。
こわっ!
私は、首を横に振った。
すると、次は茶髪の男の人をじっと見た。
「怖いよ~冬斗ちゃん」
黒髪の男の人が無視したのか、話題を変えた。
「お客様、1名で・・・」
私の後ろにいた花怜に気付いたようで
「失礼しました。2名様でよろしいでしょうか?」
「あっ、はい・・・」
「お好きな席へ、どうぞ」
「ねぇ、花怜。どこに座る??」
花怜が、無言で窓側の日が差し込んでいる席を指差した。
どうしたのかな・・・
花怜は、店に入ってから、1言も話していない。
苺は、メニューを開いた。
「花怜は、何にする?」
花怜の顔を見ると、さっきまで強ばっていた顔が
少し笑顔になっていた。
よかった~♪
「そうね♪飲み物は、やっぱりにアイスコーヒーしようかな。」
「大人だね♪ 私は、カフェ・モカにしよ~あと・・・」
「いっちゃん、苺ケーキは、いらないの?」
「!!」
振り替えると、茶髪の人がいた。
どうして、この人、私の好きなもの、知ってるの!?
すると、次は花怜を見て、
「もしかして、君、篠原 花怜??」
えっ!!
何、この人、花怜のことも知ってるの!?
「花怜?もしかして、知り合いだったりする?」
「・・・うん。前の中学校のクラスメイト・・・」
すると、黒髪の人がコーヒーを持ってきた。
「アイスコーヒーとカフェ・モカです。
それとお詫びに、苺のショートケーキをどうぞ。」
「ありがとうございます。そのお詫びって・・・?」
「こいつが、色々とお客様に不愉快な思いをさせてしまったこと
です。」
すると、花怜が
「お金は、良いんですか?」
「大丈夫です♪ こいつの給料から、きっちり
抜いときますから。」
笑顔で・・・言ってるし・・・
こわっ!
「えー!! マジで!?
冬斗様! それだけは、おやめください!」
「少しは、反省しろ!!」
「はい・・・」
「あはは♪」
思わず、面白くて笑ってしまった。
「いっちゃんの笑顔、久しぶりに見た!」
「だから、いっちゃんじゃありません!!
けど、花怜にこんな面白い友達がいたなんて♪」
「別に友達じゃないけど・・・」
「俺の名前は、大久保 夏輝 (おおくぼ なつき)。」
茶髪の男の人が自己紹介をした。
「俺は、華澄 冬斗(かすみ ふゆと)。」
黒髪の男の人が、言った。
「私は、神崎 苺です。」
「やっぱり、いっちゃんじゃない??」
「違います!!」
カウンターの奥のドアが開いた。
「おぉ、冬斗、お客様か?」
優しそうなお爺ちゃんが、出てきた。
カワイイ・・・♪
小動物見たい・・・
「はい。」
「コーヒーは、どうでしたか?」
「あっ、」
「失礼、まだ飲んでいませんでしたね。
早めに飲んだ方が美味しいですよ。
アイスコーヒーは、氷が溶けて薄味になって、
カフェ・モカは、冷めてしまいますよ。」
「はい♪」
いい匂い~♪
これは、かなり期待できそう・・・
私と花怜は、お爺ちゃんに言われたとおり、
飲んだ。
「・・・!!」
「どうでしょうかな?
未熟ですが、私の孫の冬斗が、挽きました。」
「美味しいです!!」
花怜の方を見ると、
花怜も驚いた顔をしていた。
「えぇ。すごく、美味しいです。」
「それは、よかったです。
じゃろう? 冬斗??」
「・・・あぁ・・・」
冬斗は、言いながらカウンターの奥に戻ってきた。
もしかして、照れてるのかな(笑)
「いっちゃんに、俺もいつか飲んでほしいな?」
夏輝が、ぐっと苺の顔の前に
顔を近づけてきた。
近~!
すると、お爺ちゃんが、パシンとたたいた。
「夏輝は、まず店の手伝いをしてからな。」
「・・・はーい」
私たちは、閉店時間になったから、
帰ることにした。
「今日は、長く居てしまってすいません。」
「別に構わんよ。 店が久しぶりに賑やかになってよかった。
それに、もっとべっぴんさんになった花怜ちゃんを
みれてよかった。」
「おじさんこそ、相変わらずお元気ですね。」
「わしは、長生きするぞ♪」
ふふ♪
片付けが終わったのか、夏輝と冬斗が、
カウンターから出てきた。
「いっちゃん、花怜、帰るのか?」
「はい。」
「帰るに決まってんでしょ・・・
もう、門限の6時、とっくに過ぎちゃってるし」
「花怜は、相変わらず優等生だな~」
「うるさいわね・・・」
花怜と夏輝が口喧嘩してるのを見ていると
「今日は、ごめんね。夏輝が、色々と迷惑かけて・・・」
「冬斗さん、大丈夫です♪
最初は、びっくりした。
けど、コーヒーとても美味しかったです♪」
「・・・それは、良かった。」
「何、話してるんだ??」
「お前には、関係ない・・・」
「えっ!何それ??」
冬斗は、何も言わずに、カウンターの奥に入っていった。
「帰るよ。苺!」
「はーい♪」
「バイバイ、いっちゃん、またいつでも来てね!」
「だから!いっちゃんじゃ、ありません!」
帰り道は、少し暗くなっていた。
「入学式、楽しみね。苺」
「うん!」
今日、私たちが知らないだけで
同じ年ぐらいでも、すごい技術をもっている人がいるって
分かった。
「・・・もっと、頑張らないと・・・」
「ん? 何か、言った?」
「もっと、頑張らないといけないなと、思って・・・」
「一緒に、頑張ろう♪」
「うん♪」
『えっーーーー!!!!!』
一体、何をいってるの!?
私、こんな人知らないし!!
「おい!お前は、ついに知らない女子高校生を
ナンパするな。店の評判が悪くなるだろ・・・」
「いや、だから!知り合いだって!」
「そうなのか?」
黒髪の男の人が、じっとみてきた。
こわっ!
私は、首を横に振った。
すると、次は茶髪の男の人をじっと見た。
「怖いよ~冬斗ちゃん」
黒髪の男の人が無視したのか、話題を変えた。
「お客様、1名で・・・」
私の後ろにいた花怜に気付いたようで
「失礼しました。2名様でよろしいでしょうか?」
「あっ、はい・・・」
「お好きな席へ、どうぞ」
「ねぇ、花怜。どこに座る??」
花怜が、無言で窓側の日が差し込んでいる席を指差した。
どうしたのかな・・・
花怜は、店に入ってから、1言も話していない。
苺は、メニューを開いた。
「花怜は、何にする?」
花怜の顔を見ると、さっきまで強ばっていた顔が
少し笑顔になっていた。
よかった~♪
「そうね♪飲み物は、やっぱりにアイスコーヒーしようかな。」
「大人だね♪ 私は、カフェ・モカにしよ~あと・・・」
「いっちゃん、苺ケーキは、いらないの?」
「!!」
振り替えると、茶髪の人がいた。
どうして、この人、私の好きなもの、知ってるの!?
すると、次は花怜を見て、
「もしかして、君、篠原 花怜??」
えっ!!
何、この人、花怜のことも知ってるの!?
「花怜?もしかして、知り合いだったりする?」
「・・・うん。前の中学校のクラスメイト・・・」
すると、黒髪の人がコーヒーを持ってきた。
「アイスコーヒーとカフェ・モカです。
それとお詫びに、苺のショートケーキをどうぞ。」
「ありがとうございます。そのお詫びって・・・?」
「こいつが、色々とお客様に不愉快な思いをさせてしまったこと
です。」
すると、花怜が
「お金は、良いんですか?」
「大丈夫です♪ こいつの給料から、きっちり
抜いときますから。」
笑顔で・・・言ってるし・・・
こわっ!
「えー!! マジで!?
冬斗様! それだけは、おやめください!」
「少しは、反省しろ!!」
「はい・・・」
「あはは♪」
思わず、面白くて笑ってしまった。
「いっちゃんの笑顔、久しぶりに見た!」
「だから、いっちゃんじゃありません!!
けど、花怜にこんな面白い友達がいたなんて♪」
「別に友達じゃないけど・・・」
「俺の名前は、大久保 夏輝 (おおくぼ なつき)。」
茶髪の男の人が自己紹介をした。
「俺は、華澄 冬斗(かすみ ふゆと)。」
黒髪の男の人が、言った。
「私は、神崎 苺です。」
「やっぱり、いっちゃんじゃない??」
「違います!!」
カウンターの奥のドアが開いた。
「おぉ、冬斗、お客様か?」
優しそうなお爺ちゃんが、出てきた。
カワイイ・・・♪
小動物見たい・・・
「はい。」
「コーヒーは、どうでしたか?」
「あっ、」
「失礼、まだ飲んでいませんでしたね。
早めに飲んだ方が美味しいですよ。
アイスコーヒーは、氷が溶けて薄味になって、
カフェ・モカは、冷めてしまいますよ。」
「はい♪」
いい匂い~♪
これは、かなり期待できそう・・・
私と花怜は、お爺ちゃんに言われたとおり、
飲んだ。
「・・・!!」
「どうでしょうかな?
未熟ですが、私の孫の冬斗が、挽きました。」
「美味しいです!!」
花怜の方を見ると、
花怜も驚いた顔をしていた。
「えぇ。すごく、美味しいです。」
「それは、よかったです。
じゃろう? 冬斗??」
「・・・あぁ・・・」
冬斗は、言いながらカウンターの奥に戻ってきた。
もしかして、照れてるのかな(笑)
「いっちゃんに、俺もいつか飲んでほしいな?」
夏輝が、ぐっと苺の顔の前に
顔を近づけてきた。
近~!
すると、お爺ちゃんが、パシンとたたいた。
「夏輝は、まず店の手伝いをしてからな。」
「・・・はーい」
私たちは、閉店時間になったから、
帰ることにした。
「今日は、長く居てしまってすいません。」
「別に構わんよ。 店が久しぶりに賑やかになってよかった。
それに、もっとべっぴんさんになった花怜ちゃんを
みれてよかった。」
「おじさんこそ、相変わらずお元気ですね。」
「わしは、長生きするぞ♪」
ふふ♪
片付けが終わったのか、夏輝と冬斗が、
カウンターから出てきた。
「いっちゃん、花怜、帰るのか?」
「はい。」
「帰るに決まってんでしょ・・・
もう、門限の6時、とっくに過ぎちゃってるし」
「花怜は、相変わらず優等生だな~」
「うるさいわね・・・」
花怜と夏輝が口喧嘩してるのを見ていると
「今日は、ごめんね。夏輝が、色々と迷惑かけて・・・」
「冬斗さん、大丈夫です♪
最初は、びっくりした。
けど、コーヒーとても美味しかったです♪」
「・・・それは、良かった。」
「何、話してるんだ??」
「お前には、関係ない・・・」
「えっ!何それ??」
冬斗は、何も言わずに、カウンターの奥に入っていった。
「帰るよ。苺!」
「はーい♪」
「バイバイ、いっちゃん、またいつでも来てね!」
「だから!いっちゃんじゃ、ありません!」
帰り道は、少し暗くなっていた。
「入学式、楽しみね。苺」
「うん!」
今日、私たちが知らないだけで
同じ年ぐらいでも、すごい技術をもっている人がいるって
分かった。
「・・・もっと、頑張らないと・・・」
「ん? 何か、言った?」
「もっと、頑張らないといけないなと、思って・・・」
「一緒に、頑張ろう♪」
「うん♪」
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