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本編
第九話 今現在の先輩と私のつながり
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九月は二学期の最初の月。秋の始まり。
そして、私の誕生日がある月、だったりもする。
「誕生日おめでとう、篠塚」
朝、最寄り駅の改札を入ったところで待ちかまえていた佐伯先輩は、開口一番そう言った。
たしかに一週間ほど前に記念日をマメに祝いそうだとは言ったけれど、まさかこんなにすぐにそれが実証されるだなんて想定外だ。
「……ありがとうございます」
私は少しの間をあけ、我に返ってお礼を言う。
こうして彼と朝から顔を合わせるのもいつものこと。
一応、私が学校を休んだときや遅刻したときのことを考えて、いつも電車に乗る時間になっても来なかったら先に学校に行くようにと約束を取りつけてある。
だから、私が驚いたのは、彼が私の誕生日を覚えていたことについてだ。
再会してから、私が自分の誕生日を話したことは一度もない。
沙耶佳や他の人から聞いて知ったんだろうか。
それとも……三年近く前のやりとりを、今も覚えてくれていたんだろうか。
あれはたしか十月のこと。
どんな話の流れだったかは忘れたが、誕生日を聞かれたので教えたら、一ヶ月も前に過ぎてるじゃないかと盛大に落ち込まれたのだ。
私の誕生日は、ちょうど、佐伯先輩と出会って数日後だった。
一番最初のときに聞いておけば祝えたのに、とずいぶん後悔しているようだった。
だから私は、じゃあ来年も覚えてたら祝ってください、と言ったのだ。
来年には佐伯先輩は中学校を卒業しているから、祝ってもらえるわけがないとわかっていて。
少しでも先輩の気持ちが軽くなれば、と思っての提案だった。
それに、佐伯先輩は笑顔でうなずいた。『絶対お祝いするよ、約束する!』と。
結局、予想どおり次の年に祝ってもらうことはできなかったけれど。
まさか三年後の今日、こうしてお祝いしてもらえるだなんて思ってもいなかった。
佐伯先輩があの約束を覚えているとは限らない。
たった二人きりで完結していた中学生のときとは違い、今は共通の知り合いだっているのだから。
それでも、おめでとうの言葉がうれしくて。
どんな表情をすればいいのか、わからなかった。
「これ、プレゼント。受け取って」
佐伯先輩は私に薄い長方形の物体を差し出した。
ピンク色の包装紙に包まれ、『Happy Birthday』と書かれた銀色のシールが貼られているそれは、どうやら私への誕生日プレゼントらしい。
言葉で祝うだけでなく、プレゼントまで用意していたとは。
思いも寄らなかったサプライズに、私は喜びよりも先に困惑を覚えた。
「もらう理由がありません」
「俺がもらってほしいんだよ。篠塚のために選んだんだ」
「でも……」
佐伯先輩の気持ちはうれしいが、どうしても気後れしてしまう。
家族や友人と誕生日プレゼントを送り合うことは普通にある。
受け取ったなら、返さなければならないと思うのは、当然だろう。
しかし、佐伯先輩の誕生日はたしか三月下旬。そのころには彼はすでに高校を卒業してしまっている。
もし誕生日に佐伯先輩と会えたとして、プレゼントを贈ってもいいものなのかという問題もある。
誕生日プレゼントなんて贈ったら、期待させてしまうのではないかと。
もちろん、彼の誕生日は半年も先のことなのだから、そのころには佐伯先輩が私のことを好きではなくなっている可能性も、充分にあるのだけれど。
「篠塚が受け取ってくれないなら、これ、ゴミ箱行きになるんだけど」
プレゼントを縦に持って左右に振ってみせながら、佐伯先輩はいたずらっ子のような笑みを浮かべる。
まず間違いなく、私の罪悪感を刺激しにかかっている。
せっかく買ったプレゼントを捨てさせるだなんて、そんなことは嫌に決まっている。
となると、残された選択肢は一つだけ。
「……卑怯です、先輩」
「本当のことしか言ってないよ」
無性に悔しくなって、私は佐伯先輩を睨みつける。
それでも先輩は笑みを崩すことなく、私の気持ちが晴れることもなかった。
仕方なくため息を一つこぼし、受け取るために手を差し出す。
してやったり、といった表情の佐伯先輩が憎らしい。
手のひらの上にプレゼントが置かれる。それは思っていたよりも軽かった。
「捨てられるのはもったいないので、いただきます。ありがとうございます」
おとなしくプレゼントを受け取り、お礼を言う。
箱に入っているのか、プレゼント自体が四角いのか。
アクセサリーにしては薄いし、メモ帳などの文房具にしては軽い。
中身が想像できずに、不本意だが少しわくわくとしてきた。
「よかった、ありがとう」
佐伯先輩のその言葉に、私は首をかしげる。
「先輩がお礼を言うのはおかしくないですか?」
「受け取ってくれてありがとう、だよ。何もおかしくない」
彼らしい朗らかで優しい笑顔で、佐伯先輩はそう言った。
甘みを感じさせる声が、私の思考を浸食していく。
誕生日を祝ってもらったのは私で、プレゼントをもらったのも私のほうだ。
それなのに、ありがとう、とこの人は言うのか。
まるで、私のちょっとした反応が、他の何よりも彼をしあわせにするとでも言われているようで。
顔に熱が集まっていくのを止められない。きっと真っ赤になってしまっている。
佐伯先輩の気持ちがうれしくて、うれしすぎて、どうしたらいいのかわからない。
「篠塚、かわいい」
「なっ……!」
甘くささやかれた言葉に過剰反応してしまう。
情けないくらいに動揺してしまって、いつものように反論が出てこない。
心臓はドキドキと大きな音を立てっぱなしで、壊れてしまわないか心配になるくらいだ。
「あんまりかわいい顔すると、食べちゃいたくなるから、気をつけてね」
少しかすれた色気のある声で、先輩は私を追いつめていく。
真っ黒い瞳は砂糖でも溶かし込んだかのように、ひどく甘ったるい色をしていた。
見ていると平常心ではいられなくなるのに、目をそらすこともできない。
ずぶずぶと、底なし沼にはまっていくような感覚がする。
もう、逃げ道なんてどこにもないのかもしれないと、思わずにはいられなかった。
その日、家に帰ってから、先輩にもらったプレゼントを開けてみた。
シンプルな箱に入っていたのは、銀製のしおり。
中央のハートを茨が取り囲んでいるデザインの透かし彫りは、中に入っていた説明書きによると、乙女座をイメージしたものらしい。
乙女座は私の星座だ。一般的に広まっているイメージから、自分には似合わないと思っている。
それを、三年前に誕生日を教えたときにもぽろっとこぼした覚えがある。
佐伯先輩はそのとき言っていた。
『篠塚はかわいいよ。よく似合ってる』
今とは違う高めの声で。
今と変わらない朗らかな笑顔で。
その言葉を素直にうれしいと感じたことを、今でも覚えている。
『かわいい篠塚へ。
お誕生日おめでとう。
君に似合うと思ったものを贈ります。
どうか使ってください』
箱と包装紙の間に入れられていたカードには、そう書かれていた。
やっぱり、佐伯先輩は三年前のやりとりをしっかりと記憶していたらしい。
カードの内容が、先輩の低く甘い声で再生されてしまい、私はベッドの上で悶絶した。
今この場にいないにも関わらず、先輩は私を翻弄する。
「……かわいくなんてないのに」
読み途中の本にもらったしおりを挟みながら、そう小さくつぶやいた。
それは、単なる意地なのかもしれないし、実は根深い悩みなのかもしれない。
自分でもよくわからずに、口からこぼれ落ちていた。
銀のしおりには、今の先輩と私のつながりを暗示するような、赤いリボンが結ばれていた。
そして、私の誕生日がある月、だったりもする。
「誕生日おめでとう、篠塚」
朝、最寄り駅の改札を入ったところで待ちかまえていた佐伯先輩は、開口一番そう言った。
たしかに一週間ほど前に記念日をマメに祝いそうだとは言ったけれど、まさかこんなにすぐにそれが実証されるだなんて想定外だ。
「……ありがとうございます」
私は少しの間をあけ、我に返ってお礼を言う。
こうして彼と朝から顔を合わせるのもいつものこと。
一応、私が学校を休んだときや遅刻したときのことを考えて、いつも電車に乗る時間になっても来なかったら先に学校に行くようにと約束を取りつけてある。
だから、私が驚いたのは、彼が私の誕生日を覚えていたことについてだ。
再会してから、私が自分の誕生日を話したことは一度もない。
沙耶佳や他の人から聞いて知ったんだろうか。
それとも……三年近く前のやりとりを、今も覚えてくれていたんだろうか。
あれはたしか十月のこと。
どんな話の流れだったかは忘れたが、誕生日を聞かれたので教えたら、一ヶ月も前に過ぎてるじゃないかと盛大に落ち込まれたのだ。
私の誕生日は、ちょうど、佐伯先輩と出会って数日後だった。
一番最初のときに聞いておけば祝えたのに、とずいぶん後悔しているようだった。
だから私は、じゃあ来年も覚えてたら祝ってください、と言ったのだ。
来年には佐伯先輩は中学校を卒業しているから、祝ってもらえるわけがないとわかっていて。
少しでも先輩の気持ちが軽くなれば、と思っての提案だった。
それに、佐伯先輩は笑顔でうなずいた。『絶対お祝いするよ、約束する!』と。
結局、予想どおり次の年に祝ってもらうことはできなかったけれど。
まさか三年後の今日、こうしてお祝いしてもらえるだなんて思ってもいなかった。
佐伯先輩があの約束を覚えているとは限らない。
たった二人きりで完結していた中学生のときとは違い、今は共通の知り合いだっているのだから。
それでも、おめでとうの言葉がうれしくて。
どんな表情をすればいいのか、わからなかった。
「これ、プレゼント。受け取って」
佐伯先輩は私に薄い長方形の物体を差し出した。
ピンク色の包装紙に包まれ、『Happy Birthday』と書かれた銀色のシールが貼られているそれは、どうやら私への誕生日プレゼントらしい。
言葉で祝うだけでなく、プレゼントまで用意していたとは。
思いも寄らなかったサプライズに、私は喜びよりも先に困惑を覚えた。
「もらう理由がありません」
「俺がもらってほしいんだよ。篠塚のために選んだんだ」
「でも……」
佐伯先輩の気持ちはうれしいが、どうしても気後れしてしまう。
家族や友人と誕生日プレゼントを送り合うことは普通にある。
受け取ったなら、返さなければならないと思うのは、当然だろう。
しかし、佐伯先輩の誕生日はたしか三月下旬。そのころには彼はすでに高校を卒業してしまっている。
もし誕生日に佐伯先輩と会えたとして、プレゼントを贈ってもいいものなのかという問題もある。
誕生日プレゼントなんて贈ったら、期待させてしまうのではないかと。
もちろん、彼の誕生日は半年も先のことなのだから、そのころには佐伯先輩が私のことを好きではなくなっている可能性も、充分にあるのだけれど。
「篠塚が受け取ってくれないなら、これ、ゴミ箱行きになるんだけど」
プレゼントを縦に持って左右に振ってみせながら、佐伯先輩はいたずらっ子のような笑みを浮かべる。
まず間違いなく、私の罪悪感を刺激しにかかっている。
せっかく買ったプレゼントを捨てさせるだなんて、そんなことは嫌に決まっている。
となると、残された選択肢は一つだけ。
「……卑怯です、先輩」
「本当のことしか言ってないよ」
無性に悔しくなって、私は佐伯先輩を睨みつける。
それでも先輩は笑みを崩すことなく、私の気持ちが晴れることもなかった。
仕方なくため息を一つこぼし、受け取るために手を差し出す。
してやったり、といった表情の佐伯先輩が憎らしい。
手のひらの上にプレゼントが置かれる。それは思っていたよりも軽かった。
「捨てられるのはもったいないので、いただきます。ありがとうございます」
おとなしくプレゼントを受け取り、お礼を言う。
箱に入っているのか、プレゼント自体が四角いのか。
アクセサリーにしては薄いし、メモ帳などの文房具にしては軽い。
中身が想像できずに、不本意だが少しわくわくとしてきた。
「よかった、ありがとう」
佐伯先輩のその言葉に、私は首をかしげる。
「先輩がお礼を言うのはおかしくないですか?」
「受け取ってくれてありがとう、だよ。何もおかしくない」
彼らしい朗らかで優しい笑顔で、佐伯先輩はそう言った。
甘みを感じさせる声が、私の思考を浸食していく。
誕生日を祝ってもらったのは私で、プレゼントをもらったのも私のほうだ。
それなのに、ありがとう、とこの人は言うのか。
まるで、私のちょっとした反応が、他の何よりも彼をしあわせにするとでも言われているようで。
顔に熱が集まっていくのを止められない。きっと真っ赤になってしまっている。
佐伯先輩の気持ちがうれしくて、うれしすぎて、どうしたらいいのかわからない。
「篠塚、かわいい」
「なっ……!」
甘くささやかれた言葉に過剰反応してしまう。
情けないくらいに動揺してしまって、いつものように反論が出てこない。
心臓はドキドキと大きな音を立てっぱなしで、壊れてしまわないか心配になるくらいだ。
「あんまりかわいい顔すると、食べちゃいたくなるから、気をつけてね」
少しかすれた色気のある声で、先輩は私を追いつめていく。
真っ黒い瞳は砂糖でも溶かし込んだかのように、ひどく甘ったるい色をしていた。
見ていると平常心ではいられなくなるのに、目をそらすこともできない。
ずぶずぶと、底なし沼にはまっていくような感覚がする。
もう、逃げ道なんてどこにもないのかもしれないと、思わずにはいられなかった。
その日、家に帰ってから、先輩にもらったプレゼントを開けてみた。
シンプルな箱に入っていたのは、銀製のしおり。
中央のハートを茨が取り囲んでいるデザインの透かし彫りは、中に入っていた説明書きによると、乙女座をイメージしたものらしい。
乙女座は私の星座だ。一般的に広まっているイメージから、自分には似合わないと思っている。
それを、三年前に誕生日を教えたときにもぽろっとこぼした覚えがある。
佐伯先輩はそのとき言っていた。
『篠塚はかわいいよ。よく似合ってる』
今とは違う高めの声で。
今と変わらない朗らかな笑顔で。
その言葉を素直にうれしいと感じたことを、今でも覚えている。
『かわいい篠塚へ。
お誕生日おめでとう。
君に似合うと思ったものを贈ります。
どうか使ってください』
箱と包装紙の間に入れられていたカードには、そう書かれていた。
やっぱり、佐伯先輩は三年前のやりとりをしっかりと記憶していたらしい。
カードの内容が、先輩の低く甘い声で再生されてしまい、私はベッドの上で悶絶した。
今この場にいないにも関わらず、先輩は私を翻弄する。
「……かわいくなんてないのに」
読み途中の本にもらったしおりを挟みながら、そう小さくつぶやいた。
それは、単なる意地なのかもしれないし、実は根深い悩みなのかもしれない。
自分でもよくわからずに、口からこぼれ落ちていた。
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