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やっぱり変態でした
まだ終わってくれない
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私が放心してる内に竜也君は太股のソレを拭いてくれたけど、跡が残ってる。
自分のじゃないからいいかな感があるし、このストッキングがその後どうなるかは考えちゃいけない気がする。
そうしてベッドに寝たままの私の上に竜也君がのしかかってくる。全裸で。やばい。
まだ終わりじゃないんだって直感した。あれだけでは終わらせてくれないらしい。辛い。
「りりちゃん、俺を見て」
「目のやり場に困るんだけど……」
見てと言われても困る。
顔だけ見るようにしても色気がハンパなくて困るし、いい体してるし、もうちょっと下は絶対に見ちゃいけない。見たくない。
何かもう存在が十八禁。猥褻物陳列罪的な。
「りりちゃんのためなんだけどな。全裸だと俺が萎えるから」
「えっ」
「肉体が解放されると逆に俺の精神が封印される」
ちょっと意味がわからないです。何それ中二病?
全裸になって身も心も全部曝け出されるものなんじゃないの?
曝け出されても受け止められないから困るんだけど。
「俺は全裸だとテンション下がって冷静になれるんだよ。りりちゃんは服着てるのに俺は全裸とか恥ずかしいじゃん? 変態じゃん?」
竜也君にも羞恥心があるとか驚きだし、服を着てても変態は変態だと思う。間違いなく、普通に変態だと思う。
「あと我慢汁ダラダラでパンツ濡れちゃうし。あ、それはりりちゃんのせいね」
もうわからない。本当にわからない。
でも、もうこれ以上聞きたくない。
「まだ終わりじゃないんだよね……?」
進行ボタンを押そう。押したくないけど、進めよう。
「今度は俺がりりちゃんのこと気持ちよくする番ね」
「私のこと……?」
「俺のこと気持ち良くしてくれたお礼しないと」
一気に頭が冷却された気がしてフル回転を始める。
やばい、我慢して竜也君にすれば自分がされることは回避できると思ってたけど、そう甘いはずがなかった。
どうにか逃げる方法を考えないと……!
「いい! 私のことはいいから!」
本当にいい。そこまで気を使ってくれなくていい。お礼とかマジでいらない。
どうせ、ろくなお礼じゃないって言うか、この流れだとエッチなことのような気がする。
「遠慮しなくていいよ? それとも、もっと俺にご奉仕してみたい?」
遠慮してない!
これ以上恥ずかしいプレイさせられたくなくて、必死に首を横に振る。
「わかったよ、りりちゃん」
嘘、わかってくれた?
顔を上げて竜也君を見る。優しい笑顔だ。ちょっと安心する。
竜也君のことを恐れてるのに、最近、その笑顔にほっとする私おかしい。
尤も、竜也君はたくさんの笑顔を持ってるから、怖いのは怖いけど。
「もう俺にはしなくていいから、大人しく俺にご奉仕されてね」
わかってない!
一体、何をわかったの? 悟ったの?
もう変態なんて信じない!
心の中ではギャーギャー騒ぐ私を竜也君は満面の笑みで見詰めて、頬に触れてくる。
「恥ずかしいなら腕縛っちゃう?」
「えっ」
「ファーの手錠があったはず……でも、無理矢理っぽくなっちゃうし……俺も興奮しちゃうし」
そう言えば、最初の時も腕縛られたっけ……怖い。やばい。
抵抗してもやめてくれないのはわかってるけど、そもそも抵抗できない状況は怖い。
無理矢理っぽいとか今更だけど、最後が一番やばい。
興奮して我を忘れた竜也君に何をされるかが一番怖い。
「首輪も似合うと思うな……赤いのがいいな。お揃いの手枷と足枷も付けたら、いいなりのペットちゃんみたいでめちゃくちゃ萌えそう。それより耳と尻尾付けるのもいいな。りりちゃんはやっぱりうさ耳がいいかな?」
筆舌に尽くし難い色香を纏った竜也君がうっとりとしながら首筋を撫でてくる。
そういうのは本当に妄想の中だけに留めてほしい。絶対に実行しないでほしい。
「りりちゃんには同意してほしいけど、りりちゃんはM仕様だって確信したし、そういうプレイならいいかなと思ってる。まだ完全には信頼してもらえてないだろうけど、軽いのなら大丈夫な気がする」
そういうところでぶれないでほしい。勝手に確信しないでほしい。
なんだかんだ家に来ちゃってるけど心から同意してるわけじゃない。
脅されて泣く泣くだから!
学校での平和を手放したくないとか、これ以上怖いことをされたくないとか、そういう理由。
「でも、ドMだとは思ってないから安心してね。このメスブタが、とか言わないから」
それ、ほっとしていいの?
もうそんなこと言われたら立ち直れないとは思う。
仮にMっ気があるのを認めるとしても、ドがつくほどじゃない。
メスブタとかイケメンにいい声で言われても無理。嫌悪感でいっぱいになる。
「あと、淫語にも萌えないから」
いんご……この場合、隠語じゃないんだよね……?
「りりちゃんにエッチなこといっぱい言わせて、おねだりさせるの」
とても口に出せない恥ずかしいことを言わされていじめられるに違いない。
想像して震えながら首を横に振って嫌だと訴える。
竜也君はいじめっ子だと思う。って言うか、鬼畜。
今は優しく落ち着いてるように感じるけど、本性はもうわかってる。
今ならわかる。ヤリチンモードの言葉責めは絶対ノリノリだった。あれは演技で仕方なく言ってたわけじゃない。
「そうだな……たとえば、自分でおまんこくぱぁして『凛鈴のおまんこを竜也君のおちんちんでめちゃくちゃに突いてくださぁい』とか? これはまだ全然軽い方かな?」
「いやあぁっ、聞きたくない!」
具体的なことは聞きたくなかった。言ってほしくなかった。全然軽くない。
なのに、これもいじめの一環なんだと思う。
「ごめんね、りりちゃん。もう言わない。だから、ちょっと触るだけ。ね、いいでしょ?」
「自分から触らないんじゃなかったの……?」
「まずは、ね」
何か騙された気分。いつも竜也君に騙されてるような気もする。最初っから騙されっぱなし。
「じゃあ、やっぱりりりちゃんが俺にご奉仕する? 次は足じゃ済まなくなるけど、手でやってみる?」
「さ、触るだけだからね……?」
結局、私はイケメンのおねだりに屈して小さく頷いた。
散々高度なことを言われた後だと、触るだけが凄く良心的に思えてくる。たとえ、触るだけで済まないことをわかっていたとしても。
「ひゃっ!」
竜也君の手が胸に触れたかと思えば、指先が乳首に触れてむず痒いような刺激が走って、体がビクってした。
そうしたら、竜也君の両手がそこを集中攻撃してくる。
ブラは汚されたら困るからしてないし、生地が薄くて擦れる刺激がなんか凄くくる。
「乳首、もう立ってるのわかるよ」
「言わないでっ、んっ……」
「スースーするから? 服が擦れたから? それとも、足コキしてエッチな気分になっちゃった?」
そんな風に触られるのが嫌なのと、そういうことを聞かれるのが嫌で頭を振るけど、竜也君は全然やめてくれない。
むしろ、余計に面白がるみたいに爪で引っ掻くみたいにしてきて、凄くむずむずして辛い。
「や……きゃうっ!」
不意に下腹部に突き抜けるような刺激がやってきて、体がビクンって跳ねた。
擦られるだけで変な感じがして、嫌なのに強い刺激に襲われた。
「あー可愛い声出しちゃって……もうコリコリだよ?」
「やっ、それ、やぁっ!」
竜也君が両方の乳首を摘んで捏ねるように弄んでる。
セックスの上手い下手は私にはわからない。
ヤリチンって言われるほどじゃないって本人は言ってるけど、それなりに経験があるみたいだし、指使いは巧みな気がする。
こんなこと続けられたら何も言えなくなるし、考えられなくなる。
あの怖い感覚に繋がってる気がする。
「りりちゃん、ここ敏感で弱いよね。本当にここだけでイケるようになっちゃいそう」
「触っちゃや……」
これ以上、触られたらおかしくなっちゃう。
確かにそこは弱点なのかもしれない。弱点をいつまでも触られていたい人はいないと思う。
「じゃあ、見てもいい?」
「やっ……」
あくまで私の意思を尊重するように優しく問いかけられてもまだ無意識に頷けるほど酔ってはいなかった。その甘い顔に、声に、この雰囲気に。
薄い布一枚隔てられた向こう側を見られるのは恥ずかしい。
一度見られてるし、もっと恥ずかしいところを見られて、恥ずかしいことをされていても二度目を許す気にはなれない。
どうしても慣れられないって言うよりも、そもそも慣れることじゃない。
もし、二度目をするなら私が竜也君を好きになってからにしてほしかった。
竜也君は愛がなくてもできるわけじゃないとは思う。私が好きだからしたがる。でも、私はまだ竜也君を好きじゃないからできない。
痛いことはしたくないって言うけど、私の気持ちは無視する。竜也君が私を好きだから付き合おうって押し付けてくる。
愛し合ってこそするべきっていう主張は完全に無視されて、体から攻略されそうになってる。処女膜予約済み。
「なら、直接触っちゃおうかな? それとも、服の上から舐めてみようか? きっと透けて凄くエッチになっちゃうね」
「うぅっ……」
竜也君の手が裾から入り込んできて、お腹に触れる。するすると撫でられてくすぐったい。
それから胸元に顔を近付けられたせいで、この前されたことを思い出して、ぞくりと肌が粟立つ。
あの時は舐められただけじゃ済まなかった。吸われて、刺激が強くてまるで拷問みたいだった。
「見ていいよね? 初めて見るわけじゃないんだし」
「見るだけだよ……?」
一度高いハードルを出されると次に出されたハードルが低く感じて越えてしまう。
舐められるのに比べれば見られるだけで済むなら安いものだ。
結局、そのハードルを越えてしまうと高いハードルがあまり高く感じなくなってしまうのに、最初の脅しが利いてる私は竜也君に強く言えずに了承してしまうのだった。
自分のじゃないからいいかな感があるし、このストッキングがその後どうなるかは考えちゃいけない気がする。
そうしてベッドに寝たままの私の上に竜也君がのしかかってくる。全裸で。やばい。
まだ終わりじゃないんだって直感した。あれだけでは終わらせてくれないらしい。辛い。
「りりちゃん、俺を見て」
「目のやり場に困るんだけど……」
見てと言われても困る。
顔だけ見るようにしても色気がハンパなくて困るし、いい体してるし、もうちょっと下は絶対に見ちゃいけない。見たくない。
何かもう存在が十八禁。猥褻物陳列罪的な。
「りりちゃんのためなんだけどな。全裸だと俺が萎えるから」
「えっ」
「肉体が解放されると逆に俺の精神が封印される」
ちょっと意味がわからないです。何それ中二病?
全裸になって身も心も全部曝け出されるものなんじゃないの?
曝け出されても受け止められないから困るんだけど。
「俺は全裸だとテンション下がって冷静になれるんだよ。りりちゃんは服着てるのに俺は全裸とか恥ずかしいじゃん? 変態じゃん?」
竜也君にも羞恥心があるとか驚きだし、服を着てても変態は変態だと思う。間違いなく、普通に変態だと思う。
「あと我慢汁ダラダラでパンツ濡れちゃうし。あ、それはりりちゃんのせいね」
もうわからない。本当にわからない。
でも、もうこれ以上聞きたくない。
「まだ終わりじゃないんだよね……?」
進行ボタンを押そう。押したくないけど、進めよう。
「今度は俺がりりちゃんのこと気持ちよくする番ね」
「私のこと……?」
「俺のこと気持ち良くしてくれたお礼しないと」
一気に頭が冷却された気がしてフル回転を始める。
やばい、我慢して竜也君にすれば自分がされることは回避できると思ってたけど、そう甘いはずがなかった。
どうにか逃げる方法を考えないと……!
「いい! 私のことはいいから!」
本当にいい。そこまで気を使ってくれなくていい。お礼とかマジでいらない。
どうせ、ろくなお礼じゃないって言うか、この流れだとエッチなことのような気がする。
「遠慮しなくていいよ? それとも、もっと俺にご奉仕してみたい?」
遠慮してない!
これ以上恥ずかしいプレイさせられたくなくて、必死に首を横に振る。
「わかったよ、りりちゃん」
嘘、わかってくれた?
顔を上げて竜也君を見る。優しい笑顔だ。ちょっと安心する。
竜也君のことを恐れてるのに、最近、その笑顔にほっとする私おかしい。
尤も、竜也君はたくさんの笑顔を持ってるから、怖いのは怖いけど。
「もう俺にはしなくていいから、大人しく俺にご奉仕されてね」
わかってない!
一体、何をわかったの? 悟ったの?
もう変態なんて信じない!
心の中ではギャーギャー騒ぐ私を竜也君は満面の笑みで見詰めて、頬に触れてくる。
「恥ずかしいなら腕縛っちゃう?」
「えっ」
「ファーの手錠があったはず……でも、無理矢理っぽくなっちゃうし……俺も興奮しちゃうし」
そう言えば、最初の時も腕縛られたっけ……怖い。やばい。
抵抗してもやめてくれないのはわかってるけど、そもそも抵抗できない状況は怖い。
無理矢理っぽいとか今更だけど、最後が一番やばい。
興奮して我を忘れた竜也君に何をされるかが一番怖い。
「首輪も似合うと思うな……赤いのがいいな。お揃いの手枷と足枷も付けたら、いいなりのペットちゃんみたいでめちゃくちゃ萌えそう。それより耳と尻尾付けるのもいいな。りりちゃんはやっぱりうさ耳がいいかな?」
筆舌に尽くし難い色香を纏った竜也君がうっとりとしながら首筋を撫でてくる。
そういうのは本当に妄想の中だけに留めてほしい。絶対に実行しないでほしい。
「りりちゃんには同意してほしいけど、りりちゃんはM仕様だって確信したし、そういうプレイならいいかなと思ってる。まだ完全には信頼してもらえてないだろうけど、軽いのなら大丈夫な気がする」
そういうところでぶれないでほしい。勝手に確信しないでほしい。
なんだかんだ家に来ちゃってるけど心から同意してるわけじゃない。
脅されて泣く泣くだから!
学校での平和を手放したくないとか、これ以上怖いことをされたくないとか、そういう理由。
「でも、ドMだとは思ってないから安心してね。このメスブタが、とか言わないから」
それ、ほっとしていいの?
もうそんなこと言われたら立ち直れないとは思う。
仮にMっ気があるのを認めるとしても、ドがつくほどじゃない。
メスブタとかイケメンにいい声で言われても無理。嫌悪感でいっぱいになる。
「あと、淫語にも萌えないから」
いんご……この場合、隠語じゃないんだよね……?
「りりちゃんにエッチなこといっぱい言わせて、おねだりさせるの」
とても口に出せない恥ずかしいことを言わされていじめられるに違いない。
想像して震えながら首を横に振って嫌だと訴える。
竜也君はいじめっ子だと思う。って言うか、鬼畜。
今は優しく落ち着いてるように感じるけど、本性はもうわかってる。
今ならわかる。ヤリチンモードの言葉責めは絶対ノリノリだった。あれは演技で仕方なく言ってたわけじゃない。
「そうだな……たとえば、自分でおまんこくぱぁして『凛鈴のおまんこを竜也君のおちんちんでめちゃくちゃに突いてくださぁい』とか? これはまだ全然軽い方かな?」
「いやあぁっ、聞きたくない!」
具体的なことは聞きたくなかった。言ってほしくなかった。全然軽くない。
なのに、これもいじめの一環なんだと思う。
「ごめんね、りりちゃん。もう言わない。だから、ちょっと触るだけ。ね、いいでしょ?」
「自分から触らないんじゃなかったの……?」
「まずは、ね」
何か騙された気分。いつも竜也君に騙されてるような気もする。最初っから騙されっぱなし。
「じゃあ、やっぱりりりちゃんが俺にご奉仕する? 次は足じゃ済まなくなるけど、手でやってみる?」
「さ、触るだけだからね……?」
結局、私はイケメンのおねだりに屈して小さく頷いた。
散々高度なことを言われた後だと、触るだけが凄く良心的に思えてくる。たとえ、触るだけで済まないことをわかっていたとしても。
「ひゃっ!」
竜也君の手が胸に触れたかと思えば、指先が乳首に触れてむず痒いような刺激が走って、体がビクってした。
そうしたら、竜也君の両手がそこを集中攻撃してくる。
ブラは汚されたら困るからしてないし、生地が薄くて擦れる刺激がなんか凄くくる。
「乳首、もう立ってるのわかるよ」
「言わないでっ、んっ……」
「スースーするから? 服が擦れたから? それとも、足コキしてエッチな気分になっちゃった?」
そんな風に触られるのが嫌なのと、そういうことを聞かれるのが嫌で頭を振るけど、竜也君は全然やめてくれない。
むしろ、余計に面白がるみたいに爪で引っ掻くみたいにしてきて、凄くむずむずして辛い。
「や……きゃうっ!」
不意に下腹部に突き抜けるような刺激がやってきて、体がビクンって跳ねた。
擦られるだけで変な感じがして、嫌なのに強い刺激に襲われた。
「あー可愛い声出しちゃって……もうコリコリだよ?」
「やっ、それ、やぁっ!」
竜也君が両方の乳首を摘んで捏ねるように弄んでる。
セックスの上手い下手は私にはわからない。
ヤリチンって言われるほどじゃないって本人は言ってるけど、それなりに経験があるみたいだし、指使いは巧みな気がする。
こんなこと続けられたら何も言えなくなるし、考えられなくなる。
あの怖い感覚に繋がってる気がする。
「りりちゃん、ここ敏感で弱いよね。本当にここだけでイケるようになっちゃいそう」
「触っちゃや……」
これ以上、触られたらおかしくなっちゃう。
確かにそこは弱点なのかもしれない。弱点をいつまでも触られていたい人はいないと思う。
「じゃあ、見てもいい?」
「やっ……」
あくまで私の意思を尊重するように優しく問いかけられてもまだ無意識に頷けるほど酔ってはいなかった。その甘い顔に、声に、この雰囲気に。
薄い布一枚隔てられた向こう側を見られるのは恥ずかしい。
一度見られてるし、もっと恥ずかしいところを見られて、恥ずかしいことをされていても二度目を許す気にはなれない。
どうしても慣れられないって言うよりも、そもそも慣れることじゃない。
もし、二度目をするなら私が竜也君を好きになってからにしてほしかった。
竜也君は愛がなくてもできるわけじゃないとは思う。私が好きだからしたがる。でも、私はまだ竜也君を好きじゃないからできない。
痛いことはしたくないって言うけど、私の気持ちは無視する。竜也君が私を好きだから付き合おうって押し付けてくる。
愛し合ってこそするべきっていう主張は完全に無視されて、体から攻略されそうになってる。処女膜予約済み。
「なら、直接触っちゃおうかな? それとも、服の上から舐めてみようか? きっと透けて凄くエッチになっちゃうね」
「うぅっ……」
竜也君の手が裾から入り込んできて、お腹に触れる。するすると撫でられてくすぐったい。
それから胸元に顔を近付けられたせいで、この前されたことを思い出して、ぞくりと肌が粟立つ。
あの時は舐められただけじゃ済まなかった。吸われて、刺激が強くてまるで拷問みたいだった。
「見ていいよね? 初めて見るわけじゃないんだし」
「見るだけだよ……?」
一度高いハードルを出されると次に出されたハードルが低く感じて越えてしまう。
舐められるのに比べれば見られるだけで済むなら安いものだ。
結局、そのハードルを越えてしまうと高いハードルがあまり高く感じなくなってしまうのに、最初の脅しが利いてる私は竜也君に強く言えずに了承してしまうのだった。
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