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本編
キノコに触らないで
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結局、私は早退することになった。少し気を失ってたみたい。何事もなかったかのように制服を着ていたけど、身体の痛みが夢じゃなかったこと示してる。その時にはいなくなってたから皇月君がやってくれたのかはわからない。
碧流先輩が来る前にって名雪先生が家まで送ってくれたんだけど……
「せ、せんせ……?」
玄関まで送ってもらって「はい、終了」的な感じだと思ってたのに、どうしてこんなことになってるんだろう?
私を抱き上げて侵入した名雪先生に「綺麗にしてあげる」って言われてお風呂場に連れて行かれた。自分で洗えるって言ったのに「お姫様は任せておくものだよ」って……私はお姫様なんかじゃないのに、あっという間に脱がされて、名雪先生も「濡れちゃうから」って何の躊躇もなく脱いで目のやり場に困って……!
「ふ、ぁぁっ!」
お風呂って声が響いて困る。浴槽の縁に座らされて、足を開かされて、しゃがみ込んだ先生に全部見られてるのに、キノコに触られたら……!
「可愛いね、これ」
驚いた風もなく、微笑みながら先生がキノコを優しく擦る。私にとっては全然可愛くないそれは、やっぱり先生からしたら可愛いサイズなのかな……
「せんせぇ……だめっ、ぁんっ!」
ダメなのに、治まってたはずの熱が戻ってくるみたい。痛みは残ってるのに、お腹の奥がきゅんとして、どろりと流れ落ちる感覚にぶるりと震える。
「掻き出すのに傷付けたらいけないからね」
爪が綺麗に切りそろえられた先生の指が中に入ってくる。ゆっくり中を探られる。ほんの数十分前、もっと太くて長いものが入ってたなんて信じられない。なのに、中から出てくる白い液体の生々しさが皇月君との行為を思い出させる。
「っは、ぁあ……」
学校にいるはずの時間に先生とこんなことしてるなんて……!
頭がおかしくなりそうなくらい、熱が上がっていく気がする。あんな死にそうな高熱はもう勘弁して欲しいけど。
でも、エロ同人的にエッチしたら消えてくれなかったキノコはどうやったらなくなるんだろう? 本当に一生このままのお付き合い?
「んんっ……!」
先生は気遣うような動きで、皇月君と違って、私のためにしてくれてるのに、段々むずむずしてきてる。
こんな体になって子供ができるのかとかわからなくて怖い。そして、気持ちいいのが怖い。
濡れてきてるよね……? 皇月君のだけじゃないよね……? どうか、先生に気づかれませんように。
「大体掻き出せたかな?」
シャワーで流されて、終わりだってほっとしたのも束の間だった。
「ひゃうっ!」
何が起きたかわからなかった。指とは違う感触があそこを這って頭の中が真っ白になった。
「せんせ……?」
顔を上げた先生と目が合う。濡れた唇が妖艶に笑みを浮かべて……またそこに顔を埋めた。
「やめっ、ぁあんっ! せんせ、なんで……」
何で、先生がこんなことするかわからない。千晶にキノコはアレされたけど、そこは初めてで頭が真っ白になりそう。
「気持ちいい記憶があればトラウマにならないかなって」
そう言って、先生はキノコも一緒にしてくる。確かに気持ちよすぎてわけがわからないけど……!
「だから、私に任せて?」
くらっとした。名雪先生推しじゃなかったはずなのに、くらっとした。大人の色気? フェロモン?
「あっ、ゃっ、も、もぉ……イッちゃ、あぁぁっ!」
先生の手つきは優しくて、乱暴さも激しさもないのに、襲いかかってくる快感は容赦なくて、上り詰めるのは一瞬のように感じられた。
そこからの記憶は靄がかかってる。体に力が入らなくて、先生に全部お任せして、寝かしつけられたわけで。
夕方帰ってきた千晶は何も聞かずに、ただ「病み上がりに無理しやがって……」って呆れてた。私が紫愛ちゃんの魅力に我慢できなかったと思ってるみたい。
皇月君にキノコがバレて処女喪失しましたなんて言えない。ついでに名雪先生にも洗われましたなんて言えない。いくら千晶でも言えない。言えないはずだったんだけど……
その訪問は突然だった。チャイムがなって、夕飯の支度中だった千晶が「姉ちゃんは動くな」って言って出てくれたんだけど……
「こーづきけのしつじ、とか言うやたら身なりの整ったじいさんが来てるんだけど、姉ちゃん、なんかやらかした?」
じいや……! 知らないけど、知ってる。主人のためなら何でもやるスーパーおじいちゃん的な存在。
逢坂家じゃなくて、皇月家。待って、どういうことなの、皇月君!? いや、本人に聞きたくても連絡先知らないし!
いや、千晶、百パーセント私がやらかしたと思ってるよね?
「七星坊ちゃんの命令でお嬢様のお世話をするように、と」
「姉ちゃん、ナナセって誰?」
ひぃっ、千晶が怖い! 修羅場の予感……!
ダメだ、気絶したい……
結局、じいやさんは千晶がどうにかこうにか追い返してくれたけど、皇月君は意味がわからなすぎるし、千晶にはお仕置きされるし……
全部このキノコがいけないんだ……! 早くキノコがもげますように!
碧流先輩が来る前にって名雪先生が家まで送ってくれたんだけど……
「せ、せんせ……?」
玄関まで送ってもらって「はい、終了」的な感じだと思ってたのに、どうしてこんなことになってるんだろう?
私を抱き上げて侵入した名雪先生に「綺麗にしてあげる」って言われてお風呂場に連れて行かれた。自分で洗えるって言ったのに「お姫様は任せておくものだよ」って……私はお姫様なんかじゃないのに、あっという間に脱がされて、名雪先生も「濡れちゃうから」って何の躊躇もなく脱いで目のやり場に困って……!
「ふ、ぁぁっ!」
お風呂って声が響いて困る。浴槽の縁に座らされて、足を開かされて、しゃがみ込んだ先生に全部見られてるのに、キノコに触られたら……!
「可愛いね、これ」
驚いた風もなく、微笑みながら先生がキノコを優しく擦る。私にとっては全然可愛くないそれは、やっぱり先生からしたら可愛いサイズなのかな……
「せんせぇ……だめっ、ぁんっ!」
ダメなのに、治まってたはずの熱が戻ってくるみたい。痛みは残ってるのに、お腹の奥がきゅんとして、どろりと流れ落ちる感覚にぶるりと震える。
「掻き出すのに傷付けたらいけないからね」
爪が綺麗に切りそろえられた先生の指が中に入ってくる。ゆっくり中を探られる。ほんの数十分前、もっと太くて長いものが入ってたなんて信じられない。なのに、中から出てくる白い液体の生々しさが皇月君との行為を思い出させる。
「っは、ぁあ……」
学校にいるはずの時間に先生とこんなことしてるなんて……!
頭がおかしくなりそうなくらい、熱が上がっていく気がする。あんな死にそうな高熱はもう勘弁して欲しいけど。
でも、エロ同人的にエッチしたら消えてくれなかったキノコはどうやったらなくなるんだろう? 本当に一生このままのお付き合い?
「んんっ……!」
先生は気遣うような動きで、皇月君と違って、私のためにしてくれてるのに、段々むずむずしてきてる。
こんな体になって子供ができるのかとかわからなくて怖い。そして、気持ちいいのが怖い。
濡れてきてるよね……? 皇月君のだけじゃないよね……? どうか、先生に気づかれませんように。
「大体掻き出せたかな?」
シャワーで流されて、終わりだってほっとしたのも束の間だった。
「ひゃうっ!」
何が起きたかわからなかった。指とは違う感触があそこを這って頭の中が真っ白になった。
「せんせ……?」
顔を上げた先生と目が合う。濡れた唇が妖艶に笑みを浮かべて……またそこに顔を埋めた。
「やめっ、ぁあんっ! せんせ、なんで……」
何で、先生がこんなことするかわからない。千晶にキノコはアレされたけど、そこは初めてで頭が真っ白になりそう。
「気持ちいい記憶があればトラウマにならないかなって」
そう言って、先生はキノコも一緒にしてくる。確かに気持ちよすぎてわけがわからないけど……!
「だから、私に任せて?」
くらっとした。名雪先生推しじゃなかったはずなのに、くらっとした。大人の色気? フェロモン?
「あっ、ゃっ、も、もぉ……イッちゃ、あぁぁっ!」
先生の手つきは優しくて、乱暴さも激しさもないのに、襲いかかってくる快感は容赦なくて、上り詰めるのは一瞬のように感じられた。
そこからの記憶は靄がかかってる。体に力が入らなくて、先生に全部お任せして、寝かしつけられたわけで。
夕方帰ってきた千晶は何も聞かずに、ただ「病み上がりに無理しやがって……」って呆れてた。私が紫愛ちゃんの魅力に我慢できなかったと思ってるみたい。
皇月君にキノコがバレて処女喪失しましたなんて言えない。ついでに名雪先生にも洗われましたなんて言えない。いくら千晶でも言えない。言えないはずだったんだけど……
その訪問は突然だった。チャイムがなって、夕飯の支度中だった千晶が「姉ちゃんは動くな」って言って出てくれたんだけど……
「こーづきけのしつじ、とか言うやたら身なりの整ったじいさんが来てるんだけど、姉ちゃん、なんかやらかした?」
じいや……! 知らないけど、知ってる。主人のためなら何でもやるスーパーおじいちゃん的な存在。
逢坂家じゃなくて、皇月家。待って、どういうことなの、皇月君!? いや、本人に聞きたくても連絡先知らないし!
いや、千晶、百パーセント私がやらかしたと思ってるよね?
「七星坊ちゃんの命令でお嬢様のお世話をするように、と」
「姉ちゃん、ナナセって誰?」
ひぃっ、千晶が怖い! 修羅場の予感……!
ダメだ、気絶したい……
結局、じいやさんは千晶がどうにかこうにか追い返してくれたけど、皇月君は意味がわからなすぎるし、千晶にはお仕置きされるし……
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