ダンジョンチケット

夏カボチャ

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プロローグ

ダンジョンチケット3

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朝日が射し込む…

拓武『もう朝か……』

結局ほとんど眠れなかった、あの声が耳からはなれず聞こえないはずなのに耳に残る、

拓武『不快だ、すごーく不愉快だ』

『はぁー』とタメ息と『よしゃ』

朝から気合いを入れ直した。
朝飯を食べながらテレビをつける。

ニュース『次のニュースです。アメリカスペースワールド社は今回の月の調査にて文明の痕跡があることを改めて確信した。とのべたことに世界が注目しています』

ニュース『現地時刻18時からの会見を前にアメリカスペースワールド社には各国の報道陣が集まっています』

『ピンポーン』とチャイムがなる

和羽かな?

ニュース『現場からの中継で』
テレビを消す

拓武『はーい』

和羽『おはよー。ちゃんは準備してる?』

拓武『バッチリ!』

そう言って笑うと

和羽『よし♪』

にっこりと笑顔になった♪

内心ドキドキの登校日、和羽とはクラスは別だがこんな俺に和羽みたいな彼女が出来たのを知ったら学校の連中泣いてくやしがるかな。

まてよ、

もしかしたらモテない男子から吊しあげからの総攻撃、はたまた俺の過去の『あんなこと』や『こんなこと』を話されたら

拓武『のわー』

和羽『いきなりどしたの!?』

まさかの絶叫に和羽もビックリしていた、

和羽『顔色わるいよー、本当に大丈夫?』

拓武『お、おう、大丈夫だ、』

和羽『とりあえず急ご♪』

いつもの通学路の長い坂なにも変わらない夏の陽射し。

ただなんか変だな、違和感がある

拓武『あれ?』

和羽『どしたの?拓武君』

拓武『いや、蝉(セミ)の鳴き声が聞こえないか
ら、』

和羽『確かに今日は静かだけど?』

和羽『それより遅刻するよ』

和羽は坂を駆け足でのぼるとこちらに振り撒き

和羽『はーやーくーおいてくよー』

拓武『おう。いまいく』

ピキ……ピキ…ピキ……

なんだ?このひびが入るような音?

俺がふと後ろを振り返るがなにもない、『気のせいかな』

和羽の方を振り向いたとき背筋が凍りついた、
そしてとっさに大きな声をあげる

拓武『和羽ァァァァァ!』

……『今始まったか……』
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