ダンジョンチケット

夏カボチャ

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1章暗闇から始まるもの

ダンジョンチケット8ティータイム

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アースは語り終わるとティータイムを楽しみ始めた。

アース『そろそろ和羽ちゃんの死にもなれたかな♪』

不適な笑みを浮かべていた。

拓武『…あぁ……』

アース『だよね?何回も見ては苦しむのに和羽ちゃんの笑顔を見たくて何度も繰り返す♪』

アース『本当に人間は欲深い♪』

悔しくて辛くて唇を噛みちぎりそうになる……だが、アースは正しい、

この空間に時間は存在しない……

無限凍結された空間

俺の苦しむ顔を見ながらアースは笑った。

アース『悔しいよね?無力だよね?目の前にいたのに助けられなかったんだもんね?』

クッ

拓武『……無力だょ』

アース『そんな拓武君に神様からのアドバイス♪ターイム』

アース『君はなぜ?身体があるのでしょうか?なぜ?復活できたのでしょうか?』

アースは笑いながら語り出した。

アース『そ、れ、は、君は転生者であると言うだけで凄いのに♪な、なんと【時を滑りし者】でもあるからだよー』

パーン♪パーン♪パーン♪
アースがクラッカーを鳴らし笑い転げていた。

アース『いやー、神々が追放したがる訳だね♪』

拓武『どういうことだ!?』

アース『あら?わからないかなー』

アースは呆れ顔で拓武を見ていた

アース『君の手にある紋章は神々が喉から手が出るほど欲しいものそして、何より恐れる物なんだよ♪』

拓武『……アース、アースはこの紋様についてはあまり語らないな、頼む俺は知りたいんだ、』

アース『あぁいいともその紋様は古代の遺物さ♪神々は死なないってのがお約束だが、神々にも肉体が人並みに弱くなる時があるんだよ♪』

アース『古の民に神殺しの一族がいるそれこそ【時を滑りし者】なのさ♪【時を滑りし者】はその名のとおり時を行き来する♪つまり神も弱ってたら殺せちゃうんだなー』

アース『だから神々は古の民をこの世界から葬ったとされているが?拓武君、君は転生者の能力があった、だから神々は君の記憶を封印し肉体を人に変え【人間界】に追放したんだよ♪』

アース『可哀想な拓武君……』

アース『そこでさ、拓武?力が欲しいかい?すべてをひっくり返す力と強さ?ほしい?』

アースはこちらを見てニヤリと笑った既に選択しなんか存在しないと言わんばかりに。

拓武『俺は……』

覚悟を決めねばならない‥‥その時なんだ
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