ダンジョンチケット

夏カボチャ

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9章 力の欠片

ダンジョンチケット89

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ドレンには妻が居る、妻の名はラナ、働き者でいつも笑顔を絶やさない、ドレンと共に生きて行くと心に決め、二人は必死に店を切り盛りしながら生きてきたのだ。

だが、ドレンには気がかりなことがあった。
それはドレンの妻であるラナとまだ式をあげていなかったことだ、必死に働いてやっと式をあげてあげられる、ドレンは只、ラナの喜ぶ顔が見たかった、そしてある決断をしたのだ。

この地方には古い伝統があった、今は余りに危険なので実際に行うものは殆どいないくなったその伝統、其こそがクジャナバードの生け捕りである。

そしてクジャナバードを生け捕りにした者は好きな女性に求婚をする。
この伝統は古くから伝わっているため求婚を断る者は村にはいない。

そしてドレンはラナの為にクジャナバードをどうしても生け捕りにしたかったのだ。

ドレン『二人には本当に感謝している、これで妻に日々の感謝と改めて愛してると伝えられる、本当にありがとう』

ドレンは急ぎラナのもとに向かった。

ラナはその立派なクジャナバードを見てビックリしていた。

何より驚いていたのは、捕獲に要した早さだった、普通ならば一月は掛かるだろうクジャナバードの捕獲を3日で成し遂げたのだ、ドレンは始めラナに2、3週間で帰るとだけ伝えていたからだ。

ましてやクジャナバードを持って帰って来るなど夢にも思っていなかった。

そしてドレンはラナに膝まずいた。

『ラナ、凄く待たせてしまったね、改めて君に伝えたかった愛してる。
こんな俺を支えてくれて感謝しても仕切れない、5年も待たせてしまったが僕と一緒に式をあげて暮れないか、ラナ、君の笑顔が大好きだ、君の声が大好きだ、だが何よりも君の全てを愛してる』

ラナは泣きながら頷いた。

後日式を執り行うことになったのだ。

二人はドレンとラナに正式に招待され参加した。
ラナのウエディングドレスはとても綺麗でラナはとても幸せそうであった。

そしてクジャナバードが式に登場すると皆は驚いた。
結婚式に生きたクジャナバードが姿を現したのは十数年ぶりだった。

皆に祝福されたラナとドレンは幸せな表情を浮かべていた。

そして式が全て終わりいよいよクジャナバードを調理する事となるがクジャナバードの毒袋は実はクジャナバードの血が混ざると猛毒になるのだ。
なので先ずはクジャナバードから毒袋を抜き出すその際に先に針で毒袋の中味を外に取り出した。

全てを取り終ればあとは調理するだけだ。

クジャナバードと野菜や茸に米などを一緒にの炊いただけのシンプルなものだった。
一人一人に取り分けられ、配られたそれは確かに凄くいい匂いではあるが、ハッキリ言ってしまえば、なんとも寂しい見た目でありみすぼらしいなと思ってしまった

しかしその印象は一瞬でかわったのだ。

口にした瞬間広がる鳥の旨みそして口の中に荒波のように押し寄せる

キーメイス『こんな美味しいの初めてだよ♪オッチャンやご主人様にも食べさせてあげたいな』

デゥラ『ナッツ?それ誰のこと?』
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