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19章 月界の長と凍結の支配者
ダンジョンチケット289
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目の前の大陸に近づくにつれて、その広大な空飛ぶ大地に圧巻される一同。
上陸を目前に突如として複数の船が拓武達一同に向かって進んできたのだ。
「全員戦闘準備! 攻撃は絶対にしないように出方を見るんだ」
拓武の指示に各隊長達は部隊に同じように伝え、船内にも緊張が走る。
船と船が向かい合いになった瞬間、直接頭の中に声が流れてくるのを皆が感じていた。
『かぐや様が御待ちだ。付いてくるがよい』
そう頭の中に流れる声、拓武は船を完全に停止させると急ぎデッキに向かう。
外から見える船を確認すると船からも一人若い青年が姿を現したのだ。
「僕の声が聞こえなかったかな?」
拓武にそう訪ねた青年が首をかしげた。
「あ、いや……いきなりですまない、先に言っとくが俺達は戦いに来たんじゃないんだ! 話し合いに来たんだ」
「落ちついて下さい。理解しておりますので、かぐや様が僕達を使いに出したのです。さあ、かぐや様が御待ちです。お早く」
拓武は青年の言葉を信じることに決めると後ろに付いていくように指示を出し、月界の空を進んでいく。
進んだ先に更にゲートがあり、その中に入る一同。
そのゲートを一瞬で通り抜けると其処には目を疑う光景が広がっていた。
目の前には、まるで平安京を空に浮かべたような街が広がっていたのであった。
上陸を目前に突如として複数の船が拓武達一同に向かって進んできたのだ。
「全員戦闘準備! 攻撃は絶対にしないように出方を見るんだ」
拓武の指示に各隊長達は部隊に同じように伝え、船内にも緊張が走る。
船と船が向かい合いになった瞬間、直接頭の中に声が流れてくるのを皆が感じていた。
『かぐや様が御待ちだ。付いてくるがよい』
そう頭の中に流れる声、拓武は船を完全に停止させると急ぎデッキに向かう。
外から見える船を確認すると船からも一人若い青年が姿を現したのだ。
「僕の声が聞こえなかったかな?」
拓武にそう訪ねた青年が首をかしげた。
「あ、いや……いきなりですまない、先に言っとくが俺達は戦いに来たんじゃないんだ! 話し合いに来たんだ」
「落ちついて下さい。理解しておりますので、かぐや様が僕達を使いに出したのです。さあ、かぐや様が御待ちです。お早く」
拓武は青年の言葉を信じることに決めると後ろに付いていくように指示を出し、月界の空を進んでいく。
進んだ先に更にゲートがあり、その中に入る一同。
そのゲートを一瞬で通り抜けると其処には目を疑う光景が広がっていた。
目の前には、まるで平安京を空に浮かべたような街が広がっていたのであった。
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