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3章 素敵なハニーフォレスト
強者と狂者です1
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交渉は双方が対等の知識を有していなければ成り立たない。
銀色の猛虎と話し合いは、やっぱり無理みたいね。
本来なら犯人でも、話し合いで何とかしたかったのよね。
他の地の者が森の民に手を掛ければ、それは宣戦布告になるわ、先に仕掛けたのが銀色の猛虎であっても森の外での出来事は森には関係ないというのが言い分になるわ。
つまり、“外の揉め事を持ち帰るな”って事ね。
更に問題が増えたわ、私と銀色の猛虎の周りを囲むように複数の視線が此方を見ているのがわかる……当然、歓迎されてる様子はないわね。
『スゴく残念だわ、話し合いで解決したかったけど、力で捩じ伏せるわよ!』
互いに勢いよくぶつかろうとした瞬間、大地に稲光が走ったの。
私の全神経が警告音を鳴らしていたわ……
大地から勢いよく上がる土煙、有り得ない危機感に私は判断に迷わされていたわ、全身を震わせる程の凄まじい魔力を放つ新たな存在と銀色の猛虎、本当に不味いかも知れない……
「久々に会いに来てみれば、情けないのぉ、鍛え方が足りんかったらしいな?」
「そんな事は無いぞ! 実に頑張っているだろう。それに御前さんの魔力で意識を失わないのだから、立派とたまには誉めてやっても罰は当たるまい?」
私は目の前に現れた二人の人影に力が抜けてしまったの。
「な、なんで此処にいるのよ! じい様、それにお爺ちゃんまで!」
稲妻の如く大空から地上に姿を現したのは、じい様とラッペンお爺ちゃんだったの。
心臓が停まるかと思ったわ、二人に会うのも久々なんだけど、何よりバトラングの魔獣の森で再会するなんて、常識的に有り得ない確率だわ。
呆けている私を見て、頭を抱えると、じい様は「相変わらずだな」と微笑んでくれたの。
『キサマラ、俺ヲ無視するとは、赦さヌゾォォォォッ!』
じい様に向かって、銀色の猛虎が爪を降り下ろしたの。
「じい様ッ! ダメェェェッ!」
私の声が森にこだまする。
“ズゴンッ!”
凄まじい音と共に粉塵が舞い、私は地べたに両手をついた。
「嘘でしょ……」
銀色の猛虎と話し合いは、やっぱり無理みたいね。
本来なら犯人でも、話し合いで何とかしたかったのよね。
他の地の者が森の民に手を掛ければ、それは宣戦布告になるわ、先に仕掛けたのが銀色の猛虎であっても森の外での出来事は森には関係ないというのが言い分になるわ。
つまり、“外の揉め事を持ち帰るな”って事ね。
更に問題が増えたわ、私と銀色の猛虎の周りを囲むように複数の視線が此方を見ているのがわかる……当然、歓迎されてる様子はないわね。
『スゴく残念だわ、話し合いで解決したかったけど、力で捩じ伏せるわよ!』
互いに勢いよくぶつかろうとした瞬間、大地に稲光が走ったの。
私の全神経が警告音を鳴らしていたわ……
大地から勢いよく上がる土煙、有り得ない危機感に私は判断に迷わされていたわ、全身を震わせる程の凄まじい魔力を放つ新たな存在と銀色の猛虎、本当に不味いかも知れない……
「久々に会いに来てみれば、情けないのぉ、鍛え方が足りんかったらしいな?」
「そんな事は無いぞ! 実に頑張っているだろう。それに御前さんの魔力で意識を失わないのだから、立派とたまには誉めてやっても罰は当たるまい?」
私は目の前に現れた二人の人影に力が抜けてしまったの。
「な、なんで此処にいるのよ! じい様、それにお爺ちゃんまで!」
稲妻の如く大空から地上に姿を現したのは、じい様とラッペンお爺ちゃんだったの。
心臓が停まるかと思ったわ、二人に会うのも久々なんだけど、何よりバトラングの魔獣の森で再会するなんて、常識的に有り得ない確率だわ。
呆けている私を見て、頭を抱えると、じい様は「相変わらずだな」と微笑んでくれたの。
『キサマラ、俺ヲ無視するとは、赦さヌゾォォォォッ!』
じい様に向かって、銀色の猛虎が爪を降り下ろしたの。
「じい様ッ! ダメェェェッ!」
私の声が森にこだまする。
“ズゴンッ!”
凄まじい音と共に粉塵が舞い、私は地べたに両手をついた。
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