楽しくて異世界☆ワタシのチート生活は本と共に強くなる☆そんな私はモンスターと一緒に養蜂場をやってます。

夏カボチャ

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4章 輝く未来

太陽の恵みと風の知らせです8

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 ミズチさんは私が来るのを予想していたかのように、数冊の色褪いろあせた古い書物をテーブルに並べて待ち構えていたの。

「やっと来たね? 直接届けてやりたかったんだが、地下にもが出てしまってね。朝から駆除で大変でね」

 ミズチさんはバトラング王国の地下牢獄に現れたデンジャラスワームの駆逐を一人で行いながら、私に渡す為の書物を探していたと笑っていたわ……タフね。

「ミズチさんは魔物の大発生について何を知っているの」

「さて、推測だけなら……バルキュリアの力に似ているねぇ。私は過去に戦神と呼ばれたバルキュリアと対峙した際にも奴は“デンジャラスワーム”を使い魔にしてたからねぇ、詳しくはそこにある書物を見てみな」

 そう語り、書物を指差すとミズチさんはその場から立ち上がり、地下に造られた畑に向かって歩き出したの。

 そして、畑に辿り着いた瞬間、地中からデンジャラスワームがミズチさんを目掛けて攻撃をしようと襲い掛かったの。

“ビギャァァァァ”

「ハァ、まったく……昔と比べたら、お粗末にも程があるよ!」

 デンジャラスワームを軽々と駆逐するとミズチさんは不敵に笑みを浮かべると声をあげたわ。

「カミル! 本来の力なら、デンジャラスワームは岩すら喰らって地中を突き進むんだ」

 その言葉に驚いたわ、私の知るデンジャラスワームは柔らかい土の中を移動する大型のミミズのような魔物出しかなかったの。

「コイツらは見た目はそのままだが、まだまだ力は取り戻せていない! 力を取り戻したら、バトラング王国だけでなく、大陸全てが穴だらけにされちまうよ。そうなる前になんとかしてきな!」

 “やり方は任せる”と私を信用したように笑うミズチさん。

「シュビナッ! 本をしっかり持って、上に行くわ。バトラング王国の兵士を動かすわよ!」

 シュビナの手を握り、城内に戻ると、装備の整っている兵士達を地下に送り、残りの兵士達も装備が整うと同時にバトラング王国の全土に派遣する手筈を整える。

 各領地の領民を地盤の硬いエリアに誘導させる事で足元からの奇襲を無くし、地上での戦闘に全力で戦えるようにする。

 全ての用意と実行できる迄の間に少なくとも三日は掛かるわ。

 その為、私はアララに以前、シシリさんの店に使った瞬間移動の魔法を使うように指示をだしたの。

 ……予定の三日目、多くの村や町がデンジャラスワームの被害をうける悲惨な結果になったわ。

 今回の件の避難で被害者は怪我人のみとなったけど、無人となった村や町はデンジャラスワームにより、大きく姿を変える事になったわ。

 私の領土は地盤と地上の両方が整備されていたので、バトラング王国の幾つかの避難場所の一つに選ばれているわ。

 この三日で新たに分かったことが幾つかあったわ。

 ・デンジャラスワームは夜に行動をしない。

 ・日陰を好まない。

 ・土の中を移動した後、一定の時間、太陽の光を集めるように動かなくなる。

 不思議な話だけど、デンジャラスワーム達は太陽の光がないと破壊行為を行わなかったの。

 この事実は大きく今の状況を変えるわ。

 そして、私達が考える今回の黒幕、バルキュリアも太陽の元で戦うことを望んだ女神だと書物を読んでいてわかったの。

 全体の食糧を考えると長い時間は持ちそうにないわ。

 頼みのペンネ達への念話はアララから「妨害された 」と言われてしまったのが痛いわね。

 女神のバルキュリア、太陽の恵みを何時までも受けられるなんて考えは甘いって教えてあげるわ。

 この三日は避難の為の時間稼ぎであり、全てが終わった今、私のマップにはバルキュリアを示しているであろうボスマークが光ながら点滅しているわ。

 民なの安全が確保できた以上、手加減はしないわ。

「女神退治を実行するわ!」
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