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4章 輝く未来
目指す先─レナクル王国1
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地下での戦いが呆気なく終了した私達は地上を目指しながら、ついでに迷宮内の探索も行ったの、目的は魔物の駆逐であることは変わらないわ。
ただ、マップには久々に見る【宝箱マーク】が幾つかのポイントに別れて点滅していたの。
宝物があるのに回収しないなんて、勿体ないじゃない? ──と言うことでデンキチ達と一緒に迷宮の壁を破壊しながら宝物庫を目指したの。
その間も、デンジャラスワームやゴブリンにスライムと休む事なく現れる魔物倒して行ったわ。
全ての宝物庫には、宝を守護するように両手斧を握り締めた巨大なミノタウロスが二体居たの、そのミノタウロスは倒しても靄になることは無かったわ。
つまり、オリジナルのミノタウロスが本当に居たのね、予想外の事実にビックリしたわ。
そんなこんなで、ミノタウロス達はデンキチが全て相手をしてくれたわ。
久々にデンキチの満足そうな表情をみれたわね。
数時間の探索を終えて、地上に戻った私達をシュビナとバトラングの兵士達が出迎えてくれたわ。
「カミル、無事か。敵はどうなったんだ?」
地下から持ち帰った壺を見せることにしたの、壺に刻まれた模様を目にした途端、シュビナは慌てて駆け出したの。
「カミル、此を直ぐにミズチ婆に見せにいく、これは……」とシュビナが語ろうとした瞬間、私が先に声にだしたの。
「バルキュリアでしょ、わかってるわよ。ついでに言うと本体はレナクル王国にいるみたいよ」
バルキュリアの名を聞き、バトラング兵達にも、只ならぬ緊張感が走ったみたいね? 全員の顔つきが変わったのがハッキリとわかるわ。
シュビナは徐にうなづく、その表情は私が見たどの顔よりも禍々しいものだったわ。
「名前だけの存在に成り下がっててくれたなら、どれだけ良かったか……現実に姿を現した為らば、バトラング王国の……いや、カルムの名において八つ裂きにせねばならぬ相手だ」
暴君として大陸を支配し、大陸を一つにまとめた存在、私はシュビナの本当の凄さを肌に感じていたわ。
ただ、シュビナの険しい表情は別の問題も危惧したものだったの。
「レナクル王国……か、考えてみれば、カミルの存在が戦争を回避させていたのだな。五国が同盟となり、小競り合いも無くなっていたが、バルキュリアの潜伏する国であれば話は違ってくる」
冷たくそう口にするシュビナ。
「カミル、バトラング王国は今よりレナクル王国に使者をたてる。返答次第では五国の同盟は無になるやも知れない。その時はすまない」
その言葉は既に未来を決めている、と私に謝罪をしているように聞こえたわ。
「シュビナ、本気なのね……それなら私は止めない。でも、使者をたてると言ったわね? なら私がその使者をやらせてもらうわ」
「本気なのか? カミルの顔も立場も相手に知られているのだぞ!」
五国の代表とその側近は間違いなく、私の顔を知っていると思うわ。
逆に言うならば、私に何かあれば直ぐに他の国々はその事実を嗅ぎ付けるでしょうね。
その後の話し合いで、私がレナクル王国へと、向かう事をシュビナは全力で反対したわ。
それくらいで引き下がる気は毛頭ないわ。
最終的に私が自分一人でも乗り込むと口にした結果、シュビナは深いタメ息を吐き、船でレナクル王国まで向かう事を条件に納得してくれたの。
レナクル王国の現女王【サンデア】に直接話がしたいし、そうしないと悲しい結果にしかならないもの。
シュビナはバトラング大艦隊を動かせるように船の点検を命じたわ、私が使者として向かう船は夜にはバトラング王国を出港できるみたい。
本当に最近は忙しいけど、私にしか出来ない出来ないやり方で解決まで持っていくわ。
レナクル王国へと向かうメンバーをさっそく決めないとよね、出港までの短い時間も気が抜けないわ。
ただ、マップには久々に見る【宝箱マーク】が幾つかのポイントに別れて点滅していたの。
宝物があるのに回収しないなんて、勿体ないじゃない? ──と言うことでデンキチ達と一緒に迷宮の壁を破壊しながら宝物庫を目指したの。
その間も、デンジャラスワームやゴブリンにスライムと休む事なく現れる魔物倒して行ったわ。
全ての宝物庫には、宝を守護するように両手斧を握り締めた巨大なミノタウロスが二体居たの、そのミノタウロスは倒しても靄になることは無かったわ。
つまり、オリジナルのミノタウロスが本当に居たのね、予想外の事実にビックリしたわ。
そんなこんなで、ミノタウロス達はデンキチが全て相手をしてくれたわ。
久々にデンキチの満足そうな表情をみれたわね。
数時間の探索を終えて、地上に戻った私達をシュビナとバトラングの兵士達が出迎えてくれたわ。
「カミル、無事か。敵はどうなったんだ?」
地下から持ち帰った壺を見せることにしたの、壺に刻まれた模様を目にした途端、シュビナは慌てて駆け出したの。
「カミル、此を直ぐにミズチ婆に見せにいく、これは……」とシュビナが語ろうとした瞬間、私が先に声にだしたの。
「バルキュリアでしょ、わかってるわよ。ついでに言うと本体はレナクル王国にいるみたいよ」
バルキュリアの名を聞き、バトラング兵達にも、只ならぬ緊張感が走ったみたいね? 全員の顔つきが変わったのがハッキリとわかるわ。
シュビナは徐にうなづく、その表情は私が見たどの顔よりも禍々しいものだったわ。
「名前だけの存在に成り下がっててくれたなら、どれだけ良かったか……現実に姿を現した為らば、バトラング王国の……いや、カルムの名において八つ裂きにせねばならぬ相手だ」
暴君として大陸を支配し、大陸を一つにまとめた存在、私はシュビナの本当の凄さを肌に感じていたわ。
ただ、シュビナの険しい表情は別の問題も危惧したものだったの。
「レナクル王国……か、考えてみれば、カミルの存在が戦争を回避させていたのだな。五国が同盟となり、小競り合いも無くなっていたが、バルキュリアの潜伏する国であれば話は違ってくる」
冷たくそう口にするシュビナ。
「カミル、バトラング王国は今よりレナクル王国に使者をたてる。返答次第では五国の同盟は無になるやも知れない。その時はすまない」
その言葉は既に未来を決めている、と私に謝罪をしているように聞こえたわ。
「シュビナ、本気なのね……それなら私は止めない。でも、使者をたてると言ったわね? なら私がその使者をやらせてもらうわ」
「本気なのか? カミルの顔も立場も相手に知られているのだぞ!」
五国の代表とその側近は間違いなく、私の顔を知っていると思うわ。
逆に言うならば、私に何かあれば直ぐに他の国々はその事実を嗅ぎ付けるでしょうね。
その後の話し合いで、私がレナクル王国へと、向かう事をシュビナは全力で反対したわ。
それくらいで引き下がる気は毛頭ないわ。
最終的に私が自分一人でも乗り込むと口にした結果、シュビナは深いタメ息を吐き、船でレナクル王国まで向かう事を条件に納得してくれたの。
レナクル王国の現女王【サンデア】に直接話がしたいし、そうしないと悲しい結果にしかならないもの。
シュビナはバトラング大艦隊を動かせるように船の点検を命じたわ、私が使者として向かう船は夜にはバトラング王国を出港できるみたい。
本当に最近は忙しいけど、私にしか出来ない出来ないやり方で解決まで持っていくわ。
レナクル王国へと向かうメンバーをさっそく決めないとよね、出港までの短い時間も気が抜けないわ。
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