54 / 131
2章漂う陰謀と海の亡霊
月が沈めば全てが終わる!
しおりを挟む
ガルダ達は空に月がある事を再確認し直ぐに黒月の船にボートで向かっていた。
アバルの話だと襲われた海賊達は海軍と本気で殺りあったのだと言う、しかし敵の捕獲スキルとトラップスキルによって身動きが取れなくなりそのまま洞窟に連れてかれ、洞窟内で月夜の衣に使われる布を全員被されてしまったのだと言われた。
『なぜそんな面倒な事を?ハッキリ言って処刑した方が楽だろ』
ガルダの指摘は正しかった、だがアバルの話には続きがあった。
海軍は本当なら海の海賊を敵に回したくは無いらしいのだ、今回の1件も偶然出会った黒月と海軍が小競り合いになり、その結果本格的な戦闘に発展してしまったと言うのが本当のところであり、黒月の海賊船船長 グレモンド・オーガス が軍艦に乗り込んで来なければ海軍に勝ちは無かったのだ、だがグレモンドと黒月の海賊達は乗り込んでしまった、結果として捕獲されてしまったのだ。
そしてグレモンド達の死体が出ればそれは多きな争いの種になる、それを恐れた海軍はグレモンド達を洞窟内に閉じ込め月夜の衣の大布を被せる事で2度と見つからなくしたのだ。
『上手くヤらないと!次の月が出るまで助けられなくなる!皆急いでくれ!』
ガルダの言葉に皆に緊張がはしる、次の月が出るのは早くて9日後、しかも天候によってはガルダのスキルを使っても雲を退かせない可能性があるのだ。
そして何より一番の問題は彼等が魚人の人獣や魚人だと言う事だ、長い間乾燥した空間に居れば皮膚が乾きひび割れる、そして最悪の場合干からびて砕けてしまう恐れがあるからだ。
もし今回失敗したなら彼等の生存は絶望的になるのだ。
幸い今日は雲はあるが風が少なく、ガルダのスキルがあれば何とか雲を退かし続けられる!だからこそ、ガルダはマナカとミックそしてアバルと船員を乗せられるだけボートに乗せ島を目指したのだ。
島に上陸したガルダ達は先ず洞窟の場所を探したのだ!
アバルの話を聞き島で探索した幾つかの洞窟と照らし合わせた。
洞窟の規模や海賊達の人数を考えるとかなり大きい物になるはずだとガルダ達は予想したのだ!そしてそれに該当する洞窟は3つである、しかしアバルはその戦闘には参加していなかったのだ、つまり連れていかれた洞窟はわからない、3分の1の確率で選ぶには状況が余りに良くなかった。
『くそ、これだけじゃ分からねえ、あと少しで何とかなるんだ、場所さえ分かれば策はあるのに、ちくしょー!』
だがそんなガルダにマナカは一言口を開いたのだ。
『ガルダ!落ち着いて!簡単な事じゃない!ガルダの嗅覚を使えば団体でいる臭いがわかるでしょ!船が島になっただけよ!すぐに向かって臭いを確かめましょう』
マナカの言葉にガルダは冷静さを取り戻した、そしてガルダは〔絶対嗅覚〕を使い島全体の臭いを一気に集めたのだ!
『全部に足を運ぶ必要はない!どこかわかった、マナカすまないありがとう』
そして作戦を開始したのだ!
洞窟の入り口までの森をガルダとミックにアバルで一気に切り開いたのだ!
そして大きな洞窟までの道を作るために船員達とマナカのゴーレムが一気に切られた木々を退ける。
僅かな間に大きな洞窟までの道が完成したのだ!
そしてマナカのゴーレムとアバルのスキルを合わせたのだ。
マナカのゴーレムにアバルのスキル〔ブラッド〕を使い月の光が地面に透けないようにしたのだ、そして月の光を同じゴーレムを使い斜めに反射させたのだ、その間光が他に漏れないようにミックのスキル〔ブラックミスト〕をマナカのゴーレム応用番の水の壁で包み真っ暗な壁を作ったのだ。
それにより月の光は洞窟まで一直線に反射していく!そして洞窟の中を月の光が照らしたのだ!
ガルダ達は願った、そこに彼等が居てくれる事を!
そして光が洞窟内を照らした。
そうすると!真っ黒な布が光に照らされ現れたのだった。
『いたぞぉぉ!皆一気にあの布をひっぺがせ!』
その言葉に外にいた船員達も洞窟に入ろうとしてきたがアバルはそれを止めたのだ!
『今全員で行けば!光が届かなくなる!皆止まれ』
アバルの言葉に皆が足を止めたが一人足を止めないものがいた。
ミックであった。
『おい!傭兵私に協力しな!』
ミックはそう言うと〔アクアチェーン〕を使い月明かりの邪魔にならないように水のチェーンで布を引っ張ったのだ。
『あんたの!スキルでチェーンを強化してくれ!』
『心得た!』
アクアチェーンはアバルのスキルで強化された。
その強化されたチェーンを皆が必死に引っ張り一気に洞窟から外に引っ張り出したのだ。
そうすると布におうとつが出来始め声が聞こえた!
『頼む、これをはずしてくれ!仲間が怪我をしているんだ!頼む!』
そしてガルダ達は布をめくりあげると凄い人数が布の中に縛られて横倒しにされていた。
そして声をあげ続け仲間の為に叫んでいたのは黒月船長のグレモンド・オーガスであった。
『いやあ、誰か知らないが本当に助かった、我らは海賊黒月、命を助けられた恩絶対に忘れないぞ、ありがとう狼殿』
グレモンドは仲間の無事も分かりガルダに本当に感謝していたのだ。
『相変わらず?大げさな奴だな?グレモンド、少しは落ち着け』
ミックはそう言い姿を現したのだ。
『おおおおお!ミックでわないか!久々の再会嬉しくおもうぞ!』
ミックは額に手をあてため息をはいた
『お前程の男がなぜ?こんなへまをやらかしたんだ?』
『実はな、敵の戦艦に乗り込んだんだが!誤って船底に穴を空けてしまってな!ガハハハ、仕方なく上に上がって行ったのだが卑怯にも相手が罠を仕掛けていてな!実にけしからん奴等だ!』
その話を聞きミックと黒霧の船員そして黒月の船員全員が頭を抱えていたのだ!
黒月の海賊船長 グレモンド・オーガスは身長が3メートル近くあるカニの人獣であった。
性格は聞いての通りだが情に熱く仲間の為ならば自身の危険すら省みない、そしてその強力なパワーと巨大な腕そして強固な装甲を生かし全てをねじ伏せる。
こうして月が沈み少ししてから朝日が顔を出した。
『ふぅ、間に合ったな』
皆に少しだが笑顔が帰ってきたのだ。
ガルダはホッと一息ついたのであった。
アバルの話だと襲われた海賊達は海軍と本気で殺りあったのだと言う、しかし敵の捕獲スキルとトラップスキルによって身動きが取れなくなりそのまま洞窟に連れてかれ、洞窟内で月夜の衣に使われる布を全員被されてしまったのだと言われた。
『なぜそんな面倒な事を?ハッキリ言って処刑した方が楽だろ』
ガルダの指摘は正しかった、だがアバルの話には続きがあった。
海軍は本当なら海の海賊を敵に回したくは無いらしいのだ、今回の1件も偶然出会った黒月と海軍が小競り合いになり、その結果本格的な戦闘に発展してしまったと言うのが本当のところであり、黒月の海賊船船長 グレモンド・オーガス が軍艦に乗り込んで来なければ海軍に勝ちは無かったのだ、だがグレモンドと黒月の海賊達は乗り込んでしまった、結果として捕獲されてしまったのだ。
そしてグレモンド達の死体が出ればそれは多きな争いの種になる、それを恐れた海軍はグレモンド達を洞窟内に閉じ込め月夜の衣の大布を被せる事で2度と見つからなくしたのだ。
『上手くヤらないと!次の月が出るまで助けられなくなる!皆急いでくれ!』
ガルダの言葉に皆に緊張がはしる、次の月が出るのは早くて9日後、しかも天候によってはガルダのスキルを使っても雲を退かせない可能性があるのだ。
そして何より一番の問題は彼等が魚人の人獣や魚人だと言う事だ、長い間乾燥した空間に居れば皮膚が乾きひび割れる、そして最悪の場合干からびて砕けてしまう恐れがあるからだ。
もし今回失敗したなら彼等の生存は絶望的になるのだ。
幸い今日は雲はあるが風が少なく、ガルダのスキルがあれば何とか雲を退かし続けられる!だからこそ、ガルダはマナカとミックそしてアバルと船員を乗せられるだけボートに乗せ島を目指したのだ。
島に上陸したガルダ達は先ず洞窟の場所を探したのだ!
アバルの話を聞き島で探索した幾つかの洞窟と照らし合わせた。
洞窟の規模や海賊達の人数を考えるとかなり大きい物になるはずだとガルダ達は予想したのだ!そしてそれに該当する洞窟は3つである、しかしアバルはその戦闘には参加していなかったのだ、つまり連れていかれた洞窟はわからない、3分の1の確率で選ぶには状況が余りに良くなかった。
『くそ、これだけじゃ分からねえ、あと少しで何とかなるんだ、場所さえ分かれば策はあるのに、ちくしょー!』
だがそんなガルダにマナカは一言口を開いたのだ。
『ガルダ!落ち着いて!簡単な事じゃない!ガルダの嗅覚を使えば団体でいる臭いがわかるでしょ!船が島になっただけよ!すぐに向かって臭いを確かめましょう』
マナカの言葉にガルダは冷静さを取り戻した、そしてガルダは〔絶対嗅覚〕を使い島全体の臭いを一気に集めたのだ!
『全部に足を運ぶ必要はない!どこかわかった、マナカすまないありがとう』
そして作戦を開始したのだ!
洞窟の入り口までの森をガルダとミックにアバルで一気に切り開いたのだ!
そして大きな洞窟までの道を作るために船員達とマナカのゴーレムが一気に切られた木々を退ける。
僅かな間に大きな洞窟までの道が完成したのだ!
そしてマナカのゴーレムとアバルのスキルを合わせたのだ。
マナカのゴーレムにアバルのスキル〔ブラッド〕を使い月の光が地面に透けないようにしたのだ、そして月の光を同じゴーレムを使い斜めに反射させたのだ、その間光が他に漏れないようにミックのスキル〔ブラックミスト〕をマナカのゴーレム応用番の水の壁で包み真っ暗な壁を作ったのだ。
それにより月の光は洞窟まで一直線に反射していく!そして洞窟の中を月の光が照らしたのだ!
ガルダ達は願った、そこに彼等が居てくれる事を!
そして光が洞窟内を照らした。
そうすると!真っ黒な布が光に照らされ現れたのだった。
『いたぞぉぉ!皆一気にあの布をひっぺがせ!』
その言葉に外にいた船員達も洞窟に入ろうとしてきたがアバルはそれを止めたのだ!
『今全員で行けば!光が届かなくなる!皆止まれ』
アバルの言葉に皆が足を止めたが一人足を止めないものがいた。
ミックであった。
『おい!傭兵私に協力しな!』
ミックはそう言うと〔アクアチェーン〕を使い月明かりの邪魔にならないように水のチェーンで布を引っ張ったのだ。
『あんたの!スキルでチェーンを強化してくれ!』
『心得た!』
アクアチェーンはアバルのスキルで強化された。
その強化されたチェーンを皆が必死に引っ張り一気に洞窟から外に引っ張り出したのだ。
そうすると布におうとつが出来始め声が聞こえた!
『頼む、これをはずしてくれ!仲間が怪我をしているんだ!頼む!』
そしてガルダ達は布をめくりあげると凄い人数が布の中に縛られて横倒しにされていた。
そして声をあげ続け仲間の為に叫んでいたのは黒月船長のグレモンド・オーガスであった。
『いやあ、誰か知らないが本当に助かった、我らは海賊黒月、命を助けられた恩絶対に忘れないぞ、ありがとう狼殿』
グレモンドは仲間の無事も分かりガルダに本当に感謝していたのだ。
『相変わらず?大げさな奴だな?グレモンド、少しは落ち着け』
ミックはそう言い姿を現したのだ。
『おおおおお!ミックでわないか!久々の再会嬉しくおもうぞ!』
ミックは額に手をあてため息をはいた
『お前程の男がなぜ?こんなへまをやらかしたんだ?』
『実はな、敵の戦艦に乗り込んだんだが!誤って船底に穴を空けてしまってな!ガハハハ、仕方なく上に上がって行ったのだが卑怯にも相手が罠を仕掛けていてな!実にけしからん奴等だ!』
その話を聞きミックと黒霧の船員そして黒月の船員全員が頭を抱えていたのだ!
黒月の海賊船長 グレモンド・オーガスは身長が3メートル近くあるカニの人獣であった。
性格は聞いての通りだが情に熱く仲間の為ならば自身の危険すら省みない、そしてその強力なパワーと巨大な腕そして強固な装甲を生かし全てをねじ伏せる。
こうして月が沈み少ししてから朝日が顔を出した。
『ふぅ、間に合ったな』
皆に少しだが笑顔が帰ってきたのだ。
ガルダはホッと一息ついたのであった。
0
あなたにおすすめの小説
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
神による異世界転生〜転生した私の異世界ライフ〜
シュガーコクーン
ファンタジー
女神のうっかりで死んでしまったOLが一人。そのOLは、女神によって幼女に戻って異世界転生させてもらうことに。
その幼女の新たな名前はリティア。リティアの繰り広げる異世界ファンタジーが今始まる!
「こんな話をいれて欲しい!」そんな要望も是非下さい!出来る限り書きたいと思います。
素人のつたない作品ですが、よければリティアの異世界ライフをお楽しみ下さい╰(*´︶`*)╯
旧題「神による異世界転生〜転生幼女の異世界ライフ〜」
現在、小説家になろうでこの作品のリメイクを連載しています!そちらも是非覗いてみてください。
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
【大賞・完結】地味スキル《お片付け》は最強です!社畜OL、異世界でうっかり国を改革しちゃったら、騎士団長と皇帝陛下に溺愛されてるんですが!?
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞で大賞をいただきました】→【規約変更で書籍化&コミカライズ「確約」は取り消しになりました。】
佐藤美佳子(サトウ・ミカコ)、享年28歳。死因は、過労。連日の徹夜と休日出勤の果てに、ブラック企業のオフィスで静かに息を引き取った彼女が次に目覚めたのは、剣と魔法のファンタジー世界だった。
新たな生を受けたのは、田舎のしがない貧乏貴族の娘、ミカ・アシュフィールド、16歳。神様がくれた転生特典は、なんと《完璧なる整理整頓》という、とんでもなく地味なスキルだった。
「せめて回復魔法とかが良かった……」
戦闘にも生産にも役立たないスキルに落胆し、今度こそは静かに、穏やかに生きたいと願うミカ。しかし、そんな彼女のささやかな望みは、王家からの突然の徴収命令によって打ち砕かれる。
「特殊技能持ちは、王宮へ出仕せよ」
家族を守るため、どうせ役立たずと追い返されるだろうと高をくくって王都へ向かったミカに与えられた任務は、あまりにも無謀なものだった。
「この『開かずの倉庫』を、整理せよ」
そこは、数百年分の備品や資材が山と積まれ、あまりの混沌ぶりに探検隊が遭難したとまで噂される、王家最大の禁足地。
絶望的な光景を前に、ミカが覚悟を決めてスキルを発動した瞬間――世界は、彼女の「お片付け」が持つ真の力に震撼することになる。
これは、地味スキルでうっかり国のすべてを最適化してしまった元社畜令嬢が、カタブツな騎士団長や有能すぎる皇帝陛下にその価値を見出され、なぜか過保護に甘やかされてしまう、お仕事改革ファンタジー。
捨てられた王妃は情熱王子に攫われて
きぬがやあきら
恋愛
厳しい外交、敵対勢力の鎮圧――あなたと共に歩む未来の為に手を取り頑張って来て、やっと王位継承をしたと思ったら、祝賀の夜に他の女の元へ通うフィリップを目撃するエミリア。
貴方と共に国の繁栄を願って来たのに。即位が叶ったらポイなのですか?
猛烈な抗議と共に実家へ帰ると啖呵を切った直後、エミリアは隣国ヴァルデリアの王子に攫われてしまう。ヴァルデリア王子の、エドワードは影のある容姿に似合わず、強い情熱を秘めていた。私を愛しているって、本当ですか? でも、もうわたくしは誰の愛も信じたくないのです。
疑心暗鬼のエミリアに、エドワードは誠心誠意向に向き合い、愛を得ようと少しずつ寄り添う。一方でエミリアの失踪により国政が立ち行かなくなるヴォルティア王国。フィリップは自分の功績がエミリアの内助であると思い知り――
ざまあ系の物語です。
『イージス艦長、インパール最前線へ。――牟田口廉也に転生した俺は、地獄の餓死作戦を「鉄壁の兵站要塞」に変える』
月神世一
SF
【あらすじ】
「補給がなければ、戦場に立つ資格すらない」
坂上真一(さかがみ しんいち)、50歳。
かつてイージス艦長として鉄壁の防空網を指揮し、現在は海上自衛隊で次世代艦の兵站システムを設計する男。
背中には若き日の過ちである「仁王」の刺青を隠し持ち、北辰一刀流の達人でもある彼は、ある日、勤務中に仮眠をとる。
目が覚めると、そこは湿気と熱気に満ちた1944年のビルマだった。
鏡に映っていたのは、小太りで口髭の男――歴史の教科書で見た、あの「牟田口廉也」。
しかも時期は、日本陸軍史上最悪の汚点とされる「インパール作戦」決行の直前。
部下たちは「必勝の精神論」を叫び、無謀な突撃を今か今かと待っている。
(……ふざけるな。俺に、部下を餓死させろと言うのか?)
現代の知識と、冷徹な計算、そして海自仕込みのロジスティクス能力。
すべてを駆使して、坂上(中身)は歴史への介入を開始する。
精神論を振りかざすふりをして上層部を欺き、現地改修で兵器を強化し、密かに撤退路を整備する。
これは、「史上最も無能な指揮官」の皮を被った「現代の有能な指揮官」が、確定した敗北の運命をねじ伏せ、数万の命を救うために戦う、逆転の戦記ドラマ。
あなたが残した世界で
天海月
恋愛
「ロザリア様、あなたは俺が生涯をかけてお守りすると誓いましょう」王女であるロザリアに、そう約束した初恋の騎士アーロンは、ある事件の後、彼女との誓いを破り突然その姿を消してしまう。
八年後、生贄に選ばれてしまったロザリアは、最期に彼に一目会いたいとアーロンを探し、彼と再会を果たすが・・・。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる